丸腰でポケモンの世界に転移したが持ち前の幸運(?)+αで生き抜いていきます 作:黒霧春也
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(追加コメント失礼します)
・大きな修正点が出たので毎日投稿が難しくなってしまいました……。申し訳ないですが、週一投稿(金曜日)のみにしようと思ってます。楽しく読んでいただいている読者様、申し訳ございません……。
3日後。
フエンタウンに向かう道で野良トレーナー戦をしてコウテツを鍛えつつ進んでいると。
「なんか人が集まっておるのじゃ?」
「そうッスね」
「何か大会でもあるかしら?」
「さ、さあ?」
肩車状態で俺の肩の上にいる夜桜が何か見つ、荷物持ちのシズクを含めた3人が反応した。
……うん、この状況に慣れてきた俺もおかしく見えるがそれはさておき。
(えっと、ポケモンスカイリング?)
飾られているノボリには『ポケモンスカイリング』と書かれており、サファイアとカイラは興味があるのか俺の腕を掴んだ。
「師匠、これ出てみたいです!」
「わたしもサファイアと同じ気持ちだわ!」
「あ、はい」
「こやつらも勢いがあるのう……」
俺の肩に乗って呆れている夜桜。てか、そろそろキツくなってきたので降りて欲しいんだが……あ、嫌ですか(汗)
「とりあえずルールを知らないとッスよ」
「確かにそうですね!」
「じゃあいくわよ!」
ノリノリになっている彼女達に連れて行かれるように俺は会場の中に入っていく。
ーー
会場の中に入り周りを見ると、飛行タイプのポケモンを連れたトレーナーが集まっていた。
「なんか飛行タイプが多い」
「じゃな。てか鳥がピィピィうるさいのじゃ!」
「お前な……って、あそこにスタッフがいるな」
「! ルールを聞きにいくわよ」
「はい!」
「わ、わかったッス!」
ふと周りを見るとスタッフの腕輪をつけた男性がいたのでルールを聞きに行った結果。
〈ポケモンスカイリング〉
・空を飛べるポケモンのみ参加可能
・ポケモン達は空に浮かぶ直径10センチのリングを取り合う。
・地面にある置き場に置くと商品ゲット
・リングを取り合う時は技での妨害や攻撃はOK
・景品は進化の石セット
・参加者は前半・後半に分けられる。
……一言でまとめると夜桜(ルギア)を出せば速攻で終わる。なんなら周りのポケモンを全滅させて一人勝ちすらも余裕だろう。
なので俺は頭に乗っている夜桜は嬉しそうに笑っていた。
「主人! この勝負はポケモン状態の妾が出たら優勝できるのじゃ!」
「いや、そりゃそうだろ!」
「てかそもそも貴方様が動くと会場が吹っ飛びそうッスね……」
「当たり前じゃ!」
「うん、却下!!」
「な、なぜなのじゃ!!」
「「当たり前だ(ッス)!」」
会場が吹き飛べば良く出禁で最悪は賠償させられるぞ。
そうなるとゲームコーナーを潰すレベルで稼がないといけないので思わず苦笑いを浮かべる。
(流石にマズイな)
流石に夜桜を参加させるのは無理だと思いつつ……あ。
「あくまで空を飛べるポケモンならコウテツもいけるじゃん」
「た、確かにそうッスね」
飛行タイプではないがメタングはある意味空を飛んでいるので、俺も参加しようと立ち上がる。
その時、後ろの方から誰かに声をかけられた。
「おお、クウヤじゃねーか!」
「え? ってお前か」
「おうよ! 久しぶりだな」
どこかで聞き覚えがある声がしたので振り向くと、茶髪で中性的な少年・ツバキが笑顔を浮かべていた。
「なんじゃこやつは?」
「ん? なあクウヤの肩に乗っているやつって誰だ?」
「ああ、こいつは夜桜。俺の仲間だ」
「へえぇ! 隣の美人さんも仲間なのか?」
「まあそうなるな」
「こやつは妾の配下のシズクじゃ」
「よろしくッス!」
「お、おう、よろしくな!」
堂々と配下と言われてツバキは戸惑っているが、俺は久しぶりなので少し嬉しくなりつつ言葉を返す。
「そういえばお前はどんな感じだ?」
「どんな感じ? ジムバッジなら5つ集めたぜ」
「そ、そうか(汗)」
「その様子だとクウヤは進んでないのか?」
「まあ、4つだし悪くはないと思うぞ」
ツバキがバッジケースを取り出して蓋を開けた。中には俺と同じバッジが4つとトウカジムのバッジが納められている。
……うん、こいつの方が進んでいくんだな。
(まあ、競争しているわけじゃないしいいか)
負けた気がするので心に残るがさておき。俺は久しぶりに会ったツバキと話していると、会場受付の方からある声が聞こえる。
「ポケモンスカイリングの受付は終了しました!」
「「「……あ」」」
「うん? お前、まさか!」
「受付するの忘れた」
「おいおい(汗)」
隣で苦笑いを浮かべているツバキを見てやらかしたと頭を抱える。すると隣にいた夜桜が受付を睨みつけながら一言。
「今から主人を参加させよと言ってこようかのう?」
「あ、それは問題にやるからやめてくれ」
「なんかさっきから夜桜さんの発言が怖いんだけど」
「こいつの正体はやばいから怒らせない方がいいぞ」
「ッス!」
「ま、マジか!」
ガクガク震えそうになっている相手に向かっていう言葉ではないが、俺は夜桜の正体をぼかしつつ話す。
(ルギアって言ったらどうなるんだよ)
おそらく会場が大変なことになるか、ルギア自体を知らないかのどっちかになりそうだ。
まあ、それはさておき。参加する選手がフィールドに向かっていくので俺は仕方なく観客席に移動する。
〈余談〉
観客席に移動した俺の隣にはシズク、膝の上には紙バケツに入ったポップコーンを食べている夜桜。
なので見た目は高レベルな女性(擬人化したポケモン)に挟まれているので周りからの視線がすごく痛かったですマル。