丸腰でポケモンの世界に転移したが持ち前の幸運(?)+αで生き抜いていきます   作:黒霧春也

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 12月30日、19時44分。
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 今日は投稿日ではないですが、UAが10万を突破したので追加で投稿する事に決めました!(活動報告でもこのことは書いたのでもしよければどうぞ!)


75話・時の神、降臨

 俺達の前に現れたのは青色の体に銀色の装甲を纏った神と呼ばれしポケモンの一柱のディアルガ。

 コイツが現れた瞬間に周りの空気が大きく変わり、仲間達は怯えるようにディアルガを見ていた。

 

『しかし旦那様よ。お主は本当に生物に好かれるな』

 

「え? 旦那様とは?」

 

『そんなのお主に決まっておるだろ! って、我は小さい頃から見ておるのだよ!』

 

「それってクウヤが前にいた世界でもかしら?」

 

『当たり前だ!』

 

「いやいやいや!?」

 

 小さい頃の判断がつかないが最低でも10年以上はディアルガにストーカーされている。

 てか普通に考えて前世ではポケモンは存在しないはずだが……。

 

「ちなみに主人との出会いはどんな感じじゃ?」

 

『おお! よくぞ聞いてくれた!』

 

「は、はい……」

 

『あの時は、晴天の空の時で旦那様が家族と共に行った買い物で我を選んでくれた時だ!』

 

 我を選んだ?

 それって小さい頃にダイヤモンドのゲームソフトを親に買ってもらった時か!

 

「まさか、あの時か!」

『そうだ! まあ、最初は偶然だったが旦那様を見ているうちに一つの感情が芽生えた』

 

「クチチィ(なんか嫌な予感が)……」

 

(レールの言葉に同感)

 

 最初は神々しい感じがしたディアルガだが、今はシズク以上の残念感を感じる。

 てかめっちゃ嬉しそうにしているから、今にでも『ときのほうこう』を放ちそうだなコイツ!?

 

『最初はあくまで興味だったが、旦那様が周りにドンドン好かれる事を見て驚いた』

 

「確かに昔はよく他の友人とと遊んでいた記憶があるな」

 

『ああ、その時だ! 我の心に強い嫉妬心が生まれたのは!』

 

「ええ……。なんかめちゃくちゃね」

 

「メタァ(主もなんというか)」

 

「それは言うな」

 

 色々突っ込みどころしかないがさておき。相手が頬を赤めながらさらに言葉を続ける。

 

『それで我は旦那様を独占できなかったのが悔しかったのだ!』

 

「あ、はい(汗)」

 

『まあそこからストーカーしつつ旦那様に懐く奴らは家族以外は排除する感じにした!』

 

「は? 何やっているんだお前!?!?」

 

『大丈夫、殺してはないから!』

 

「いや、そういう問題じゃねーよ!!」

 

 学生時代。

 仲良くなったやつがいきなり転校したり学年が上がると違うクラスになったのは、コイツのせいだったのか?

 そう思うとイライラが積もっていくが、相手は当然のように頷く。

 

『だってお主は我の旦那様だ! 我以外を見て欲しくないのだ!』

 

「そうかよ……。ならこの際だからハッキリ言ってやる!」

 

『ほほう! 婚姻の言葉か?』

 

 舞い上がるように空に浮くディアルガ。俺は相手を睨みつけるように強く強く言葉を吐く。

 

「違うわ! てか、お前のせいで俺の人生はめちゃくちゃだわ!」

 

『! だ、だか悪い事があっても回避しておっただろ!』

 

「ああ、そのは否定しない! だが俺の人間関係を潰したのは間違いなくお前だろ!」

 

『!!』

 

 俺の能力がそこまでだったのは俺自身が努力しなかったのか悪い。

 なので能力で他責するのはお門違いなのはわかるが、人間関係をぶっ潰したのがディアルガだと思わなかった。

 

「確かにクウヤの人間関係を破壊したのは貴方ね」

 

『だが! 我は旦那様、クウヤに愛して欲しかったのだ!』

 

「そんなのは愛ではなく独占じゃ!」

 

『そ、そんな……』

 

「……」

 

 ガックリと項垂れているディアルガだが、いきなり顔を上げてコチラに向く。

 

『お主らだ! お主らがいるから旦那様は!』

 

「あ、でもディアルガ。お前のお陰で酷い目に遭わなかったのは助かったのは事実だな」

 

『だ、旦那様!!』

 

「ちょっ、オフッ!?」

 

「く、クウヤ!!」

 

 なんかいきなり口の中に生暖かい感じが……。俺は金縛りにあったように動けないでいると。

 

「あ、貴女! 離れなさい!」

 

「むうぅ!」

 

「こ、コヤツ妾の本気でも離せないのじゃ!」

 

「夜桜様、あまりやるとダンナが!」

 

「それはわかっておるが!」

 

 仲間達が何か焦っているような声を上げる。だが俺は意識が固まり口の中に何かが蹂躙している感覚が……。

 

「プハァ、ごちそうさまだ」

 

「あ、あぁ……」

 

「ん? 旦那様?」

 

 

 ようやく口の中の違和感がなくなり放心しながら前を見ると、銀色ロングカットに青い瞳。そして軍服みたいなかっこいい服をきた女性がニッコリと笑いコチラを見ていた。

 

「お、お前は、まさか」

 

「フフフッ、旦那様がシアンと名付けてくれたディアルガだ」

 

「ま、マジか」

 

 シアンは俺がダイヤモンド(ソフト)の時にディアルガにつけた名前。俺は思わず固まっていると彼女はポケットから銀色の指輪を取り出し、俺の左手の中指につけた。

 

「あ、そうだ。これを我からのプレゼントだ」

 

「指輪? っておい……」

 

「その指輪は我とリンクしているから、もし何処かに飛ばされても呼び戻せる」

 

「もうなんでもありかよ」

 

 てかいつの間にかディアルガはバリアを貼っており、外にはルナ達が破壊するように攻撃を仕掛けている。

 

「なあディアルガ……いやシアン」

 

「なんだ旦那様?」

 

「このバリアを解いてくれるか?」

 

「んー、別にいいが一つだけ条件がある」

 

「じょ、条件だと?」

 

 現在俺は彼女に馬乗り状態で押し倒されている。なので立ち位置では完全にディアルガの方が有利なのはわかるが……なんの条件を出すんだ?

 俺はドキドキしながら相手の意見に耳を傾けると、彼女は俺の耳元に顔を近づけて一言。

 

「我も正式に旦那様と一緒にいたいのだ」

 

「つ、つまり俺と旅をするのか?」

 

「旅? いや一生付き合うだけだ」

 

「お、おおう(汗)」

 

 思っていたよりもクソ重い発言をしてくるシアンに俺はなんとも言えなくなるが。

 ……コイツ、理由はともあれ俺と一緒にいたんだよな。

 

(さてどうするか?)

  

 頭が冷えてきたので少し考えると、マイナスはあるがプラスの方が大きい気がする。 

 なので俺はコクリと頷くと相手は嬉しそうに笑う。

 

「だ、旦那様!」

 

「ちょ!!?」

 

 シアンは嬉しそうに俺の唇を奪いそのまま舌で口の中を蹂躙していく。……や、やばい、このままだと俺の貞操が。

 

〈余談〉

 

 今回もなんとか貞操は守ったが、何回もディープキスをされたり耳を甘噛みされまくった。

 そのおかげでフラフラになったが、満足したのかシアンがバリアを解除たのでルナ達と合流できた。(シアンは付き合う気はあるみたいだがボールの中に入りたくないみたいで、フリーとして付き合ってくれる事になった)

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