鬱ゲー世界に転生したけど、鬱要素を吹っ飛ばしてハーレムを横で眺めたい   作:ねむ眠み

8 / 9
お久しぶりです

コロナになったお陰で軽く生死を彷徨いましたが何とか生きてます。

ゆっくりとですが更新していきますよー


鬱ゲーの洗礼、初任務

 

『WORLD・END』にて、最初に出会うヒロイン、カガリ。

 

そんな彼女と一緒に挑む、本編の最初の任務、初任務。

 

メンバーは、彼女と主人公、そして生存していた場合はリンとルビー

 

そして確定要素(・・・・)として、ゴドルとナルタというモブの男二人がパーティに加わる。

 

初任務だというのにこんなに大人数でいいのか?と思うかもしれないが、これがある種の罠になっている…それは

 

「うっし、グラトニー撃破っと」

 

「順調に行けてるわね」

 

「だなぁ、嬢ちゃん達も強えしよ。救世主様が念の為にって俺達ベテランを付けたが…こりゃ要らなかったかもしれねぇな!」

 

がっはっはっ!と笑うゴドルの言う通りで、罠になるのはこの助っ人のベテラン二人だ。

 

「お、道が別れるな…どうする?」

 

瓦礫によって出来た、分かれ道が目の前に現れる。

 

ここが、運命の分岐点だ。

 

「俺達は左側に行かせてもらうぜ、ただお前ら新人は固まって行けよ。こういう分かれ道はグラトニーが待ち伏せしていたりするからな」

 

「なら私はゴドルさんとナルタさんに着いて行きましょう。貴方達は五人パーティで進んで…」

 

ゲームと同様に、リンとルビーが生存しているとカガリがそう提案してくる。

 

が、ここで承諾してはいけない。

 

「あー、奇襲があるかもしれない以上、僕はベテランさん達について行きたいですね」

 

その言葉に、リンとルビーが僕の肩を持ち、ミタマとクロガミがじぃっと僕を見つめる。

 

「何よ!私が信用できないの!?そりゃぁ、あの時は無様にやられたけど…鍛え直したんだから大丈夫よっ!」

 

「ナナシは俺達と組んでるだろ、第一向こうはカガリさんにゴドルさんとナルタさんが居るんだ、別れる必要はない」

 

ミタマとクロガミは捨てられた子犬みたいな潤んだ目になっている。

リンとルビーが言うのは正しい。しかし、ここで誰か一人着いて行かなければ

 

カガリは死亡する

 

ハーレムを見る為にも、こんな所で死なせる訳には行かない…!

 

僕は二人の手を払い、ゲームでもカガリ達が進む方である。左側へと突き進む。

 

「あ、おい待てよ!なんか今日のお前おかしいぞ!」

 

「ちょっと!勝手に進まないで!」

 

追いかけようとするリンとルビーをカガリが静止する。

 

「貴方達はここで待っていてください、私達が彼を追いかけます」

 

「ったく、単独行動は危険だって口酸っぱく教わっただろうにどうしたってんだ」

 

「若ぇから仕方ねぇんだとは思うけどなぁ」

 

三人はそれぞれの獲物を担いで、ナナシを追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

左側のルートは不気味な程に安全だ。

何故なら道中、グラトニーと遭遇しない。

 

そして、左側のルートは行き止まりで確定している。

 

問題は戻る時なのだ。

 

「…よし、突き当たりだ」

 

瓦礫が堆く積もった行き止まりを見て、僕は一安心する。

 

あとは振り返るだけだ。簡単である。

 

僕は戻る為に、振り返る。

 

すると、辺りを甘ったるい匂いがする霧がいきなり包んだ。

 

「《レジスト・テンプテーション》」

 

僕は使い手が限りなく少ない『魅了』の耐性を自分に付与する。

そして、気休め程度だが口元を布で覆う。

 

「なっ、なんだこいつは!?グラトニーの罠か!?」

 

「いやぁ、グラトニーが霧を発生させるなんて初めてだね」

 

「お二人とも、彼が罠にかかったかもしれません!慎重に行きますよ!」

 

カガリ達も追いついた様だ。

 

「ふふふ、袋の鼠とはこの事…私の力に溺れなさい…!」

 

その声が響くと共に、強風が発生し、霧を払う。

 

「きゃっ!」

 

カガリは反射的にで鉄槌剣を自らの前置いて、身を守る。

 

「ちっ、なんだこの強風は!」

 

「言葉を発している以上グラトニーの変異種だろうねぇ、霧が晴れたらかかろうか」

 

ゴドルとナルタは武器を構える。

 

霧が晴れ、そこには一人の女が浮いていた。

 

悪魔のような翼を生やし

その魅惑の肢体を布面積が少なく、衣服とギリ呼べそうな服で包み

フリルのついた短いスカートを押し上げながらゆらゆらと尻尾が揺れ、チラチラと太ももの付け根が見える。

 

彼女こそ、この『WORLD・END』のラスボス

 

『堕落《ターピテュード》』リリスだ。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。