それとイグニール思わぬとこから飛び出してきたな
今日は思うようないい仕事がなかったので久々の休日である。
「とりあえず、ユキノの所でも行くか。」
俺はそういいながら相棒のシグレと一緒に自宅である辺境の少し大きいぐらいの家から出てきた。
「いい朝だね、ルノアール」
「あぁ、そうだな、シグレ」
俺たちは少し冷えるくらいの朝の空気を肺に取り込み代わりに体の中の空気を吐き出す。
俺は、自分の真横に魔方陣を展開しそこから銀色のバイクをだしそれにまたがった。
「よし、シグレ、ユキノのとこにいくぞ」
「うん、わかった」
おれたちはそのまま自宅からユキノの家まで魔導二輪で駆け抜けていった。
俺たちがユキノの家の前に着くとそこにはユキノが家の花壇に水を上げていた。
「おはよう、ユキノ」
「おはようユキノちゃん」
俺たち二人がユキノにあいさつをするとユキノは笑顔で答えてくれた。
「おはようございます、ルノアールさん、シグレさん」
するとユキノの家から人柄のよさそうなお婆さんが出てきた。
「ユキノ、お客さんかい?」
「そうだよおばあちゃん、この人たちが前に話した人たちだよ」
「そうかいならお茶を持ってくるよ」
そう言うとお婆さんは家の中にも出って言った。
「よしそれじゃ、ユキノ今日は何の話が聞きたい」
「それじゃぁ、ルノアールさんがなぜ魔法を覚えたのかの話をしてください」
「俺が魔法を覚えた理由か」
「ルノアール、それは」
シグレがその話はしては行けないと言わんばかりに制止してくる。
「別にいいんだシグレ」
俺がそう言うとシグレは黙った。
さらにユキノの家の扉が開いてお婆さんがお茶とお菓子を運んできた。
それにお礼を言って受け取るとお婆さんは家の中にも出って言った。
そして俺は近くの机にお茶とお菓子を置いて椅子に腰かけた。
「それじゃぁ、話を始めるぞ」
そう言うと向かいにユキノが座り俺の隣にシグレが座った。
「俺は昔、そうだな歳はユキノより少し下ぐらいのころだ。
その時、俺は両親や妹を殺された。
そのあとゼレフがなんやらと言われて連れ去られたんだそこで俺は『楽園の塔』とかいうわけのわからないものを作らされていた。
そこでは逃げ出したもの及び使い物にならなくなった
奴はもれなく拷問付きで実験材料にされた。
俺はそこで必死に逃げ出す策を立てていた。
無論のこと別に実験材料になりたくて逃げだすのを計画していたわけじゃない
俺はさっさと逃げ出して自由になるために逃げだそうとした。
だが途中でしくじってしまった。
いざというところで船を奪い損ねてしまった。
それで俺は体内にゼレフ書の悪魔を入れられた。
今でもその悪魔は俺の体内に眠っているいつどんな拍子で起きるかもわからないからたまったもんじゃない。
そして俺がまたほかの悪魔が体内にもう一匹ゼレフ書の悪魔が入れられようとしたとき後の俺の育ての親、氷竜レイニールが現れた。
何の気まぐれかレイニールは俺を連れて楽園の塔から雪の降り積もる森の奥深くまで俺を逃がしてくれた。
そしてレイニールは俺をおろした後、おびえている俺に負かって一言こう言った。
「お前は今日から俺の息子だ!」
はっきり言って放心状態だった俺はその言葉を聞いた瞬間、疑問と一緒に嬉しさの涙があふれていった。それからというもの俺はレイニールから魔法を教えてもらい有意義な時間を過ごしただが突然Ⅹ777年にレイニールは突如どこかにいなくなっちまった。それから俺は町に出てレイニールの情報を探しまくった。
それ結果たどり着いたのがフェアリーテイルだった。さらに運命のいたずらというやつかそこには同じく楽園の塔の被害者の少女エルザ・スカーレットというやつがいた。そいつから話を聞くと楽園の塔には仲間を置き去りにしてしまっていたそうだ。そして初めての依頼とわ行ってもギルダーツっていうめちゃくちゃ強い魔導士の仕事を見学してただけだがその報酬でもらったのが俺の相棒シグレが入っていた卵をもらったんだ。それから丹精込めて俺はその卵を育てた。そしてそれから1年後にその卵からシグレが生まれた。その時の俺はそれが嬉しくてたまらなかった。それでつい適当にその時雨が降ってたからシグレって名づけてそれからその呼び名が定着してしまい今に至るというわけだ。で俺の話どうだった」
俺が質問するとユキノは目じりに涙を浮かべながらも笑顔で答えてくれた。
「怖いところもありましたがいい話でした」
俺はその笑顔を見ておもったこの笑顔は守ってやるべきだと。
そんなことを心に刻むともう日は暮れていた。
「すまないな、こんな遅くまで話、してしまって。」
「いえ大丈夫です。」
少女がそう言うと俺たちは魔導二輪に乗った。
「また今度、話しに来てやるよ」
「それじゃぁね、ユキノちゃん」
俺たちはさようならを言うとそのまま家に帰った。