妖精の魔王   作:ルノア

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ずいぶん待たせてすみません。


魔風壁

エルザは天輪の鎧に換装し、敵をなぎ払っていく。

循環の剣(サークルソード)!」

俺は鎌から棍へと武器を変えた。

「龍舞・アイシクルダンス!」

棍の両端に魔力を溜め敵を薙ぎ払っていく。

「あいつが氷竜魔王なら、もしかしてあの鎧の女はそれに名前がエルザ」

「私も戦っちゃお、開け巨蟹宮の扉!キャンサー!」

「あれは黄道十二門!」

俺も名前だけで姿は見たことないんだよな、ちょっくらおがましてもらいますか。

「♪ キャンサー!」

巨蟹宮の扉から出てきたのはサングラスにドレットヘアのハサミを持った男が出てきた。

「あれがキャンサー」

「駄目だよ、ルノアール。そんな期待外れみたいな顔しちゃ」

「今回も戦闘かエビ?」

「びしっと決めちゃって!」

シグレが注意してくれたから口には出さないが予想を大きく下回る姿だった。

「ふざけた髪型しやがって!」

「叩き込め!」

遅いかかる敵たちはキャンサーのハサミにより武器を切られ、髪を切られていく。

「これじゃ、カッパ!」

「ナイスカットエビ」

あいつ蟹だよな、なぜに語尾がエビなんだ?

「やるじゃないか」

「それほどでも」

このままじゃ、突っ込みどころで頭を抱えなくてはならなそうだ。

「このヤロー!俺様が相手だ!」

敵がエルザに殴り掛かりに行く。

「まちがいねぇ!こいつは妖精の尻尾最強の女、妖精女王エルザだ!」

襲い掛かってきた敵は一撃で沈められる。

エルザは天輪の鎧からいつもの鎧へと換装する。

「一人逃げたな」

「エリゴールの所にむかうかもしれん、ルーシィ追ってくれ」

「あたしが?」

「頼む!」

エルザはルーシィに威圧的にお願いする。

「はい!行ってまいりまーす!」

エルザはそのあとすぐに膝をついた。

「エルザ、無茶だけはするなよ」

俺はそれだけ言い残してルーシィを追っていった。

ルーシィを追って走っていると途中から建物が揺れる音が聞こえた。

「ナツのやつか」

「ルノアール、さっきの物音でナツの居場所が分かったよ」

「そうか、どうせみんなナツの所に行くだろ。行くぞシグレ」

全速力でアーカイブが示した場所にいく。

たどり着くとカゲヤマが倒れていた。

「グレイ、何があった!」

「壁にいる奴にこいつがやられた、こいつが必要なんだ!」

いまいち話が分からないが影は仲間にやられたみたいだ。

「影はお前たちギルドの仲間じゃないのかよ!」

壁の魔導士は壁の中に逃げ込むがナツは壁ごと破壊し、そいつを殴りつける。

「しっかりしろ!」

エルザは影を必死におこそうとしているが、

「けが人の胸ぐら掴んでゆさぶっちゃ、けががひどくなる一方じゃね?」

「そうかもしれないね」

その後、影を抱え駅の外へと向かう。

「まさか、こんなものがあるとはな」

駅から出れないのである、巨大な竜巻のせいで。

「氷竜の咆哮!」

ブレスをぶつけてみるがびくともしない。

「ウオォォォ!」

ナツは炎をまとった拳で竜巻を殴り続けている。

そしてそのたびに跳ね返されボロボロになっている。

ついにはルーシィに止められた。

「バラバラになっちゃうわよ!」

「・・・・・」

ナツはルーシィを見て何か言いたげな顔している。

「何よ」

「あっー!」

「そうだ精霊!」

「エバルーの屋敷で精霊界をとおって場所移動できただろ」

「いや普通、人間が入ると死んじゃうんだけどね。息が出来なくて。

それにゲートは精霊魔導士のいる場所でしか開けないのよ」

ナツは理解できていないようだ。

「ナツ、入り口があっても出口がなきゃ出れないのと同じだ」

「つまりね、ルーシィさんが入り口で外に出口となる人が必要なんだよ」

シグレが説明するとナツは理解できたようだった。

「そもそも、精霊界に人間が入ること自体が重大な契約違反!

あの時はエバルーの鍵だったからよかったけどね」

「エバルーの・・・鍵?・・・・あっー!」

ハッピーが突然叫びだした。

「ルーシィ!思い出したよ!」

「な・・何が?」

「来るとき、言ってたことだよ」

ハッピーは背中の風呂敷からなんと金の鍵を出した。

「これ」

「それは・・バルゴの鍵!」

「駄目じゃない、勝手に持ってきちゃ!」

「違うよ、バルゴ本人がルーシィへって」

「たしか、エバルーってお前らが逮捕に協力した奴だったけ」

前にミラに聞いたことがある。

「うんそうだよ。それで契約が解除されてルーシィーと契約したいって」

「うれしい申し出だけど今はそれどころじゃないでしょ!脱出法を考えないと!」

「それなら時間はかかるが俺とナツで地面掘って行けば、行けると思うぜ」

「地面を掘る?・・・・」

ルーシィは俺の発言を聞いて悩み始めた。

「バルゴならもっと早くできるよ」

「本当か!?」

「そっか、ハッピーやるじゃん!その鍵、貸して」

「どうやら万事解決かもな」

「汝、精霊界との道をつなぐもの。

汝、その呼びかけに応えゲートをくぐれ。

開け、処女宮の扉!バルゴ!!!!!!!!!」

「お呼びでしょうか?ご主人様」

今度はメイドなのかしかも手首に鎖が垂れ下がる拘束具付きで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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