陰陽廻戦   作:おがとん

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ドーモ皆さん、こんにちは
ストック何それおいしいの?でお馴染みのおがとんです(お馴染みではない)
次話が出来たので投稿します

それでは、どうぞ


第2話 壊玉・弐

 

「でもさー、呪詛師集団の『Q』は分かるけど、なんで盤星教は少女(ガキンチョ)殺したいわけ?」

 

 自販機で缶コーラを悟が買おうとして、ボタンを2つ同時に押した。

 缶のプルタブを開けてコーラを飲みながらヤンキー歩き?している悟に傑が答える。

 

「崇拝しているのは純粋な天元様だ。星漿体……つまりは不純物が混ざるのが許せないのさ。

 だが、盤星教は非術師の集団だ。特段気にする必要は無いだろう。現状警戒すべきは、やはり『Q』!!」

「まぁ大丈夫でしょ。俺達最強だし。だから天元様も俺達を指名して来たわけだし……何?」

「いや…悟。前から言おうと思っていたんだが」

 

 少し呆れたような表情をしながら、傑は諭すように悟に告げた。

 

「一人称『俺』はやめた方が良い」

「あ”?」

 

 飲み終えたコーラの缶がある一点を中心に収束するように潰される。

 いやイラつくのは分かるが、反射で『無下限呪術』使う程か。

 

「特に目上の人の前ではね。天元様に会うかもしれないわけだし。『私』最低でも『僕』にしなよ。歳下にも怖がられない」

「はっ、嫌なこった」

「あのな悟・・・まぁいい。また今度話そう」

 

 傑と悟がそんな風に駄弁っていたら、星漿体が匿われているとされるホテルの一室から爆発が発生した。

 

「は?」

「お?」

 

 爆発が生じた部屋からはそれなりの煙が立ち昇っている。

 

「これでガキンチョが死んだら俺らのせい?・・・あ」

 

 爆発した辺りに視線を向けていた悟は、そこから少女が急速に落下しているのを発見する。

 

「私が行こう」

 

 ホテルに異変があった時点で飛行型の呪霊を準備していた傑が、星漿体と思しき少女の救出に急ぐ。

 さすが傑、準備が良くて咄嗟の対応も満点。これでモテない方がおかしいか。

 

「いやぁセーフセーフ」

 

 傑が無事に救出に成功したのを確認した悟は、自身に向かって複数のナイフが飛んできている事に気付く。

 あわや悟にナイフが突き刺さるかと思われたが、突如としてナイフは何も無い空中で動きを止めた。

 

「素晴らしい」

 

 軍服に似た服装をした長髪の男が悟を見て拍手する。

 

「君、五条悟だろ?有名人だ。強いんだってね」

 

 彼の正体は"呪詛師集団『Q』"における最高戦力、名をバイエル。

 現時点で彼の術式を想定するなら、ナイフの様な刃物を高速で射出する、かな?

 確かに並の術師であれば、死角から高速で迫ってくるナイフに対処するのは苦労するだろう。

 

 

 

        だが、相手が悪かった。

 いや、この場合はむしろ良かったのかな?

 何せ現時点で判明している最高峰の術師に相手をしてもらえるのだ。

 ほら、幸運という他ないだろう?

 

「いいけど、ルールを決めよう」

「ルール?」

 

 悟は確信している。

 己という存在は、目の前の呪詛師如きに負ける程弱くはない、と。

 もっと言えば、手加減してやらなければ相手は木端微塵になってしまってもおかしくないのだ。

 ()()()()、ね。

 

「やり過ぎて怒られたくないからね     泣いて謝れば殺さないでやるよ。これがルールね」

クソガキが

 

 

 

 そんな展開を、少し離れたビルの屋上から1()()()()()が眺めていた。

 

 

 

 

◆◇◆

 

 

 

 

 ホテル爆破から悟たちと『Q』との戦闘に至るまで、その全てを観察するように眺めている一組の男達がいる。

 

「始まったな」

 

 その内の1人『(コン)時雨(シウ)』と呼ばれる男は、呪詛師の仲介人という立ち位置にいる。

 依頼人(クライアント)請負人(呪詛師)を結びつける、いわば橋渡しのような役割を担っているのがこの男だ。

 

「盤星教には呪術師と戦う力がねぇ。でも金払いはいいぞ。それは保証する」

 

 孔は隣に立っているもう一人の男に話しかける。

 

「どうだ禪院。星漿体暗殺、一枚嚙まないか?」

「もう禪院じゃねぇ。婿に入ったんでな」

 

 その呼びかけに答えた男は、暗殺に関わるにはとても思えない服装だった。

 見るからに安物そうなトレーナーとズボンの上下にサンダル。あまりにも殺しに関わる姿には見えない。

 だが、それはあくまで服装だけの話だ。

 

     今は伏黒だ。いいぜ、その話受けてやる」

 

 その肉体は"完成"されている。

 

 

        ここで唐突だが、"縛り"について解説しよう。

 

 

 呪術における誓約。術者の力を抑え同時に術者の性能を底上げするブースター。

 何らかのリスクや制限を自身に掛ける事で、引き換えに術式の性能の底上げや呪力の増加など、何らかのメリットを得る。破った場合は得たメリットを失ったり、最悪の場合何らかのペナルティが降りかかる。

 他者との間で縛りを結ぶ場合もあり、こちらは主に裏切り等が無いように相手の行動を縛る為に用いられる事もあるが、これは性質上脅して無理矢理他者との縛りを結ばせると言う事は非常に難しい。

 

 一見メリットが多そうに見える"縛り"だが、例外もまた存在する。

 

 "天与呪縛"と呼ばれる"縛り"がある。

 

 呪術師としてこの世に生まれた者の中で、生まれながら強大な力を得る代わりに何かを強制的に犠牲にする"縛り"を持って生まれてくる者達や、そういった者達に課せられた"縛り"の総称だ。

 術師が自分で自分に課す通常の"縛り"とは異なり、あくまで持って生まれたものなので当然ながら本人に選択権などなく、後天的に解除する事などもできない。

 

 天与呪縛は、一般的には強大な呪力を得る代わりに何かを持たずに生まれるというパターンが多いのだが、中には逆に呪力を持たない代わりに超常的な身体能力を持って生まれてくる「フィジカルギフテッド」と呼ばれる天与呪縛も存在する。

 このように得るものと失うものは天与呪縛によって様々である。

 

 そんな数ある天与呪縛の中でも、伏黒と呼ばれた男は歴史上類を見ない天与呪縛の持ち主だ。

 その内容は「呪力を全く持たない事と引き換えに常人離れした身体能力と五感を有し、呪いへの耐性も獲得している」というもの。

 

 控えめに言って頭おかしい。

 

 これは先程説明した「フィジカルギフテッド」と呼ばれる天与呪縛に相当するのだが、それでも呪力を僅かながらに保有していることが前提だ。

 けれどこの伏黒という男は完全に呪力から脱却したことで超人的なまでの身体能力と五感を獲得した上に、その超常的な肉体が有するこれまた常人離れした感覚により"見えない筈の呪霊を認識できる"。

 

 もう一度言おう。頭オカシイ。

 

 

 

        彼は神から見放されたが故に、逆に神すら殺せる肉体を手に入れたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

       あー盛り上がってる所悪いけど」

「「!!」」

 

 孔と伏黒は驚愕よりも先に、疑問が頭を過ぎる。

 なぜ?どうやって?

 元々この場所を会談に指定したのは孔のほうだが、それは周到な事前準備あってのものだ。

 ここに辿り着こうと思うなら、それこそ孔の思考を読み切るか、それこそ()()()()()()()()()()()()()()()不可能に等しい。

 

 いやそれよりも、()()()()()()この男はどこまで知り得ている?

 

「全て、だよ」

「!?」

「・・・へぇ」

 

 今度の驚愕は孔だけのようで、伏黒は既に臨戦態勢に入っている。

 いつ、どこで、どんな手段でここに辿り着くことが出来たのか。

 その手段が気にならないと言ったら嘘になるが、今はそれよりも重要な事態が目の前に現れた。

 

       こいつ、意外と隙がねぇな

 

 伏黒甚爾が突如として出現した男に最初に感じたのは"得体が知れない"ということ。

 

 これまでの人生において、甚爾が殺してきた呪術師の数は両手の指ではまるで足りない。

 そうでなければ"術師殺し"なんて異名が裏世界で広まるはずがない。

 そんな"対術師"戦を熟知している甚爾にとっても、目の前の男は()()()()()

 

 (こいつ、武器(エモノ)持っている訳でもなく、体術の構えを取っているわけでもねぇ)

 

        なのになんだ、この()()()は?

 

 それは甚爾が天与呪縛で失った術式や呪力の対価として手に入れた、言うなれば"第六感"。

 優れた感覚器官が警告しているのだ。

 視覚が、聴覚が、嗅覚が、味覚が、触覚が訴えているのだ。

 ()()()()()()()、と。

 だが本人の感覚が異常を感知していても、なぜそう判断することになったのか(異常という判断に至った経緯)は本人自身も理解できていないのだ。

 故に、それは"勘"という形で本人に伝達される。

 なら選択肢は1つしかない。なんの利益もなく実力が読み取れない奴と戦うなんてことはしない。

 要するに、だ。

 

(     タダ働きはごめんだね)

 

「前金三千万」

 

 ピタっと、孔には無言でこの場から退散しようとした甚爾は動きを止める。

 

「成功報酬は別途お支払いします。そうですねぇ・・・二千万程でよろしいでしょうか?」

「詳しく聞かせろ」

「!おい!?耳を貸す気か!?」

「うるせぇなぁ。金払いが良い方にノる。そんだけの話だ」

 

 警戒しなければならない第三者の話を聞こうとする甚爾に孔は忠告しようとするが、それを完全に無視して話を進めようとする。

 孔の話に食い付いたのも、突き詰めれば金が欲しいからだ。

 なら詳細はこれから聞くとしても、現時点で三千万が確定で手に入り、成功すれば更に二千万。

 

 総額五千万。

 

 どう考えても、こちらの方が実入りが良い。

 

「依頼内容は"暗殺"です」

「!へぇ、てめぇでも殺せないほどか?」

 

 甚爾の目から見ても、眼前の男は相当の実力者だ。

 そもそも甚爾をして実力の底が測れないという時点で察して余りある。

 

「そういう訳でもないのですが、()()()()()()()お願いしたいのです」

「まぁいい。金払いがいいなら文句はねぇ。それで?誰を殺す?」

「はい。今回の依頼の暗殺対象は       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           五条悟です

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

        時は悟が晴明の術式に言及した所まで遡る。

 

 夜蛾先生に確認を取った俺は、その場で刀印を組んで結界術を行使する。

 結界の内容は単純だ。

 "内側からは出られるが、外側からの侵入は不可能"

 この内容で組み上げた結界を、実験室を外殻として設定する。

 

「・・・随分と厳重だな」

「それだけ他者に知られるリスクを考慮してのことですよ。夜蛾先生」

 

 実際、天元様の術式関係における問題を俺一人で解決できるということが知られたら、事は俺一人の問題では無くなる。

 それだけ優秀な術式なら、当然ちょっかいを掛ける連中は出てくる。

 今は問題ない。ちょっかいを掛けてくるならそれ相応に対処すればいいだけの話。

 自惚れている訳ではないが、事実として俺に迫る可能性があるのは悟や傑のような一部の呪術師だけだ。有象無象が集まろうと、それだけでは俺は倒せない。

 

 だが、それは現在の話だ。

 

 もしかしたら将来的に、俺の周りには人が多くいる可能性があるかもしれない。

 それが悟や傑のように自衛が出来るかも分からない。

 もし術師であったとしても"見間違い"や"等級違い"などによる任務で負傷する可能性、最悪は死ぬ可能性だってあり得る。

 

 だからこそ、備える必要がある。

 例え悟や傑のような優れた術師を一時的に追い込む羽目になったとしても、だ。

 けど、心配はしていない。

 なぜなら         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         俺達は、最強だからな

 

 

 

 

 っと、妄想が過ぎたな。

 

 

 閑話休題(話を戻そう)

 

 

 結界の完成を理解した俺は、術式の話に意識を向け直す。

 

「では、俺の術式について説明します」

「あぁ。頼む」

「是非とも聞かせてくれ」

「ふぁ~・・・手短にお願いね」

 

 空気を読まない悟の発言に、傑と夜蛾先生の「少し黙ってろ」という視線が突き刺さるが、本人はまるで知らん顔だ。

 まさしく傲岸不遜の極みだな。

 

 では、始めようか。

 ()()()()()()()()()()"術式の開示"を。

 

 

 

        魂魄(こんぱく)呪術。俺は自身の術式をそう呼称しています」

「魂魄呪術?」

「ふむ。それは文字通り、ということかい?」

「あぁ。俺の術式はその名前の通り、魂魄        魂と肉体に作用する術式だ」

「・・・なるほど。確かに肉体に干渉できるなら、天元様に星漿体が必要ないというのも頷ける話だが・・・」

「確かに。要である"天元様の肉体情報を書き換える"事が出来るなら、星漿体は必要なくなりますからね」

 

 夜蛾先生と傑の推測通り、俺の術式があれば天元様に星漿体は必要ない。

 そもそも天元様が星漿体を必要とするのは『星漿体との同化』以外に肉体情報を更新(リセット)する   それによる術式効果を振り出しに戻す   方法が存在しなかったからだ。

 "不死の術式"という破格の術式を持ってはいるが、だからといって必要もないのに余計な犠牲を出したいわけじゃない(と思う)。

 犠牲を出さずに済む方法があるなら、それに越したことはないんだ。

 

「それだけじゃないだろ?」

 

 夜蛾先生と傑が己なりに"魂魄呪術"を理解し天元様との関連性に納得している横で、またもや悟は「知るか」と言わんばかりに割って入ってくる。

 

「どういうことだ悟?」

「まだ何かあるのかい?」

「前から一回聞いてみたかったんだよね」

 

 そう言って悟は立ち上がり、俺の前まで歩いてくる。

 

「機会が無かったから聞かなかったし、その必要もないかと思ってたんだけどさ。この際だから確かめる事にするよ」

「何かな、悟?」

      お前ってさ、本当に人間?」

「「!?」」

「・・・」

 

 ・・・・・・予想外だ。

 え?マジで?六眼ってそこまで視えるの?

 

「晴明とそれ以外の術師を見てて思ったんだけどさ。晴明の呪力の流れは少し歪なんだよね」

「呪力の流れが・・・歪?」

「そそ。何て言うのかな~?その肉体に本来あるべき呪力の流れから少しズレてるの。でも肉体的にはその流れで定まってるから、余計違和感が酷いんだよね」

 

 ・・・・・・あ~なるほど?そういうことか。

 言われみればそうなるのもおかしくないのか。

 けどマジか~。それを感じ取ったの?

 よりにもよって魂と肉体の専門家(魂魄呪術の使い手)の隠蔽に気付かれたのはちょっとショックだわ。

 

「晴明、説明してもらうぞ?如何にも心当たりが有りそうな顔をしているからな」

「私も聞かせて欲しいね。どういう理由があれば人間かどうかを疑う理由が出てくるのかさ?」

「ここまで来たんだ。全部吐いちまえよ」

 

 

 

 

 

 

         誤魔化せるのは、ここまでかな

 

 ここで俺には、2つの選択肢があった。

 

 1つはどうにか言い逃れた後で、ここにいる()()()()()()()()事。

 しかしこれは問題の先送りに過ぎない。

 悟の発言の内容が正しければ、俺は以前から不信感を抱かれていた。ましてやそれが"六眼"によるものであれば、およそ言い訳は不可能。

 "親友だから"

 恐らく悟はそれだけを根拠に、俺に聞くことを躊躇っていたのだ。

 

 もう1つは、全てを正直に打ち明ける事。

 正直、受け入れるのは難しいだろうと思う。

 自分で言うのもなんだが、俺の出生は決して褒められたものではない。

 他者に害を加えて生まれたという訳ではない。

 ただ単純に、俺自身がしたことを受け入れてもらえるだけの自信が、俺には無い。

 

 前世でも、俺の本当の姿を受け入れてくれた者は多くない。

 

 最愛の両親。

 師と仰いだ加茂忠行先生。

 後は、あぁ宿儺も特に気にはしてなかったか。

 

 俺は知っている。

 受け入れてもらえないという恐怖が、どれほどの孤独を生み出すのか。

 

 

 

 

 

 けど、もう潮時かもしれない。

 この三人に受け入れてもらえないなら、俺は多分、どこかで生きる事を諦めてしまうと思うから。

 

 それに、決めたはずだ。

 この時代で、今世で、完全無欠の幸福(ハッピーエンド)を目指すと誓った筈だ。

 

 ならば、踏み出そう。

 勇気を持って。

 それがきっと、輝かしい明日(未来)へ続いていると信じて。

 

 

 

 

 

 

 

       全部、話すよ」

「・・・・・・ッ!!」

「全く、話すのが遅くないかな?」

「そう言うなって傑。多分あれでも晴明的には今世紀最大の決断だったりすかもしれないだろ?」

「そうなのかい?私はてっきり、今日の夕食のデザートをプリンかみたらし団子にするかで迷っているとばかり思っていたよ」

「んな軽い今世紀最大の決断があってたまるか!?」

 

 夜蛾先生は全力で聞いてくれるのだろう。その意識の全てを俺に傾けている。

 傑は場の空気を軽くしてくれて、どんな内容でも受け止めてくれそうな雰囲気を作ってくれた。

 そして悟は、この状況を作り出すのに苦心してくれた。

 

 

 

 俺は、本当に恵まれている。

 

 

 だからこそ、期待には応えなくてはならない         ッ!!

 

 

 

 

 

 

         ()()()()()()』」

 

 

 そうして俺は、魂魄呪術の術式順転『転変』で()()()()()()()()()()()()()()()姿()へと戻した。

 

 漆黒に彩られていた短髪は、光を乱反射するくらいに輝く銀色の長髪に変わる。

 頭部の二か所からは、動物のモノと思われる耳が生える。

 極めつけは、腰のあたりからユラユラと揺れる銀毛の尻尾だ。

 

 そこには、狐耳と尻尾を生やした人間モドキにも思える存在。

 "半人半獣"の呪術師(土御門清明)が立っていた。

 

「これが俺の秘密、それを最も示すに分かりやすい姿だ、よ・・・・・・?」

 

 なぜだろう。凄い悪寒が体を震わせている。

 

 悟は目をキラキラと輝かせながら、手をワキワキと動かしにじり寄ってきていて。

 傑は真剣そうな表情を隠すことなく、俺の耳と尻尾を視線が行ったり来たりしている。

 夜蛾先生に至っては「狐か・・・それも有りだな」と言っている。

 

 それは次に作るぬいぐるみ(呪骸)の話ですよね?決して俺の毛を素材に使おうとは考えてないですよね!?

 

「その尻尾       

 

 これ以上ないまでに呪力による身体能力強化をしながら、悟は突っ込む!

 

       触らせろぉおお!!!」

「!?!?!?」

 

 おいちょっと待てお前そんなキャラじゃなァァアアアアアアアア!!! 

 

 

 閑話休題(数分後)

 

 

「ふぅ~・・・・・・さて、じゃれ合いはさておき」

じゃれ合いで済ませるかは俺が決めるからな

 

 俺の尻尾を存分にモフリ倒した悟は満足したのか席に戻る。

 マジで後で一発殴る・・・ッ!

 

「で、結局どういう事なの?」

「私もそろそろ答えを教えて欲しいね。その姿は何なんだい?」

「結論だけで構わん。無理に全て話す必要はない」

「・・・・・・分かりました。では結論だけ言います」

 

 俺は呼吸を整え、自身の正体を打ち明ける。

 

 

 

 

      俺の前世の名前は安倍晴明。1000年前から現代へ転生してきた過去の呪術師だ

「「「・・・・・・」」」

 

 俺の正体という情報が突飛過ぎるせいか、三人ともフリーズしている。

 うん。その反応はよく分かるけど出来ればもっとリアクションが欲しかったな!?

 

 




感想と評価をお待ちしてます

特にヒロインとか決めてないけど、いる?

  • いるにきまってんだろ!!
  • いや、独身ルート一直線!!
  • どってでもいいわ
  • 作者のお好きにどうぞ!
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