貞操逆転×→性欲逆転世界で配信者してなりきりチャットして女装する   作:坂水木

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剣と魔法のRPGな平行世界のお話について。

 エイラに呼ばれ、こそこそとリビングへやってきた。

 

『やってきたようですね。優理様』

「呼ばれたからね」

『理解。感謝します。では早速、こちらをご覧ください。――それとアヤメ様、いらっしゃるならこちらへ』

「えっ」

 

 当たり前に背後へ呼びかける。全然気づかなかった……。

 

「えへ。ユーリがこそっとしていたので、気になりましたっ」

「ごめん。隠してたわけじゃないんだけどね」

『肯定。敢えてアヤメ様にお伝えするほどのことでもありません』

「ふふー、なら余計に一緒に見たいですっ」

 

ニコニコとスマイリングするお姫様に肩をすくめる。支障はないのだし、一緒に見よう。

 

スッと身を寄せ、膝枕を所望してくるお姫様に頷く。

 

「えへ~♪」

 

可愛い可愛い姫様を撫でながら、エイラの用意した何かを見る。

空中に現れる映像。ホログラム式の動画か何かだ。

 

『こちら、平行世界の優理様とアヤメ様です」

「ええ……」

 

ちょっと急展開過ぎてびっくりしている。

アヤメは……。

 

「むや……」

「寝るの早いな……」

 

こっちはこっちで寝つきが良すぎてびっくりした。

 

なでなでは継続し、映像を見てみる。

 

『ちょうど砂漠よりピラミッドに突入する段階ですね』

 

エイラの解説付きだ。

 

「うわ、僕ちゃんと戦ってる。すご」

 

それなりに素早く戦えている。相手はRPG的なものに出てくる魔物だ。

砂に足を取られるだろうに、よく戦えているなと感心してしまう。あと向こうのアヤメはこちらよりちんまりしていて、こっち以上に躍動感溢れている。元気いっぱいで嬉しい。

 

やはりアヤメにはずっと笑顔で楽しんで生きてほしい。……殴る蹴るの戦い方はちょっと想定外だけど。

 

『あちらのアヤメ様の出自には魔導科学も関わっているため、こちらより成長性に優れています。どちらのアヤメ様もお可愛らしいので、良い悪いはありませんが』

「……なんかエイラっぽいの付き従ってない?」

『エイラです。あちらでは精霊として存在しています。とはいえ平行世界の感知は出来ている様子。こちらの観測も可能ですよ。接続しますか?』

「遠慮しとく」

 

どこに行ってもエイラはエイラだった。

向こうに接続とかはちょっとしてほしくない。絶対面倒事になる。ただでさえ色々と……ソニャやアヤメ、アヤのことで手一杯なんだ。僕の手には余る。

 

「というか、なんでこの映像を?」

 

確かにすごいとは思うけど、わざわざ今見せた意味がわからない。

 

『優理様。最終的にあちらのユウリ様は応援がなければ自らを犠牲にして世界の破壊を止めることになるのです』

「えっ」

『同時にあちらのアヤメ様もユウリ様と共に居たい、とユウリ様に連れ添って命を落とされます』

「ええ!?」

『無論、エイラはお二人と共に世界の露と消えます』

「……」

『故に、あなた様の声援が必要なのです。頑張れの一言を、どうか』

 

本当、僕って本当に隙あらば自己犠牲してるな。馬鹿な男だ。

 

「……頑張れ」

 

馬鹿だけど、自分だから嫌いにはなれない。そういう在り方、好きだから。

それでもアヤメと一緒に死んでメリーバッドエンドなんて嬉しくないから。

 

頑張って生きろ、と思う。

 

『……それでこそ』

 

一分、二分ほど。

どこかの世界の僕とアヤメに祈りを捧げエールを送っておいた。

 

――それから。

 

『参考までに優理様』

「え、うん」

『あちらの世界の優理様とアヤメ様は、関係性で言うとIまで進んでいます』

「……なに、Iって。聞いたことないけど」

『イチャイチャラブラブ愛情たっぷり同棲生活のIです』

「そっ!?!?!?」

 

そういうのは……。

 

「…………言わなくていいよ、もう……はぁ……」

 

 

 

 

 




本作のユウリ、アヤメ、他メイド辺りのキャラをベースにしたゲームのシナリオが一区切りついたので、小説という形に書き換えてネットに投稿し始めました。
宣伝でしかありませんが、良かったら読んであげてください。

カクヨム版
https://kakuyomu.jp/works/16818093093701762366

小説家になろう版
https://ncode.syosetu.com/n6730kb/

いつかの新作のヒロインに関する好みのアンケート

  • 退廃ラヴ
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