貞操逆転×→性欲逆転世界で配信者してなりきりチャットして女装する   作:坂水木

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お久しぶりです。
作者の坂水木です。ゲームシナリオばかり書いているせいで小説の書き方を忘れてしまいました。
本作のキャラをベースにした異界モノゲームの体験版が出来たので宣伝に来た次第です。何故なら遊んだ人の感想が欲しいから……。
よろしくお願い致します。


体験版完成『銀色お姫様と始める同せい×冒険RPG』遊んでみてね!

「ユーリ~~~!!!」

 

 銀色を靡かせてやってきたプリンセス。今日も眩い銀の長髪が美しい。可憐だ。

 

「ユーリ!」

「はいユーリです。なに?」

「新作ゲームを発見しました!」

「発見って、買ってきたの?」

 

 ピカーン!と笑顔をきらめかせて僕の手を奪う。質問には答えてくれない。はよ来いはよ来いと引っ張ってくる。

 

 やってきたのは机の前だ。無理やり椅子に座らされ、膝にはちょこんとお姫様。見下ろせば。

 

「えへ~」

 

 きらきら笑顔のプリンセス。ニッコリ。今日も可愛いね。

 

「それで、ゲームってのは?買ったわけ、じゃなさそうだよね」

「ですっ。エイラが体験版をくれました~」

「エイラ……」

 

 件のAIから返事はなかった。沈黙は金也、と。

 

 アヤメのぽかぽか体温に眠気を覚えながら、深呼吸して姫様スメルを堪能してゲームを起動する。

 いつの間にかデスクトップにアイコンが追加されていたのだ。うちの子に似てるアイコンで可愛いと思います。

 

「主人公です!ユーリです!」

「いや僕じゃないよ」

 

 どうやらこのゲーム、黒髪の謎の人物が主人公のようだ。僕、ではない。

 

「でもユーリみたいですよ?」

「いやそれは……」

 

 面影は……ある。が、僕はこんなマッチョじゃないし男前じゃない。もっと温室育ちのぬくぬく野郎みたいな顔をしているはずだ。……自分で言ってて恥ずかしくなってくるな。悲しいよ、僕は。

 

「むふん、名前はユヤメです!」

「めっちゃ読みにくっ」

 

 お姫様はドヤ顔だった。顎で頭をぐりぐりし「ぴゃぁぴゃぁ」と鳴かせておく。カワイイ。

 基本ゲームの操作はアヤメがしてくれるので、僕は口出しとなでなでとちょっかいに留める。これ僕必要か?

 

 謎の空間を抜け出し、謎の森を抜け、謎の家でアヤメと出会う。

 

「アヤメと!?」

「わたし……です?」

「――君のほうが可愛いよ」

「むふふふ、もっとほめてください!」

「これ以上は毒なのでだめです」

 

 下からブーブー聞こえるが、ほっぺをもちもちして静かにさせた。

 それにしてもアヤメに似ている。エイラが渡してきたゲームなら絶対深い意味があるはずなのだが……意図が読めない。この子(ゲーム内アヤメ)は一体なんなのだろう。

 

「あっちのわたしはこっちより赤ちゃんです!」

「うーん」

 

 ノーコメント。どっちもどっちである。

 

 アヤメとの出会いから話は進み、冒険の旅が始まる。ユヤメ(暫定僕)の装備はナイフだけ。

 

「え、装備は?」

「ふふん、ユーリ……じゃないです。ユヤメはかっこいい男の人なので裸一貫でばとるするべきなのです」

「全然かっこよくない!」

「かっこいいです~」

「寒いです」

「わたしがあっためてあげますねっ」

 

 そうして、ぽかぽかアヤメがぴっとり密着してきた。こっちはさっきからずっとあったかいんだよね。ゲームの中の僕をあっためておくれ……。

 

 願いは届かず、ユヤメはずっとノーガードで戦いを強いられていた。可哀想に。頑張ってくれ我が分身よ。

 

「砂漠……!わたしもまだ行ってないですよ!」

「そりゃ日本に砂漠はないからね」

 

 ここはファンタジーらしい冒険風景だった。というかゲームだし、ファンタジーだし。

 

 砂漠。砂混じりの風が吹き、遮るもののない陽射しが大地を、大気を、肉体を熱し水分を奪う。体力が底を尽きるのも時間の問題であった。

 

「わたしは魔法使いなのでいつでもひんやりお水飲み放題です!」

「なんで魔法使いなのに徒手空拳めっちゃ強いの???」

「イマドキ魔法使いです~」

 

 意味は不明であった。笑顔が可愛いからいいか……。

 

「ん!お水魔法です!」

「え、なに?」

 

 僕の膝から逃げ、とてとてと冷蔵庫へ走っていく。僕もとてとて追いかけた。

 どうでもいいけど、大の男が「とてとて」はキモイのに、美少女が「とてとて」は可愛いよね。日本語の七不思議って言われてるんだよ。もちろん嘘だけど。

 

「今日は氷とお茶です!」

「氷魔法とお茶魔法だ……!」

「えへ~、ユーリにもあげちゃいます!これで砂漠でもへいきですね!」

「お腹冷えたら困るからあったかいもの食べる?」

「むむっ! すごいめいあんです!」

 

 目を見開くお姫様がにぱっと笑んで、すぐに台所を漁り始める。

 

 冷凍食品でもいいし、缶詰でもいい。アヤメ用に期限の長い和菓子洋菓子もあるので、好きに選んでほしい。

 迷うお姫様の背後から、なでなでしたり抱っこしたりとちょっかいを出していたら反撃されてしまった。ほっぺにちゅーである。気恥ずかしくて僕は逃げた。

 

 逃げた先のパソコンでネットサーフィンに勤しむ。

 

 そういえばゲーム内のアヤメもネットサーフィンが趣味だった。仲間だね! いやファンタジーで趣味ネットサーフィンって何だよ……。アヤメらしいけどさ。

 

「今日はみつまめです~」

「結構渋いの出たな……」

 

 お皿にみつまめを出して持ってきたお姫様が、当たり前のように僕の膝に座る。そこ、実は椅子じゃないんですよ。知ってる?知ってるか……。

 

「おぃひぃ~~♪」

「よかったね」

「ん!」

 

 お返事よし。

 

 おやつに夢中なお姫様の代わりに、プレイヤーは僕。

 

「あ」

「むぐ」

 

 さくさくプレイしていたら、普通に敵にやられてしまった……。

 

「ユーリ~~!!」

「ごめんごめん。えー、セーブどこからだろ」

 

 ぽかぽか叩いてくるアヤメを片手で抱きしめながらロードする。オートセーブがあって助かった。ありがとオートセーブ。時代はオートだよね!

 

「むぅ、ちょこっとだけ戻っちゃいました」

「ちょこっとだけだから頑張ろ」

「むぁーい」

 

 その後もぼちぼちと二人でゲームを進めていく。

 作中の登場人物は主にユヤメ(暫定僕)、アヤメ、エイラの三人だ。エイラは一緒に戦ってくれない。僕らのミラクルAIエイラよりもだいぶキャラが濃い。濃いというか、ユヤメに厳しいというか。

 

 他にも人は出てくるが、大半はユヤメとアヤメの冒険だ。遊んで、なでなでして、冒険して、バトルして。

 

 景色一つに一喜一憂するアヤメが可愛らしい。まるで……。

 

「なんです?」

「ううん。僕もまだまだ、君との景色を見なくちゃなーって」

「ふふっ、へんなユーリですー」

 

 ころころ笑うお姫様を抱きしめ、その温もりを愛おしむ。この子と共に、たくさんの景色を見よう。地球で、日本で。この世界で。

 

 砂漠の冒険を終え、次は……というところでゲームを終える。まだまだ続くが一段落したところだった。

 

「え~、まだ遊びたいですー」

 

 お姫様は抗議の声をあげ、ぶぅぶぅ文句を言ってくるが両頬を挟んで封印する。ついでに額へちゅー。

 

「めみゅ……」

 

 頬を染めて変な声で鳴いたアヤメを撫で、提案だ。

 

「アヤメ。お出かけしよっか」

「む、むぅ。どこにです?」

「どこかへ」

「……もしかして、ぼうけんです?」

 

 藍色の瞳をきらめかせる彼女に微笑む。そう、冒険だ。

 

「季節は秋。ゲームの中みたいに砂漠は見られないけど、今の僕らしか見られないものもたくさんあるからさ」

 

 テンションが上がりぱたぱたと足を動かし始めるアヤメを抱っこし、二人で出かける準備を始める。

 

 秋。

 お祭りがある。紅葉がある。銀杏がある。金木犀が咲く。月夜が美しく萌ゆる。鈴虫が鳴く。野山が色付き美しくなる。

 

 食欲の秋、運動の秋、観光の秋。

 アヤメの知らない景色を探しに、旅をしよう。

 

「なんにちの旅行ですか!!」

「わかんないよ。とりあえず1日で」

「じゃあ3日ぶんのお洋服です~」

「多すぎるって」

「そなえれば元気なしって言いますもんっ」

「ちょっと違うかなぁ」

 

 どこへ行こうあれをしようこれがしたいとキラキラな目で語るアヤメは可愛らしくも生命力に満ちあふれて眩しかった。

 

「どこにいくか楽しみですっ」

「――そうして、僕たちは近所の公園に辿り着くのであった」

「えへ~、さいしょに駅へゴーなので公園には行けませんでした!」

「左様ですか……」

「ですっ」

 

 おふざけはだめらしい。

 しょうがないのでアヤメと手を繋ぎ家を出る。

 

「まぶし……」

 

 空が青い。まん丸とした日の玉が青空に浮かんでいた。

 蝉は鳴いていない。けれど陽射しを浴び歩けば汗が滲みそうな空気だった。

 

「ん~、いいお天気ですっ。絶好のぼうけん日和ですね!」

「そだね」

 

 残暑、にしてはもう涼し過ぎるか。朝晩は半袖じゃ寒くて震えてしまう。

 今日のアヤメは薄手のストレートだぼだぼジャケットにひらひらスカート。タイツに包まれた足が細くて可愛い。靴は白と薄桃のスニーカー。ちょっぴりお子様チックが良いアクセントとなっている。可愛い。

 

「行こっか。突発冒険旅行、始まりだー!」

「れっつごーです!」

 

 僕の手を取りずんずん歩くアヤメと、夏の足跡を追いかける早秋の旅が始まった。

 

 ゲームはお預け、また今度続きをプレイしよう。

 

 

 了

 




『銀色お姫様と始める同せい×冒険RPG』

R18ですが、体験版は基本的に最後まで全年齢で遊べます。エッチシーンは体験版の終わりに選択式で入れてあります。おまけです。

ゲーム内から感想やメイドラジオへのお便りを送ることも可能なので、是非遊んで送っていただけたらと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

※一般小説であることを忘れていました。リンクは貼付できないので、タイトルを調べて頂けると助かります。

いつかの新作のヒロインに関する好みのアンケート

  • 退廃ラヴ
  • 共依存ラヴ
  • インモラル純愛
  • 病みラブ
  • マイナス思考型ツンデレ
  • 超王道ポジティブ型姫君
  • 感情激重メイド
  • 風鳥憧れ系少女
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