呪隷操術~呪霊を支配してハーレムを~   作:大枝豆もやし

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服従の儀を書こうと思いましたが、運営が怖くてキンクリさせてもらいました。

追伸:呪隷の名でBLEACHのネタバレがある為、名前を原作と違うものにしてます。ご了承ください。


説明

 

「で、おまえらは俺の奴隷ってことでいいんだな?」

 

 郊外の森の中。

 俺は乱菊を椅子にして呪隷から話を聞いていた。

 

 椅子は別に俺の趣味じゃない。

 乱菊がいきなり俺を膝にのせてきやがった。

 寝てる間は織姫が枕になってたから今度は自分の番だと。意味が分からん。

 俺のヘソの付近で手を組んだまま微動だにせず、息遣いも平常そのもの。

 おっぱいを押し付けてクッションにしているようだが、デカすぎて頭に乗っている。これがかなり重い。

 まあ、俺はおっぱい派だから役得だが。

 

「で、俺の術式は呪霊操術とはまた違うという事か」

「その通りじゃ。主様の術である呪隷操術は呪霊操術の上位互換。主様が術式を複数使えたのもそのおかげじゃ」

 

 呪隷操術。

 倒した呪霊を取り込み、支配下に置くことで、呪霊を使役する術式。

 聞くところによると呪霊操術だが、どうやら違うらしい。

 呪隷操術と呪霊操術には大きな違いが存在している。

 

 違い一つ目、呪霊と呪隷の違い。

 呪霊操術によって取り込まれた呪霊は呪霊のままだが、呪隷操術は呪霊を呪隷という奴隷に変える。

 服従の儀によって呪隷としての名と姿を与え、絶対と永遠を刻み付けることで呪隷となる。

 呪霊と呪隷は姿だけでなくあり方そのものが違う。

 人間や息を吸って飯を食うように、呪隷は主に仕え敬う。故に、隙あらば反乱を起こそうなんて考えもしない。

 

 違い二つ目、呪隷の成長性。

 呪霊操術によって取り込まれた呪霊はもう成長しないが、呪隷は主の呪力で強くなる。

 俺が術式持ちの呪霊を倒してないのに複数の術式を使えたのはこのおかげ。

 倒して取り込んだ呪霊が、俺の呪力を吸収して強くなり獲得した術式を俺が使っていたんだ。

 

 違い三つ目、呪霊の自動吸収。

 呪霊操術は取り込む際に呪霊を玉状にして飲み込まなくてはいけないが、呪隷操術は倒すだけで自動で取り込まれる。その後は服従の儀をしなくてはいけないが、呪霊操術の最大のデメリットである吐瀉物を拭いた雑巾のような味を体感しなくていいのは本当に助かる。

 また、取り込むだけなら術者本人だけでなく、呪隷が代理するのも可能。

 

 違い四つ目。

 これはデメリットの方だ。

 呪霊操術は換算して二階級以下の呪霊なら無条件で取り込めるが、呪隷操術は出来ない。どれだけ格下でも倒さなければ取り込めない。

 けど、取り込むだけなら呪隷が代理出来るので呪霊操術に劣っているとも言えない。

 

 とまあ、大体の違いはこんなものか。

 聞く限りじゃ完全な上位互換とは言えないが、かなり強力な術式だ。

 では、なぜ俺がこんな強力な術式を持っているのか。こいつらが言うにはからくりがあるらしい。

 

 俺は自分の生得術式を理解出来なかった。

 本来なら幼いころから本能的に理解できる筈なのに、俺はその一端しか使えなかった。

 普通ならおかしい。けど、俺は普通じゃない。前世の記憶と人格が残っている俺は。

 もっと言えば、俺の魂そのものが普通じゃないそうだ。

 

 

 俺の魂は怨霊らしい。

 

 

 肉体は確かに生きている。肉体だって俺の物だ。しかし、魂は死を経験して怨霊となり、術式を刻まれている。

 人間の術式は肉体に刻まれており、魂の術式と肉体の術式が融合。結果、呪霊操術が呪隷操縦へと変貌した。

 

 あまりに異端な例。本来ならあり得ない事だそうだ。

 俺の魂は死を通じて怨霊と化しているのに、肉体を持って生きている。

 普通はあり得ない。たとえ呪霊が肉体を持つようになっても、取り憑いているだけで生きているとはいえない。肉体と繋がり、魂と肉体の同一性が成立しないからだ。

 なのに俺は死という現象によって隔てられるべき肉体と魂が、矛盾なく成立している。これ以上ない異端なケースだそうだ。

 

「(まあ、転生なんてそんなもんか?……いや、今の俺は前世と大分違うぞ?)」

 

 前世の記憶と人格がある。

 確かにソレは前世の人間が今世の自分に取り憑いたように見えるだろう。

 けど、経験者として断言する。ソレは違うと。

 

 俺は前世の自分(●●● ●●)じゃない。

 顔も遺伝子も違う。環境だって勿論違う。

 趣味趣向も、考え方や価値観も別人だ。

 もう俺は●●ではない。武玄司だ。

 

 まあいい。何があろうと俺は俺だ。そこに悩む意味なんてない。

 

「で、ソレに加えて天与呪縛か。なんでもありだな」

 

 更に、俺は天与呪縛によって呪力と術式を強化。おそらくセンスもそうだろう。

 

 分かっている呪縛は主に三つ。

 呪霊を引き寄せる体質と、呪霊から逃げられない制約、そして取り込んだ呪霊は絶対に征服しなくてはいけない。

 上二つは前から認識していたが、最後のは今さっき気づいた。

 俺が昨日見ていた淫夢は服従の儀であり、普段からしていたそうだ。

 で、今回も当然している。

 

「じゃあ、次はお前らの番だな」

 

 俺は土下座している二体の呪隷―――バンビエッタと八血流(やちる)に目をやる。

 

「(なんで増えてんだ。……いや、事情はさっき聞いたんだけど)」

 

 バンビエッタは気絶するまで戦っていたあの爆弾下衆野郎だ。

 俺は何もしなかったが、呪隷が倒すことでこうして取り込めた。

 元が男でも、敵対していても。呪隷にして調伏してしまえば美女の姿になって俺に忠誠を誓う。そういう術式だ。

 で、もう一人なんだが……。

 

「(何勝手な事してんだよ……)」

 

 八血流(やちる)

 BLEACHの卯ノ花烈の姿をしている呪隷。

 元は加茂保憲(かもやすのり)という壮年の男の呪術師。

 突然帳によって隔離されたこの町の調査と原因の排除が任務だったが、俺の呪隷に銃で殺され、呪霊化して取り込まれたらしい。

 

 本当に面倒なことしてくれたな。

 俺の事を想ってくれるのはいいが、やはり呪霊だ。次からはコレを考慮して色々とやらないとマジで取り返しのつかないことになる。

 まあいい。今は状況の整理だ。怒るのは後でいい。

 

「まあいい。話を聞こう。まずはバンビエッタ、お前からだ」

「ハイ、私の任務は不遜な事に貴方様を捕獲する事でした」

 

 元爆弾下衆野郎(バンビエッタ)の話を纏めると以下になる。

 彼女は呪詛師集団Qに所属しており、任務の為この町を襲撃した。

 任務の内容は呪霊がこの町に集まる原因を探るのと、ソレを祓う未知の術師の捕縛。つまり俺だ。

 Qは前々からこの町に呪霊が不自然に発生することを掴んでおり、その原因は呪物によるものと推測していた。

 呪霊が集まるというのに、呪い関連の事件が極端に少ないのは、フリーの呪術師がいるからと仮説を立てた。

 Qのトップは組織強化の為に呪物の回収と呪術師の捕縛を命令。呪物は敵組織に送り付け、術師は捕まえて配下にするつもりだった。

 結果、この町は呪詛師に襲撃され、俺は危うく殺されそうになった。

 

「(なんていうか、杜撰だな……)」

 

 俺の率直な感想はコレだった。

 あまりにも適当すぎる。

 呪霊の集まる原因は呪物じゃなくて俺だし、祓っている術師もこの俺だ。

 もっとちゃんと調査すれば原因なんてすぐ分かる筈だし、捕まえようと思ったらもっとやりようがあったはずだ。

 例えば、両親の虐待を理由にして俺を引き取るとか、親戚のフリして俺を預かるとか。ぶっちゃけ俺の家は隙だらけだったぞ。

 なのにやったのは町の襲撃。おかげでかなり目立って呪術師が現場に駆け付けた。

 やるならせめて人気のないとこで誘拐とかそんなのだろ! 何で最後はこんな力技なんだよバカかよ!?

 

「で、お前が駆けつけたと?」

「はい、その通りでございます主様」

 

 俺は元呪術師の八血流に話を振った。

 彼女は正式な特別一級呪術師であり、今回の任務は帳の内部の調査と原因の排除。つまり元バンビエッタだ。

 政府は帳の存在に気づいて術師を派遣しようとしたが、等級の計算では最低でも一級と断定。そのせいでかなり手をこまねいていたらしい

 なんとか時間と金を工面して特別一級術師を派遣。ソレが元彼だったそうだ。

 

「(けどそこで御三家を呼び出すあたり、政府はかなり重く見ていたみたいだな)」

 

 加茂家。

 呪術師御三家の一つ。

 原作ではあまりパッとしない印象だが、呪術会に与える影響はかなり大きかった筈だ。

 一家相伝の術である赤血操術も一聞すれば地味な響きだが、アニメでは脹相が派手に使ってくれたおかげでそのイメージも払拭出来た。

 その当主サマが直々に来てくれたのだ。結果は返り討ちに遭った挙句、こうして支配下に置かれたわけだが。

 

「呪詛師ってここまで派手に暴れられるのか?」

「いえ、普通はあり得ません。しかし、呪詛師が近年活発になっているのは否めないかと」

「原因は?」

「呪術師側の人手不足にあります。近年は呪霊が異様に活発化しておりどこも手が回りません。ソレをいいことに呪詛師が暴れているのです」

 

 成程、つまり呪詛師を取り締まる人員が全て呪霊退治に持っていかれていると。

 

「五条悟の誕生以来、均衡は崩れました。ソレに輪をかけて最近は呪霊が強くなっております」

「………」

 

 まさか、俺が原因じゃないだろうな?

 原作でも強い呪術師が生まれることで呪霊も強くなるとあったが、俺もそのケースに入ってるのか?

 

「(いや、大丈夫だ。それは無い)」

 

 俺の強さはかなり特殊なケースだ。多分当てはまらないだろう。

 呪力だって呪霊を取り込むことで強くなっただけで、本来の強さじゃない。

 大丈夫だ。俺は原因じゃない。

 

「じゃ、次はこれからどうするかだな」

 

 これが本題である。

 俺は呪術師を目指していたが、御三家の当主を殺してしまった以上ソレは無理だ。

 殺したのが俺じゃなくても、支配下に置いた呪隷がやってしまった。この言い訳は通じない。呪詛師認定されて秘匿死刑だ。

 お先真っ暗。さて、どうやってこの状況を打破しようか。

 

「ご主人様、私に考えがあります」

 

 バンビエッタが立ち上がりながら言った。

 

 

 

 

「貴方様が呪詛師集団Qのトップに君臨すればいいのです」

 

 

 

 

「ご主人様は既に一級……いえ、特級に足を入れています。そんな貴方様でしたら幹部や頭領を殺して頂点に立つのも可能です」

 

「大丈夫です、面倒な作業は全て私共がやります。ソレでも足りないのなら呪詛師を殺して呪隷にしてしまえばいい。何なら、頭領も幹部も丸ごとそうしてしまえばいいのです」

 

「私は確信しました。ご主人様こそ呪術界を支配する王なのだと」

 

 

 

「………成程、悪くないな」

 

 呪術界支配伝々は興味ないが、呪詛師組織の乗っ取りは面白そうだ。

 呪術師になってもクソみたいな労働環境でこき使われるより、呪詛師になって好き勝手する方が断然楽しそうだ。

 術式が発覚するまでは諦めていたが、今なら言える。俺はこの力で思うがままにいきてやると。

 

「バンビエッタ、案内しろ」

「はい、ご主人様」

 

 俺は夜一に抱えられ、バンビエッタを先頭にしてQの拠点へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日、最強の呪詛師が誕生した。

 

 特級呪詛師、武玄司。

 

 後に、五条悟と並ぶ呪詛師である。

 

 

 





はい、どうやって服従の儀式をしているのかわかりますね?
ではこれを18禁用に分けてやろうと思うのですが需要ありますかね?

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