俺ガイル×呪術廻戦   作:アズカバー

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多くの方からのいいね、本当に励みになっております。
それと感想や誤字報告などありがとうございます。

花御が一番辛かった……

けど楽しかったですね


トラウマと共に呪いの水が溢れ出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

偽物が嫌いだ。

 

偽善者が嫌いだ。

 

努力を笑う奴が嫌いだ。

 

猿が嫌いだ。誰かを罵り、嘲り、痛ぶることでしか自らを示さない奴らが嫌いだ。

 

周りと少し違うだけで、自身が気に入らないと言う理由だけで排除しようとする

 

それでも守らなくてはいけない。そんな奴らの中には守るべき非術師がいる。

 

だが、吐瀉物を食ってまで助ける価値があっただろうか?

 

……記憶がまた沈んでゆく

 

別れの寂しさも、恩人の死に様も、猿どもへの怒りも憎しみも、見捨てられた時の悲しさも、化け物と罵られた記憶も

 

振られた悲しみ……は、別にいいか

 

そうしてまた水嵩(みずかさ)が増える……心の中が呪いによって満たされる。

 

この目でともに見た地獄の、この鼻とともに嗅いだ死の匂い、耳で聞いた断末魔、悲鳴、この舌で分かち合った呪いの味……この手で触れた温もりの消えた冷たさも

 

全部全部沈んでゆく。この深い深い心の底に

 

敗北主義の権化の世界

 

いずれ俺も泡のように溶けていくだろう

 

【生得領域・◼️◼️◼️◼️】より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「久しぶりかな?大きくなったじゃないか八幡」

 

肩をポンポンと叩き、気さくに話しかけてくる男……信じたくなかった、嘘だと言って欲しい。本能が『違う』と叫んでいる

 

なのに身体は動いてくれない

 

「………な、んで……」

 

死んだ人間は生き返ることなんてあり得ない。そんなのは小学生でも知っている……ならばなぜだ?なぜ俺の目の前に夏油傑が立ってい!?

 

いや、わかっている……コイツは偽物だ。

 

そのはずなんだ……

 

「お前、誰だ……?」

 

「酷いな、私のことまで忘れたのかい八幡。」

 

「ふざけんのも、大概にしやがれッ!」

 

呪霊操術を発動しようとした瞬間に体が動かなくなった

 

「?!ガッ!!……なんだ、これ??」

 

背中に不気味に笑う枝が刺さり、呪力が練れなくなった。

 

「かたしで暮野?」(野暮でしたか?)

 

「いいや?おかげで目立たず動けるよ。」

 

なんだこの呪霊。何言ってんのかわからんが意味だけ頭の中に聞こえてくる…気色悪いッ

 

「いつから居やがった」

 

「いなはとこす話と間人(人間と話すことはない)」

 

この呪霊、独自の言語を持っている…しかも、なんだこの違和感は…本当に呪いか?

 

「で、この小僧を生かしておく理由はなんじゃ?儂らなら指先一つで殺せ

るじゃろ?」

 

「…………ッ!」

 

この、富士山かなりヤバいな…明らかに別格だ。まずいな挟まれた……いや、誘い出されたのか?

 

どいつもこいつも背後に立ちやがって、ゴルゴなら3回はキレてるぞ

 

そもそもなんで特級がこんなにいるんだよ、お前らは特別だから特級なんだぞ!?

 

せめて登録されてるやつらであって欲しかった…そしたら…いや変わらないか。

 

……五条さんの救援間に合うといいんだが、どうしたものか。

 

「移動しようか、八幡。ここに居たら恐ろしい保護者が来てしまいそうだ」

 

「待てよ……そう勿体ぶることはないだろ?お前の正体は…加茂憲倫なのか?…由比ヶ浜って名前に聞き覚えは?……どうやってその人に化けた?」

 

「急になんの話だい?私は夏油傑だよ。」

 

「何度も言わせんな!!……あの人は人に自分から声をかける時必ず右手を揚げる癖がある……俺に会った時お前は背後から声をかけた。気づかせるように肩に手を置いたのは失敗だったな……そうだろ?加茂憲倫ッ!お前はどうやってこの時代まで生きてきた!!」

 

由比ヶ浜の父は額に縫い目があったらしい。そしてガハママの体質と同じ人間が明治にいて子を産んでいる……模倣犯であって欲しかったが……

 

「……キッショッ!なんでわかるんだよ」カパ

 

「!!!」

 

最悪だ……気味が悪いなんてものでは無かった。

 

夏油傑が縫い目から糸を取り頭部を外し、そこに脳みそに口がついたものがあり、脳液らしきものがまるで涙のように流れ出てきた。

 

「ッッッおぇッ!!」

 

「吐くことないだろ?にしても気持ち悪いなキミ、そんなこといちいち覚えているなんて。引くわぁ」

 

「こっちはお前にドン引きだクソ野郎……適当なブラフに引っかかってくれてありがとさん……気色悪いメロンパン野郎が」

 

「メロンパンって……初めて言われたよそんなこと」

 

枝が刺さり血が抜けたためか冷静になってきた。

 

コイツが今と同じよう体を入れ替えて生きてきたのなら明治から生きていることに合点がいく。

 

「それじゃ満足行ったみたいだし、移動しようか。花御運んであげて」

 

ねんせまりあ方仕、がすでのいなくたれ触に間人りまあ(あまり人間に触れたくないのですが、仕方ありませんね)」

 

コイツ、人を汚物を持つみたいに摘みやがって……そんなに嫌なら術式解けよ。自力で歩いてやっから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁはぁ八幡め、我を雑に追い返すとは……具合が悪いなら無茶をするなというのに……どうしよう、ここどこだ?人が居すぎて全然降りれず、終点まで来てしまった……」

 

参った、本当に知らない場所だ……そういえばアイツ、我に携帯を渡してきたな。

 

 なんかもうメール送ってあるし、五条悟って誰だ?イナイレのアイツか?どうしたもんか……あっ地図乗ってる。我が乗ったバス停の地点だなコレは。

 

「むむっここからだと結構な距離だな」

 

「おっかしいな〜八幡の呪力の残滓を追いかけてきたんだけど……ん?」

 

「ねぇ君、何者?なんで八幡の携帯持ってるのかな。ひょっとして……いや、ないか。八幡どこかわかる?見つかんなかってさ」

 

「おわぁ!!えっ誰?どちら様!?い、いやまて、貴様何者だ!八幡がこ、殺されるとか言っていたが貴様が我らを狙う殺し屋か!?」

 

くっ、かくなるうえは八幡を売るしかないか……いや、我クズか?流石にないか……こんな怪しいヘンテコ目隠しに流石になぁ

 

まぁ話すけど

 

「八幡が?……じゃ、結構まずいかな……ああ、君のこととか別にいいから、この地図の場所に八幡いなくてさ、目星とかつかない?急いでんだけど」

 

うわっ引くほどの美形が引くほどキレてる……コワ。背も我の頭一つ分ぐらい違うし、あいつの周り美系居すぎじゃね本当。

 

 

 

「えっと自分八幡に地図の場所のバスに詰められて……よくわかんないです、はい。」

 

「じゃ、別れた地点はここなんだね。君を連れて行ってみるか。巻き込んだら後で八幡にキレられるけど、仕方ないよね」

 

よくわからないが我を連れてまた八幡の捜索に行くようだ。よし、我も剣豪将軍として家臣の救出に手を貸すとしよう。

 

多分不良に絡まれる程度だろうし大丈夫だな、大人もいることだし。

 

「いいだろう!この剣豪将軍材木座義輝が手を貸してやる!!」

 

「ああそう。よろしくね義輝、君のことも待ってあげるから安心して捜査にあたって……もしもし伊地知?今から送る座標に、帳おろしておいて……うん広めに。頼んだよ、じゃ」ピッ

 

今、「ちょっと急に言われても」って聞こえてきたが……社会人って拒否権ないんだ……我もいつか編集から無茶無理仕事させられるのだろうか……社会怖いなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あるアパートの一室の前

 

その扉を開けるとビーチが広がっていた。

 

「は!?なんだコレ?領域?」

 

「ああ、陀艮の領域。君が感知した特級の一人だよ。先に行って用意してもらっておいた。」

 

こんな穏やかな領域初めてみた……パチスロとか無限の情報が出てくる宇宙空間とかなら知ってたけど……こんなのもあるのか……

 

「この場にいる奴ら全員化け物かよ……帰りてぇ」

 

「逃げても構わんぞ、即座に焼き殺すがな」

 

見たまんま炎系なのね、この富士山……何から生まれたんだろ、噴火とかか?

 

「……お前ら全員領域持ちか?」

 

「さあ、どうだろね?……そんなことより、ここなら五条悟に見つかる心配もない。安心して話し合いと行こう」

 

脅迫の間違いだろ、体の自由が効かない、出口もない、妙に強そうなおかっぱもいる……どうしたもんか……無理だな。

 

「縛りだ……俺をここから生きて返せ、そして家族と総武の関係者全てに手を出すな……それを飲むならどんな取引にも応じてやる」

 

縛りとは他者もしくは自身結ぶ制約のこと……内容によって破った時のリスクが高くなる…呪術師同士の契約…まぁこいつらなら無視しそうだけど。

 

「それは君次第だよ……こちらの条件は簡単だ。しばらく君にはフリーの術師として今まで通り活躍してもらい、呪霊を集めてもらう。ノルマは1日50匹。ああ、術式持ちなら10匹でいい。簡単だろ?」

 

命欲しさに安請け合いしてしまった……なかなかにゴミみたいな条件だが、やれるものなのか?1日50って

 

「物理的に無理だろそんなの。時間が足りない。」

 

「君が今いる学校、相当の数呪い、しかも質のいいものが潜んでいる、なんの問題もない。そうだ!今なら宿儺の指を集めれば一月の免除もつけよう……一本につき一月だ、簡単だろ?」

 

「どこがだよ」

 

一ヶ月に一回特級とやり合えってか?死ぬわ

 

「君なら簡単だよ……君が高専時代に単独で祓った特級呪霊黒漆死……あれを相手にするよりはね」

 

……コイツが何で知ってんだよ

 

黒漆死……ゴキブリ型の特級呪霊で倒しても倒しても卵から新たな黒漆死が誕生する極悪呪霊。

 

本物のゴキブリを何千と操作して攻撃してくるため二度と戦いたくない相手だった……特に爛生刀(らんしょうとう)

 

具体的な能力はわからないが切られた箇所からゴキブリが湧いてきたからゴキブリを誕生させる呪具みたいなものと思っていたが……それだけじゃないよなこいつの口振り的に……

 

「なんだ、アイツお前の切り札だったのか?なら悪かったよ……俺が食った」

 

「あれは本当に驚いた!正直勝つと思ってなかったし……だから君が気に入ってね、ほんと見ていて飽きないよ」

 

……もう少しなんか無いのかよ……使い潰された黒漆死に同情しちゃうだろうが……正確に言えば食べたの巫女なんだけどまぁいいか……

 

「でも私の個人的な都合で君を引き込むと彼らが怒ってしまうからね。だから君の実力を彼らに見せることにした」

 

「えぇ……」

 

「嫌そうだね……なら君はこう言えば乗るだろ?……結衣は元気かい?」

 

「…………」

 

「由比ヶ浜早由(ひより)に由比ヶ浜結衣を産ませたのは私だ。まぁあの子は犬神を作りたくて試しでやってみたらなんかできただけだったけど…まさかこの年まで生きるなんてねぇ…….いや〜聞いた時はほんと驚いたよ。昔はダメだったからさ」

 

地面を蹴る……拳に限界以上の呪力を乗せて、顔面を潰すつもりで叩き込む。

 

「その顔で、喚くんじゃねぇよ」

 

その瞬間黒い閃光と共に雷のような音が鳴る。

 

【黒閃】

 

「……っハハっやっとその気になったね…八幡…嬉しいよ、これなら少しは楽しめそうだ!!」

 

「そうか……死ね!!」

 

黒閃を決めることで120%の潜在能力を引き出さことができ、術式の精度も大きく上げることができる。

 

【呪霊操術一切照射】

 

呪式を広範囲に展開して呪霊を射出する。

 

通常では大したことのない三級四級でも呪力強化を施す事でマシンガン並みの威力になる。並みの術師ならひとたまりもないないはずだが、

 

「……舐められたものだ、この程度で私が倒せると?」

 

倍の数で応戦され、打ち消された。

 

「では、こちらの番だ」

 

次の瞬間、激痛と共に俺の体は崩れ落ちていた。

 

単純な膝蹴り。両肩を掴んで食らったようだが、防ぐまもなく食らっていた。

 

「……ゴハ!!」

「接近戦ではこちらに部があるようだが……ん?」

 

【呪霊操術・仮想怨霊くねくね】

 

「……脳みそぶっ壊れちまえ!!」

 

一定時間姿を見たものに自分の正体を強制的に思考させ、脳を破壊する呪霊。俺の持つ一級の中でも上位に来る強力な呪霊。

 

不意打ち狙いで出したが、出した瞬間に消滅させられた。

 

「終わりかな?」

 

「反転術式!?」

「当たり、よく知ってるじゃないか……呪いの反転すなわち生のエネルギー。呪霊のしかも雑兵であれば即死は免れない。【呪霊操術】」

 

何百ものの小型の呪霊が滝のように上から落ちてきて俺の体を叩き潰し、引き裂いた

 

「……特級術師がどうやって定められているか?単独での国家転覆が可能であるかどうかだが、……呪霊操術は圧倒的な数の力。どんな等級の低い呪霊でも呪力で補うことで等級の関係を崩すことができる。一級相当の君でもそのザマだ。」

 

……ああ、くそ。体が動かない。血が体から抜けていく……腕は変な方向に曲がっているし、I love千葉Tシャツもオジャンだ。

 

「……痛ってぇ……」

 

不意打ちに黒閃仕掛けてこれとか……無理ゲーだろ

 

「そう言えば君の友達に雪ノ下のところの令嬢がいたろ?随分目をかけてるじゃないか……君がダメだった時は彼女にお願いしてみるとしよう…….大した才能は無いがなに、人体実験くらいには役立つだろう……」

 

「……【呪霊操術集中照射】ッ!!」

 

偽物を囲うように呪いを放射し爆発させる……特殊な火薬を体内に仕込ませた呪霊。

 

一級呪霊も祓う火力となっているがやつはそれでも無傷であった。

 

 

「どうした?こんなもので終わりなのか?あまり舐めているようだと先ほどの取引は無かったことにさせてもらおう。せめて姦姦蛇螺を、回収して殺すとしよう……つまらないなぁ」

 

呪霊の群れによって身体中を切り刻まれる

 

「ガァッ!!……ひでぇな、お気に入りだったんだぞこの服……このフィジカルゴリラ……だいたいお前ごときにうちの巫女さんから出すわけにはいかねいんだよ。」

 

「おや、まだ余裕そうだね」

 

次は回し蹴り……呪霊を出して防御するもそれごと重い一撃が叩き込まれる

体が動かない……人のことばかすか殴りやがって……

 

最後の呪力を絞り出す……即興だが悪く無い縛りだろう……明日の呪力を前借りだ……!

 

碌に動けなくなるだろうが、コイツを殺せるのなら釣りがくる!!

 

「!ハハッボロボロのくせに無理をする……聞こえるかい、八幡。君がここで死ねばこの体でまず、雪ノ下姉妹を殺しに行く……ついでにこの体の彼が育てた例の双子もだ……君は許せないだろ?さぁ立つといい、思う存分呪い合おう!」

 

人差し指を下に向ける……仏教における降魔の手印。

 

切り札を切る合図、呪いの真髄。

 

「……【領域展開蠱毒之壺(こどくのつぼ)】」

 

水が溢れ出し、濁流と共に二人の姿を飲み込んでゆく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4()

 

 

 

 

 

 

 

「これが君の……水の中で動きづらくが呼吸は問題なくできる……君の記憶が流れてくるが随分騒がしい領域だね。君らしくない,」

 

「会話するのも億劫なんだよこっちは……だから、あるもの全てを叩き込む」

 

生きてきた時間で感じだ負の感情を全て水として貯めた呪いの壺。その真髄は記憶の中から見たことのある術式、喰らった術式を再現して領域内だけで再現する……その際の呪力消費はこの水全てに肩代わりされる

 

「半径15メートル、高さ約8メートルを満たす呪力の汚水。これら全てを使っておまえを祓う」

 

「……面白い、何をどう見せてくれるのかな?」

 

「【術式再現•黒鳥操術神風(バードストライク)】」

 

冥冥さんのカラスに体当たりをさせる奥の手。カラスの命を代償に放つため威力は絶大。カラスの代わりに形の似た呪霊を使う事で発動ができた

 

「ははっ」

 

無傷。何をどうしたか知らないが関係ない。通じないなら次の手を打つ

 

「【術式再現•呪言】感電しろ!!」

 

呪言によって電気を再現する……水中での効果は絶大だ……

 

「……皮膚がゴムでできた呪霊だ……知り合いに雷使いがいてその対策にね……」

 

どんな知り合いだ……!

 

「借ります、先輩!!【術式再現•赤血操術 百斂(びゃくれん)穿血】」

 

加茂家相伝の術式。その中でも最速の穿血は動きを制限するこの領域では最適だ……全部加茂先輩が言ってた事だけど

 

「なるほど。この状況なら脅威だ……回避は無理だな……◼️◼️◼️◼️」

 

穿血が下にずれて当たらない……何をした?まるで空間が歪んだような

 

ピシッ ……ピシッ……パリンッ!!

 

領域は一度展開すると術式が焼き切れてしまい再使用までインターバルがある……そしてこの領域は無理矢理縛りをつけて誕生させたもののため壊れると俺自身が再起不能となる……

 

領域と共に膝から崩れ落ちると目の前には醜いオブジェが立っていた……まるでムンクの叫びに胎児を合体させたような不気味な大木…のように見える。

 

体は重く、まともに動けない…

 

「君は知らないだろうが領域はね、結界を張らずに張る事だってできるんだ。だから君の領域を外から破壊させてもらった……十分実力は示せたんじゃないかな?君はいい術師になれる……」

 

これが本物のあの人からの賞賛ならどれだけ嬉しかっただろうか…

 

情けない……なんて俺は…

 

「はい、着替え。さっきの縛りは強制だから……念の為具体的な計画は話さないが長い付き合いになる。これからたまに頑張って行こうか、八幡君……」

 

すみません、夏油さん、悟さん……何もできやしなかった

 

 

 

3()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情けない……自身の不甲斐なさに腹が立つ……

 

ああ、相手にもなっていなかった……奥の手も、何もかも通じなかった。他の誰かなら勝てただろうか……?あの最強なら勝っていただろうに……

 

考えても無駄だな。

 

由比ヶ浜一家の無念、怒りを晴らすことも五条さんの代わりにあの人の体を弔ってやることもできなかった。

 

俺は乙骨のようになれなかった……なんでこんなに俺は弱い……あの時もそうだ、俺がもっと強ければ雪ノ下にトラウマを残すこともなかった……由比ヶ浜だって守れたはずだ……夏油さんの理解者にだってならてたかもしれない……

 

自惚れがすぎたな……過去に怯える俺に何ができるんだ?あの人の大義に憧れた理由はなんだ?

 

正しさに憧れたから。正義や正しさに惹かれたから……ああ、そうか俺自身には信念が無かったのだ。

 

……憧れるばかりで理解した気になって何もわかってなくて、自分自身を過信した……結果がこのザマだ……惨めだな、哀れだな……他人の模倣が限界だっだ……俺は空っぽだ

 

「虚しいな……俺の人生って……」

 

「高校生が何悟ったように言ってんのさ、探したよ八幡。」

 

「!五条さん!?なんで……あっ」

 

「助けてくれって連絡したのはそっちでしょ?何があったの?」

 

「……言えないです……言ったところで信じれないでしょうけど」

 

「……あっそ……言えなくされちゃったのか……ごめんね八幡。本当に遅かったみたいだ……」

 

「……すみません、負けました」

 

「次勝てばいい……大丈夫、僕最強だから。いざとなったらなんとかしてあげるよ……そんなことより君の友達が心配してたよ。3人」

 

「3人?」

 

「由比ヶ浜さんに雪ノ下さんそれと義輝君が君を探すのに協力してくれてさ。流石に遅いから返したけど……」

 

「遅いって……今何時です?」

 

「夜の11時」

 

「嘘でしょ?」

 

「……その様子だと時間の流れが違う空間にいたみたいだね、呪霊とやり合ったわけでも無いし、かなりの実力のある呪詛師とやり合ったってところか……」

 

「……だいたいあってますよそれで、」

 

「そっか。よく生きて帰ってきたね、流石だよ。」

 

(呪術の残滓が見当たらない……相当腕が良い相手かつ、複数人の反抗だな……八幡が負けると考えると並の術師じゃ歯が立たない……口封じも完璧か……)

 

「しばらく僕が護衛してあげようか?」

 

本来ならありがたい提案。むしろこっちからお願いしたいくらいだったが、

 

「遠慮させてください……これ以上迷惑かけれないですから……俺、もうしばらく術師続けて……強くなって負けないようになります……」

 

「……そっ……か……コレ、MAXコーヒー。僕からの奢りだ……ゆっくり飲んで帰るとしよう……特別に先生が車で送ってあげましょう!」

 

「いや、伊地知さんの車でしょ?……ありがとうございます先生。」

 

……本当に……すみません

 

「……五条さん」

「どったの?」

「……領域って、結界を張らずに展開ってできます?」

「……………難しいこと言うね…でも出来なくはない…かな」

「流石は最強」

「褒めてもMAXコーヒーしか出ないよ」

「いいっすよそれで…ありがとうございます」

 

それと、すみません

 

 

 

 

 





ここで裏話。

実は八幡が京都校で仲良かったのがメカ丸と加茂君です


 いかがでしたか?感想、誤字脱字などの報告。アドバイスなどありましたらお気軽にお書きください……今回長くなってしまいすみませんでした

投稿も遅くなってしまって……それでも多くの人が見てくださり本当に嬉しいです!これからもよろしくお願いします。

次回はさきさきか戸塚を出したいなって思っています

ご質問などもありましたらお気軽にどうぞ!

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