【本編完結】転生歌姫の舞台裏〜ゲームに酷似した異世界にTS憑依転生した俺/私は人気絶頂の歌姫冒険者となって歌声で世界を救う!   作:O.T.I

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第十幕 エピローグ 『帰国』

 魔軍との戦いが終わって早数日。

 

 その後は特に事件もなく、戦勝パーティーに出席したり、有力貴族の夫人・令嬢からお茶会に誘われたり…忙しくも穏やかな時が過ぎた。

 

 その合間にはお義母さまの部屋に遊びに行って、ミーティアとともにティアラちゃんに癒やされたり、テオと街を散策したりも。

 

 なお、父さんやティダ兄、姉さんたちは一足先にイスパルに帰国した。

 

 

 

 

 

 そして、私達もイスパルに帰国する日がやってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆様、お世話になりました」

 

 出発の朝、私達はお世話になった王城の人々と別れの挨拶をする。

 

 

「いや、こちらこそ。道中気を付けてな」

 

「テオフィルスのこと、よろしく頼みますね」

 

 と、ハンネス様とラシェル様。

 テオは今回私達とともにイスパルに戻ることになっている。

 

 

「また遊びに来るんだよ。ティアラも直ぐ大きくなっちゃうからね。……次はアンタたちの子供を見せてくれると嬉しいんだけどね」

 

「そ、それは…」

 

「母さん、あまり無茶するなよ。子育てがあるんだから」

 

「分かってるよ。ホントはカティアちゃんと冒険したかったけどね。まぁ、今回は肩を並べて戦えたから良しとしますか」

 

「ふふふ…私もお義母さまと一緒に戦えて良かったです」

 

「ミーティアちゃんもね」

 

「うん!おばあちゃん、とってもつよかったの!!」

 

「ははは!ありがとうね」

 

 ミーティアとお義母さまのコンビは強かったねぇ…

 例によってミーティアはあまり細かいことは覚えてないみたいなんだけど…

 

 

 ともかく…テオの家族、レーヴェラントの人々とは今回の訪問でかなり仲良くなったと思う。

 イスパルとレーヴェラントの結びつきは、強固なものになったことだろう。

 

 

 

「ではカティア、そろそろ行きましょうか。皆様、お世話になりました。またお会いできる日を楽しみにしております」

 

「さようなら!!」

 

「さよなら〜、おばあちゃんたち!またね〜!」

 

 そして、私達は馬車に乗り込んで王城に別れを告げるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いろいろありましたね」

 

「そうね…まさか魔軍の侵攻があるとは思わなかったけど。あなたがいて良かったわ」

 

「本当に。カティア、改めてお礼を言わせてくれ」

 

「ううん。テオの故郷を助けることができて本当に良かったよ」

 

 まだまだグラナと黒神教の脅威が消えたわけではない。

 

 だけど、一先ず危機を回避できたことは良かったと思う。

 敵幹部である『奇術師』も打倒することができた。

 

 ゲームのイベントとの関わりが、これからどうなるのか予想することは難しいが…

 各国の連携は一層強化され、情報交換も活発に行われていくだろう。

 

 

 

 

 その中で、これまで通り私は私の出来ることをやるだけだ。

 

 

 そして、その一つ一つの積み重ねはきっと…私自身の謎にも辿り着く。

 

 そう、思うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー 第十幕 転生歌姫と忍び寄る戦火 閉幕 ーー

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