インフィニット・ストラトス~進化を望むマジン~   作:スタノヴァ

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これで漸くISが解禁されました。
一夏達も動かしやすくなり予定通りならば後2話ぐらいで・・・・・・・


8話

私が重工企業を設立して約1年、その僅かな時間でAEは日本を代表する企業へと成長していった。色々と裏ワザを使っているので当然であるが表立ってはAEが独自に開発した最新合金の生産、販売、それを用いた重機の開発生産を主にしている。

 

裏では政府高官や自衛隊などに新型の兵器(UC初期の戦闘機、戦車)を購入してもらいその資金で一気に企業を拡大させていった。工場などの生産は亜空間を使用しているので人件費コストも掛からず資材の確保も宇宙から他惑星で回収しているため取引せずにできる。

 

こうして莫大な資金を持って私の作り上げたAEは世界にも通用する企業として知られていくようになった。

 

しかし、現在は既存の兵器の生産は終了し家電や車などの生産を主にしている。

1~2年でISが登場することが確定しているので今までの兵器(戦車、戦闘機)を生産しても買い手がいないだろう。この世界の人々はIS至上主義とするところが多いので(作品上仕方ないのですが)それならばISが登場した際に我々が作り出した量産機を売り出したほうが買い手も出るだろう。

 

現段階でAEが販売を考えている起動兵器は「ゲシュペンスト」、「ドラグーン」、「ジム」の三種である。

 

ISとの関連性を考えるために「ジム」シリーズは後半にならなければ飛空能力がないため却下される。同じ理由で「ゲシュペンスト」も却下されかけたがmk-2の導入を立案された為一時保留として考えられている。「ドラグーン」はアニメ「機甲戦記ドラグナー」の量産機であり「ドラグナー1」「ドラグナー2」「ドラグナー3」のデータを元に改修、発展を行った強力な量産機である。その性能は試作機を上回るのは勿論のこと高度な飛行能力を持ち制空権を奪うのに持って来いという低コストながらの優秀作である。ただし現実問題、IS後の世界では些か火力不足であるため改修か火力増量を考えなければならない。

 

数時間前に対ISを想定したPT「ゲシュペンストMk-2」、MA「ドラグーン(EWAC搭載型)」、MS「ジェガン(ミノフスキークラフト搭載兼ミノフスキー粒子散布型)」がロールアウトされた。

 

この中で最も高火力なのはジェガンであり他の量産機よりも換装武装が多くどの空間でも戦闘が可能として作り上げている。このまま行けば次期量産型起動兵器はジェガンとなる。しかしこの機体はこの世界ではオーバーテクノロジーの塊であり無闇矢鱈と量産できない。グレードダウンした商品を売り出すか実弾装備が充実している「ゲシュペンスト」シリーズを先に出そうかで議論が続いておりは未だ決断できていない。だがそれも数日には決まるだろう、今はその時を待ち続けるのみ。

ISに個数の制限がかかってしまうためどうやっても他の起動兵器の導入は必須だろう。ならばコチラでその導入を行い市場を制御してみせよう。

 

そして肝心のグランゾンでがるが既にアストラルエネルギーの研究も完成しており次元連結システムも導入済みである。対消滅エンジンの調整も完了しており後はバリオン創出ヘイロウを装備させて稼働し全てのエンジン、システムを起動そこに膨大なアストラルエネルギーを吸収させることによってついに私の念願であった「ネオ」に至ることができる。

 

今はまだアストラルエネルギーを貯めている最中だが今年中に太陽エネルギーの8乗分の力が貯まるだろう。この亜空間ならではという理由があるが。

歪曲フィールドによる攻撃遮断に加え破損しても自動的に修復する次元連結システム、更にこのシステムには平行世界からありとあらゆるエネルギーを得ることが出来るので縮退砲の連射が実現可能となるだろう。今でもD・H・Cの10連射という平均記録が存在するのだ。「ネオ」に至った瞬間にどれほどの力が備わるか楽しみでしょうがない。

私はその時を待ちつつ束との約束のために亜空間を後にした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

現在、私は亜空間を出て束の工房へと足を運んだ。

そこでは既に最終調整を初めており束がPCでプログラムの設定を変化させ千冬はISに乗り込み手足を動かしながら調整に付き合っていた。

 

「すみません、少々遅れてしまいました。」

「あ、秀くん!」

「ん?あぁ秀か。コチラはもう大方終わっているぞ。」

 

コチラを見て手を降ってくる束、視線だけ一度コチラに向けた後もう一度ISの腕を動かす作業に戻る千冬。

 

私も直ぐにその作業を手伝うためにPCを起動させる。

 

現在、ISのフレームの完成しその最終チェックを済ませてつつある。拡張領域には彼女の最も使い慣れている刀を装備させ何度かテストパイロットとして試験飛行を行ってもらっている。

彼女からの評価も中々の良好であり仕上がるのも時間の問題である。

・・・・・・・・・・それは同時にそれはISの時代の始まりであるということだ。

 

これにより世界は壊れ出しIS至上主義、女尊男卑の世界へと変わる。これにより起こる軍隊の再編成及び男性の軍職務失業、これも相まって争いが発生していく。

裏に隠れ行動している『亡国企業』の存在により更なる戦禍が広がることでしょう。

そこに新たな転生者(獅子堂のような者たち)が猛威を奮えばどうなることか。

 

間違いなく混乱は起こるでしょう、そしてそれは一夏達の生命に関わってくる。

十秋にも腕輪を渡しましたがまだ箒の腕輪が完成していません。彼女に与える力を何にするか・・・・・・・・・・・・それ以前にその力を使いこなせるかどうか、一夏、十秋と比べて箒は特殊な力を発揮したことも優れた頭脳による行動予知も行うことが出来ない、あるのは剣術の腕のみだ。

 

原作では束からIS「紅椿」が支給される。しかしそれは一夏に白式というISがあって初めて意味を成す機体だ。

 

どのような力を渡すべきか・・・・・

「秀?どうしたんだ画面を睨んだまま固まって。」

「ッ!・・・・・・・いえ、そういえばと思い出したことがありましてね。」

私は千冬の一言に肩を震わしかけたが何とか抑え一切の動揺を見せずに返す。

しかし勘のいい彼女だ、不可解そうにコチラを見てくる。

 

「いえ、箒に渡そうと思っていた腕輪ですが思いのほか完成に時間がかかりそうでしてその間に何らかの施しをしておこうかと。」

「施し?それでは一夏達の腕輪にも何か。」

「えぇ、いざという時の防衛システムに緊急連絡機能、GPS式に改造した塗料など様々なね。何らかの事故、事件に巻き込まれてもこれがあればどうにか助かることができるだろうという機能は全て組み込んであります。」

 

「それはまた・・・・・・・・・・・・・過保護な。」

一番大事にしている貴方が言うことですか。と内心で苦笑しながら私は作業に戻る。

先ほどの言った機能は全て取り付けられている、それらは幼い彼らが何らかの事故に巻き込まれないようにするための処置である。――――他の機能は説明は要らないだろう、教えたとしてもそれを発揮するには時間がかかる。

 

「束コチラの設定変更は終了し安定してます。そちらは?」

 

「うん、こっちも終わったよ。後はちーちゃんがどれだけこの子の力を引き出せるかだね。」

「あぁ。ここまで付き合ってきたんだ、使いこなしてみせるさ。」

そう言い彼女は最終チェックを終わらせてIS「白騎士」を動かす。

 

『スラスターOK、拡張領域機能正常、高度安定、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よし!束、項目全てクリアだ、問題ない。』

 

「・・・・・・・・うん。見てるよちーちゃん。全て正常に動いてる。」

束は空中を縦横無尽に翔けるISの姿をその瞳に映し続ける、長年の夢がISという形で完成したのだ。そうこれは彼女にとっての第一歩。・・・・・・・・・・・・・・・・そして

 

(世界の変革その一歩として生まれたこのISが起こす事件、「白騎士事件」へのカウントダウンを表しています。)

私は今もISを視界に納めている彼女に話しかける。

「束、ISは今までの世界の常識を覆しますよいい意味でも悪い意味でも。その先に何があるのか私にも分かりません。しかしこれだけは言えます、貴方は夢に向かって歩みつつあるそれがあのISです。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん。これは始まりなんだ、私の夢、宇宙のその先を見るための。」

 

「――――――その結果全てを失っても夢を抱き続けられますか。」

「―っ!?」

束の表情が強張るもそれも徐々に力が抜けていき悲しみに暮れた、しかし何かを決意したような瞳で彼女は頷いた。

 

「それでも私は見たいんだ。箒ちゃんにはいっぱい迷惑をかけると思う、お父さんお母さんの二人にも・・・・・・・・・・・・・・・・・・きっと嫌われる。それでも私は宇宙(そら)を目指したい。」

静かに力強くそう告げる束に私は静かに頷いた。そこまで覚悟があるのでしたら私も手を貸しましょう。

 

「束、これを・・・・・・・。」

「これは?」

私が手渡したモノを見て束が尋ねてくる。それに対し私は説明と今後の大凡の流れを予測して彼女に伝えた。それに彼女も暗い顔で肯定し手渡したモノの説明に驚愕していたが最後には笑みを浮かべて、「ありがとう秀くん。」と言った。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

――――――――――それから数ヵ月後、

束の提出した論文は多くの学者達に笑い飛ばされ全世界で否定された。それを見越したのか束は次なる策としてミサイルを日本に向けて発射するよう全世界のPCにハックをかける。

 

それを千冬が駆るIS「白騎士」が全てを撃墜、その性能の高さとオーバーテクノロジーに全世界は驚愕する。後に「白騎士事件」と呼ばれるこの一連の事件は世界に多大なる影響を与えた。

 

その首謀者にしてIS製作者である篠ノ之束は政府によって保護され連絡手段を失い、残った篠ノ之家の人々も名前を変えて家族がバラバラになってしまった。

篠ノ之家に暮らしていた織斑家は住む場所を変え政府からの援助(口止め料)により一軒家を手に入れることになった。

 

世界は正史の流れに沿うようにして動いていく。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私を除いて。

 




原作ですと少なくとも彼女は中学生3年~高校生3年の間にIS事件を発生させていてそれにより小学四年生だった箒が家族と離れ離れになってしまいます。

つまりIS誕生(10歳)から原作開始(15歳高校生)にかけてのたった5年で複数回のISの大会やらでどれだけ浸透しているのかと突っ込みたくなる設定ですがここら辺は原作よりで書いていこうかと。若しかしたら後数年は伸びたのかな?
でも一夏が小学1年生の頃に千冬が中学生だったという描写があったからこれくらいじゃないと・・・・・・書いていて色々と混乱していしまいますがこれからも読んでいただけたらと思います。

えぇっと今回の話は簡単に言えば束さんの覚悟編ってサブタイトルがつくかと思われます。ISを世に示すそれがどれだけの影響を与えるか、それを知っていて尚それを行動に移した彼女の覚悟。ここに注目して頂ければと思います。

少なくともISの力は作った本人が一番理解していると思うのでその結果によって政府の人達がどのような行動に出るかなどということは彼女ならば予測できていたと考えています。家族が離散して妹に恨まれること理解した上で彼女は「白騎士事件」を起こしたのだと。
覚悟の上での行動ならばその並ならぬ彼女の信念に感服してしまいます。
てかそう解釈して原作を読んだりしていました。

・・・・・・・・・・・・・・・これで本当の理由がしょうもない事での行動だったらうp主を笑ってください。
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