人生とは選択の連続だと思う……でも、これは絶対違うだろ 作:チョチョイのチョイス
自分も書いてみたいなーとは思ってますけど、難しいなぁ。とりあえず今は主人公視点で話を進めて暇な時に書いてみることにします。
「皆の者ー!準備はいーいー?皆の目玉をエレキネット!何者なんじゃ?ナンジャモです!おはこんハロチャオ!ナンジャモのドンナモンジャTVの時っ間っだぞー!」
目の前でそんな挨拶を元気に行う配信者を眺める。
え?いまおれはなにをしてるのかって?
それはね──、
「今日は……いや、"今日も"スペシャルなゲストが来てくれてるよー!チョイス氏ー、よろしく!」
「おはこんハロチャオーッ!!今日も俺がやってきたぞーッ!!
イエェェェェェェェイッ!!!」
──ナンジャモの配信に参加してました☆
いや、本当は嫌だったよ?ナンジャモから『ゲストで来てくれないかな?』なんて言われても、目立ちたくないしなー、って思ってたし。
じゃあなんで出てるのって?察しろ。
テンションも高いって?察しろって言ってんだろ!
「今日はね、チョイス氏と配信をお送りしていくよー!」
〘来たか準レギュラー〙
〘今日は乱入じゃないんだな〙
〘全裸待機で待ってました〙
何故にリスナーからは好感触なのだろうか。コレガワカラナイ。
俺がナンジャモの配信でやった事と言えば、ナンジャモの後ろで踊ったり、ジム戦してるナンジャモの横で歌を歌って盛り上げたり……いや、ほんと俺何してんの?
「今日はねー、チョイス氏から教えてもらった他の地方でやってる"トリプルバトル"をやっていくよ」
「え?」
エ?
ヱ?
e?
ゑ?
……トリプルバトル?
ポケモン勝負するの?
聞いてないよー!やめてよー!ポケモン勝負はもういいよー!
もうこの前、とある方のせいでポケモン勝負にトラウマ出来てるんだよ!?しかもトリプルバトルとか俺苦手なんだけど!
企画の説明、前もってしといてよー!
内心、そんなことを思いながらナンジャモの説明が続いている。
クソゥ、逃げ場ないのか?いや、ここで何かしら喋って回避しよう。みんなでポケモンフードを作ろうとか、企画を変えて──
【トリプルバトルか、滾るな】
【トリプルバトルか、興奮しちゃうじゃないか…♠】
(悲報)逃げ場無くなったンゴ。
ちくしょうめェ…!
いやだが待てよ?相手はナンジャモ。つまりはそう、ネモじゃない!
そう何度もやるわけじゃないだろうし……勝ちましたこれ。
「トリプルバトルか………滾るな」
「お!チョイス氏もやる気だね!それじゃ、張り切っていってみよう!」
【まあ、俺強いから俺がナンジャモのポケモン三体相手取ってやるぜ!】
【まあ、俺のポケモン強いからハンデとして全員にかえん玉を持たせてやるぜ!】
……………………エ?
…………ポケモン対人間?状態異常玉?
なんでだよォッ!普通に戦わせてよォ!
フジャケルナッ!!
上なんて無理だ!無理よりの無理!
下も下でキッツ!!どうせナンジャモも本気モードのポケモン出してくる中でそんなハンデ背負う余裕ねぇよ!!
クソ、かえん玉ってアレだろ?やけどになるやつ。
やけどって持続ダメージ+物理の攻撃のダメージ減るんだろ?
いやキツすぎ。バカだよバカ。なんでこう自分の首を絞める選択肢出すの?
………よくよく考えたら自分の首っていうか選択肢が俺の首絞めてるんだワ!
もういいよぉ、やめてくれよぉ。
………はぁ。
「まあ、俺のポケモン強いからハンデとして全員にかえん玉を持たせてやるぜ!」
「え!すっごいハンデ!ボクナメられてる!?……でもチョイス氏頭おかしいくらい強いからこれでトントンなのは事実なんだよねー」
はい、頭おかしいとか言わない。頭がおかしいのは選択肢さんだけで十分です。
まあ、そんなこんなで戦うことになったと。ナンジャモと戦うなんていつ以来だ?
俺がこの島に来てジム回ってた時以来?そうなるとかなり久しぶりだな。
「さあ!行っくよー!」
そう言ってナンジャモが出してきたのは、タイカイデン、ハラバリー、ムウマージ。
じゃあこっちから出すのは……、
「……よし、行ってこい」
そうして出したのは、カイリキー、ドヒドイデ、ギルガルド。
今回はかなり不利なポケモンで戦ってやる。もうここまで来たらヤケよ、ヤケ。
「うわ!出たぁー……弱点つけるけど……キッツイなぁ…!」
ナンジャモのそんな声が聞こえた。
いや、行けるだろ、頑張れ。ナンジャモ頑張れ。
「……んー、今回はムウマージのテラスタルはやめとくべきだよね?」
え?それは聞いてない。やめて!ムウマージに3タテさせられちゃう!
あなたでんきタイプのジムリーダーでしょ!?でんきにテラスタルしなさいよ!
あとバトル中にリスナーにアドバイス求めない!やめて!
「よし!テラスタルはタイカイデンにしよう!」
やめろォ!特性ふうりょくでんきのおいかぜ戦法からのでんきテラスタルのでんき技はシャレならんぞクォラァッ!!
「お願い!タイカイデン!!」
こちとらやけどのハンデもあるんだぞッ!不利なポケモンで戦ってやってもいるんだぞッ!いじめか!?いじめなのか!?
ナンジャモってもしかして僕のこと嫌いですか!?
「よぅし!みんな!いっけぇーー!!」
え、あ、ちょ、や………ヤメロォッ!!!
気がつけばボロボロのナンジャモのタイカイデンとハラバリー、そしてギルガルドだけが残っていた。
ふっ、うちのカイリキーの特性がこんじょうだったことを忘れていた。おかげで何とか戦えたぜ(ガクブル)
ムウマージもギルガルドとの殴り合いで何とか落とせた。シャドボ連発こそが正義だ。
でもキツイわ。あともうキツイ。
ムウマージとの殴り合いとやけどでうちのギルガルドさんもう瀕死寸前。どうしましょうか。
【ギルガルドを装備!チョイス、行っきまーす!】
【潔く負けを認めよう。今日から君はナンジャモの犬になるのだ】
………やってやろうじゃねぇか、コノヤロウッ!!
「オラァッ!」
「チ、チョイス氏がフィールドに出てきた…!?」
左手にギルガルドの盾を装備!右手には本体!今の俺は騎士王だぜい!
……心做しかギルガルドも『あとはお前に任せた』みたいな顔してるのは気のせいだろう。
「かかってこいよォ!」
「面白くなってきたね!視聴者もどんどん増えてくよ!……あ!高評価とチャンネル登録よろしくね!」
こんな時でも欠かさないその心意気。さすがです。
さてと──、
「突撃ィィィイッ!!!」
俺はナンジャモのポケモンへとギルガルドを高々と掲げながら突っ込んでいきましたとさ。
ちなみにこの配信後、パルデア内でトリプルバトルが大流行した。
配信者の影響力パネェー。
"ナンジャモ"
チョイス(選択肢)とのノリがよく合い、配信が盛り上がるためチョイスにかなり懐いてる。
配信者として初期のころに、とあるリスナー『オセンタク』さんと売れるためにどうすればいいかという相談をSNSでしたことがある。それからというものそのリスナーとはかなり仲良くしてる。実はそのリスナーは誰なのかは知ってたりする。
"チョイス"
ナンジャモの配信は初期……正確には初配信から見てる。実はかなりの隠れファン。ファンであることはナンジャモ自身には知られてないと思ってる。