一応は副船長やってます。   作:アルピ交通事務局

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シティーハンターよりも大泥棒の右腕よりもゴルゴ13よりも野比のび太の方が強い

 魚人島を辿り着いてから3ヶ月が経過した。

 さっさと東の海に行かねえのかって?俺も行きたいには行きたいけど、偉大なる航路から東の海に戻るのも割とマジで命懸けだ。

 現代知識や倫理観は持っているが偉大なる航路を生き抜く航海術の1つや2つ学ばなきゃならねえし、ただ単に強くなれば良いって話じゃねえ。

 

 人魚の姉ちゃん達を攫う人魚攫いの魚人を撃退した事により、魚人島の面々に主に人魚の姉ちゃん達に気に入られた。

 料理自慢の姉ちゃん達の美味い飯を食いながらも魚人島で日々を過ごしつつも、色々と訓練している。

 

あー……あー…………あー……う〜ん」

 

「スゴイわね!」

 

 人魚の姉ちゃんの前で声を出している。ただ単に声を出しているのではなく、様々な声を出している。

 声帯模写だが……なんでこんな事をするのかと聞かれれば色々とあるが、俺の容姿が大泥棒の右腕だ。だったら、変装技術の1つでも身につけておかなきゃならねえ。人体錬成の応用をすれば恐らくだが容姿の1つや2つ、弄くる事が出来るだろうが人体錬成関係をすれば確実にロクな事にならねえ。だからまぁ、変装術でお馴染みのマスクを錬金術で作ってみて人魚の姉ちゃんの前で披露する。

 

 コレを会得することが出来るならば世渡りも上手くなるだろう。

 ONE PIECEの世界でこの変装術がなんの役に立つのかは分からねえし、基本的には素顔で行くつもりだ。一発芸の1つとして会得しても問題はねえ。

 

「さぁ、始まりました!凄腕のガンマン達による的当て!」

 

 魚人島は主に海賊が落としていく金で生計を立てたりしている。

 ふと海軍の基地をここに建設すれば、それこそスモーカーレベルの実力者を置いておけば逮捕し放題じゃねえのか?と思った。

 海賊が絶対に通過する街なんだからむしろ警備を強化しろよと思ったのだが、ネプチューン王とかは置いていない。魚人島が見下されているのか……まぁ、どっちでもいいか。

 

 人魚の姉ちゃん達はショービジネスを行う。

 人魚の姉ちゃん達が華麗に泳いで舞う……のではなく的当てをするだけの至ってシンプルな射撃の大会だ。

 ただし、優勝賞品に魚人島のエターナルポースと新世界用のログポースがついている。海賊は1回は魚人島を通らなくちゃならねえし、これから新世界に向けて旅立つのならば新世界用のログポースは必須だろう。

 

「頑張ってね、大輔くん!」

 

 腕自慢のガンマン達が、空き缶を狙って撃つ。伊達に偉大なる航路の前半を渡ってきてねえ、腕の良いガンマンも中には居る。

 ただし武装色の覇気を纏ったりはしていない。シンプルに覇気と言う概念がねえんだろう。

 人魚の姉ちゃんがサービスしてくれて俺の参加料はタダだ、だが優勝云々の八百長は一切しない。まぁ、八百長しようがしまいが俺にゃ関係無い話、勝ちゃいいんだよ、勝ちゃあ。

 

「人魚の姉ちゃんよ、ルールの最終確認だ……自前の銃で6発のみ使用可能、置かれている空き缶に当てた数を競うで間違いねえな?」

 

「ええ、もし銃の性能に自信が無いならこっちが用意した銃を使ってもいいわよ!」

 

「俺の武器はコレだけだよ……さて……」

 

 魚人島に繋がるエターナルポースはヤマトがカイドウからパクってきたものがある。

 エターナルポースに関しては普通に売ればいい……高額だが新世界用のログポースは魚人島でも売ってる。買ってもいいが、どうせならばとこういう催し物で腕を試すのも悪くはねえ。

 

 使う拳銃はコルト・パイソンではなくワルサーP38。

 連射機能がある銃弾、回転式銃は連射出来るようで連射する事が出来ないからな。オートマチックな銃ならば連射する事が……アレをする事が出来る筈だ。ワルサーP38を構えて1番大きなトマトのホール缶目掛けて銃を撃った。

 

「命中1発!」

 

「いや、違えよ」

 

 トマトのホール缶は弾けた。

 拳銃の弾丸が当たったのだと人魚の姉ちゃんは判定を下すが俺はその判定に異議を申し立てする。なんの事だと人魚の姉ちゃんは困惑しているので当たったトマトのホール缶を姉ちゃんに見せれば姉ちゃんは驚いた。

 

「あ、穴が6つ!?」

 

「ルールはこう。自前の銃で6発撃って缶や瓶に当てろと……1つのターゲットに6発当てちまったら失格か?」

 

「いいえ……凄まじいわね!!」

 

 ドラえもんの野比のび太がやってのけた拳銃の技術を披露した。

 野比のび太は空き缶に向かって弾を撃って弾が当たった際の衝撃で空中に浮いた空き缶に5発の弾を撃ち込む……日本人だから拳銃とは縁遠くて死んでから地獄の転生者養成所で銃の構造や技術を学んだが野比のび太の射撃技術が如何にイカレてるのかが分かる。冴羽獠もデューク東郷も次元大介も野比のび太の射撃センスには敵わないとかどうとか。

 

「釘撃ちに高速の連射…………後はなんだ?」

 

 普通の拳銃で出来そうな神業とも言える多くの技術を既に会得している。

 防弾の強化ガラスを撃ち抜く釘撃ち、撃った衝撃で空中にいる対象物を撃ち抜く高速の連射。まだまだ出来そうな技術は無いのか?武装色の覇気を纏わせた銃弾の方がなにかと効率がいいんだが、それだけはまだ出来ねえんだよな。

 

 あんな子供が6発を一瞬の内に撃ち込んだだと?と驚く俺を知らねえ海賊や人魚の姉ちゃん達。

 現段階で銃火器を扱わせれば最強と言われている転生者である海坊主と比べればまだまだ……いや、積み上げた物が違うか。俺の転生者としての生活はまだまだはじまったばっか、ここから色々と積み上げていく。

 

「6発撃ち込んだのは俺だけか」

 

 ONE PIECEの世界はとにもかくにも銃が不遇で、一応は回転式銃は存在するが基本的にはフリントロック式だ。

 ガンマンの銃の腕でなく銃の性能の問題……よくもまぁ、あんなゴミみたいな性能な銃を扱う事が出来ているとは思う。最大で5発撃ち込んだ奴が限界だった。

 仮に銃の性能が同じならば、果たして俺は勝つことが出来ていたのか?そこが気にならないかと言えば嘘になるが、俺は錬金術で作ろうと思えばデザートイーグルだって作れるのに好みの問題でワルサーP38やコルト・パイソンを使っている。S&W M500とか、マジで強えんだがな。

 

「次は水球よ!」

 

 3発以上撃ち込んだ人は次のステージに移る。人魚、ではなく魚人がバレーボールを手にして水球を行う。魚人だから異常なまでに素早い。

 高速で動く的を、ボールを撃ち抜けか…………簡単過ぎるな。見聞色の覇気を実戦に使えるレベルになった俺は交差する新幹線の中でターゲットを撃ち抜く事だって出来ちまう。ここはこれしかねえなとコルト・パイソンを抜いて躊躇いなく撃ち抜いた。

 

 周りの連中はボールは何処だ何処だと追いかけているがこんなもんか。

 俺がバレーボールを撃ち抜けばボールの速度は落ちていき他の連中は躊躇いなく撃ち抜いた。

 

「姉ちゃんよ、もし仮に次があるんだったら撃たせる的をバレーボールじゃなくて野球のホームランボールにしてくれよ」

 

 狙撃銃さえあれば俺はそれこそ大谷翔平やイチローのホームランボールを撃ち抜く事が出来る。

 もうちょっと骨のあるものはないのかと思った、俺は2次予選も無事に通過する。無事に通過して最終戦がはじまる。最終戦は出てくる的を当てるだけの的当てだ。ただし中にはダミーもある、人魚の的や魚人の的も存在しており、それに当てれば即座に失格。如何にして脳天を撃ち抜くかが大事な事である。

 

 的が出てくる時間は3秒ぐらい。

 的が出てきたと同時にクイックドロウで構えれば簡単に撃ち抜く事が出来るだろうが、撃ち抜いて問題無いかそうでないかの判断も必要になる。見聞色の覇気を用いて何処から的が出て来るかのは分かるが、俺の見聞色の覇気じゃその的が撃ってもいい的か?それともそうじゃない的か分からない。コレは果たして見聞色の覇気を鍛え続けたとしても分かるかどうか……謎だな。

 

「ま、満点!満点です!!」

 

 とりあえずはぶっちぎりの満点を叩き出す。100点が限界であるならばその100点はありがたくいただく。

 他の連中もなんとかして俺と同じ記録を目指そうとするが誰1人出来なかった。銃の性能かはたまた腕前か、どっちかは分からねえけども俺がぶっちぎりで優勝を果たした。

 

「エターナルポースは要らねえ、準優勝の奴に渡してくれ」

 

 コレでログポースの確保も出来た。残りは航海術……つっても、錬金術があるからそれで風を生み出せばいいだけの話だ。

 新世界用のログポースを貰った……オーロ・ジャクソン号を作った船大工のトムの弟はコーティング屋をしていたから金を積めばちゃんと信頼できるしっかりとしたコーティング屋にコーティングしてもらえる。

 

「ねぇ、大輔くん……やっぱり出て行っちゃうの?」

 

 海獣のハンバーグを作ってくれる人魚の姉ちゃんは暗い雰囲気を纏って聞いてくる。

 ログポースも揃って浮上方法も教わっており、後は俺の気分次第……魚人島を出て行こうと思えば何時でも出て行く事が出来る。

 

「出会いがあれば別れもある。流れ者は友達ぐらいの感覚でいいんだよ」

 

「……お姉さん、寂しいな。マーメイドカフェの皆も大輔くんが居てくれたら嬉しいわ。大輔くん、子供なのに大人の魚人にだって勝っちゃうとっても強い人間なのに」

 

「己の身が可愛いってか?」

 

「違うわよ……お姉さん、大輔くんともっともっと一緒に居たいなって」

 

「そいつは出来ねえことだよ」

 

「私、一度も魚人島の外に出たことがないけどやっぱり外の世界ってそんなに凄いの?」

 

「ま……よくも悪くもな」

 

 人魚の姉ちゃん達は俺に魚人島から出て行ってほしくないみたいだ。

 こんなガキを捕まえていったいなんになるんだ?目の前で純金を錬成した姿を一切見せたことはねえぞ。近い内に俺もこの魚人島を出て行こうと考えていることを改めて伝えれば人魚の姉ちゃんが海獣のハンバーグのタネである挽き肉を捏ねるのをやめる。

 

「お姉さんは行かないでほしいな……」

 

「おいおい、ショタコンに目覚めるの早すぎるだろう」

 

 今生ではまだ10にもなってないガキを思うとか、どういう倫理観を持ってるんだ人魚の姉ちゃんは。

 ハッキリと行かないでほしいと人魚の姉ちゃんは口にする……俺が仮に行かないなら行かないで、それはそれで得という物はある。オリヒメ様を死ぬ確率を下げたりする事が出来るが…………地獄曰く原作キャラ救済はただの自己満足だ。

 

 物語には起承転結が存在する。俺のダチに言わせりゃ一定のビートを刻むのでなく波を刻んでいる。

 悲劇があるからヒーローは生まれる。中二的な過去があるからこそ読者の心に刻まれる。未来を知っているから良い未来に向かわせようとするのは個人の勝手、究極の自己満足だ。起きている喜怒哀楽の全てを受け入れろ、良いことだけが世の中じゃねえ、悪いことも沢山あり時にはそれを受け入れなければならない……まぁ、バッドエンドやビターエンドにも意味があるって事だ。世の中はハッピーエンドだけじゃねえ。

 

 未来を知っているから救わなければならない義務は何処にも無い。

 もしあるとするのならば未来を知っているから救おうと思えば救うことが出来ると自覚するだけ……そう考えりゃ、俺は根っからの悪人だな。オールマイトのおっさんや天王寺の旦那みたいにヒーローになろうって全くと言って考えちゃいねぇ。ヒーローなんてガラじゃねえんだ。

 

「なにかしたい事でもあるの?」

 

「故郷の王様をぶっ殺してえ……ただそれだけだよ」

 

 外の世界でやりたいことがあるから魚人島を出て行く。

 人魚の姉ちゃんは魚人島を出て行く理由を聞いてくるので故郷の王様を、馬鹿殿である黒炭オロチの野郎を殺したい、ただそれだけだよ。

 

「そんな物騒な事をしなくて、ここに住んでくれたら……マーメイドカフェの皆も……」

 

「俺は俺の道を行くだけだよ……けどまぁ、そんだけ思われてるのは男冥利に尽きるってもんだ。そいつが分かっただけでも俺は嬉しいぜ」

 

 こんな色っぽい人魚の姉ちゃんに好意を抱かれてるのは嬉しい事だ。

 大泥棒みたいに服を脱ぎ捨ててダイブするなんて馬鹿みてえな事はしねえけども……あの猿顔よりモテるのはありがたいな。

 人魚の姉ちゃんは海獣のハンバーグを作ってくれた。海獣の肉は魚とも鳥とも牛とも豚とも違う肉で美味かった。

 

「地上まで送ってくわ!」

 

「ああ、頼むわ」

 

 2週間後、俺は魚人島を出て行く事を決めて出て行く。

 魚人島を出て行くといえば人魚の姉ちゃん達は涙を流したがなんだかんだで見送ってくれる。見送ってくれるどころか海上に上昇まで付き添ってくれる。コーティングした小舟をシャボンに包んで浮く木を先頭につけて人魚の姉ちゃん達と一緒に海を浮上した。

 

「ここが地上……なんて素敵なところなのかしら!」

 

「姉ちゃん、油断すんなよ……俺はともかく人魚である姉ちゃん達はヤベえ奴等に狙われるからよ」

 

 地上まで一緒に来てくれた人魚の姉ちゃん達は青空を見て喜びを見せる。

 本物の青空、本物の太陽、嬉しいことこの上ない事だろうが地上じゃ人魚は高く売れる商品の代表格みてえなもの、さっさと逃げろと言えば人魚の姉ちゃん達が近付いてきた。

 

「大輔くん、コレは今までのお礼よ」

 

 人魚の姉ちゃんがそう言うと俺の頬にキスをした。

 1人じゃない2人、3人と多くの人魚の姉ちゃん達が俺の頬にキスをしてくれて気付けば両頬がトマトの様に真っ赤だった。

 

「ったくよ、こんなクズ野郎よりもいい男にキスしてやれよ……キスは挨拶じゃなくて神聖な契約なんだぞ……じゃ、またな」

 

「ええ、また会いましょう」

 

 人魚の姉ちゃんのリーダーがそう言えば人魚の群れは海に潜って魚人島へと戻っていった。

 俺はこれからどうするか……聖地マリージョアの襲撃とかはしねえ、天竜人の喧嘩を売るには最低でも全盛期のモンキー・D・ガープやシルバーズ・レイリーレベルの実力を持ってねえと出来ねえことだ。過去に、それこそ転生者養成所が無かった頃の転生者が悲劇のキャラ救おうぜ!とか言う事をやりだして最後に天竜人に喧嘩を売ったらまだ老いと言うデバフがそこまで無いモンキー・D・ガープとセンゴクに殺された一例がある。

 

 悲劇のヒロインは醜い嫉妬なんかで生まれる。

 憎しみをはじめとする様々な憎悪、悪意を受け切って精算する、全てを洗い流す雨にならなければ二次元のよくある馬鹿でも明確に分かるテンプレな悪役から悲劇のヒロインを救うことが出来ねえ。そもそも物事を善悪で決めることだって場合によってはエゴらしい。

 

「さて…………」

 

 偉大なる航路に入る方法は新世界というか魚人島で色々と学んだ。

 だが、その真逆、偉大なる航路から東西南北の海に行く方法は殆どなかった。だが、殆どなかっただけであり無かったんじゃない。なんとか見つける事は出来たが、大きな問題が1個ある。

 

 俺はモンキー・D・ルフィが船長な麦わらの一味に出来れば加わりたいと思っている。

 ある程度は原作通りに事を運ばせておかなければ世界が詰んじまうヤベえ世界ってのもあるからな……まぁ、Fate/Grand Orderより幾ばくかはマシだ。ルフィの顔を立てるのは別にいいが、問題はどうやってルフィに会うのか、フーシャ村に行けばルフィに会えるが問題はどうやってフーシャ村に行くかだ……………この世界、地図が存在してねえんだよ。地図の概念はあるけれども世界地図とか存在してねえ、どれだけ優れた航海術を持っていても目的地が何処にあるのかが分からねえ……東西南北の海はコンパスさえあれば航海出来るらしいがな。

 

「今の時点で顔を覚えられるのは厄介だから…………覚えてて正解だな」

 

 変装術を使って今の見た目とは全く異なる見た目に切り替える。

 確実にフーシャ村に行く方法はただ1つ、モンキー・D・ガープに会う……ガープならばフーシャ村の、ゴア王国に行くことが出来る地図を持ってんだろう。




ボツった悪魔の実

ホシホシの実

超人系 星座に関するあれこれが出来る(ペガサス流星拳とかペガサス召喚したりとか色々と出来る)

ネズネズの実 モデル 想像種 ミッキーマウス

動物系 ミッキーマウスのあれこれが出来る(キーブレードや魔法が使える)

ヒカヒカの実

自然系 様々な光になることが出来るピカピカの実の上位互換 必殺技は有毒な光を集めてカピラリア光線にして放つレインボーシャワー
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