セシリア・オルコットとイチャラブしたいッ!!   作:シシカバブP

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原作崩壊たーのすぃー


第9話 クラス対抗戦(おまけ)

 クラス対抗戦当日。

 今年は4人中3人が専用機持ちとあって、アリーナの観客席は満員御礼状態になっていた。

 ちなみに、場外にもリアルタイムモニターが設置されているらしく、会場入り出来なかった人達はそっちで見学するとのこと。

 

 え? ずいぶん話が飛んだって? そんじゃ、この1週間何をしていたか聞くか?

 

 

(ダイジェスト開始)

 

■月曜日

 

――学生寮の食堂にて

 

「悠人さん、あ~ん❤」

「んぐんぐ」

「も、もうこの程度じゃ怯まないわよ……」

「悠人さん、ほっぺにジャムが付いてますわよ」

「え、マジで?」

「はい。ん……」

 

――チュッ

 

「はい、取れましたわ❤」

 

 

「あんぎゃあぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

■火曜日

 

――第2アリーナにて

 

「すごいなセシリア、百発百中じゃん」

「ふふっ、これでもイギリスの代表候補生ですから。これくらいは朝飯前ですわ」

「それでも、訓練に訓練を重ねたから出来る芸当だろ?」

「もう、そんなに褒められると照れてしまいますわ♪ ですが……悠人さんには、もっと褒めて欲しいと思ってしまうのは、我が侭でしょうか?」

「そんなことないぞ。ほら、おいで、セシリア」

「はい❤」

 

 

「こんなところで盛るなぁぁぁぁぁっ!!」

 

■水曜日

 

――屋上にて

 

「今日もいい天気だなぁ……」

「そうですわねぇ……」

「セシリア、膝辛くないか? ずっと膝枕してもらってるけど」

「いいえ、全く問題ありませんわ。むしろわたくし、ずっとこのまま……❤」

「セシリア……]

 

 

「ここでもかぁぁぁぁぁぁいっ!!」

 

■木曜日

 

――1年1組の教室にて

 

「ゆーうとさん❤」

 

――ボフッ

 

「おっと。いきなり飛び込んできたら危ないぞ」

「悠人さんなら絶対抱き締めてくれると信じてますから♪」

「まったく、仕方ないなぁ(頭撫ぜ撫ぜ)」

「くぅ~ん❤」

 

 

「ひゅー……! ひゅー……!」

 

「の、のほほんさぁぁぁぁん!?」

 

■金曜日

 

――再び食堂にて

 

「セシリア❤」

「悠人さん❤」

 

 

「……(死んだ目)」

「ヴィ、ヴィシュヌさん!?」

「誰か、担架ー!!」

 

「嗚呼! 素晴らしきラブの波動! 今こそ皆『イチャラブ教』に入信するのです!」

 

「かなりんが壊れたぁぁぁぁぁ!!」

 

(ダイジェスト終了)

 

 

 自重しろ? だが断る。

 

「悠人さん、どうかしましたの?」

「いいや、ちょっとここ1週間の事を思い出してただけ」

「そうですの」

 

 俺とセシリアを含めた1組の生徒は皆固まって、観客席の一画に陣取っていた。

 

「ところで、1組の対戦相手ってどこなの?」

「先週玄関前に張り出されてたの、見てないの?」

「ああ~、すっかり忘れてた~」

「そういえば、俺も見てねぇや」

「ちょっと、榊君まで~」

 

 どうせ2組とだろうと思って意識もしてなかったが、失敗したかもしれない。

 ここまでで、原作通りじゃなかったことが大量にあったんだ。今回の組み合わせも、もしかしたら……

 

「確か1回戦で、4組と当たるはずだよ」

 

そっちかぁぁぁぁぁ!!

 

「4組ってことは、専用機持ちとか?」

「うん。聞いた話だと、日本の代表候補生だって」

 

 確定だ! 間違いなく、あの青髪赤目姉妹の妹、更識簪だ! 今のワンサマーが勝つ未来が見えない!

 しかし原作だと、この時点ではまだ打鉄弐式は完成していないはず。訓練機が相手ならワンチャン……

 

「あっ、織斑君が出てきたよ!」

 

 夜竹さんが声を上げたのでアリーナの方を見ると、ちょうどピットから白式に乗ったワンサマーが入場したところだった。

 そして、反対側のピットから――

 

 

「あれが、日本の第3世代IS『打鉄弐式』ですか……」

 

 

アイエエエエ! 打鉄弐式!? 打鉄弐式ナンデ!?

 

 白式開発の煽りを受けて、未完成のまま放置されたんじゃなかったの!? なんで完成してるの!?

 

「悠人さん、どうしましたの?」

「い、いや。打鉄弐式が出てきたことに驚いてた」

「はい? 専用機持ちがクラス代表なのですから、専用機が出てくるのは当たり前ではありませんの?」

 

 セシリアの言うことはごもっとも。けど、原作知識がある身としては、驚かざるを得ない。

 

「俺が以前、入学前に色々調べてたって話はしただろ?」

「ええ、その時にわたくしの事を……」

「ああ。その時に、4組の代表候補生の事も知ったんだけど、その時点では打鉄弐式は完成してなかった、はずなんだが……」

 

 微妙に誤魔化して説明した。

 すると、前の席に座っていたのほほんさんがスッと立ち上がった。

 

「ゆーゆーよく調べたね~。かんちゃんの専用機は、先週完成したばかりなんだよ~」

「「「かんちゃん?」」」

 

 俺を除く、周りのみんなが首を傾げる。

 

「更識簪だから、かんちゃん~。幼馴染なんだ~」

「へぇ」

「そうなんだぁ」

 

 かんちゃんの謎が解けて、一同首を縦に振る。主従関係なのはまだ秘密なのかな?

 

「ゆーゆーの言う通り、おりむーの白式開発が優先されたせいで、かんちゃんの打鉄弐式は開発延期になっちゃったんだよ~。でも、かんちゃんが未完成の機体を引き取って、私を含めた整備科のみんなで組み立てたんだ~」

「ええっ、いつの間に!?」

「というかのほほんさん、敵に塩送っちゃだめだよ~!」

「う~! 私にとってはフリーパスもかんちゃんも大事だったんだよ~!」

 

 責めるクラスメイト達と反論するのほほんさん。とはいえ、みんなも本気で責めたいわけでは無いようで、最後には『もうやっちゃったもんは仕方ないか~』で有耶無耶になった。

 さて、打鉄弐式がこの時点である理由は分かったが、こうなると……

 

「これ、織斑さんに勝機はあるんでしょうか?」

「どうでしょう、何分あの機体の情報がありませんから……」

 

 1組の代表候補生2人が疑問を口にしながら、4組のクラス代表を凝視する。

 もし、あの機体がガワだけでなく、武装類も全部完成していたら……やめよう。これ以上悪い予想ばっかりしても良い事ない。

 

「ほらほら! 試合が始まったよ!」

 

 その声の通り、アリーナでは白式と打鉄弐式の戦いが……というより、白式がアウトレンジから一方的に攻撃を食らっていた。

 雪片弐型を構えて突っ込んでは逃げられ、逃げられては相手の射撃を食らう。そして頭に血が上ってさらにイノシシになるという悪循環。

 

「ああ~……」

「織斑く~ん……」

「いくら専用機に乗ってるって言っても、代表候補生が相手じゃ仕方ないか~……」

「向こうも専用機に乗ってるからね~……」

 

 1組内では、もうワンサマーの負けは確実という雰囲気が漂っていた。ぶっちゃけ、俺もそう思ってる。

 と思っていたら

 

――ドンッ

 

 なんと、突然ワンサマーがものすごい速度で打鉄弐式に肉薄したのだ!

 

「ええっ!?」

「何あれ!?」

「あれは……!」

「セシリア、知ってるの!?」

「あれは瞬時加速(イグニッション・ブースト)、スラスター内にエネルギーを取り込み圧縮して、瞬時に放出することで加速する技術ですわ」

「初めて聞いたよ、そんな技術」

「織斑君、そんな隠し玉持ってたんだぁ」

「マジか……」

 

 ここに来て、原作主人公補正が!?

 

――チュドォォォォンッ!!

 

「「「ええ~~!?」」」

 

 ……打鉄弐式から放たれたマイクロミサイルの嵐を正面からモロに食らって、白式は錐揉み状に吹き飛ばされた。

 

「山嵐……」

「ゆーゆー、知ってたんだ~? でも、あれはまだ未完成なんだ~。マルチロックオン・システムが完璧じゃなくてね~」

「あ、そうなんだ」

 

 それでも、ほぼ全弾が直撃した白式のSEは空っぽになり、4組の勝利がアナウンスされた。

 

「残念だったね~」

「まあ、仕方ないよ」

「むしろ、入学までISに乗ったこと無かった織斑君があれだけ戦えたのはビックリだよ」

「しかも最後に瞬時加速(イグニッション・ブースト)なんて大技も見れたし」

「だね~。私的には満足かも」

 

 みんな、ワンサマーが負けた事はさほど気にしてないようだ。良く言えば優しい、悪く言えばあまり期待していなかったというか……。

 ワンサマー、お前が悪いわけじゃない。世界線が悪かったんだ。……お前が言うなって? ~♪(吹けない口笛)

 

「さて、これ以上ここにいても仕方ないし、ここから出ようぜ。というか、場外にいる連中と交代してやろう」

「そうですわね」

「そうしましょう」

 

 俺の提案にみんなが頷き、1組一同、ぞろぞろと観客席を後にした。

 

 

 

 

 その後、決勝戦のカードは2組と4組になり、甲龍と打鉄弐式が試合時間いっぱいまで、衝撃砲と荷電粒子砲を撃ち合った。

 で、最終的には甲龍が(残SE量で)判定勝ちとなり、デザートフリーパスは2組のものとなったのだった。

 

 そしてその夜、夕食を食べた帰りに

 

「一夏!」

「お、おう」

「ら、来月の、学年別トーナメント、私が優勝したら――」

「したら?」

「つ、付き合ってもらうぞ!」

「……はい?」

 

 寮の廊下まで聞こえるぐらいの大音量で、ワンサマーとモッピーのやり取りが響いていた。

 

「悠人さん、あれって……」

「他所の恋愛事に首突っ込むべきではないと思うぞ」

「……そうですわね。それに、織斑さんの朴念仁っぷりも知っておりますから……絶対理解してませんわよね、あれ」

「言ってやるなって……それとも、セシリアも織斑が気になるか?」

「まさか! わたくしには悠人さんがいれば、他は何もいりませんわ❤」

「嬉しいこと言ってくれるな。よいしょ」

「きゃっ❤」

 

 お姫様抱っこしてやると、セシリアも俺の首に両腕を回してくる。二人揃ってノリノリである。

 

「またお二人は……」

「あら、ヴィシュヌさん」

 

 周りが『ああ、またか……』という視線を向けるだけの中、ヴィシュヌだけが俺達にツッコミを入れてきた。毎度毎度、ご苦労さん。

 

「セシリアさん、榊さんも。もう少し羞恥心というものを……」

「仕方ありませんわ。羞恥心よりも悠人さんへの愛が上回っておりますもの♪」

「以下同文」

「もぉぉぉぉ!」

 

 惚気で返したら、ヴィシュヌはその場で地団太を踏み始めた。ホント、こんなキャラだっけ?




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……メインストーリー適当にしてたら、一夏アンチものと勘違いされそうだよばっちゃ。
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