セシリア・オルコットとイチャラブしたいッ!!   作:シシカバブP

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イチャイチャがマンネリしそうで怖い。


第11話 別に、コレを譲ってしまっても構わんのだろう?

 『春眠暁を覚えず』という言葉がある。

 春は寝やすいから、つい寝過ごしてしまうという意味だ。

 そして実際、IS学園の学生寮で暮らしている俺とセシリアも、そんな感じで朝ギリギリまでゴロゴロ……

 

「悠人さん、そろそろ起きませんと」

「もうちょっと、このまま~(セシリアを抱き枕状態にしながら)」

「もうっ、仕方ありませんわね……❤」

「サンキューセシリア~」

「その代わり……んっ❤」

「んっ……」

 

 訂正、ゴロゴロじゃなくイチャイチャしていたのだった。

 朝目が覚めて、セシリア(推し)とハグハグしながらキスをする。

 

 セシラブ(セシリアとラブラブ)こそ正義、良い時代になったものだ!

 

 

 

 幸せな朝が無常にも過ぎ去り、観念した俺はセシリアと一緒に登校。当然、恋人繋ぎをしながら腕を組んだ状態で。

 先日専用機を渡されたわけだが、昨日の今日なので特に言うことは無い。強いて言えば、拡張領域内の()()をどうするか決めかねてるぐらいか。

 

「今日もIS実習がありますから、悠人さんも模擬戦に指名されるかもしれませんわね」

「ああ、それがあったか……」

 

 今年は1年の専用機持ちが多い。特に1組に集中しているせいか、最近では実習の最初に専用機持ち同士の模擬戦をするのが恒例になっていた。

 名目上は『他生徒に見学させるため』だが、本命は別にあると思う。

 なにせ、模擬戦をやり始めて10回ほどだが、そのほとんどにワンサマーが参加しているのだから。ほぼ間違いなく、ワンサマーに経験値を稼がせようとする、織斑千冬(ブラコン)の陰謀だろう。

 

「そうなると、今回は俺と織斑が戦うことになるのか……」

「と、とても嫌そうですわね……?」

「嫌だよー。ずっとセシリアだけ見てたいー」

「悠人さんってば、そればっかり❤」

「本心ですから」

 

 何が悲しくて、ワンサマーと試合をせにゃならんのだ。

 そんなことより、ブルー・ティアーズに乗ったセシリアを見学してる方が何倍も有意義だろう。

 

「二人とも、相変わらずだね~……」

「あら布仏さん、おはようございます」

「のほほんさんおはよう。今日も目が死んでるね」

「誰のせいだろうね~……?」

 

 すまんがセシリアとのイチャラブを止める気はないんで、のほほんさんが慣れてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてキング・クリムゾンしてIS実習の時間。

 

「さて、今回は榊に出てもらおうか」

「だが断る」

「断るな! というか拒否権は無い!」

「ちぇー」

 

 暴君千冬に指名された俺は、しぶしぶアリーナ中央まで歩いて行った。あ、セシリアが手振ってる。少しやる気出た。

 さて、今回は俺の方がぶっつけ本番なわけだが……うん? 展開しないな……仕方ない。

 

「打鉄、来い。……よし、展開出来たな」

 

 少し手間取ったが、なんとか打鉄を展開出来た。声に出して呼び出さなくてもいけるかと思ったが、それは今の俺にはまだ早いらしい。

 そして5mほど前方に、先に白式の展開を済ませたワンサマーが。

 

「それでは、始め!」

「いっくぜえええええ!!」

「また特攻かよ……」

 

 開始の合図と共に、ワンサマーが雪片弐型を振り上げた状態で突っ込んでくる。

 ここ最近、このパターンばっか見てる気がする。というか、今まで散々それでヴィシュヌに躱されてからのタイキックを食らってるだろ。いい加減学習しろって。

 それとも、俺が相手だからこれで問題ないと思ってる?

 

――ガキィィィンッ!

 

 こっちも刀を展開して受けようとしてみたものの、そのまま力任せに押し込まれて、少しばかりSEを削られてしまった。

 

「ぐぅ!」

「よしっ!」

 

 あ~、その『こいつなら勝てる!』って顔がむかつく! 実際、剣の腕ならあっちの方が上なんだよなクソが!

 けど、それなら

 

――ドドドドッ!

 

「う、うわっ!」

「こちとら、武装は刀だけじゃないんでな」

 

 スラスターを逆噴射させて後退しながら、アサルトライフルを撃ちまくる。

 距離を取りながらのアウトレンジ攻撃、戦術の基本だ。さすがに、ここまで一方的になるとは思ってなかったが。

 

「そこまでだ! 二人とも、ISを待機状態にして戻って来い!」

 

 織斑先生からの終了宣言。ワンサマーの負けが確定する前に止めたと思ったのは、俺の邪推か?

 まいっか。さっさと戻って、セシリアで癒されよ~。

 

「千冬姉、どうして途中で止め「織斑先生だ(バシィンッ!)」ぐあっ!」

 

 ワンサマーはワンサマーで、模擬戦を中断させられたのが気に入らなかったみたいだが、鬼姉に一蹴されて(はぐらかされて)いた。

 そんなことよりセシリアセシリア~。

 

「セシリア~❤」

「悠人さ~ん❤」

 

 いつもならセシリアが俺に飛び込んでハグするところ、今回は俺からハグしに行った。

 もちろん、勢いをつけすぎてセシリアに怪我させないように調整してだ。

 

「悠人さん、もう少しで勝てましたのにぃ……」

「別にいいって。俺は模擬戦の勝利より、セシリアと一緒にいるこの瞬間の方が欲しいからさ❤(頭撫ぜ撫ぜ)」

「くぅ~ん、悠人さんってばぁ❤(頬擦り)」

 

「きょ、今日はいつにも増して……」

「や、山田先生……」

「許可します。可及的速やかにブラックコーヒーと塩の準備を」

「イエス、マム!」

「マヤっちも、あの二人の危険性に気付いたんだね……」

「なんでも、整備室の壁に頭を打ち付けてたらしいよ」

「「「うわぁ……」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 途中、まーやんにハイライトの消えた目で睨まれながらも実習が終わり、時間は進んで放課後。

 今日から俺も、セシリアと一緒に放課後訓練をすることになった。

 そういえば、前々から気になってたことがあるんだよなぁ。

 

「セシリア」

「はい、なんですの?」

「もしかしたら、気分を害するかもしれないことを聞くんだけど……」

 

 

「セシリアって、接近戦が出来なかったりする?」

 

 

「……え?」

 

 セシリア、俺の問いに固まる。

 

「これまでの模擬戦を見てて思ったんだけど、セシリアってレーザーライフルとビットばっか使ってるから、ブルー・ティアーズに近接武器が無いのかなーって」

「そ、それは……」

 

 視線をあっちこっちに散らしながら、しどろもどろになるセシリア。

 ああ、やっぱりそうなのな。

 

 原作のセシリアには、『名前を叫ばないと近接用武装を展開出来ない』『ビットを動かしてる間は回避行動がとれない』という弱点がある。

 そしてこれらの弱点は、結局最後まで解決してなかったりする。

 原作崩壊しているこの世界線ではどうかと思って聞いてみたが、そこは変わらなかったらしい。

 

「代表候補生が初心者用の展開方法を使わないといけないなんて……幻滅しましたか?」

「いいや? むしろ、そのちょっと残念なところも可愛い」

「残念って、悠人さん!?」

「人間、少しぐらいダメなところがあった方が良いって。だからこうやって可愛がれるわけだし(頬擦り)」

「そ、そんなことをしても、わたくしを残念と言ったことは……ふにゅ~……❤」

 

 う~ん、チョロイン。そこも可愛い。

 

「そんなセシリアに、一つ良いものをやろう」

「はぇ~……❤ 良いもの、ですのぉ?」

「ああ、まずはブルー・ティアーズを展開してくれ」

「はぁ、分かりましたわ」

 

 何をするか分からず首を傾げるセシリアだったが、俺が言った通りブルー・ティアーズを展開してくれた。

 そして俺も打鉄を展開し、拡張領域に入っているものを取り出した。そう、あの特典ガチャの景品、半完成品の新武装だ。

 

「これを、ブルー・ティアーズに付ける」

「何ですの、これ?」

「それは付けてからのお楽しみ」

 

 そう言って、俺はブルー・ティアーズのマニピュレーター、両手の甲部分に新武装を付けていく。

 俺に整備の知識は全くないが、まるでプラモのパーツのように簡単に接合してくれる。さすが転生特典、至り尽くせりだな。

 

「よし、これでOKだ。セシリア、試しに動かしてみてくれ」

「わ、分かりましたわ……」

 

 俺の付けた武装を、半信半疑で見ていたセシリアは、次の瞬間

 

「こ、これは……!」

「これなら、近接戦が苦手っていう弱点も何とかなるだろ?」

「ゆ……」

 

「悠人さぁぁぁぁんっ!」

 

「ちょ、セシリア!? これはダメだって! んっ……!」

 

 ISに乗ったままハグ。か~ら~の~キス。

 

「ああもう! 愛してますわ、悠人さん! ちゅ❤…ちゅぱ、んっ、れろっ」

「んっ!?」

 

 せ、セシリア!? フレンチ・キスはさすがに想定外!

 舌が、セシリアにめっちゃ吸われてる! どこでそんなの覚えたんだ!?

 

「悠人さん……」

「セシリア……」

「はむっ、ちゅぅぅぅ❤」

 

 このままセシリアにされるがままというのも、男としてダメな気がする。

 というわけで、俺もセシリアの舌を絡めるように動かしていく。

 

 お互いの顔が離れると、舌と舌の間に、透明なブリッジが出来上がる。これを自分とセシリアがやったと思うと、体中に快感が走る。

 

「悠人さぁぁん……❤」

「セシリア……❤」

 

 セシリアの熱っぽい顔が、俺の欲望を加速させる。独占したい、貪りたいと。

 そしてまた、お互いの顔が近づいて――

 

「何をしてるんですかぁぁぁ!!」

 

――ドガァァンッ!!

 

「のぐわぁ!!」

「ぎゃんっ!」

 

 背中からの凄まじい衝撃を受けて、俺とセシリアはISに乗ったままゴロゴロとアリーナを転がっていった。

 

「い、一体何が……」

 

 転がった際の砂埃が止み、目の前に立っていたのは……

 

「「ヴィ、ヴィシュヌ(さん)……」」

「ここはISの試合をするところであって、そんなことをするための場所では無いんですよぉ……」

 

 腕を組んだ仁王立ちのヴィシュヌが、全然笑っていない目で俺達を見下ろしていた。

 

「あ、あの、ヴィシュヌさん……?」

 

「そういうイチャラブは、寮の部屋でやってください!!」

 

 これ以上火に油を注ぐ前に、俺達はヴィシュヌの前から退却した。あ、全然模擬戦してないやん。……まいっか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日。ワンサマーとセシリアの模擬戦から始まったIS実習では

 

――ブォンッ!

 

「どうしましたの織斑さん! お望みの近接戦ですわよ!」

「そ、そうだけど! 二刀流は卑怯じゃねぇか!?

 

 両手の甲から伸びたオレンジ色のレーザーブレードを振り回すセシリアに、ワンサマーがお得意のクロスレンジで蹂躙されていた。

 

「昨日まであんな武装は……一体どこから……」

 

 真剣な顔をする織斑先生。突然現れた武装だし、警戒するよね。

 こうやってセシリアが強くなれば、俺としても鼻高々だからな。少なくとも俺が使うよりは良いだろう。

 ワンサマーにやれば、勝手に目立ってくれるだろうにって? なんで俺がワンサマーに物をやらなきゃならないのさ。(真顔)




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……なんか、イチャラブというよりセンシティブになっちゃったよばっちゃ。
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