セシリア・オルコットとイチャラブしたいッ!!   作:シシカバブP

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話を進めつつ、イチャラブの味も感じるように。


第13話 まったく! イチャラブは最高だぜ!!

 1時限目のIS実習、何故か遅れてきたワンサマーが出席簿アタックを食らったところで、毎回恒例の模擬戦が行われることになった。

 

「今回は2組との合同だ。凰とオルコット、前に出ろ」

「あたし?」

「わたくしですか」

 

 織斑先生からの指名で、セシリアと鈴が前に出た。

 あ、説明しそびれてたが、セシリアも俺も、鈴のことを名前で呼ぶようになった。鈴の方も俺達を呼ぶときは名前だ。

 しょっちゅう1組に来てはワンサマーとケンカ未満のことして帰っていくから、顔を合わせる機会が増えてな。そのせいでファーストコンタクトも終わり、知り合い以上の関係になったんだよ。

 

「鈴さんが相手ですか」

「正直、あんまり面白味は無いわね」

 

 鈴が言う通り、本人にとっては面白味はないだろうな。なにせ、放課後の訓練で篠ノ之がワンサマーの相手してる時とか、暇つぶしでセシリアと対戦してるし。

 

「お前達、少しはやる気を出せ。――織斑と榊にいいところを見せられるぞ?」

「「っ!?」」

 

 

 織斑先生、なんか二人に発破かけたな。良く聞えなかったが、二人のやる気ゲージが満タンになってるじゃん。

 

「それで、わたくしは鈴さんと勝負すればよろしいんですの?」

「ふふん。放課後と違って、手加減抜きで戦ってあげるわ」

「慌てるな馬鹿共。対戦相手は――」

 

――キィィィン……

 

 なんだ、この風切り音は。って、そうだそうだ!

 

「ああああーっ! ど、どいてください~っ!」

 

「全員、織斑から離れろー!!」

「へ?」

 

 思わず叫んだ俺の声に従うように、1組と2組の全員が全力で退避した。当の本人を除いて。

 

――ドカーン!

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

 謎の飛行物体――飛行中に体勢を崩して砲弾と化したまーやん――の突進を受け、ワンサマーは数mほど吹き飛ばされ、その後もゴロゴロと地面を転がっていった。

 

「危なかったぁ……」

「榊君ナイス!」

「榊! どうして一夏以外に退避と言ったのだ!」

 

 篠ノ之以外は、俺にサムズアップをしてくれた。いやまあ、出来る限り原作通りにしたかったというか……

 

「あ、あの、織斑君……ひゃんっ!」

「え?」

「そ、その、ですね。困ります……私と織斑君は教師と生徒であって、こういったことをこんな場所で……///」

 

 声のする方を向けば案の定、白式を緊急展開したワンサマーが、ISに乗ったまーやんを押し倒す姿勢で双丘を揉みしだいていた。

 嘘みたいだろ、これで狙ってやって無いんだぜ? ……死ねっ!(心の血涙)

 

「何をやっているのだ……」

「い、いいい……」

 

 

「「一夏ぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 

 さすがに篠ノ之と鈴がキレた。というか鈴の場合、甲龍をすでに展開してたから、『双天牙月』――2本一組の青龍刀――を持ちて部分で連結させて、思い切り振りかぶって……投げたぁ!

 そしてそれがワンサマーを直撃するかどうかで

 

「はっ!」

 

――ドンッドンッ!」

 

 まーやんが展開したアサルトライフルから放たれた51口径弾が、双天牙月を弾き飛ばした。

 

「マヤっちすごーい!」

「鈴さんの投擲を弾いちゃったよ!?」

 

 一瞬の静寂の後、驚いていた全員がまーやんを褒めちぎった。確かにあれを撃って弾くなんて、実際にみたらすげぇって思うよ。

 

「山田先生はああ見えて元代表候補生だからな。今くらいの射撃は造作もない」

 

 織斑先生の説明に、いえいえと言いながらまーやんが照れる。

 

「セシリアも、これくらい出来るか?」

「そうですわね……単純に当てるだけなら出来ますが、あの姿勢、あのタイミングで百発百中というのは、難しいかもしれませんわね」

 

 少し眉毛をハの字にするセシリア。最初に出来ると豪語しつつ、状況などを加味して『難しい』で締める。謙虚だなぁ。愛い奴(頭撫ぜ撫ぜ~)

 

「にゅ~❤」

「また始まった……」

「こ、これが1組で有名な『悠セシ地獄』……ごくりっ」

「さっきの山田先生も闇落ちしたっていう……」

 

 おうおう、なんで2組にまで俺達のことが知れ渡ってるんだよ。……食堂でもイチャラブしてたからですね、はい。でもやめないよ?

 

――ドンッ!

 

「きゃっ!」

「うおっ!?」

 

 突然の発砲音に、俺とセシリア、その周りにいた連中が身を竦める。

 

「オルコットさん、さっそく模擬戦を始めましょう♪」

「ま、真耶?」

「山田先生……怖い」

 

 目の笑ってない笑顔で上空にさっきのアサルトライフルを発砲したまーやんが、セシリアに向かって手招きをしていた。ほら見ろ、織斑先生だって目が点になってる。

 

「そ、それでは悠人さん、行ってきますわ」

「お、おう、頑張れよ」

 

 まーやんの殺気に多少ビクビクしながら、俺から離れたセシリアはブルー・ティアーズを展開して、鈴の隣に立った。

 

「それで、山田先生と戦うのはわたくしということでよろしいのでしょうか?」

「何を言っている、お前達と山田先生だ」

「に、二対一は……」

「さすがにそれは……」

「安心しろ。今のお前達なら負ける」

「「ほう……」」

 

 さっきの目が点状態から調子を取り戻してきたのか、織斑先生が煽るように二人に言ってのけた。

 その挑発モドキに、セシリアも鈴も闘志を滾らせる。

 ただ、鈴が頭に血が上っているのに対し、セシリアは……いや、セシリアも鈴ほどじゃないが血が上ってるなありゃ。

 

「では、始め!」

「行きますわ!」

「手加減なしよ!」

「い、行きます!」

 

 そして織斑先生の号令で3人同時に空中へ飛翔した模擬戦は、セシリア鈴組の先制攻撃がまーやんに回避されるところから始まった。

 

「さて……デュノア、山田先生が使っているISの解説をして見せろ」

「あっ、はい」

 

 3人の空中戦を見ながら、シャルロットが原作通り『ラファール・リヴァイヴ』の説明を始めた。

 IS読者には釈迦に説法かもしれないが、知らない人のために簡単に説明しておく。

 まーやんが乗ってるラファール・リヴァイヴは、デュノア社製の第2世代機に当たる。とはいえ、その第2世代でも最後期の機体だから、性能的には初期の第3世代機にも劣らないものだ。

 だがそれは、言い換えれば『デュノア社は第3世代機開発に出遅れている』ということでもある。さっきも言った通り、最新モデルを出したのが『第2世代最後期』なのだから。

 原作ではそれで第3世代機のデータを欲し、シャルロットをスパイとしてIS学園に送り込むという流れなのだ。男装してというのは、ワンサマーに近づきやすくするためだとか。

 

 なんて、横道に逸れたことも説明していたところで、模擬戦も決着しそうだ。

 

「まさか、これほどとは……」

「手加減するどころか、されてたんじゃないでしょうね……」

 

 二人とも、まーやんに射撃で回避先を誘導された上、固まって団子になったところをグレネードでまとめて吹き飛ばされたらしい。ここも原作通りだな。

 ただ、お互いが負けた原因が相手だと主張し合って、専用機持ちと代表候補生の株価が下がってないのは原作よりマシだな。

 

「悠人さん、負けてしまいましたぁ……」

 

 ブルー・ティアーズを解除したセシリアが、しょぼーんとした顔でこっちにやって来た。

 ああ、織斑先生に焚きつけられて戦ってみれば、二対一で負けたんだから、ショックか。慰めなければ(使命感)

 

「セシリアは全力で戦ったんだ。なら、今度はもっと強くなれば良いだけだ。だろ?」

「はい……」

「でも悔しいっていうのも理解してるつもりだ。だから……」

 

 そのままセシリアの肩に置いていた手を背中に回し、ギュッと抱き締める。そして頭を撫ぜながらプラス頬擦り。イチャラブ3点セットである。

 

「ゆうとさぁぁぁん❤ わたくし、次こそは勝ってみせますわぁ❤」

「おう、頑張れ」

「ふぁぁぁい……❤」

 

 

まったく! (セシリアとの)イチャラブは最高だぜ!!

 

 

「こ、これは……!」

「げふっ!」

「ティ、ティナが倒れたー!」

「まずいわ! 耐性が無い2組の子達に、このイチャラブ3点セットはダメージが大きすぎる!」

「またあのお二人は……」

「ヴィシュヌさんも落ち着いてー!」

 

 

「なあ箒、あれって何やってんだ?」

「一夏、本気で言ってるのか……?」

「いやなんか、人前で恥ずかしいことしてるなぁって」

「そ、それだけ?」

「なんだよ鈴、それだけって」

「「……」」

「二人とも、なんでそんな目で俺を見るんだよ……」

 

 

「……」

「真耶、間違っても榊とオルコットを撃つなよ?」

「……はっ! わ、私は一体何を……!」

「はぁ……これが先日、真耶が私にグーパンをかまそうとした理由か」

「そ、その節はご迷惑をお掛けしました……」

 

 

「セシリア、羨ましいなぁ……」

「デュノアさん?」

「へっ!? ななな、何かな!?」

(ああこれ、乙女な顔になってるよ……)

(これでシャルロットさんまで榊君とイチャラブしだしたら……)

(((地獄じゃぁ……)))

「え、あの? みんなどうして僕のこと、そんな死んだ目で見てくるの!?」

 

 

 もうグダグダだよ。……俺とセシリアが原因だって? でもやめないよ?

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 昼休み、俺とセシリアは()()()()()、学食で昼食を食べていた。

 

「悠人さん、あ~ん❤」

「んぐんぐ……それじゃセシリアも、あーん」

「あむっ❤」

「ブレないよね、あの二人……」

「あれ、今日はのほほんさんの歯ぎしりが聞こえないけど」

「のほほんさんなら、今日は屋上でデュノアさんと一緒に食べるんだって」

「へぇ……って、確かさっき、織斑君がデュノアさんを誘ってなかった?」

「ええ!? ということは、織斑君も屋上に!?」

「私もお昼屋上で食べればよかったー!」

 

 という他クラス生徒の声が聞こえてくる。ちなみに、1組の生徒はノーコメントを貫いている。ワンサマーの朴念仁っぷりを知ってるからな。自分達が近付いても恋愛まで発展しないと悟ってるんだろう。

 

「シャルロットさんも、織斑さんラブになったりするんでしょうか?」

「分からんな。篠ノ之、鈴と続いて、シャルロットもって可能性は0じゃないだろうし」

 

 実際原作ではそうなったしな。ただそれはシャルロットが男装していて、同じ男子として織斑と接点があったからだ。それが無いこの世界線で、一体どんな展開になるのやら。正直、もう俺にも分からんよ。

 

「どちらにせよ、俺達には関係ないな」

「そうですわね。わたくしと悠人さんとの愛は不変ですもの❤」

「セシリア……んっ❤」

「悠人さん……ちゅぅ……❤」

 

「また公衆の面前でキスしてるぅぅぅ!」

「ヴィシュヌさん、いい加減慣れないと、血圧上がるよ?」

「誰が高血圧の中高年ですか!」

「いや、そこまでは言ってない……」

「うぅ……私はISの知識と技術を向上させるために転校してきたのであって、こんなイチャラブを見に来たわけでは……」

「ああ、うん……」

「ドンマイ」

(これでシャルロットさんがセシリアと榊君の間に割って入ったりしたら……)

(((地獄じゃぁ……)))

 

 

 さて、セシリアとのラブ交換(キス)もしたし、午後の授業も頑張るか。




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……正直、シャルの立ち位置どうしようか迷ってるよばっちゃ。
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