セシリア・オルコットとイチャラブしたいッ!! 作:シシカバブP
それと、お気に入り数が1000を突破したのでお礼をば。
皆さまのご愛顧により、1ヵ月ちょっとでここまで来ることが出来ました。改めてお礼申し上げます。
前作のように定期的に更新するのが難しい状況ですが、今後ともお付き合いいただければ幸いです。
それと★1評価された方々には、暇を見つけて呪いをかけておきますねー(出来たらすごい)
夏休みに入ったIS学園では、世界中からやってきた生徒の大半が帰省していた。
そのため、学生寮も食堂などはやっているものの、テーブル席はいつもよりも空いていて、スタッフも通常の半分の人数で回しているらしい。
そんな静かな食堂で、実家巡りから帰って来た俺とセシリアが、夕食を食べている時だった。Tシャツ短パンのラフスタイルな鈴がやって来たのは。
「あら鈴さん、どうかしましたか?」
「二人とも、お願いがあるんだけど……」
「お願い?」
「これなんだけど……」
そう言って鈴が見せてきたのは、どこかの入場券が2枚……ああ、これ見たことあるな。
「これってもしかして、ウォーターワールドの入場券か?」
「へぇ、アンタ知ってたんだ。一夏に見せたら『なんだこれ?』とか言ってきたから、アンタも知らないかと思ったわ」
「あの、ウォーターワールドとは何ですの?」
「え?」
セシリアの質問に、鈴は声を上げた。
「セシリア……悠人が知っててアンタが知らないってどうなのよ……」
「いや、セシリアには縁遠いもんだから仕方ないだろ」
「縁遠いって……まあセシリアの場合、もっと高そうなところに行きそうよね」
「あ、あの、わたくし、何かマズいことを言いました?」
俺と鈴の反応を見て、アワアワしているセシリアが可愛い。
知らない人のために説明すると、ウォーターワールドは今月できたばかりの、プールに特化したテーマパークだ。
巨大な施設の中に様々なプールやウォータースライダー、水を使ったアトラクション、飲食店やショップなどが入ってると、クラスメイトが話しているのを聞いた覚えがある。
今月分の前売りチケットは完売したっていう話も聞いたが、鈴が見せてきたのがその前売り券なんだろう。
「この券、急用が入った友達から引き取ったんだけど、使用期限が明日までなのよ」
「ほう」
「はぁ。それでしたら、織斑さんでもお誘いすればよろしいのでは? ちょうど券も2枚ありますし」
「本当はそうしようと思って引き取ったのよ! でもいざ誘いに行ったら……」
券を持って意気揚々とワンサマーの部屋に行ったら、まーやんが先にいて明日の予定を入れた後だったと。
「
「ああ、そういう理由か」
「それは仕方ありませんわね……」
「もー! せっかく箒やシャルロット達を出し抜けると思ったのにぃ!」
原作ではワンサマーが券を受け取った後、上記の予定が入ってキャンセル連絡をしたものの、色々あって鈴は気付かず。翌日学園に戻ったセシリアに(まともな説明もなく)券を渡すということをしでかすのだが、この世界線では事前に鈴が気付いたらしい。とはいえ、大した慰めにもならないだろうが。
「それで本題なんだけど……」
パンッと手を合わせて、鈴が俺達に向かって拝むように言った。
「この券、アンタ達に買い取って欲しいの!」
「わたくしと悠人さんに、ですの?」
「このままじゃ、明後日にはこの券は文字通りただの紙切れになっちゃうのよ! それじゃあたし、丸損になっちゃうわ!」
「ちなみにこれ、いくらしたんだ?」
「2枚で、5千円……」
もごもごさせながら鈴が口にした金額は、確かに一学生にはそれなりの値段だった。
いやでも、鈴だって中国の代表候補生だろ? それなりに国からお金をもらっているのでは?
「それはその……一夏に見せる服とか、一夏に食べさせる食材とか買ったりして……」
「「あ、はい」」
まさかの惚気を食らったでゴザル。うわぁ、すっげぇイライラしてきた。少しは可哀想だなーとか思ったけど、やっぱ買い取りは止めるか。
「あ、アンタ達に言われたくないわよ! いっつも所構わず惚気てるじゃない!」
「はて?」
「なんのことです?」
「むがーッ!」
おっと、あんまり揶揄い過ぎて、鈴が暴発しても困るな。仕方ない、買い取ってやるか。
「ほら、これでいいか?」
「う、うん、ありがとう……」
5千円札を財布から取り出して、入場券2枚と交換した。そうそう、そうやって素直に感謝すればよいのだよ。
「というわけでセシリア、突然だが明日の予定は空いてるか?」
「もちろんですわ。臨海学校ではほとんど泳ぎませんでしたし、そのウォーターワールドとやらが、どのようなものか楽しみです♪」
そうだな。少なくともテレビのニュースで見るような、人だらけでイモ洗いな状態にならないことを祈る。
そう思いながら、ニコニコ顔で甘えてきたセシリアを膝枕+頭撫ぜしていると
「それが2組にも伝わって来てる悠セシ……エグイわぁ……」
鈴がハイライトの消えた目でこちらを見てきた。
「お前も織斑とイチャイチャできるようになったら、どうぞ」
「死に晒せぇ!」
やべ、揶揄い過ぎた。鈴が甲龍を部分展開して……って馬鹿野郎! こんなところで青龍刀をぶん回そうとすんな!
――スパァァンッ!
「凰、何をやっている」
「千冬さ(スパァァンッ!)お、織斑先生……」
いつの間にか現れた織斑先生の出席簿が、絶対防御を貫いて鈴の頭を襲う――! いや、マジで絶対防御貫いてないよな?
「部分的とはいえ、食堂でISを展開するとはどういうつもりだ?」
「うぐっ! す、すみません……」
「今回は特別に見なかったことにしてやるが、今度やったら自室謹慎と反省文だからな」
「は、はい!」
ギロリと織斑先生に睨まれて、鈴は直立不動で敬礼して、俺の方を一睨みすると食堂から逃げ去って行った。
「まったく……お前達も惚気は程々にしろ。余計な問題を起こすな」
「無理です」
「即答するな!」
「ですが織斑先生、悠人さんとイチャラブするなというのは、とても了承できるものではありませんわ」
「公衆の面前で控えろと言ってるだけだぞ!」
「わしにしね と いうんだな」
「どうしてそうなる!?」
織斑先生との激闘の末、
「もういい、お前らどうにでもなってしまえ……」
心の折れた織斑先生が、トボトボと食堂の出入り口に向かって歩いていった。
それにしても最後の捨てセリフは酷いと思います。(自分棚上げ)
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あれから部屋に戻ったわたくし達は、明日朝早いからということで、そのまま就寝することになりました。ですが……
「悠人さん……」
「セシリア、寝坊しても知らないぞ」
「それでしたら大丈夫ですわ。悠人さんにモノレールまでお姫様抱っこで運んでいただく間、寝てますから」
「おいおい……」
頬擦りして離れないわたくしに悠人さんが注意しますが、仕方ないのです。わたくし、この時間が至福の一時なのですから。
ああ、学園に入学する前のわたくしでは想像も出来ないでしょう。今のわたくしは正真正銘、悠人さん一色に染め上げられているのです。
「悠人さん❤ 悠人さん❤」
「セシリア、さすがにそれ以上は……!」
「くんかくんか」
「おい馬鹿やめろ」
「きゃうっ!」
さすがに最後のはダメだったようです。ペチンッという音と共に、デコピンをされた額が痛いですわ……。
ですがこれも、付き合い始めたカップルではよくあることではないでしょうか。よく知りませんが。
「ったく……本当に朝起きれなくても知らないからな」
「きゅ~❤」
軽くため息をついた悠人さんでしたが、最後には折れてくださったのか、わたくしを優しく抱き締めてくださいました。
悠人さんの温もりと心音が、わたくしの頭の中を蕩けさせてくれますわぁ……幸せですぅ~……。
「悠人さん……きゃっ!?」
と、突然のことに、つい声が出てしまいました。だって悠人さんが、わ、わたくしのお尻を掴んで……
「セシリアが悪いんだからな。こんなに俺を誘惑して、エロい子にはお仕置きだ」
「悠人さん……」
ああ、そんな風に求められたら、わたくし、わたくしはぁ……!
「せ、セシリア・オルコットを、躾けてくださいニャン❤」
「セシリアぁ!」
思わずやってしまいましたが、どうやらそれで悠人さんの理性が全て飛んでしまったようです。
激しいキスをされて、わたくしの口内が悠人さんに征服されていきます。
ああ、こんな幸せな時が、ずっと続けばいいのに。時間が止まってしまえばいいのに――
「セシリア、朝だぞ」
「うにゅ~……」
ね、眠いですわ……。
結局あれから悠人さんと、そ、その、ゴニョゴニョ……に発展しまして、気付けば外が白み始めていたと言いますか……。
と言いますか、悠人さんは眠くないのでしょうか。悠人さんだって昨晩は、ゴニョゴニョ……。
「仕方ない、本当にお姫様抱っこでモノレールまで運ぶか。とはいえ、さすがに着替えぐらいはしないとな」
「分かりましたわぁ~……」
「ほら、髪梳かしてやるから」
「はぁい」
むっくり起き上がるわたくしが着替えるのに並行して、悠人さんが髪を梳いてくださいます。
これだけでも幸せなのに、この後お姫様抱っこでプールデートなんて、夏休みバンザイですわ~……。
「髪はこれでいいか。着替えも出来たな?」
「ふぁぁい」
「欠伸をしながら返事すんな。そんじゃ行くか」
「お願いしますわ~」
軽い浮遊感を感じると共にお姫様抱っこされたわたくしは、悠人さんの首に腕を回します。その際、こっそり肩に頬擦りするのも忘れずに。
ああ、悠人さんが歩くたびに、心地よい振動がぁ……。
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……センシティブなイチャラブばっかでなく、ソフトイチャラブも必要だと思うよばっちゃ。