セシリア・オルコットとイチャラブしたいッ!!   作:シシカバブP

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全学年専用機持ちタッグマッチ編、始まりたかったです。
まーた前話からの繋ぎっぽいのです。


第9章 全学年専用機持ちタッグマッチ? 出禁食らったんだけど……
第46話 イカれた神様を紹介するぜ!


 キャノンボール・ファストも終わり、IS学園怒涛のイベントも小休憩に入った今日この頃。

 そんな日曜の朝、俺とセシリアはどんな生活をしているかと言えば――

 

「セシリア」

「悠人さん❤」

 

 ベッドの上でぬくぬくと、お互いを抱き枕にして惰眠を貪っていた。

 最近思ったんだよ。今の俺には、セシリアとのイチャラブ成分が足りていないと。

 だから直近の休日前夜、つまり昨晩、俺とセシリア二人だけの、夜の大運動会(意味深)を開催していたのだ。

 

「何と言いますか、心地よい気怠さですわぁ……」

「昨日はセシリアが可愛すぎて、頑張り過ぎたからなぁ」

「もうっ、悠人さんってばぁ❤」

 

 あ~、こんな生活を望んでたんじゃ~。

 

「それにしても、今までずっとあったものが無くなると、違和感がありますわね」

「セシリアはそうだろうな。俺の場合はつい最近だったから、さほど違和感ないけど」

 

 しきりに耳を触るセシリア。いつもはそこにあるイヤーカフ――待機状態のブルー・ティアーズ――は無くなっていた。

 俺も俺で、最近首にかかっていた待機状態のサイレント・ゼフィルス――偶然なのか、学園から貸与されてた打鉄と同じIDタグの形状――も今は無い。

 

 どうして俺達の専用機が無いのか。それを説明するためには、一昨日まで時間を遡ることになる。

 

ーーーーーーーーー

 

 平常運転に戻った教室で、これまた平常運転に戻った授業を受け、部活動に精を出した後の夜。

 

「それでは悠人さん、行ってきますわ」

「ああ、風呂ってら~」

「出来れば悠人さんと一緒に入りたいのですが……」

「だからそれは無理だって、このやり取り何回目だ?」

 

 あの時は、偶々ワンサマーがKOしていたのと、セシリアがまーやんを買収したから出来たのであって、今はもう無理だ。

 無理に一緒に入ったら、ワンサマーのトンデモ補正で鉢合わせする確率100%だ。もしそれでワンサマーがセシリアの裸を見たら……その日俺は、殺人罪で捕まるな。

 

「分かっておりますわ。それでは」

 

 分かったと言いつつ残念そうな顔をして、セシリアは大浴場へ風呂を入りに部屋を出ていった。

 さて、俺もシャワーを浴びるか……

 

――♪

 

 俺のスマホから着信音が鳴り出した。デフォルトの曲が鳴ってるってことは、登録してない番号からか……シカトするか?

 

――♪

 

 ……

 

――♪

 

 ……だぁ! 分かったよ! 出りゃいいんだろ!

 

「もしもし?」

 

『いつもニコニコあなたの隣に這いよる混沌~』

 

「……もしかして、女神様ですか?」

『そうです。貴方をIS世界に送り込んだ女神クロトです』

 

 転生前に声を聞いたのが最後だったから、もう15年以上前か。すっかり忘れたと思ってたが、聞けば思い出すもんだな。……思い出すまでに少し時間がかかったが。

 

「メールが来ることはありましたけど、直接連絡してくるのは初めてですよね?」

『そうですね。通常であれば『セシラブッ!!』運営として通知を出せばいいだけですから』

「あのソシャゲみたいなの、命名は女神様ですか……ってちょっと待った。通常であれば?」

 

『君のような勘のいいガキは嫌いだよ』

 

「ハガレンネタはいいですから!」

 

 やっぱりこの女神様、アニオタだよ!

 

『冗談はさておき……少々特殊な事情が発生したため、今回通話という形で直接連絡を取ることになりました』

「はぁ、何があったんです?」

 

 はい、ここから天界回想編、はっじまっるよ~!

 

 

(回想開始)

 

・・

・・・

 

『ふぉぉぉぉぉぉぉっ!!』

 

『スクルドが、スクルドが乱心したぞぉ!』

『それいつもじゃないですかやだー』

 

 ……定期的に行われる天界の進捗会議。それに参加するために集まったはずですが、どうして運命の3女神の一柱であるスクルド先輩の錯乱を見せられてるんでしょう。

 

『一夏様の活躍が、活躍が足りないんじゃぁぁぁぁ!!』

 

『また出たよ、一夏至上主義発言が』

『あれさえなければ、良い女神なんだが……』

 

 そう、良い先輩なんですよ? 『IS』世界の主人公、織斑一夏への過剰な入れ込みさえ無ければ。

 しかも困ったことに、この至上主義者はスクルド先輩だけでなく、他にもいるのです。例えば私の前任者(シギュン様)とか。

 

『ええい! 落ち着かんか!』

『ですがオーディン様! 私達の一夏様が活躍しない世界なんて、存在価値が無いではありませんかぁ!』

 

 なんでやねん。しかも『私達の一夏様』ってなんですか。本当に、これさえ無ければよい先輩なんですが……。

 

『はぁ、分かった分かった。クロトよ』

『はい』

 

 主神(オーディン様)に名を呼ばれ、私はその場から立ち上がりました。

 

『お主が現在管理している世界におる青年、織斑一夏に活躍の機会を与えよ』

『活躍と仰いましても、今あの世界にはバトルイベントの類はほぼありませんが』

『どうしてないのよ!? あの世界はハイスピード学園バトルラブコメのはずでしょ!?』

『転生者が選んだ特典によって、女性権利団体と亡国機業が存在しませんから』

『S○n ○f a bi○ch!』

『そんな汚い言葉使わないでください』

 

 もうヤダこの先輩女神。

 

『なるほど……だが、確かあの世界には『天災』と呼ばれる存在がおったな?』

『はい。現地では『篠ノ之束』と呼ばれる存在がおります』

『では、その者の行動を誘導し、織斑一夏の活躍の場を作らせるとしよう』

『もちろん、他に邪魔が入らないようにするのよクロトちゃん! 特にその転生者とかは!』

『はぁ……』

 

 スクルド先輩の戯言はともかく、主神からの命令が出た以上、一女神としては粛々と処理していくだけですね。

 

(回想終了)

 

 

『ということがありました』

「面倒な……」

『同意します』

 

 なんなの神様達って。まるで同人サークルのノリじゃねぇかよ。原作至上主義者がいる辺りとか特に。

 しかもその主義者からしたら、俺はアンチ認定されてるってか? こっちはただセシリアとイチャラブしたかっただけなのに……。

 

『やや変則的ですが、先日篠ノ之束に対して意識誘導を行いました』

「それって、相手を無意識レベルで操ったってことですか? 怖っ!」

 

 神様っていつもそうですね……! 俺達人間の意志をなんだと思ってるんですか!?

 

『その結果、篠ノ之束は来月開催される『全学年専用機持ちタッグマッチ』に無人機を乱入させます』

「ああ、そこは原作通りになるのか」

『はい。そしてその無人機を織斑一夏、篠ノ之箒が撃退するというシナリオだそうです』

 

 なるほどなるほど、順当にいけば大活躍間違いなしだな。いざとなれば兎耳が無人機をタイミングよく自爆させて、ワンサマー達が倒したように見せればいいんだし。

 

『そしてそのイベントに、貴方とセシリア・オルコットは参加出来ません』

「おおっと? それはさっきの回想で出てきた先輩女神様が言ったからですか?」

『いいえ。スクルド先輩の戯言は無視する気でしたが、篠ノ之束が貴方達のISのオーバーホール依頼を偽造しました。そのため当日まで専用機が無く参加不可になります』

「そこまでやるか。いや、むしろそれで済んで御の字か?」

『そうでしょうね。転生特典が無ければ、命を狙われていたでしょうから』

「……転生特典、ちゃんと機能してたんですね」

 

 めっちゃ疑ってたけど、こう聞かされるとちゃんと仕事してたんやなぁって。

 

『なので、当日は観客席でのんびりしていてください。一応、こちらが強制不参加にしたということなので、後日補填を送ります』

 

 またガチャかな? いや、もらえるならもらえるで嬉しいですけどね?

 

『それでは』

 

 そこで女神様からの通話が切れると、矢継ぎ早に別の着信音が鳴った。この流れからいくと……やっぱ親父からか。

 

「もしもし親父?」

『悠人、今大丈夫か?』

「ああ、大丈夫だけど」

『すまんな。実は急な話なんだが……』

 

『お前とセシリアさんの専用機、急遽オーバーホールをすることになったんだ』

 

 知ってた。

 

ーーーーーーーーー

 

 そんなやり取りがあったのが金曜日。そして翌日の土曜日に親父が来日&来園、俺とセシリアの専用機(待機状態)を受け取ると、そのままイギリスへトンボ返りしていった。

 親父、せっかくイギリスに移住したのに、結構な頻度で日本とイギリスを反復横跳びしてるよな。可哀想に。

 

「それにしても、今回のオーバーホールは急な上に時間がかかりますわね」

「なにせ、来月までかかるって話だったからな。この調子だとタッグマッチ参加は無理かもな」

「仕方ありませんわね……」

「そう、仕方ない。だから――」

 

――むにゅんっ

 

 セシリアの尻を鷲掴み。今のセシリアとの関係じゃなかったら、一発で豚箱行きだな。

 

「ひゃっ! 悠人さん!?」

「うん、やっぱりセシリアの尻は魅力的だな」

「も、もうっ! 触り方がエッチですわ!」

「嫌ならやめるけど?」

「うぅ……意地悪ですわ……」

「嫌か?」

……まし

「ん? なんだって?」

 

「やめないで、くださいまし……///」

 

「やっぱりセシリアもエロいな~」

「ふみゅ~///」

 

 顔を真っ赤にしたセシリアが可愛いんじゃ~。

 それじゃ許可も出たところで、セシリアのすべすべヒップを堪能しましょうかね~。エロ野郎? そうだけど何か?

 

「ひゃんっ! 悠人さんばかりズルいですわ。えいっ!」

「うぉ!?」

 

 せ、セシリア!? 腹筋をコチョコチョするのは反則だって!

 

「わたくしだって、負けてばかりではいられませんわ!」

「言ったなー!」

 

 ここに俺とセシリアの大戦争、大運動会延長戦が勃発した。

 この戦いは俺が腹筋崩壊を起こし、セシリアが絶頂を繰り返してビクンビクンするまで続いたのだった。

 で、俺達は仲良く朝飯を食いそびれたとさ。




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……これがデウス・エクス・マキナってやつなのかなばっちゃ。
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