セシリア・オルコットとイチャラブしたいッ!! 作:シシカバブP
他の章よりも長引きそうですが、気長にお付き合いください。
それと感想欄に「IS学園って国立じゃないの?」とありましたが、これがなかなか曖昧です。
原作1巻では「公立IS学園」と書かれていますが、別の場所では「IS操縦者育成特殊国立高等学校」と説明されていたりと、バラッバラなんですよね。
まあ、ISではよくある話です。……原作11巻で、たっちゃんの
Youtube配信やったりしている間に、運動会当日がやって来た。
「それでは、これよりIS学園・秋の大運動会を開催します!」
生徒会長の宣言で、わぁぁ!と歓声が上がる。
「選手宣誓、織斑一夏!」
「俺ぇ!?」
ビシッ!と指をさされ、慌てるワンサマー。
たぶんこれ、何の事前説明もされてないだろ。あいつ、名目上は副会長のはずなのに……。
「それにしても……」
ワンサマーが壇上でたどたどしく選手宣誓をする中、セシリアの方を見る。
「悠人さん? どうされました?」
「……」
本人も自信ありと言っていた、均等の取れた身体とそこから生まれる流線美。そして脚線美とヒップラインを強調するブルマ姿。
「俺、この世界に生まれてよかった」
「ふふっ、わたくしに見惚れてしまいましたか?」
「うん」
「しょ、正直ですわね……キュゥン❤」
俺にガチ褒めされてセシリアも満更じゃないのか、頬に手を当ててクネクネする。その仕草がブルマ姿をさらに良いものにしてる。マーベラス!!
「ねえねえ榊君、私のブルマ姿はどう? 興奮しちゃう?」
そんな俺に、谷本さんが声を掛けてきた。
「いや?」
「ファーッ!?」
「セシリアのブルマ姿見ちまったから、他の人はあんまり」
「さすが悠人さんですわ!❤」
「悠セシの防御力高ぁぁ!」
う~ん、他のみんなも美少女と言って差し支えないし、そのブルマ姿は世の男共が羨む光景だって分かってはいるんだが……なにせ俺、セシリア一点狙いで異世界転生するような男だから。
なんてことをしている内に、ワンサマーの選手宣誓は終わっていた。
「さあ、優勝するわよー!」
「「「「おーっ!」」」」
「なんかみんな、すげぇやる気だな」
「あれ、榊君知らないの?」
「ん?」
「運動会で総合優勝した組には賞品があるんだよ」
「そうなのか?」
それは知らなかった。すると、セシリアから説明が入る。
「しかも今年は学年別トーナメントが中止になりましたから、その時の賞品分も一緒になっているそうですわ」
「キャリーオーバーってか。そりゃかなり豪華になりそうだな。ってああ、だからみんな気合入ってるのか」
イベント2回分の賞品とか、そりゃみんな期待しちまうよな。
「とはいえ、俺はセシリアの艶姿を堪能することを優先しよう」
「悠人さん、さすがにずっと見つめられると恥ずかしいですわ……///」
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」
だからいつものように、思わずセシリアを抱き締めても仕方ないよね。うん、仕方ない。
「セシリア」
「悠人さん❤」
「競技開始前から盛るなぁぁ!」
「第一種目は50m走なんだから、走る前に気力奪わないでよぉ!」
「……」
「のほほんさん? はっ!……バカタレが……なんて不幸そうな顔して死んでんだい……」
「死んでない! 死んでないからね!?」
ーーーーーーーーー
そうして始まった秋の大運動会。第一種目は誰かが言ってた通り、50m走からだ。の前に、
「急に体を動かしたら怪我しちゃいますからね~。ちゃんとストレッチや準備運動をしてくださ~い」
まーやんから指示された通り、みんな準備運動を始めていた。俺もわざわざ逆らうことはせず、屈伸運動をしたりしている。走ってる最中に足が攣ったら嫌だしな。
「悠人さん、手伝ってくださいな」
すると、足を広げて柔軟体操をするセシリアから声を掛けられる。ただ立っている時よりも、よりスタイリッシュな脚に艶やかさを感じる。ここが天国なのか。
「悠人さんってば。寮に戻った時に、じっくり見せて差し上げますわ」
「おう、悪い悪い……約束だからな?」
「それでは、背中を押してくださいませ。わたくしも悠人さんに見つめられて、胸が高鳴ってますわ」
「了解。痛かったら止めるから言ってくれよ。今日は寝かさねぇ」
「お願いしますわ。もう、悠人さんってばぁ……❤」
お互い頬を赤らめながら、柔軟運動を行っていく。
「おかしい……二人共準備運動してるだけのはずなのに……」
「なんであんな色っぽい感じになってるのよ……」
「ただストレッチしてるだけなのに、直視できない……!」
「まだ走ってもいないのに、胸がドキドキするんですけどぉ!?」
周りのみんなが騒いでるが、どうやら俺達の柔軟運動(イチャラブ仕様)に当たられたようだ。でも止めないよ?
改めて、第一種目の50m走が始まった。
実況席にはカメラを持った眼鏡の上級生……確か、新聞部の
『さあ第一種目の50m走。第一走は2組の凰選手がぶっちぎりでゴール!』
「はっや!」
「鈴さん、空気抵抗が――」
「ちょっとセシリアぁ! 聞こえてるわよぉ!」
「あら」
「むがーっ!!」
セシリアの煽りが聞こえてるとは、鈴のやつ耳が良いな。確かセシリアの言う通り、鈴は体格的に走りやすそうだからな。……身長の話だぞ?
「よーし! 次は僕がいくよ!」
次はシャルロットか。ん~~と背伸びをして背筋を伸ばし、
「ぷはっ」
と息を吐いたところで、反っていた胸が思い切り揺れた。……それを、絶望的な目で見る鈴。南無……
『おーっとデュノア選手、、ここでまさかの色仕掛けか!?』
「ええっ!? そ、そんなんじゃないよ!? い、一夏……?」
慌てて胸を隠し、ちらっとワンサマーの方をみるシャルロット。しかし
「クラリッサさん、今日はどうして学園に?」
「学園で運動会を行っていると聞いて、隊長の勇姿を見に来ました! そ、それと、貴方のことも……」
「クラリッサさん……」
当のワンサマーは、唐突に現れたドイツ軍の大尉さんと見つめ合っていた。あ、シャルロットがorzった。
第二走はシャルロットが胸の揺れを気にして全力で走れなかったため、1組は4着になった。
というか先生方、一応大尉さんは部外者のはずなんですが、そのまま居させるんで?
その後も順々に参加選手が走っていき、最後にセシリアの番が回って来た。
「最後はわたくしが、勝利という華をお見せしますわ」
そう言って気合を入れていたセシリアだったが、
「やりましたきゃあっ!」
ゴールと同時に転んでしまった。
「セシリア、大丈夫か?」
「悠人さん……ええ、大じょう……痛っ!」
自力で立ち上がろうとしたセシリアが、またへたりと地面に座り込んだ。
あちゃ~、膝擦りむいちまってるな。しかも少しだが血も出てきてる。
「救護テントで手当てしてもらうか。よいしょ」
「ひゃっ! ゆ、悠人さん、抱っこしていただけるのは嬉しいですが、出来れば先に言っていただけると……」
後半もごもご言いながらも、セシリアは俺にお姫様抱っこされるがまま救護テントに運ばれるのだった。
「2人目の話は聞いていましたが、胸焼けが……」
「大丈夫ですか、クラリッサさん?」
「え、ええ、問題ありません。私がお姫様抱っこされる側になるのは無理でしょうか」
「クラリッサさん」
「なんですか?」
「俺、いつかはクラリッサさんとあんな風になってみたいです」
「ふぁへっ!?」
救護テントに行く途中、(なぜかワンサマーの隣にいる)大尉さんの顔が真っ赤になっているのが見えた。ワンサマーも真っ赤になってたし。
救護テントに着くと、保健室の先生が待機していた。
「あら、膝を擦りむいたのね。消毒してから絆創膏を貼っておきましょう」
「絆創膏?」
「イギリスではバンドエイドって言った方が通じるわね」
「ああ、BAND-AIDですの」
先生の言い換えで、セシリアが納得する。それにしても絆創膏って呼ぶってことは、先生出身は新潟方面かな? さらに蛇足だが、前世で岡山出身の同期が『カットバン』って呼んでたな。
「それじゃあ消毒するわね。染みるけど我慢よ」
「はい。~~っ!」
「我慢だぞセシリア」
先生に消毒綿で膝をチョンチョンされて、ギュッと目を閉じるセシリアの頭を撫ぜる。
「こ、子ども扱いしないでくださいまし!」
「なら止めるか?」
「ダメですわ!」
ダメなんかい。
「はい、終わったわ。それにしてもオルコットさん、榊君にデレデレなのね」
「あうう……///」
「先生、バンドエイド貼っちゃってください」
「あら、そうね」
最近揶揄う奴がいなかったから、セシリアも耐性が無くなって恥ずかしがっている。逆に新鮮に感じるな。
先生もセシリアの恥ずかし顔を見て満足したのか、ささっとバンドエイドを膝に貼ると
「はい、これでいいわ。ほら、次の競技が始まるわよ。行きなさい」
「分かりました。行くかセシリア」
「は、はい」
まだちょっと赤いが、ある程度平常心を取り戻したセシリアを連れて(当然お姫様抱っこで)テントを出た。
「悠人さん、手当てをしてもらいましたのに、また抱っこしていただくのは……」
「止めるか?」
「このままで」
もはや天丼ともいえるやり取りを経て、俺達は1組のテントに戻るのだった。
1組のテントに戻ってきたら、クラスの面々がorzっていた。何があったよ?
「で? これは一体……」
「うむ、なんというかな……」
唯一の生き残り(?)であるボーデヴィッヒに訊ねたところ、
「一夏……」
「クラリッサさん……」
あ、はい。ワンサマーと大尉さんが見つめ合ってるところを見て、理解しました。
それにしても、俺達のイチャラブとベクトルが違うからか、この程度でみんなorzっちまったのか。……別に張り合ってるわけじゃないけどな。
「私としては、早く二人が結ばれてほしいところなんだがな。そうなれば私も大手を振って、一夏を義兄上と呼べるようになる」
「お、おう……」
「そ、そうですわね……」
さすがの俺達も、ボーデヴィッヒの考えには口元を引き攣らせるしかなかった。
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……話数伸びそうだけど、のんびり更新してくよばっちゃ。