セシリア・オルコットとイチャラブしたいッ!!   作:シシカバブP

6 / 82
サブタイ本当にそれでいいの?(自問)


第5話 ISスーツはエロい

「悠人さん、起きてくださいまし……」

「んん……」

 

 目を開けると、頬を赤らめたセシリアが眼前に。贅沢な朝だなぁ。

 

「おはようございます、悠人さん」

「ああ、おはよう、セシリア」

「そろそろ起きないと、朝食を食べ損ねてしまいますわよ」

「それはまずいな。それじゃあ……」

「はい……お願いしますわ」

 

 俺の上に覆い被さるセシリアを、ギュッと抱き締める。

 

「セシリア……」

「悠人さん……」

 

 セシリアからも腕が回され、しばしの間、お互いの温もりを感じ合う。

 セシリアも俺とイチャラブしたいと言ってから、俺も理性のネジがはずれてきている自覚がある。でもセシリア可愛いからいいや。

 

「それじゃあ、起きるか」

「そうですわね」

 

 時間にして3分ほど、お互いのラブを確かめ合ってから、登校準備を始める。

 寝癖がないか確認し(セシリアの髪を梳かし)、制服に着替えたところで

 

「悠人さん」

「ん?」

「チュッ❤」

 

 頬に温かい感触を感じる。最近のセシリアは、積極的にこういったことをしてくれる。羨ましいだろー?(煽り)

 

「なら俺も……」

「あんっ……悠人さぁん……❤」

 

 お返しにセシリアの頬にキスすると、艶のある声を出しながら上目遣いで俺の顔を見上げてくる。可愛いというより、ふつくしい……。

 

 入学から早くも1週間が経ち、こうやって起床前にイチャラブするのにも慣れた俺達は、登校準備を終えると、食堂に向かって歩き出した。

 もちろんセシリアと一緒、恋人繋ぎでだ。

 

「榊君とオルコットさんが来たわ!!」

「食堂の空調を冷房に! 二人の熱に当てられたら、ただじゃすまないわよ!」

「ブラックコーヒーの用意! 急いで!」

 

 食堂に来ると、すぐこんな対応をされるのも、いい加減慣れたもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 食堂で朝食を食べた後、そのまま1年1組の教室まで来ると

 

「それでは悠人さん」

「ああ」

 

 恋人繋ぎをしていた手を離すと、軽くハグをしてお互いの席へ。

 席に座ると、横からクラスメイトの谷本さんが話しかけてきた。

 

「榊君とセシリア、毎日それやってるよね……」

「セシリアが可愛いから仕方ない」

「ガチだ……セシリアガチ勢だ……」

「そうだよ?」

「言い切った!?」

 

 セシリアガチ勢……いい響きだ。

 そうじゃ無かったら、転生特典の大半をセシリアと仲良くなるために使ったりしないし。

 

 セシリアの方も、クラスメイトの夜竹さんから

 

「オルコットさんも、はっちゃけるようになったよねぇ……」

「そんなことありませんわよ?」

「いやいや! 入学初日とか榊君に手握られただけで顔真っ赤だったのに、今じゃ普通にハグとかしてるし!」

「それはまぁ……ですがわたくし、気付きましたの」

「何に?」

 

「悠人さんへの想いの前には、羞恥心など塵芥に過ぎないと!!」

 

「あ、ダメだこりゃ」

 

 歌劇のように嘯くセシリアに、夜竹さんからの即ツッコミ。

 まあ俺も恥ずかしさはまだあるけど、セシリアへのラブが上回ったというか、なぁ?(同意を求める)

 

「はーい、みなさん、SHRを始めますよー」

「お前達、早く席に着け」

 

 まーやんと織斑先生が教室に入って来て、いつもの授業風景が始まるのだった。

 

 

 突然だが、今日の2時限目は今までの座学では無い。

 入学日、織斑先生が言っていたことを思い出してほしい。

 

『諸君にはこれから、ISの基礎知識を半月、実習で基礎動作を半月で覚えてもらう』

 

 俺はてっきり、4月の上半分は座学、下半分で実習をするもんだと思い込んでいた。

 実際はそんなことは無く、俺達1年1組は第2アリーナ(原作で言及されていた通り、第1から第6まであるらしい)に集められていた。

 そ、それにしても……

 

「榊君、どうかしましたか? 織斑君も、具合が悪いですか?」

「い、いえ、大丈夫です」

「俺も特に問題ありません」

「? そうですか」

 

 不思議そうな顔をして、まーやんが離れていく。

 

 なんというかさぁ……

 

 ISスーツエロ過ぎぃ!

 

 スクール水着のような外見のISスーツを着た女子生徒達が、プールでなく靴を履いて陸上に立っているっていうシチュエーション、アブノーマル過ぎないか?

 しかも、運動ストレスが掛かる箇所だからという理由で股関節部を切り取るとか……思春期の男子にはキツイってぇ!

 

(さらに……)

 

 視線をスライドさせると、そこには

 

 

 美があった

 

 

 全身に密着するISスーツが、均整の取れたボディラインを強調する。さらに、ISスーツからシュッと伸びた脚はスタイリッシュで、いつも見ている制服姿や寝間着姿とは全く違うセシリアを俺に見せつけてくる。

 つまり、何が言いたいかというと

 

(セシリア最高ッ!!)

 

 と、俺の視線に気付いたのか

 

「(ニッコリ❤)」

 

 少し首を傾けた状態で、満面の笑みを返してきてくれた。

 

――トゥンク……❤

 

 あ、やべ、俺の方がセシリアに落されそう。

 そしてそんなお前をエロい目で見てごめん! でもそれも含めて愛してるっ!!(どさくさ)

 

「さて、今日はISの基本的な飛行操縦について実践してもらうが、その前に……織斑、前に出ろ」

「え? は、はい」

 

 織斑先生に呼ばれ、ワンサマーが列から離れて二人の前に。

 

「先日、織斑君の専用ISが届きました!」

「ええ!?」

 

 驚くワンサマーをそのままに、さっきから教師組の後ろに置かれたコンテナの横にまーやんが移動し、側面に付いているボタンをポチッと押す。

 すると、ガコンッという音と共にコンテナが開き――

 

「これが……」

「そうだ、これがお前の専用機『白式』だ」

 

 そこにはアニメ1期で見たのとほぼ同じ、白を基調とした機体が鎮座していた。

 見た目がゴツイのは、まだ初期化(フォーマット)最適化(フィッティング)――ワンサマーの体に合わせた調整――が行われていないからだろう。

 

「織斑にはこの場で、機体の初期化(フォーマット)最適化(フィッティング)を行う。座るような感じて、装甲の開いている部分に背中を預けろ」

「あ、ああ……」

 

 織斑先生に言われた通りにワンサマーが体を預けると、カシュッ、カシュッ、という空気が抜けるような音と共に、開いていた装甲が閉じる。

 

「あとは自動で最適化処理が行われる。この時間はそのまま見学していろ」

「え? ずっとこのまま?」

「織斑君、一次移行(ファースト・シフト)前でも動けなくはないですが、オススメはしません」

「山田先生がそう言うなら……」

「一夏っ! なんだその気の抜けた反応は! お前なら一次移行前でも――!」

 

――バシンッ!

 

「~~!」

「篠ノ之、誰が無駄口を叩いていいと許可した」

 

 案の定、モッピーが出席簿アタックの餌食になっていた。

 しかしそうか、クラス代表決定戦が無かったから、このタイミングで白式登場か。

 

「それにしても、クラス対抗戦に間にあって良かった」

「はい! そのために、開発元である倉持技研はかなり無理をしたという話ですが……」

「連中も、男性操縦者のデータが速やかに欲しいところだろうし、政府からも色々言われたんだろう」

 

 倉持技研ねぇ……確か原作じゃ、倉持技研が欠陥機として凍結してた白式を、篠ノ之束が完成させたんだよな。

 そうなると、あの"青髪姉妹の妹"がどうなってるのか気になるところだが……

 

「話を戻すぞ。オルコット、試しに飛んでみせろ」

「分かりました」

 

 セシリアが一歩前に出ると、その体から光の粒子が溢れ出す。そしてその光が再集結するように纏まったかと思うと、鮮やかな青色のISが姿を現した

 

(イギリスの第3世代IS『ブルー・ティアーズ』、間近で見るとすごいな……)

 

 4基のレーザービットを背部に従え、その他にもミサイルビットを2基隠し持ってるんだったか。

 惜しむらくは、もっと装備の自由度があればなぁ。とはいえ、ブルー・ティアーズが『BT兵器』のデータ収集を目的とした試験機って側面が強いから、難しい話か。

 

「よし、飛べ」

 

 指示されてからあっという間に急上昇し、青色の機体は俺達の遥か頭上で点になっていた。

 

「オルコット、急下降と完全停止をやって見せろ。目標は地表から10cmだ」

 

 織斑先生がインカムで指示を出すと、さっきまで頭上にあった青い点がどんどん大きくなり、

 

――ブワッ!

 

 脚が地面に付くか付かないかのところでブルー・ティアーズが静止、時間差で砂埃が舞った。

 

「よし、合格だ。ISを解除して列に戻れ」

 

 そう指示を出すと、織斑先生はワンサマーのところへ。進捗を確かめに行ったんだろう。

 

「悠人さん!」

 

 ISを待機状態(左耳のイヤーカフス)にしたセシリアが飛び込んできたのを、そのまま体でキャッチ。

 

「さすが代表候補生だな。あんな地面ギリギリで着地出来るなんて」

「そ、そうですか? 嬉しいですわ❤」

「ああ、すごかった」

 

 抱き締めついでに頭も撫ぜてやると、セシリアが蕩け切った顔ですり寄ってくる。ああ~かわええんじゃ~。

 

「榊君、お願いだから人目の無いところでやってくんないかなぁ……?」

 

 周りのクラスメイト達から、死んだ魚のような目で見られた。ついでに懇願もされた。

 

「これ見せつけられる私達の身にもなってよぉ……」

「まあ確かに、授業中はまずかったかもな」

「理解してくれて良かった……」

 

「だが断る」

 

「ナニッ!!」

 

「俺はセシリアを可愛がる。セシリアは常にかわいい。だから人目を気にする必要はない。証明終了、Q.E.D.」

「何も証明してないよねそれ!?」

 

 というやり取りをしている間も、俺とセシリアはイチャラブし続け、白式を待機状態にしたワンサマーが戻ってくる頃には

 

「私達、ISの動きを見に来たはずなのに……」

「これ終わったらコーヒー飲む、絶対ニダ」

 

 死屍累々の状態になっていた。ちょっとセシリアとイチャイチャしただけなのに。

 え? もしワンサマーとモッピーがイチャコラしてるところを見せつけられたら? ふざけんなぶん殴るぞ。(自分棚置き)




もし本作が面白いと感じていただけましたら……お気に入り登録をよろしくお願いいたします。


……youtubeで動画の最後とかに流れる『チャンネル登録と高評価を――』的なのを試してみたら、とんでもない結果になってもうた。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。