セシリア・オルコットとイチャラブしたいッ!!   作:シシカバブP

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この章で『セシラブッ!!』完結予定です。

いい加減有言実行しろシシカバブ


第15章 3学期? そろそろ終わりやね
第77話 第七王女がッ 来ても イチャラブを やめないッ!


 セシリアの生誕パーティの後、あっという間に冬休みが終わりを告げ、3学期の登校初日。

 

「う~……さみぃ……」

 

 前日に戻って来た寮のベッドの中で、俺はなかなか起きれずにいた。というか、起きたくなかった。

 

「あ、あの、悠人さん?」

「もうちょっとセシリアとぬくぬくするんじゃ~」

「わ、わたくしも同じ気持ちですか、さすがに初日から遅刻するのは……きゃんっ!」

 

 おっと、一緒に寝てたセシリアを抱き締めたら、思わず尻に手が。(確信犯)

 

「もうっ、悠人さんってば!……わたくしをその気にさせて、知りませんからね❤」

「……望むところだ」

 

 どうやらセシリアも火が付いたようで、俺の背中に両腕を回してきた。

 

「んふぅ……悠人さん、あったかいですわ❤ はむぅ……!」

「ん……セシリア……」

 

 セシリアからやってきた啄むようなキスに応えるように、俺も柔らかな唇をなぞるように舌を伸ばす。

 もうここまで来たら、後には引けないな。

 

・・・

・・

 

 

「完全に遅刻だ(ですわ)ぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 あれだけ盛っておいて、織斑先生の出席簿アタックが怖い俺達は教室目掛けて猛然とダッシュしていた。

 

ーーーーーーーーー

 

「というわけでだ、今年もビシバシ指導していくので、各人気を抜かないように。……特にそこの二人」

「「はい……」」

 

 新年の挨拶のついでに、俺達は織斑先生から軽く釘を刺されることになった。

 教室に着いてセーフだと思ったら、すぐ後ろに先生方がいたとは……。まあ、出席簿アタックが無かっただけ良しとするべきか。

 

「ところで、今日から特別留学生として、ルクーゼンブルク第七王女殿下がお見えになる」

 

「「「「ええぇぇぇぇっ!?」」」」

 

 織斑先生の突然の言葉に、クラスの全員がわぁっと声を上げた。あ、マジで来たんだ……。

 

「このIS学園に王女様が!?」

「どんな方なんだろう」

「テレビではお顔を拝見したことなかったけど……」

「静かに! アイリス・トワイライト・ルクーゼンブルク王女殿下はまだ14歳でいらっしゃる。各人、無礼のないように。……特に織斑」

「俺だけ名指し!?」

 

 なんで俺だけ、みたいな視線を向けるワンサマー。だがブリュンヒルデの睨み返しに敢え無く敗北。

 

「それでは殿下、お入りください」

 

 織斑先生がそう言うと、教室のドアが開いて赤絨毯が転がって来た。

 その上を、黒服(♀)達を従えて歩いてくる少女。

 

 鈴より背が低く、14歳より幼げな……生意気そうな顔。我が侭姫を体現したような王女様。それが俺の感想だった。

 

「織斑千冬、紹介大儀である」

「はっ」

 

 そんな我が侭姫に首を垂れる織斑先生を見て、教室中が静まり返る。

 

「ルクーゼンブルクですか……」

「セシリア、どうかしたのか?」

「いえ……悠人さんは、ルクーゼンブルク公国についてはご存知で?」

「東欧の小国だってことぐらいは」

「その認識で合ってますわ。確かに小国とはいえ、王族ならば敬意を払うものですが……織斑先生の態度は、少し度を超えているように感じまして……」

「そりゃまあ、そうだろうな」

 

 いくら王族が相手とは言え、ブリュンヒルデのこんな姿、誰が想像できるって話だ。

 恐らくクラスの全員が、セシリアと同じことを思ってるんだろう。

 

 と、そんな1組内の空気を読んでいるのかいないのか、アイリス姫は教壇の位置から教室中を見渡し、

 

「むっ! おぬしっ!」

 

 びしっ! とワンサマーの方を指さす。あーあ、気付かれちまった。

 

「おぬしが有名な織斑一夏じゃな?」

「は、はぁ。まぁ……」

「決めたぞ。この学園に滞在中、おぬしをわらわの召使いとする。これは光栄なことじゃぞ」

 

 ふふんと鼻高々に笑みを浮かべるアイリス姫。

 一方ワンサマーの方は、何を言われたのか分からない風だったが、ややあってようやく内容が脳内に達したのか

 

「なんでだよぉぉぉぉぉ!!」

 

 机から崩れ落ちた。

 

「な、なんでそうなる!?」

「そうです! おかしいですよ!」

「お、織斑先生、義兄上にはクラリッサが……」

 

 当然の如く納得のいかない旧ハーレム達。

 

「では織斑、殿下に失礼の無いようにな」

 

 それをさらっと流す、というよりは知らんぷりしたい織斑先生。

 こうして3学期も、ワンサマー周りは原作通り波乱の幕開けとなった。

 

ーーーーーーーーー

 

 怒涛のSHRから、王族参加の授業が……始まらなかった。

 

「先生ー、織斑君がいませーん」

「ああ、織斑君ですが……王女殿下の市中散策に同行することになりまして……」

「授業に出ないでですか?」

 

 これにはまーやんに質問した相川さんもビックリ。そしてクラス全体ビックリ。

 まさか初日から、授業ブッチするとは思わんだろう。留学とは一体。

 そして、ただでさえ2学期赤点だったのに、新学期初日から授業を強制欠席になったワンサマー。哀れなり。

 ていうか、いつの間に二人共いなくなったんだよ。

 

「そ、それでは授業を始めますね~」

 

 苦笑いのまま、まーやんのIS理論の授業が始まった。

 

「それではまず、これまで習ったところを軽くおさらいしていきましょう」

 

 そう言ってツラツラと話し始めるまーやん。……うん、まだ覚えてる内容だ。だいじょぶだいじょぶ。

 そして授業内容は、ISコアについてになっていた。

 

「――こうしてIS委員会が設立され、ISコアは各国に配分されることとなりました。さて、篠ノ之さん」

「はい」

「現在、ISコアはいくつあるでしょうか」

「467個です」

「はい、そうですね」

 

 本当はサウス・コリアが1個破壊してるんだがな。この辺りの話は世間には知られてないらしい。俺もセシリアに聞くまでは知らなかったし。

 

「先生、ISコアって篠ノ之博士以外、誰も作れてないんですよね?」

「はい。ISコアが配分された当初、各国がコアの複製に挑みましたが、成功例は1つもありませんでした。なんでも、原材料すら解析できなかったとか」

「へぇ~」

「それから各国はコアの複製を諦め、機体の開発に重点を置くようになりました」

 

 その辺も原作知識として、一応覚えてるな。

 ISコアの原材料である時結晶(タイム・クリスタル)って鉱物で、ルクーゼンブルクの地下でのみ採れるんだったか。

 で、それを知ってる数少ない人間が織斑先生で、それが理由でアイリス姫に強く出られないんじゃないかっていうのが俺の予想。

 

「……くん、榊君」

「おっと」

 

 原作知識を思い出してたら、ついつい意識が。

 

「冬休みボケですか? ちゃんと授業聞いてくださいよ~」

「すみません、セシリア成分が足りなくなってきたみたいです」

「まあ❤」

「あ、そういうのいいんで」

「あ、はい」

 

 ちょっとボケたら、まーやんに素で返された。下手に怒られるより怖かったぜ……。

 

「それでは授業を再開しますね」

 

 さすがに2回は注意されないように、その後はきちんと授業が終わるまで意識を飛ばさずにいた。

 まあ授業が終われば

 

「セシリアー」

「悠人さ~ん❤」

 

 イチャラブするんですがね。

 朝遅刻寸前までしてただろうって?

 

 もっと欲しいんだよセシラブがっ!!(魂の叫び)

 

 そりゃ冬休み中もちょくちょくイチャラブしてたさ!

 大晦日はこたつに入りながらイチャラブしたり、元旦の朝、実家の自室のベッドで寝てたら

 

「に、日本には『姫始め』というものがあると聞きまして……//」

 

 と言ってネグリジェ姿で潜り込んできたセシリアとニャンニャンしたり! それでも!

 

 セシラブはやれればやれるだけいいんだ!!(魂の叫びpart2)

 

 

「二人共、新学期から飛ばし過ぎ……うっぷ!」

「ぎゃー! 誰かのほほんさんにエチケット袋ー!」

「冬休みを挟んで、耐性が無くなって来た時を狙って……悠セシ恐るべし」

 

「ああ、悠人さん……くんかくんか」

「こらこらセシリア、そっちがその気なら……」

「キャンっ❤ そ、そんなに鼻をうなじにくっ付けるなんて、くすぐったいですわぁ❤」

 

「「「「げはぁっ!!(吐血)」」」」

 

「……もうどうにでもなーれ」

 

 ん? ヴィシュヌなんか言ったか?

 

ーーーーーーーーー

 

――ドイツ、IS配備特殊部隊『シュヴァルツェ・ハーゼ』基地

 

 ある日、クラリッサの元に隊長であるラウラから通信が入った。

 

「おはようございます隊長」

『ああ、おはよう。すまんな、そちらはまだ早朝だろう』

 

 ラウラも気を付けたつもりだが、日本とドイツの間にある8時間の時差はどうしようもない。

 

「いえ。すでに起床時間でしたので」

『そうか。……』

「隊長? どうかされましたか?」

 

 ラウラが言い淀むのを通信越しに感じて、クラリッサが眉を顰める。

 

『……クラリッサ、落ち着いて聞いてくれ』

「はい」

『実はな……』

 

『義兄上が、ルクーゼンブルクの第七王女にNTRれそうなんだ!』

 

「……」

 

 あまりに酷い内容であった。

 なにせ、『義兄上(一夏)』『ルクーゼンブルク』『第七王女』という名詞しか合っていない。

 それに対して、クラリッサは沈黙を続けていた。

 

「く、クラリッサ?」

「隊長……」

「な、なんだ?」

 

 おっかなびっくり聞き返したラウラに、クラリッサはこう問いかけた。

 

 

私の有休、まだ残っていますよね?(いま、会いにゆきます)




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……そろそろいい締め方考えようばっちゃ。
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