セシリア・オルコットとイチャラブしたいッ!!   作:シシカバブP

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逆に考えるんだ「今話の文字数少なくてもいいや」と


第78話 次回「第七王女死す」デュエルスタンバイ!

 結局ワンサマーとお姫様が戻って来ることは無く、午前の授業は終わった。

 

「それでアンタ達、一夏が召使いにされるのを黙って見てたの!?」

「そ、そんなわけないだろう! 私達だって抗議したのだぞ!?」

「そうだよ。でも相手は小国とはいえ王族で、無理矢理どうこうするわけにもいかなかったんだよ」

「それに、教官も止められなかったしな」

「うぐっ! それじゃあ仕方ないか……」

 

 ワンサマーの実姉であるブリュンヒルデすら沈黙したと聞いて、学食のテーブル席に集まった篠ノ之達に怒鳴っていた鈴がトーンダウンする。

 俺とセシリアも、昼休みの学食で昼食を摂りながら織斑ハーレムの話をのんびり聞いていた。

 

「織斑さん、大変そうですわね」

「我が侭姫に連れ回される従者、ってところだろうからな。ほい、あーん」

「言い得て妙ですわ。あむっ❤」

 

 そしていつもの食べさせ合いで、チキンソテーを食べたセシリアの顔を見てほっこりする。(この作品は)こういうのでいいんだよこういうので。

 

「ヴィシュヌさん」

「無理です」

「まだ何も言ってないよ!?」

「あのお二人のイチャラブを耐える方法なんてありません」

「ギャラクシーさんでも無理なの!?」

「ええ、私が転校してきた時とは比較にならないぐらい……うっ」

 

 別の席で失礼なことを言っている(こっちまで聞こえて来る)ヴィシュヌが一瞬嘔吐(えず)き、コップに入った水をグイッと飲み干した。

 

「だ、大丈夫?」

「誰か助けて……」

「ヴィシュヌさんでも耐えられないなんて、もう終わりだよこの1組」

 

 谷本さんが喚いているが、俺らは悪くないよねぇ?

 と、騒がしい食堂内にドタバタと駆け込んでくる音が

 

「大変! 大変だよぉぉぉ!!」

「どしたのかなりん?」

「い、今学生寮で織斑君を見かけたんだけど……」

「織斑君、戻って来たんだ」

「それが、なんか鎧を着た人に剣を突き付けられてたんだよぉ!」

 

「「「「「なんだってぇぇ!?」」」」」

 

「どういうことよそれ!?」

「わ、分からないよぉ!」

「こうしてはおれん! 待ってろ一夏!」

「あっ、箒!?」

「私達も行くぞ」

 

 ものすごい勢いで駆けだした篠ノ之を追うように、シャルロット、ボーデヴィッヒ、鈴も学食を飛び出していった。

 

「剣突き付けられるって、織斑君何したんだろう……」

「もしかしたら王女殿下が何かやらかして、織斑君が泥被っただけだったり……」

「「「「「どっちもありえそう」」」」」

 

 ハーレム達を見送った面々はそう言って軽くため息をつくと、今あったことをとりあえず横に置いて食事を再開し始めた。

 よかったなワンサマー、10:0でお前が原因だと思ってる奴はいないみたいだぞ。

 

「何があったのでしょう?」

「さてな。その剣突き付けてる奴が公国側、アイリス姫の護衛だとしたら、警備上まずいことでもしたんじゃないか? 毒見してないもの食べさせたとか」

「それは……あり得そうなのがまた……」

 

 まあたぶん原作通り、市内散策中にお姫様を誘拐されて、一番近くにいたワンサマーを近衛騎士団長が叱責してるってところだろう。

 というか、それでワンサマーが処罰されるなら、警備責任者のお前はどうなんだよって話だが。

 

ーーーーーーーーー

 

 午後もワンサマーとお姫様は授業に出てくることは無く、奴さんが現れたのは夕食時になってからだった。

 

「織斑君!?」

「学園祭以来の執事姿! 写真撮らねば!」

 

 執事服姿で現れたワンサマーに、寮の食堂は大騒ぎ。え? 学園に戻ってからもずっと着てたん?

 

「今日は大変だったね」

「ああ、なんとかジブリルさんに斬られずに済んだよ」

「ジブリル?」

「もしかして、あの義兄上に剣を突き付けていた?」

「そうそう。なんでも近衛騎士団長なんだってさ」

 

 あー、そういえばそんな名前だっけな。

 

「やはり、織斑さんは振り回されておりますわね」

「あれはもう、そういう星の下に生まれたんだろ(撫ぜ撫ぜ)」

「うにゅ~❤」

 

 ハーレム達に向けていた視線を戻して、膝の上のセシリアを撫ぜる。

 なんでセシリアが膝の上に座ってるかって? 愚問だな。

 

 セシリアの尻がスカート越しに密着して幸せな気分になれるからだよっ!!(純粋な変態)

 

 セシリアの尻で俺は幸せ、そして俺が頭を撫ぜればセシリアも幸せ。Win-Winの関係だ。

 

「織斑一夏!」

 

 誰だよこんな大声でって、流れ的に一人しかいないよな。

 声のする方を振り向けば案の定、話題の我が侭姫がワンサマーの座るテーブルに近付いていった。

 

「おぬしを我がルクーゼンブルグに招く。わらわの世話役として、生涯を共にするのじゃ!」

 

「「「「「はあぁぁぁぁっ!?」」」」」

 

「おおお、織斑君が公国に!?」

「しかも生涯をって、思いっきり"結婚"って意味じゃん!」

「逆玉の輿……っていやいや!」

 

 その場にいた全員が驚きの声を上げた。っていうか、後ろに立ってた護衛(たぶんあれが騎士団長のジブリル)も驚いてるし。事前に部下と話ぐらい付けとけよ。

 そんな周りの空気を全く気にせず、お姫様は威厳ある(単純に偉そうともいう)態度で言葉を続けた。

 

「異議あるものは名乗りを上げよ! さもなくば口を閉ざすがよい!」 

「あるに――」

 

「異議あり!」

 

「え?」

「こ、この声は……」

 

 鈴の言葉を遮る声に、皆の視線が食堂入口の方に集まる。そこに立っていたのは――

 

「く、クラリッサさん!?」

「クラリッサ! お前本当に来たのか!?」

 

 まさかの眼帯ドイツ軍人、クラリッサ大尉だった。

 相当急いできたのか、ぜーはーぜーはー息を荒くしながらこっちに近付いてくる。

 

「一夏君を連れ去るなんて、許しません。い、一夏君は、私の」

「おぬしの何なのじゃ?」

「私の――」

 

 そこでス~っと息を吸った大尉さんが

 

「私の嫁です!」

 

 さっき以上の大音量でぶち撒けた。

 

「……」

「……」

 

「「「「「えええええええ~!?」」」」」

 

「いやいやクラリッサさん!? 俺じゃなくてクラリッサさんが嫁! 逆!」

「ちょっと待て一夏! お前、いつの間に!?」

「どういうことか、きちんと説明しなさいよ!」

 

 目が点になって固まっているお姫様を後目に、ハーレム勢がワンサマーに事情を説明しろと詰め寄る。

 

「悠人さん、一体どうなってますの……?」

「俺も知りたい」

 

 正直、俺も何が何やら。求めるは説明、イミフ。

 

「一夏、おぬしまさか、この女と婚約しておったのか……?」

「えっと……はい」

 

「「「「「えええええええ~!?」」」」」

 

「織斑君いつの間に!?」

「い、一夏に婚約者……あ、あははは……」

「完全に負けた……」

「ラウラぁ……知ってたんだよね……?」

「い、いやまあ、色々落ち着いたら話そうと思ってて、な?」

 

「そ、それがどうした!」

 

 再起動したらしいお姫様が、テーブルをダンッと叩く。

 おいおい、まさかとは思うが……

 

「わらわは認めぬぞ! クラリッサとか言ったな。おぬしとわらわ、ISで勝負じゃ!」

「いいでしょう、受けて立ちます!」

「「「「「おおおおお~!」」」」」

「え、あの、俺の意思は?」

「いけません殿下! このような者と争うなど、王族のすることではありません!」

「止めるでない。これは女同士の真っ向勝負じゃ」

 

 騎士団長の制止も聞かず、お姫様と大尉さんのIS勝負が決まりそうだ。

 原作では鈴が異議を申し立てて、最終的に騎士団長と篠ノ之も混ざり二対二の決闘になるんだが、この世界では一騎打ちになる――

 

「くぅ……っ! そこの下男!」

「は?」

 

 お姫様への諫言が届かず頭を抱えていた騎士団長が、俺を指さしてきたんだが。しかも下男って。

 

「貴様あの軍人の知り合いだろう! 決闘を辞退させろ!」

「いやいや、なんで俺が?」

「黙れ! 貴様のような女の椅子にされている下賤の者は口答えするな! さっさとやれ!」

 

 ほー、随分と上から目線で言ってくれるなぁ。さすがに俺も、そこまで言われちゃ――

 

――ブチンッ!!

 

 言い返してやろうと思った瞬間、何かとんでもない音が聞こえた気が。

 

「ふふふ、ふふふふふふ……」

「せ、セシリア……?」

 

 セシリアがいつものように微笑んでいる……が、膝に乗せて間近で見ている俺に分かる。

 

(めっちゃ青筋立ててる! めっちゃキレてる~!!)

 

「その勝負、わたくしも参加いたしますわ」

「ほう、面白い。ではこちらもジブリルを含め、二対二の決闘といこうかの!」

 

 そんなことになっているとは気付かず、お姫様はさらっとセシリアの参加を了承した。

 

「時間と場所は?」

「1週間後の日曜、第3アリーナでどうじゃ?」

「わたくしはそれで。クラリッサさんは?」

「私もそれで構いません」

 

 そうして決闘の日時が決まると、お姫様は騎士団長を連れて食堂を出て行った。

 

「クラリッサさん」

「ええ、分かっています」

 

「奴は悠人さんを下賤と呼びました」

「奴は一夏さんを奪うと言いました」

 

「「生きて学園から帰れると思うなよぶち殺すぞクソ女(ビッチ)!!」」

 

「うわ~……」

「セシリアって、キレるとあんな言葉遣いになるんだぁ……」

「なんだろう、この空虚感は……」

「あたし達、完全に蚊帳の外だったわね……」

「全部クラリッサさんとセシリアに持ってかれちゃったね……」

「あんなクラリッサ、私も初めて見たぞ……」

 

 悠人です……俺の事でガチギレしたセシリアを間近(膝上)で見せられて、喜べばいいのか怖がればいいのか分からんとです。

 とりあえず……後ろから抱き締めよう。

 

「きゅ~❤」

 

 だから(この作品は)こういうのでいいんだってこういうので。




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……セシリアのキャラ崩壊とか今更だよばっちゃ。
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