そろそろ曇らせを書きたいんですが、ずっと平和です。キレそう。
あともうちょい…あともうちょいフーコの秘密を知る人を増やすのだ…
「到着だ!ここが我ら…私の城!
「おぉ…」
眼前にそびえ立つ摩天楼に、思わず圧倒される。この世界に来てから建築技術や工学などのレベルの高さに驚いてばかりだが、ここはそれらとはまた違う、物々しさすら感じる凄みがあった。
「キキキ…どうだ?凄いだろう?あぁお前たち、ご苦労。」
「「はっ!」」
警備というか門番というか…分かりやすくドアの前に配置されたモブ生徒が敬礼する。
『知られてないくらいが好き勝手出来るから良い』的なことを原作で言っていたような気がするマコト様だが、一部からの人望はあるらしい。
支持率3%といえど、膨大な数いる生徒、それも政治なんて興味なしのロクデナシ共の内の3%と考えると、結構凄い人なのかもしれない。
「マコトさま…すごい…」
「キーッキッキ!そうだろうそうだろう!やはり子供は純粋で良いな、なぁイロハ?」
「いたいけな子供を騙してるみたいで気が引けますね」
「イロハァ!!」
原作よりも結構辛辣だなイロハ先輩…
なんてやり取りをしながら歩を進めていると、『会議室』と書かれたドアの前で立ち止まるマコト様。
「戻ったぞ。」
だだっ広い会議室に人影が二つ。
「あーっ!マコト先輩!おかえりなさーい!」
萌え袖をブンブンと振り回しながらマコト様に飛びつく幼女、イブキちゃん。
俺とは異なり、天然モノの幼女である。可愛いね…
「イブキィ~~♡」スリスリ
この溺愛っぷりである。
「おかえりマコトちゃん。…あら?その子は?」
爆乳悪魔姉貴、サツキが尋ねる。この人もマコト様に違わずポンコツオーラを放っている。
「マコト先輩が誘拐してきた子です。」
「イロハ?」
「ゆーかい…って何ですか?あとあなた、お名前なんてゆーの?」
「誘拐というのはな…あー、なんだ。お友達を増やすことだ、イブキ。」
「お友達!?わーい!マコト先輩、イブキが前に『同い年くらいのお友達が欲しい』って言ってたの覚えててくれたんだー!ありがとう!」
「えっと…横島フーコです。よろしく…」
「イブキはイブキだよー!向こうで遊ぼ!」
萌え袖越しにおててを引っ張られ、連れていかれる。あったけぇ…(幼児特有の高体温)
「絶対忘れてましたよね」
「いや?勿論覚えていたぞ!だから連れて来た!」
「連れて来た…って大丈夫なの?親御さんに連絡とか…」
「あ”!!!」
「えっ」
震える手で携帯を取り出し、電源を入れる。不在着信はーーーーーーー
先生
空崎ヒナ
エラ呼吸
脚
先生
先生
先生
空崎ヒナ
空崎ヒナ
先生
先生
先生
先生
空崎ヒナ
先生
先生
先生
「ヒュッ」
通知が止まらないので恐る恐るモモトークを開いてみるが、想像通り穏やかでない内容が連なっていた。
「…あーあ。また一悶着ありますよ、これ。」
後ろから画面を覗き込むイロハ。
仕方がない、親睦を深めている途中で悪いが、早々にお返しするとしよう。
「マコトせんぱーい!フーコちゃん寝ちゃったー!」
イブキが指差す方向に目をやると、そこに天使がいた。
この天使を起こそうものなら、悪魔と言えど地獄で裁きを受けることになるだろう。
「…イロハ。」
「はい?」
「武器と戦車の準備をしろ!奴らが来る前に!」
「はい!?な、何言ってるんですか!ゲヘナの最高戦力が来るんですよ!殺されますよ!?」
「死んでも構わん!サツキは今いる兵をかき集めろ!この
「えぇ…やめとこうよマコトちゃん、先生に怒られるよ?」
「やかましい!あの天使は私のものだ!空崎ヒナでも先生でもかかってこい!」
(私達を巻き込まないで欲しいわ…)
(別に起こさないように渡せばいいと思うんですけど…)
(よろしい!ならばクリークだー!)
戦闘開始を告げるかのように、携帯が震える。
『マコト!?フーコは無事n』
「もしもし!ゲヘナ学園最高権力者のマコト様だ!フーコが欲しくばかかってこい!以上!」
一方的に電話を切る。
「マコト先輩、戦車と武器の準備、完了しました。」
「ご苦労。サツキ、兵が集まっていないようだが…」
「ヒナちゃんとやるって聞いたらみんなどっか行っちゃったわ。」
「な…何という腑抜けた奴らだ…ええい!こうなったら我々だけでも奴らを迎え撃つぞ!」
(こうやって人命は失われていくのね…)
「先輩、噂をすればおいでなさりましたよ、ご一行。」
「マコトー!フーコを返してもらいに来たよー!」
普段のように振舞う先生。しかし、確実に怒気を孕んでいる。怖いな…
「わざわざご苦労!しかしだな、今は訳あって返せん!お引き取り願おうか!」
「っ!いい加減にして、マコト!」
「嫌がらせにしては度が過ぎてる。任せて先生、挽き肉にしてくる。」
そう言い放つと、乗ってきた車の屋根をぶち抜き飛び上がるヒナ。ギリギリ目で追えるほどの速さで接近してくる。
こちらの思考よりも早く銃を抜いたヒナの攻撃を、間一髪のところで弾く。
「ひき肉でぇえす!!」
「チッ…仕留め損ねた。次はない!」
さらに速度を上げるヒナ。正直なところ、次の攻撃を避けられる保証はない。
「キッキッキ!そう来なくては面白くない!…のわーっ!!!」
空崎ヒナの次の行動に注意していた分、背後からの攻撃をモロに食らう。
瞬時に背後に移動したのか!?いや違う。やつの愛銃はデストロイヤー。当たると痛いがここまで背中全体に広がるような痛みではないハズ…
…ん?
背後…広範囲…
「イロハァア!!!」
「くっそ…何故私がこんな目に…痛っ!もっと優しくせんかサツキ!」
「預かってるだけなら言ってくれたら良かったのに…お陰で肝が冷えたよ…というかフーコにもお説教しなきゃね…知らない人について行っちゃダメって。」
「待て、フーコはそこの変態三人に怯えて仕方なく私に付いてきただけだ。それにあんな小さい子をほっぽった先生にも少なからず責任が痛てててててて!!!」
「責任逃れしないで。マコトが一番悪いんだから。」
「報告しなかったのは普通に超戦犯だったししょうがないわよね。」
「分かった!分かったから背中にデストロイヤーを押し付けるんじゃない!ゴツゴツして痛いんだよ!あとサツキ!早く助けろ!」
「「「私は変態じゃない!」」」
「いや天雨さんは変態ですよね」
「アコは変態って言われても仕方ないよね」
「ヌッヘッヘッヘ!!ワンワンワンワン!!!」
「アコ、うるさい。」
「クゥーン…」
「あのさマコト、疑ってるわけじゃないんだけど…」
「分かっている。傷もそこそこ癒えたしな…『フーコに会わせろ』だろう?」
~会議室~
「誰もいないじゃない。」
「そんなバカな!?」
「先生、やっぱりこいつ殺しとこうか?」
「そうだね、お願い」
「待て!待ってくれ!」
「先輩の肩を持つのは不服ですが、嘘はついてませんよ。イブキもここに居たはずです」
「何が起きている!?」
その場にいる全員、事態を呑み込めていなかったところに、更に場をかき乱す要素が追加される。
「きゃあぁあああああ!!!」
「今の声…」
「イブキ!!」ダッ
言うが先か、走り出す。まさか二人揃って誘拐でもされたのだろうか。だとしたら誰が何のために?
最悪な可能性が頭をよぎる。校舎内だからと油断していた。
頼む!間に合ってくれ…!!
至近距離からの戦車の砲撃に「いてて…」くらいで済むバケモノマコト様が書きたかった…
ギャグ成分多めでやんなっちゃう…
曇らせたい曇らせたいあぁああ…
聡明な読者の方はお気づきでしょうが、普段ギャグ要員だったりポンコツだったりする奴が実はクソ強いみたいなのが大好きです。またどっかで活かしたい…
基本週一投稿にしてますが、お気に入り登録が100増えるごとに嬉しくなって新作書いてます。
次回、ちょっと曇らせ?
次々回、イイハナシ
次々次回
わし「フーコちゃん、そろそろ身体の一部行っとく?」
フーコ「どうしよっかな~~」
曇らせが足りへんことについて
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本編がぬるい間、他の作品で曇らせを供給
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いらんことせんと本編進めろ