「君が噂に聞くフーコちゃんか!ミレニアムエンジニア部にようこそ!私は白石ウタハ。ここの部長をやらせてもらってるよ。」
「ウタハ、頼んでたことだけど…」
「義足と義眼についてだね。任せてくれ先生、3…いや2時間で完成させてみせよう。早速採寸しよう。フーコちゃん、こっちへ」
抱っこしていたフーコをウタハに受け渡す。
「爆発機能は付けないでね」
「ぐっ…わ、分かってる。人助けのためならポリシーも曲げるさ…」
「…よし、採寸は完了だ。お疲れ様フーコちゃん。あとは優秀なうちの部員達に任せよう。」
「あの…ありがとうございます!」
「そうだ。できるまでの間、ずっと待ってるのも退屈だろう?私達の発明品達を紹介しよう!欲しいものがあったら言ってくれ。」
「ウタハ、危ないのはやめてね?」
「紹介…解説なら私にお任せを!!」
「コトリの説明は長いからなぁ…ここは良いから、ヒビキ達の手伝いをしてくれ。」
「良くないです!ちょっ…引っ張らないで下さい!あああ!」
「さあ気を取り直して!まずはこれ『黒ひげ114514発』だ!どこに剣を刺してもこの人形が飛び出すようにできているよ!」
「いらない…」
「そ、そうかい?次はこれ!『特に何の意味もないランダムな数字を頭上に表示するメガネ』だ!名前の通りだよ!」
「いらない…」
「『ポータブルロケットパンチ手袋』!」
「いらない…」
「『感度3000倍ハケ水車君』!」
「いらない…」
「うぐ…こ、これはどうだい!?『振動機能付き水晶埴輪』だよ!」
「ぜつぼうてきにいらない…」
「先生、この子酷いよ~」
「残当だね…」
「ウタハ先輩、取り敢えず義足は完成したよ。」
片手に人のそれとほとんど変わらないクオリティの義足を持ち、作業場から出てくるヒビキ。
「仕事が早いね!?」
「前にミクさんの義体を作った素材にちょっと手を加えただけだからね。…っと、良かった。サイズはピッタリだね。フーコちゃん、ちょっと歩いてみてくれる?」
「おぉ…すごいすごい!!あるける!あるけるよせんせい!!」
「良かったねぇフーコ。ほんとに良かったねぇ…ありがとう、皆を頼ってよかったよ。」
「ありがとうございます!」
「喜んでもらえて何よりだよ。義眼もできてはいるんだけど…」
言葉を濁すヒビキ。取り出した義眼は透き通るような黄色。フーコのそれとはまったく異なる色だった。
「一から作るとなると時間がね…私達もそっち方面は専門じゃないし…」
「そっか…」
「まぁしかしだね先生。フーコちゃんさえ良ければ今の内から義眼に慣れておいて損は無いと思うよ。いつかは入れる必要があるんだし。」
項垂れる私の肩を叩くウタハ。
「それもそうかもしれないね…どう?フーコ。」
「…やって、みます。きいろいおめめ、かっこいいし…」
「うんうん、何事も挑戦だよね!」
少しビクビクしながらも、義眼を入れて貰ったフーコ。
吸い込まれるような赤と黄色。その神秘的な様相に、言葉は失われる。
「せんせー?やっぱり、へん…?」
「いや、とってもイケてるよフーコ。ホシノみたいだ。」
「おじさん…」
「また今度、アビドスにも行ってみようね。皆も待ってるだろうし。」
「それじゃ先生、部費の件、是非ともよろしく頼むよ。」
「な、何とかするよ…改めて、今日はありがとう皆。」
「ありがとうございました!」
「いえいえ、何かあったらまたおいで。私達の発明品はまだまだこんなものじゃないからね、フーコちゃん!」
『先生、頼まれていた健康診断の結果なんだが…』
『やっぱり、何かあった?』
『良くない数値だらけだったよ。投薬や手術…どういう細工をされたかまでは分からないが、まるで身体の部位同士が喧嘩してるみたいだ。』
『普通の人間ではありえない反応が出てる。』
『じゃあやっぱり…』
『酷なことを言うようだが、間違いなく長生きはできないだろうね』
『そっか…』
『すまない、私達ではどうすることもできなかったよ』
『いや、私の方こそこんなことに巻き込んでごめん。』
『義眼も急ぎで作る。できたら連絡するから、また来てくれ』
『ありがとう。ごめんね』
久々Q&A
Q.なんでフーコは味覚がないのに料理できるの?
A.身体が覚えているからです。
味噌汁を作る、ご飯を炊く、魚はグリルで焼く…といった具合に、作業としてこなしているので味見をしなくても大丈夫なのです。
だから、今まで作ったことがないものは多分失敗します。
味覚設定忘れてたワケじゃないんだからね!
前のフーコの名前統一したい
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『俺』
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黒フーコ
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悪フーコ
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ゲマフーコ
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副人格