新作投稿し始めました。こちらもよろしくお願いします。
(明日の0時に更新されると思います。)
周りから大事にされてるけど、本人だけはそれに気づかず無理したり酷い目に遭わされたりして皆を曇らせる…そんな話です。
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https://syosetu.org/novel/329861/
「んん…ん…ん~…?」
「シロコちゃん、もう無理ですよ…」
「フーコちゃん、将棋強いですね~」
「ちょーじんじこみのてくにっく…」
「ん、屈辱。次はこっち」
そう言って、オセロ板を取り出すシロコ。
~15分後~
「んん…んぎぎぎ…」
「逆に何があったらここまでキレイに負けるんですか…」
盤面が綺麗に真っ白になってしまった盤面を見て、呆れたようにため息をつくアヤネ。
「おっフーコちゃん来てるじゃん、お久しぶりぃ」
「おじさん!」
義足で歩くのにもすっかり慣れたのか、ホシノの声を聞くとすぐに立ち上がり、飛び付くフーコ。
「うおっとと…うへへ、おじさんなんでこんなに懐かれてるのかなぁ…嬉しいけど…」
「ずるいです、ホシノ先輩!私そんなのされたことないのに!」
「ん。小さないきもの。」
「仲間意識…?」
「ずいぶん好き勝手言ってくれるじゃんシロコちゃんに先生。」
「あっ!そうですよ!ホシノ先輩はシロコちゃんの親代わりみたいなものだから…」
「ホシノママ…?」
「ちょっと、先生まで赤ちゃんになる必要ないでしょ!」
「は~い☆、ママはこっちでちゅよ~」
「ばぶばぶwあーうww」
「あーあ、先生が壊れちゃった。」
「ノノミ先輩はそれで良いんですか…?」
「フーコちゃんは向こうでおじさんと遊ぼうねぇ。」
「うん!」
以前のボロボロの姿とは打って変わり、義足をつけ目の怪我も治っているフーコちゃん。
隠されていた片目を見た時は、感情を抑えるのに必死だった。
以前の出会いから胸に秘めていた疑惑は大きく育ち、今や確信に変わっていた。
(この子は、ユメ先輩の死に関わっている。)
どう関わってるのかは分からない。
身体のどこかにユメ先輩のパーツを使っているのか、クローン…案外、遠い親戚とかなだけかもしれない。
砂漠で見つかったユメ先輩の死体は、満足に残っていたわけではなかった。
野生動物の仕業とばかり思っていたが…
考えうる最悪の可能性、この子が黒服のスパイである可能性も0とはいえない。
しかしそんなこと、一体誰に聞けば良い?
本人に聞くわけにはいかない。あの様子だと、先生も知らないだろう。
黒服に直接聞こうにも、私が唯一コンタクトが取れるアジトは遠い。ヘルメット団の嫌がらせやカイザーの介入が強くなっている今、私がアビドス高校から離れるわけにはいかない。
「フーコちゃん、遊ぶ前に一つ聞きたいことがあるんだけど、良いかな?」
「なーに?」
「ユメって名前の人、知り合いにいない?」
「ゆめ…うーん…わかんない!」
「そっか…そっかぁ…うん、じゃあ遊ぼっか」
「なにする?ゲーム!ゲームもってきたよ、おじさんのぶんも!」
「うーん、おじさんゲーム下手だからなぁ…もっと簡単なゲームしようよ。」
「いいよ!」
「じゃあルール説明するね。まず寝転がります。」
「ねころがる…」
「お布団を被ります」
「おふとん…」
「目を瞑ります」
「つぶった!」
「どっちが先に寝れるか勝負します」
「………おひるねじゃん!」
「良いのかなフーコちゃん、このままじゃおじさん勝っちゃうぞ~」
「!?それは…なんかやだ!ぜったいさきねる!」
「ふっふっふ…おじさんはお昼寝のプロだよ?そう簡単に…ありゃりゃ、もう寝ちゃってる…」
すやすやと寝息を立てる少女に布団をかけ直し、寝顔を見つめる。
(まさか…ね。)
きっと臆病な自分の杞憂だろう。
子供体温がこちらにまで伝わってきて、つられて意識が遠のく。
しばらくして、部屋には二人の少女の寝息が聞こえるだけになった。
「ホシノ~?そろそろフーコを返し…」
「ん。独占禁止…」
「二人とも寝ちゃってるわね、これ。」
「寝かせておいてあげましょうか…」
「仕方ない、ババ抜き最弱は私達で決着をつけるとしようか。」
「望むところです!」
ちなみに、ビリケツクイーンはセリカだった。
ブルアカミリしら作者、ノノミとアヤネの書き分けの難しさの前に散る。
ところでフーコちゃん、無意識に強い人に懐く傾向があるようなないような…
元々はこんな感じの設定だったんですが、カヤが全部台無しにしてくれました。カヤ…全裸土下座したり獄中出産したりしろ…