アビドス砂漠で捕まえて
先生「暑い…、暑い…」
ユウカにこっぴどく叱られてから三日後、俺は市街地をさまよっていた。あーこれなら最初から荷物の用意してからいくんだった。自分の準備力の無さを恨みながら、こうなる原因となったもの、昨日の昼に届いた手紙を思い出した
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先生「あ、なんだこれ」
シャーレに来てはや5日。俺宛に1通の手紙が届いた。手紙が届くこと自体はこれまでもあった。
例えば、ユウカのいるセミナーから、
例えば、チナツのいる風紀委員会から、
例えば、財務室長からの経費の書類から。
先生「差し出し人は…アビドス高等学校」
アロナ「先生、アビドスですか?」
アロナが起きていたらしく、反応を示す
先生「さてと、中身はっと」
───
拝見 シャーレの先生へ
初めまして。
アビドス高等学校の奥空アヤネと言います。
私達、
アビドスは全校生徒6名の小さな学校です。
そんな私達ですが、
ただいま重大な危機に陥っています。
こうなった事情については複雑なのですが…。
物資や弾丸も尽きてきて、
このままでは学校が占拠されてしまいます。
それで、今回先生に助けを求めようとなりました。私達の助けになってくれませんか?
敬具
───
先生「うーん。これどういうことだ?」
正直話の見えないものだと思った。
1番気になったのは。
”たった、6人の学校を占拠する理由などあるのか”
ということだ。
何か特別なものでもあるのか。
または特殊な生徒がいるのか。
しばらくアロナと考えたが、それらしい考えは出なかった。ならば取る選択はひとつだ。
先生「よし、行こう」
アロナ「はい、先生!」
案ずるより産むが易し。
そもそも、今回は助けを求められているのだ。それならばシャーレとして助けに行くべきだろう。そう思ってシャーレを飛び出したのが、昨日。そのまま寝台列車で向かい着いたのが今日の朝、すぐだろうとタカをくくっていたが一切見えない。
アロナ「先生、先生」
アロナがたまらす声を出した
アロナ「もし、迷っているなら私がナビをしましょうか?」
先生「できるのか?」
アロナ「もちろんです! スーパーアロナちゃんを舐めないでください!」
そう言うとアロナは地図を表示した。
アロナ「なるほど、この道なら後3時間歩けば着きますね」
先生「3時間!?そんなに歩いてられねぇよ! せめて、喫茶店とかないのか?」
アロナ「うーん、ラーメン屋なら」
先生「そこでいいここかr「あ、でも3年前に廃業してますね」
一瞬持ち上げて一気に落としやがった。俺はたまらず膝を着いた。
先生「終わった… こんな天気で3時間なんて動けるわけが無い…」
アロナ「先生!頑張ってください!」
???「ん…誰…?」
ア・先「「!!」」
俺とアロナは正面から来ていた少女に今気づいた
???「ん…」
先生「ちょっと待ってくれ! 俺はこういうものなんだが」
去ろうとするケモ耳少女に対して、俺はシャーレの名札のようなものを見せる。
???「あ…シャーレの…」
先生「そうそう、先生なんだよ。それでアビドスって学校を探してるんだけど」
???「ん…じゃあ久しぶりのお客さんだ」
ケモ耳少女は少し驚いた顔で俺を見た。なんだよ、そんなに年取って見えるか? 少女はそんなことを知らないのでそのまま振舞った。
???「私、砂狼シロコ。アビドスの2年生」
先生「そうか、じゃあ」
シロコ「ん…案内するけど歩け「いや無理」
俺は食い気味に応えた。
シロコ「でも、それだと「自転車2人乗りしよう!」 いや、これ荷台ない「くっつけば行ける!」
必死だった。
もう、歩きたくない、楽したい。
そんな先生とは思えないような怠惰な思考。
「はぁ、しっかり掴まってて」
それが伝わったのかはたまた諦めたのか。
シロコは先生を背負ってアビドスへ向かうのであった。
ちなみにこの先生は変態じみていますが
この時は本当に疲れていてシロコの匂いを嗅げませんでした