大人は居ない   作:三補輝斗

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アビドスと六人の生徒

 

シロコに抱きついて自転車を飛ばしてはや30分。俺はさっさとシロコに抱きついたことを後悔していた。普通の人である俺にとってこの自転車は、

 

辛すぎるのである

 

不定期的に揺れる自転車、

抱きつくため視界は限られ、

鼻はシロコの匂いで満たされる。

 

故に、俺は乗り物酔いを起こした。

 

シロコ「先生? 大丈夫?」

 

しかし、仮にも先生なのである。生徒の前で吐くような真似は見せられない。

 

先生「ああ、大丈夫だウップ」

 

そうして俺はこの苦行を耐えることを選択し、アビドスに着いた瞬間にトイレへ駆け込むのであった。

─────────────────────

俺はシロコにおぶわれていた。先生だって人間である。吐いたからってすぐ気分が良くなる訳では無い。シロコは保健室へ行くことを勧めたが、それならむしろと、先に生徒に挨拶することになったのである。

 

ガチャ

シロコ「ん…戻った」

???「おかえりシロコ先ぱ…」

???「あら遅かったですねってあら?」

???「し、シロコ先輩まさかついに…」

???「どどどどうする!? 遺体なら早く隠さないと

先生「勝手に殺すな」

俺は呆れたような声で言った

 

???「えっ生きてる…?」

 

 黒いケモ耳少女は戸惑った。それもそうだ死人だと思った人が生きてるのだから。

 

先生「どうも、シャーレの顧問の俺だ…です」

しまった、アロナに初対面の人には敬語をっていわれてたんだった。

 

そのあまりにもぶっきらぼうな名乗りに彼女らは一瞬戸惑い、そして

 

???「大丈夫ですよ〜さっきのままで、ここには私達しかいませんし★ あっ私はアビドス2年生十六夜ノノミと言います。これからよろしくお願いします」

???「私は黒見セリカ、よろしくお願いするわ」

???「わ、私は奥空アヤネと言います。よろしくお願いします」

 

自らの名前を名乗る。こころなしか少し空気が和らいだ気がする。

 

先生「あ、ああ。けどそれならきみ、みんなも気軽な感じにしてくれ」

ノノミ「いえ、あくまで先生だけです★ 先生は『先生』なんですから」

セリカ「私はそうする。その方が気が楽だもの」

そうノノミとセリカは答えた

 

先生「わかった… で、君が」

アヤネ「はい、私が手紙のアヤネです。いつもなら六人いるんですけど… 先輩たちどこに…」

セリカ「どうせ、ホシノ先輩は居眠りでしょ私起こしてくる」

先生「居眠りって…」

あんまりな発言に俺はそう答えた。

話しているうちに酔いがさめ、

頭が回るようになったらしい。

 

 そして、思い出したようにシッテムの箱を取り出す

先生「そうそう、手紙の物資だけど」

アヤネ「あっ、はい、もう弾も食料も少なく…「とりあず少し持ってきたから貯蔵室みたいなのない?」はい? 

 

 その声はアヤネだけだったがその言葉は皆の気持ちを代弁していた。どう見ても先生は軽装備。ハンドバッグのみである。

 

アヤネ「えっと…その…「ん…俺荷物ないよ」し、シロコ先輩…」

アヤネがしどろもどろなところにシロコがぶっ込んだ

 

先生「じゃ、ちょっと出すよ」

俺はそう言うとシッテムの箱を操作する。

 

 そして、シッテムの箱を机の上で逆さにすると

 

ドサドサ

大量の弾丸が、それもHG(ハンドガン)SMG(サブマシンガン)AR(アサルトライフル)SR(スナイパーライフル)などなどキヴァトスで使われる銃種のほとんどに対応するそれぞれの弾だった。

 

先生「一応ほとんど持ってきたけど足りない?」

アヤネ「…いえ、むしろMT(モーター)は要りません…」

シロコ「ん…これが大人…」

シロコが口に出す。先程と変わらない顔だが、少し身を見開いているのが委員会のみんなには分かった。

 

アヤネ「これなら、かなりの間持ちます! ありが「襲撃よ!!」あっ、先輩!?」

 

急に扉が開き、青髪の少女が叫ぶ。そして、少女はこちらを見て、

 

???「あなたが先生? 都合がいいわホシノを呼んで来て」

???「うへ、いるよ〜」

 

ピンク髪の少女が言った。

???「あなたが先生? おじさんはたかなしホシノ、小鳥が遊ぶって書くんだ〜」

 

???「私はなつのキミヨ 、桃が(あか)になるって書くの。早速だけど指揮をお願いね」

 

セリカ「ちょっと先輩!? 、指揮って「着任すぐにD.Uで騒動を収めたらしいわ。頼むわよ」

先生「お、おう」

 

 突然だか学校が襲われているならば、と俺は外へ出るのであった。

 

セリカ「あっ、それとキミヨ先輩! 弾はこれ使って!」

キミヨ「あらこれは?」

ノノミ「先生が持ってきてくました★」

キミヨ「ありがとう、これで鉄棒で戦う必要が無くなったわ」

アヤネ「キミヨ先輩いつも突撃してましたからね」

ホシノ「うへ、キミヨちゃんが突撃してたからいつもケガしてたからね〜。今日はおじさんがメインタンク役をするよ〜」

 

 話ながらも着々と準備を進めるアビドスの少女達であった。




オリ生徒については次の話で軽い紹介的なまとめを作ります
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