大人は居ない   作:三補輝斗

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作戦会議

ホシノ「なるほどね~。そういうわけで~」

ホシノはいつもと変わらない穏やかな口調だが、どことなく怒りがこもっている気がする。

 

キミヨ「…」

キミヨに関しては無言だ。うつむいて、考え事をしているかのように顎に手を当てていた。

 

先生「すまない…。俺がついていながら…」

ヒフミ「いえ、先生は悪くありません。私が来なければ…」

ホシノ「いや、今はいいよ。二人とも悪いかもしれないけど、今はセリカちゃんを助けるのが一番だから」

キミヨ「…そうね。懸賞金がかかっているなら、早くいかないと」

ノノミ「待ってください」

 

ホシノとキミヨは今すぐにでも飛び出そうとしていたが、それをノノミが止めた。

 

ノノミ「そもそも、セリカちゃんがどこにいるのかもわからないんですよ。それじゃあ、どうやって助けに行くんですか」

シロコ「…それならここら辺のチンピラを脅せば」

キミヨ「それはだめ、私たちはあくまでよそ者。仕事で動けても自由に動くのは危険」

アヤネ「じゃ、じゃあ、どうすれば…」

キミヨ「それなら、私がs「俺に考えがある」先生?」

 

キミヨの言葉をさえぎって考えをまとめて話す。

 

先生「シャーレの権限を使って、セリカの端末情報を探る」

アヤネ「そんなことが…」

ヒフミ「す、すごい…」

キミヨ「待って」

 

俺の案に対してみんなが驚いていたが、キミヨだけが違う反応を示した。

 

キミヨ「それ、今すぐにできるの? いくら超法務的機関といえども個人情報、それもまだシャーレに入っていない子のなんて」

先生「んなもん関係ない。セリカが生徒である以上調べられる。それに、今ここでセリカを助けられなきゃ俺は一生後悔する。そんな気がするんだ。それに、どうせ怒られるのはリンからだけだ」

 

俺はそうニヤっと笑うと、シッテムの箱を起動する。

 

先生「アロナ、聞いてたか?」

アロナ『はい、もちろんです! すでにセリカさんの位置情報を調べています!』

ホシノ「うへ~。端末から女の子がでてきたよ。最近の技術にはおじさんついていけないよ~」

アヤネ「何言ってるんですかホシノ先輩。歳はあまり変わらないですよ」

ヒフミ「あはは…」

シロコ「いつもはセリカが言ってるのをアヤネが言ってる」

 

シッテムの箱からホログラムで出てきたアロナに対して、対策委員の面々とヒフミはそこまで驚いていない…こともない様子だった。アヤネのホログラムよりも気持ちきれいだからだろうか。

 

アロナ『…はい、今判明しました! セリカさんの位置はここです!』

そう言ってアロナは地図を投影した。

 

ホシノ「なるほどね~。ここは…砂漠のとこだね。ここからそう遠くはないよ」

キミヨ「ここなら、電車に乗っていった方が早いわ」

シロコ「ん、早く駅へいこう」

 

そうして、俺たちはセリカを助けるために行動を開始した。

 

先生「それとアロナ」

アロナ『はい。どうしました?』

先生「この前頼んでいた()()を作ってくれ」

アロナ『了解です! クラフトチェンバーを起動します!』

 

────────────────────

 

ん…、頭が痛い。あれ、ここは…。

あっ、そうだ私、あの大砲に打たれて…。

ていうか、あの大砲なんなのよ! 一発で意識が飛んだんだけど!? 

っていうかここはどこよ!? 手が動かないし! 

 

チンピラA「おっ、目が覚めたのか」

 

! この声は…

 

チンピラB「おっと、暴れるなよ。お前の銃はこっちだからな」

セリカ「なっ…」

 

チンピラの指さす方を見ると、間違いないあれは私の銃だ。

 

チンピラA「まあまあ、あたしたちはあんたに感謝してるんだよ。少しくらい話そうぜ」

チンピラB「そうだぜ、おかげで久々にうまい飯が食えそうだ」

セリカ「…」

 

こいつらめ…。

人を攫うんじゃなくてまともに働いたらどうなのよ! そんなのシロコ先輩よりひど…銀行強盗も同じくらいか? いや、シロコ先輩は作戦立ててるだけだから! 

 

セリカ「…ここはどこなのよ」

チンピラA「ここか? さぁ? 知らないな。とりあえず見る限り砂と多少の線路があるくらいだ」

チンピラB「そういや、あんたら砂漠に住んでんだろ。なら近くなんじゃねえの」

セリカ「ちがうわよ! 私たちは比較的離れたところだし、それに線路って言ったら郊外の…」

 

そこまで言って気づいた。ここはアビドス郊外のすでに人のいないエリアなのではないかと。元々人の少ない学校区だけど、この辺りは本当に人がいない。いわゆるすでに死んだ都市となっているエリアだと。いくら、先輩たちでもここは目星をつけていなきゃ多分見つからない。

 

チンピラA「にしても、あんたらなんかやったのか? かなり高い懸賞金掛かってたけど」

セリカ「…知らないわよ。私たちはあくまで働いてるだけよ」

チンピラB「おいおいまじかよ。そんなんであんな額の懸賞金がかかるわけねぇだろ」

チンピラA「そうだぜ。聞いたことねぇかカイザーってとこなんだが」

 

カイザー…? どこかで聞いたような…。私はそこに連れてかれるのか…。私どうなるんだろう…。

 

チンピラA「おい、後どれくらいで着くんだ?」

チンピラB「あと、45分くらいだな。他の奴らがトラブルに巻き込まれなきゃな」

チンピラA「ようやくか…。かれこれ一時間くらいうnパシューン…今なんか」

 

やだなぁ…。まだ借金を返せそうにないのに…。先輩たち…。たsドドカーンキャッ!? 

 

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