禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける   作:アルトリア・ブラック(Main)

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仲違いさせたまま物語書こうと思ったけど、無理だった…

扇の事件とか書きたいけど、待ってくだされ


第十一話・『決断、覚悟』

ー灰原ー

 

直哉から『術師に向いてない。どうせ足掻いていたところで死ぬからやめろ』と言われ補助監督にすら向いてないと煽られた時、生まれて初めてムキになってしまった。

 

「…なんで来たん?補助監督になってまで」

 

京都に私用でやってきた際に直哉と会う

 

「あくまで僕の選択はコレだよ、勝手に死なないように頑張るから」

 

直哉と一緒に並ぶのは無理かもしれない。

 

「禪院が…直哉がなんと言っても僕はやめないよ」

 

頭を下げて『きつい事言ってごめん』と先に謝る

 

「……ホンマ、根明過ぎるのも大概やろ」

 

「え?」

 

「…いつまでも怒っとるの馬鹿らしくなって来たわ、何言うても補助監督になるつもりやろ」

 

そう言って頭をかく直哉、心なしか疲れたような顔をしていた。

 

「なるよ、一人だけ普通の世界には戻れない」

 

だから頑張るよと言うと直哉は深くため息をつく

 

「…村人100人殺戮せんようにな」

 

そう言うと「うぐっ…それを言われると…」と顔を逸らす

 

 

 

 

 

 

「京都校に所属になりましたか」

 

七海の言葉に五条が『そうそう、直哉と灰原は京都校配属、俺と傑は東京校』と言う

 

「ていうか、仲直りしたんだって?直哉と灰原」

 

そう言われ、七海は大袈裟にため息をつき

 

「…仲直りしたみたいです。私を挟んでの大喧嘩は本当にやめてほしいものでした…」

 

眉間に皺寄せながら話す

 

「七海はママだからねぇ〜あの二人の」

 

「しばきますよ、というか、貴方が教師というのが天変地異だと思うのですが」

 

「そうだよね、悟は人に教えられるのかな?」

 

夏油が七海の隣で『ありえないよね』と呟く

 

「おいこら、当主だけやるのはめんどくせぇから教師になって新しい考え方出来る後輩を育てたいわけ、京都は直哉と灰原、東京は俺と傑オーケー?」

 

「え?私もやるの?」

 

「お前もやるんだよ!!」

 

「(…不安だなこの二人…)」

 

「なんか失礼な事考えた?七海」

 

「いえなんでもありません」

 

 

 

 

 

「ねぇ!!直哉!!隈酷すぎ!!何連勤目!?」

 

「…まだ1日しか起きてへんよ」

 

「甚爾さん呼ぶよ!!?」

 

「甚爾くんのパンチ重いからやめて」

 

「はい、じゃあ寝る!!」

 

そう言って伏黒家にノックする

 

「こんにちは」

 

「こんにちわ、ごめん、ここじゃないと直哉寝ないから寝かせて良い?」

 

「はい、大丈夫です。というか…東京にわざわざ来て…」

 

後ろから恵が出て来て言う

 

「恵くんと君がいると安心しきるから何時間かけてでも東京連れてくるよ」

 

そう言って恵弟の頭を撫でながら言う

 

嬉しそうにそそくさと直哉の布団に入っていく恵弟

 

「別に、一人でも寝れる…グゥ」

 

「2秒で寝た…」

 

寝たのを確認すると「起きて抜け出そうとしたら教えてね」と恵に携帯を渡して去っていく

 

恵は手を振りながら見送る

 

弟のそばに行き『ほら、自分のベットで寝ろ』と引っ張る

 

 

ー翌日

 

 

「術師向け営利団体ィ?胡散臭っ」

 

『最後別に言わなくてよかったよね?』

 

夏油から電話があり、話を聞くには迫害されている術師や術師出身の家の非術師を保護する団体を作ったらしい。

 

下手したら新興宗教と言われかねないぐらい夏油が胡散臭くなっているが

 

『ある意味、それが一番妥協点だと言うか、世の中、非術師だけが悪いって言うわけじゃないし、術師の中にも最悪な奴はいるって君のところと悟の話で納得したし…』

 

「ふーん。生真面目くんやっと気づいたんやなそこ」

 

『真面目なのは認めるけど、今馬鹿にしたよね?」

 

「してへんよ、褒め言葉や」

 

『褒めたのか…?今の、話を戻して、もしそっちで迫害されている子供がいたら私の所に養子に出すのでもしてくれないか?君ほっとくと過労死するって推定2人から愚痴聞かされたしね』

 

「………」

 

推定二名という言葉に誰が言ったのか理解して無言になる

 

『一人で世界は変えられない、なら新興宗教を築けば良いじゃないかと気づいたわけさ』

 

「極論すぎひん…?確かにカルトは悪い意味で変えられるけど」

 

『カルトじゃないって』

 

話終わった後、携帯を切り、背伸びする

 

『お姉ちゃん…』

 

泣きそうになっている真依を思い出す

 

禪院扇を殺してから、心の中では少しここは居心地が悪かった。

 

扇を殺したのには理由はある。

 

もう裏で動き回れるのも不快だったし、灰原と夏油、七海を使い潰そうとしているのを聞いてしまえばもう生かす必要なんてないなと即決した。

 

これ以上、周りを嗅ぎ回られるのも不愉快だった。

 

(…母親まで殺したのは誤算やったな…)

 

真希の母親は包丁を持って攻撃して来た。

 

扇への愛なんてこれっぽっちもないだろうに、動いたのはおそらく真希と真依の声がしたからだろう。

 

扇を殺したのだ。その娘である二人も殺すつもりだろうと勝手に判断したのだろう。

 

それをまさか、二人に見られるなんて思わなかった

 

(…真依ちゃんには見えとったからトラウマにさせたんやろうか…)

 

大蛇に脱兎の能力を引き継がせて、見た目と破壊力がえげつない事になった拡張術式によって背後から喰われた二人の母親は心底ゾッとするような死に方をした。

 

「直哉」

 

「…ん?」

 

入って来たのは、先ほどまで稽古をつけられていたのか、真希がいた。

 

「格闘技とかは趣味でやってええけど、真依ちゃんみたいに高校行くための勉強した方がええよ」

 

そう言って自分の肩を揉んでいると…

 

「高専に行く」

 

「…は?」

 

「東京の高専に入って、禪院家当主になる」

 

「は?何言うとるんや」

 

次の当主は確かに決まってはいないが、甚爾の息子・恵が当主に向いているんじゃないかと直毘人も話していた。

 

それまでにこの家に甚爾くんや恵くんが帰って来ても居心地の悪くない家にするつもりだった。

 

だから扇のような思考が江戸時代辺りで止まった奴らをなんとか解体しようとしていた。

 

いくら老害を積んでも、根を張った男尊女卑の気質は少なくとも直哉の代だけでは完全に消えないだろう。

 

本当に申し訳ないが、そこは恵くんにも頑張ってもらいたかった(恵曰く直哉さんの頼みなら頑張ります)と言っていた。

 

だから、真希が当主になんてなるなんて言い出したら、追い出されると危機感を持った老害達が息を吹き返すに違いない

 

「なんと言われようと、私は術師になる」

 

そう言って背を向けて歩いて行く

 

止めようと、思った

 

でも、事情も知らない二人の目の前で彼女達の母親を殺したのは自分だ

 

(…あー…ほんと、うまく行かへん…)

 

後ろ暗い過去があるから二人には自由に生きてほしかった。

 

 

 

 

真希が出て行ったのを見て真依が『…ばか』と言う

 

直哉が私達の母親も殺したのは、反射で殺したことは知ってる

 

「直哉、私も、高専に行く、京都でいい」

 

「…は?真依ちゃんまで何言うて…」

 

「あの馬鹿姉は私達双子が呪術界でどう言われてるか理解してない。それに、私が強くなって京都に人脈を築けばアンタも少し肩の荷物が降りると思う。大したことじゃないだろうけど」

 

「……」

 

頭を掻きながら真依を見る

 

「ごめんなさい、直哉」




【直哉の能力】
五条や夏油と比べれば割と弱い方には入るが、一級よりかは強い、パンチ力は低いが脚力はえげつない。

【強さ補足】
(一概には言えない)
・特級
五条悟、夏油傑、伏黒甚爾(呪具フル装備)
・特別一級(禪院家の称号だけど)
禪院直哉(本人の身体能力は特級以下、術式使用込みだと特級に片足突っ込んでる程度)
・一級
七海建人
・四級(現在再調整中)
灰原雄

【式神の種類】
・玉犬白と黒
いる
・鵺
いる
・蝦蟇
いる
・大蛇+脱兎
見た目が化け物じみて怖くなった。
大蛇に脱兎の能力を引き継がせており、陽動や目晦まし、攪乱を行う。耐久値も上がり破壊されても消滅する事はない。見た目が黒いクトゥルフのタコみたいになってる。食いちぎるほどの歯力がある。
・円鹿+満象
満象に円鹿の能力を引き継がせている。
鼻から大量の水を噴出して相手を押し流すなどの広範囲攻撃が可能なのは変わらず、呪力量の消費の激しさを円鹿の反転術式、他者の呪力を中和して術式効果等を無効化する能力も継承、再生能力もあるのでバカみたいに強くなってる
・貫牛+虎葬


【高専卒業後の直哉達】
禪院直哉
→禪院家当主兼京都校講師

灰原雄
→京都校所属補助監督

七海建人
→呪術師(所属は特になく、サラリーマンを経ていない。同期二人が心配すぎた)

五条悟
→五条家当主兼東京校講師

夏油傑
→東京校講師、術師向け営利団体創設

家入硝子
→東京所属
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