禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける   作:アルトリア・ブラック(Main)

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直哉の強さって特級レベルには行かない気がするけど、あくまで十種持ってるから特級に片足突っ込んでる程度、というか…あんまり強さ盛るのはなぁと…

悟と夏油がいればよしかなと


〜番外編〜
番外編『仏の顔も三度まで』


ー任務

 

「…貴方が一級で止まっているのがおかしくて仕方ないのですが」

 

「へ?なんで?悟君とか夏油先輩に比べれば弱いやろ」

 

「…あの二人は規格外すぎます」

 

大蛇兎が影に引っ込む

 

「一級呪霊を瞬殺、特級呪霊なら領域展開せずとも式神で倒せる。そんな人が(特別)一級呪術師などおかしいのではありませんか?」

 

そう言いながら山から降りる

 

「…上からしてみれば最大限の抵抗なんやろ、そもそも、俺って一人で国家転覆は出来ひんし」

 

ある意味、五条悟のように強くなければ烙印に近く、社会や永久追放なんであり得る。

 

が、それを今の特級にしないのは全員規格外すぎるから

 

「そう言うものですか?」

 

山から降りると灰原が手を振って待っていた。

 

「五条家は悟君のワンマンチームやから最近は根回し聞かなくなって来とるし、ウチの所は反乱分子片付け始めとるから同じく言う事聞かないつもりやし、総監部からしてみても全く面白くないんやろ、傲慢に振る舞おうとしても力ある家は言う事聞かなくなって来とるから精一杯の抵抗やろ」

 

そう言うと『クソですね』と言われる

 

「くそやで」

 

 

 

 

 

 

 

京都校の生徒の面々はなかなかクセのある人間が多かった。

 

「歌姫センセ、授業どこまで進んどるの?」

 

そう職員室に入って聞く直哉に歌姫は『2年は…』と話してくれる

 

歌姫にとって直哉は苦手な存在ではあるものの(五条悟ほどでは無いが)古い考えが多い京都の保守派において、直哉は結構面倒な相手らしく、なんとか消そうと裏で動いているようだが、コイツを殺すために影で動く事がどれだけ危険行為なのかわかっていないのが頭が足りないなと思っていた。

 

口は悪いが、生徒思いで教え方も上手いから生徒達から人気な教師らしい。

 

「アンタこそ、徹夜してない?また学校の壁破壊しながら伏黒甚爾が来るのは勘弁してほしいんだけど」

 

直哉が三徹して、それに気づいた灰原がなんとか寝かせようとしたが、無駄に術式使って逃げようとしたため、灰原が直哉の従兄弟の甚爾を呼び出し、学校の壁を破壊して気絶させに来たのは割と大惨事だった。

 

「してへんよ、五時間は寝るようにしてる」

 

「…まぁ短いけど、まぁいいか」

 

そう話しながら書類をまとめ終わる

 

「そう言えば、五条が『京都の学長を早く直哉に譲れよ』とか言って暴れてたけど…アンタは学長やりたいとかあるの?」

 

「全然あらへんけど、ていうかこれ以上働きたくないわ」

 

そう言われ『まぁ、禪院家の当主ってだけで大変そうだけど』と言うと『分かってくれるん?』と煽られる

 

「あの楽巌寺学長と仲悪そうに見えるんだけど…仕事になるわけ?」

 

学長を敵に回すほど厄介なものはない

 

というか保守派は全員厄介な気がするが

 

「仕事にはなるで、まぁ、裏で動き回るのもええけど、俺も人間やからその内キレるでって伝えとるで」

 

直哉の影がうねる

 

「そう(聞かなきゃよかった…)」

 

「ていうか歌姫センセ、俺の事心配してくれるん?優しいセンセやなぁ〜」

 

「私で!遊ぶな!」

 

なんで御三家ってこんな人の精神逆撫でするような奴しかいないの!!とキレる

 

 

 

 

 

 

禪院直哉の歳の近い兄は呪詛師になったという

 

しかし、家から追放された上、禪院を名乗らないよう命令を出されたとの事だった。

 

歌姫は書類が溜まり、なんとかその書類を片付けた後、暗い学校の廊下を歩いていると…

 

「…ビックリした」

 

目の前にいたのは直哉で自動販売機でお茶を買っていた。

 

「夜遅くまで仕事やってたん?ご苦労様やなぁほんま」

 

そう言われ『アンタの仕事が少し減れば嬉しいんだけどね』と言う

 

術師としての任務が減ったところで、当主としての仕事を片手間にやるわけだから大した代わりはないのだろうが…

 

直哉はお茶を飲みながら『はー疲れたわ』と呟く

 

「任務行ってたわけ?」

 

そう聞くと直哉は少し嗤い

 

「呪詛師と遭遇してな、私怨たらたらで補助監督を狙った殺人行為して来たから遠慮なくやって来ちゃった」

 

そう言う直哉に『あ』となる。

 

その呪詛師、こいつ?と紙を見せる

 

「せや、ちゃらくなったなぁほんま」

 

その紙をもらうと影の方に近づけて

 

「蛇兎」

 

ぬるっと出て来た化け物、下手な呪霊より怖い姿

 

「食べといて」

 

そう言うと大蛇が丸呑みする

 

「っ…見るからにグロいわね…アンタの術式」

 

「蛇兎がクトゥルフじみてるだけやで」

 

そう言って大蛇の頭の部分を撫でるとそのまま影に戻っていく

 

「その呪詛師に関しては…アンタの方で処理したって事でいいの?仮にもそいつはアンタの…」

 

最後まで言い切る前に直哉は嗤い

 

「仏の顔も三度まで言うやろ?いくら血の繋がった兄弟やとしても、殺して来ようとする人間に好意なんて向けるわけないやろ」

 

直哉は缶をゴミ箱に投げ捨てる

 

「せや、おやすみ〜歌姫センセ」

 

そう言って手を振って部屋にむかう

 

 

 

 

 

次兄がのたうちまわりながらなんとか逃げ出そうとしているのを思い出す

 

「た、助けてくれ!!お願いだ!!」

 

蛇兎でガジガジ足から喰われている次兄

 

「仏の顔も三度までってことわざ知っとるやろ元お兄ちゃん、俺ら2回は殺されそうになっても許せるで、せやけど君はダメだったな」

 

そう嗤いながら次兄の頭の上に立つ

 

「四級しかない灰原を三級任務に依頼出そうとしたり、必要以上の七海建人への多重任務、それ含めてもうアウトやな」

 

逆犬と鵺を出して撫で繰り回す

 

「そうや、最期なんやらかお兄ちゃんにええもん見せてやるわ」

 

そう言って伏黒が組んだような手の組み方をし

 

「領域展開」

 

(名前がない…!思いつかない誰か助けてっ!)

 

まぁあとで考えようと、呪力を押し出すように展開

 

巨大な泥水、立ち上がったら刺さりかねないほど近い洞窟

 

「術師の精神に引っ張られるみたいで、まぁこんだけ暗いのは俺の性格が暗いたかよう言われたけど…」

 

「ガハッ…ヒュー!ぐるしぃ…!なおや、なおやぁ…」

 

この領域展開は人間特攻がすぎる

 

泥で溺れて死ぬ、そんな一番痛い死に方を人間はする

 

「呪力を空からに吸い取ったらええんやけどな、あ、もう死んだんか?」

 

領域展開を閉じると絶命した兄から依頼主の名札をパクりポケットに入れる。

 

「さーて任務終わり、帰るて蛇兎」

 

撫でると影の中に戻っていく

 

とんでもないことになった兄に手を合わせる

 

(…絶対有り得へんけど、念の為に食べておくか)

 

「玉犬白と黒」

 

二匹の式神が現れ撫でる

 

「ほら食べていいでー」

 

嫌がる素振りを見せ、直哉は玉犬を下がらせて蛇兎を呼び出す

 

「はい、後片付けお願いします」

 

「さよなら、お兄ちゃん」




【直哉の家族の整理】

・長兄
自殺した方の兄、故人
まともだった

・次兄
ろくでもない兄、呪力はあるが、術式はない
長兄をいじめ殺した張本人。呪力が中途半端にある。
直哉が当主になった後、総監部に直哉周りの事を言い続けていたため家から追い出された
現在呪詛師で総監部の一人から乗せられて直哉を殺そうとして反撃にあった。

・三兄
一話で長頭振り回して襲いかかって来た年の近い兄、直哉の反撃で脳に重傷を負って入院中、現在意識不明

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