禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける 作:アルトリア・ブラック(Main)
ー東京ー
「はーい!隈がとんでもなく酷い直哉くんでーす!」
「その挨拶やめてくれへん?」
一年ズ三人の前で紹介される直哉
「…また徹夜したんですか?」
七海を紹介している悟を無視して聞いてくる恵(七海とは会ったことある)
「最近寝れへんのよ、布団入ると目ぇギンギン」
「…もうそこまで行くと病気ですよ」
『玉犬撫でます?』と言って出される
「相変わらずかわえぇな恵くんの玉犬」
(…手が高速…)
撫でくりまわしながら言う
「恵〜これから任務のこと話すからこっち来な〜」
「はい」
玉犬から手を離して立ち上がる
「徹夜は任務に支障きたしますが」
七海の言葉に『大丈夫やで、そんな三徹はしてないから』と返す
「…普通徹夜は体に響きます。あなたの場合、缶詰め過ぎて言語能力落ちるでしょう、殴りますよ」
「七海君まで暴力男なり出したらアカン!甚爾くんと夏油サンだけでええよ!」
「…気絶させないと休めない貴方が言いますか」
一年ズを見ながら七海が戦ったツギハギ呪霊についての話になる。
「人間を手で触れることによって改造し、自分の体内にしまっています。おそらくは未登録の特級呪霊だと思います」
あの呪霊が生きている限り犠牲者は増え続けますと言われる
(…真人やな、アイツをなんとか倒すか回収させたいんやけどなぁ、夏油さんに…)
強い奴大歓迎!と、ある意味、呪霊のまずさを克服した夏油がめっちゃ探し回っているのだが全然見つからないらしい。
「夏油サンの所にはそのツギハギ呪霊は来ないやろな、天敵やし、現れるとしたら…」
虎杖を見て
「虎杖くんやろな」
「勘ですか?」
「…勘やで!」
ドヤァ!と親指を立てて言う
「もっと真面目に話してください」
「虎杖くんって真面目やろ?人の生き死に関して特に敏感、そのツギハギの呪霊は人間を改造する化け物、要は人間の憎悪やら悲嘆のような感情を出さない人間は興味ない、改造人間の写真見たんやけど、アレを見てなんとかしてあげたいと思う時点で虎杖くんは格好の餌や」
虎杖悠仁と出会った吉野順平は虎杖の目の前で改造人間にされ、それがトラウマとなったのだろう。
「…相変わらずあなたの洞察力は凄いですね」
七海の言葉に事前知識とは言えないものの、とりあえず、虎杖に着いていれば吉野順平の死は阻止出来るだろうが…
(…助けた所で、その後に待っとる地獄に巻き込まれる事を考えれば、今死なせておいた方がええんやろうけど…)
大人になってからある意味人の生き死にに関して、本当にどうでも良くなった。
人は死ぬ時は死ぬ
毎日、部下の死を聴かされていたら酒を飲まないとやっていられない時もある。
「禪院先生?俺に着いてくれんの?よろしくお願いします!」
元気に挨拶され『よろしゅうな』と返す
伊地知の車に向かい、映画館にいた少年についての話を車内にて聞かされる
「なぁ、禪院先生、その吉野順平がもし、呪霊が見えるって人だったらどうすんの?」
「速やかに事情聴取やな、あの現場におって、呪霊を見とったなら話を聞くに越したことはあらへんし、保護する対象やな」
「呪霊を見たから?」
「せやで、相手は間違いなく特級、呪霊と目があったら死ぬまで付き纏ってくる場合もある。ただ呪いが見える呪力の使い方が分からへんならなおのこと保護やしな」
「へぇ、そうなんだ」
「虎杖くんは吉野順平に話を聞いてください」
伊地知の説明に『おっす』と答えた後、虎杖が向かって行ったのを見る
「虎杖くん平気ですかね…」
伊地知の言葉に『平気やないやろな』と返す
「え?!何故ですか?!」
「そのツギハギ呪霊のこと七海くんから聞いたんやけど、改造された人間はショック死してへんことがあったらしい」
「しかし…家入さんの話では、体を改造されたことによるショック死と言われてましたが…」
野球場だったか、そこで出会った改造人間は死んでいただろう。
しかし、七海と戦った改造人間は生きていた。
そのツギハギ、真人はまだ発生してから間もない
『貪欲に成長を楽しんでいます。次の段階に行くまでそう時間はかからないでしょう』
「虎杖くんに釣られてやってきたところを、殺す」
吉野順平と仲良くなり、家で夕ご飯を食べていると虎杖から説明される
『つい最近呪霊が見え始めたって言ってた、だからあの映画館の時の怪異はしらねぇって』
そう言われ適当に返す
躯倶留隊からの報告には、吉野順平がどこに出入りしているかの報告書を読んでいた。
「虎杖くんはそのまま吉野君の家におるように」
『え?なんで?』
その言葉に「ええから」と言う
「そばを離れたらダメやで、虎杖くん」
『お、おう、分かった!先生!』と言われて切られる
電源を切った後、伊地知に高専に戻るようにと言う
吉野凪が死んだという話を伊地知から聞いた直哉は、特段驚きもしなかった。
虎杖がコンビニに出かけた数十分の間に殺されたらしい。
「…表情ひとつ変えませんね、貴方」
そう言われ『虎杖くんほど知ってる人ってわけやなかったからな』と返す
「学生時代からだいぶ変わりましたね、貴方は、少なくともそんな冷めた顔はしなかったでしょう」
そう言われ頭を掻きながら
「…禪院じゃ、人が死ぬなんて当たり前やったからな、特に躯倶留隊の人間は」
当主として、呪術師として、彼らに強くなってほしいと思って、彼らが勝てるような相手の呪霊退治を頼んだこともあった。
だが、上手く行かず死ぬことなんて当たり前だった。
自分の采配で人が死ぬ、始めはキツかったものだが、今はだいぶ慣れてしまった。
「非術師がおるから呪霊は生まれる。ある程度、躯倶留隊の人間にも強くなってもらいたかったんやけど、無理やった、何回も自分一人で解決すればええと思ったけど…」
『存在意義を奪わないでください』
一種の呪いの言葉だった、禪院家が生み出した呪い
「……吉野順平の監視を虎杖くんに任せます。貴方はどうするんですか」
「吉野順平の学校の周りを当たるわ」
そう言って手を振って安置所から出て行く
「なぁ、高専来いよ、順平、頼りになる先生とか同級生とか沢山いるから…」
虎杖が吉野順平の手を握りながら話す
「僕は…」
カンカンという足音が聞こえてくる
「やぁ、宿儺の器」
ツギハギ呪霊が現れ、手を巨大化させる
「待って!!真人さん!」
しかし、止める言葉を聞かず、真人が虎杖に対して攻撃する
「っが!!」
(…ツギハギの男…!?ナナミンが言ってた…!!)
「順平!!コイツとどんな関係にあるか知らねぇ!でも今は逃げてくれ!」
「待って!虎杖くん!真人さんは悪い人じゃ…」
トンッと真人の腕が吉野順平の肩に回される
「ねぇ、順平?順平ってさ、頭良いんだろうね、でも、順平って君がバカにしてる人間の、その次ぐらいにバカだから」
冷たい真人の言葉に吉野順平が固まる
「だから死ぬんだよ?」
ニッコリと微笑む
【直哉の性格について】
救える命は救いたいが、それは自分の周りの大切な人(七海達)限定、全員救済なんてしようとも思っておらず、ある意味で人でなし
吉野順平に関しては別段興味もなければ救済対象とも思ってない。学生時代より人でなし感が増した。吉野凪を救う気は全くなかった(でも一応虎杖には警告した『そばを離れるな』と)
まどマギとメイドインアビスとハッピーシュガーライフを夜中まで見続けたからとんでもないの書きたくて、うずうずしてる…