禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける 作:アルトリア・ブラック(Main)
ー帳ー
未登録の呪霊が出現し、学生達の周辺に帳が降りたというところまでは直哉の予期した通りだった。
「私も弾かれたんだけど」
夏油が手を払いながら言う
「俺は入れるな」
「んじゃ、傑は作戦を変更して外側から破壊できないか探る方針に、直哉と歌姫とおじいちゃんは中に入るようにって感じで良いね」
「アンタはどうすんの?!」
「内緒、じゃ、よろしく」
そう言ってその場から掻き消える
「直哉、絶対に死なないようにね」
そう言って夏油が飛ぶ呪霊に乗って帳の外側に向かって行く
「ほら、入るで」
そう言って歌姫達が入ると
「なんだよ!!五条悟いねぇじゃねぇか!!」
呪詛師の登場に興味なく、辺りに違和感を感じる
「おじいちゃん、ここ頼むで」
そう言って鵺を呼び出して空に行く
「ちょっと!」
歌姫の声を無視して生徒達がいる方向へ行くと…
「…あ?」
そこに居たのは呪詛師集団、しかも相当数の集団がいた
(…高専敷地内のくせに入って来とるんか、どうやったか後で探るとして…問題の違和感は…)
囲まれている西宮、加茂、狗巻の横に着地する
「禪院先生っ…!」
加茂と狗巻が気絶しており、西宮一人で二人を外に出すのは正直大変だろう。
呪詛師集団は各々ちゃっちいが呪具を持っている。
(…学生相手にこの人数…数の暴力で襲うなんて最低やな…)
明らかに原作と違っている
それに、この違和感は…
(…いんな、漏瑚)
ここにいる呪詛師集団の中に紛れ込むようにしてニタニタ笑う一つ目がいた。
電話がかかって来て出る
「もしもし?」
相手は甚爾で虎杖と東堂が戦っていたのは植物呪霊とのことだった。
今の甚爾なら余裕勝ちだろう。
問題は…
(…人間で構成して殺すのを躊躇わせようとしてる?西宮にトラウマを与える理由なんてないやろうし…)
呪詛師一人の殴りを交わして地面に叩きつける
(…いや、領域対策か、こいつらははなっから戦力としてカウントしてない…)
呪詛師はあくまで捨て駒
西宮達がいれば領域展開できないだろうと踏んでるのだろうが
「西宮、目閉じてて欲しいな、できるだけ」
そう言って前に足を出す
「大蛇兎」
一気に呪詛師集団を弾き飛ばしたり噛み殺す
「何!?」
漏瑚が驚いた素振りを見せる
返り血を浴びてしまい、真っ赤になってしまうが
「お前だけは絶対に殺す、逃さへん」
"布瑠部由良由良"
背後に魔虚羅が出現し、退魔の剣を振るう
「ふん!!当たらなければ良いもの!」
調子に乗ってる漏瑚が退魔の剣を避け炎を西宮に向けて放つ
追尾して来た魔虚羅が炎を防ぐ
「悟君やないからって弱いと思った?」
「何!?」
黒閃が漏瑚に命中する
吹っ飛ばした漏瑚が建物を破壊して飛んでいく
「西宮!!っ…!」
後ろは大惨事になっているだろうが、気にしてはいられない
『後は頼みます』
渋谷事変で七海が虎杖に向けて言ったセリフを思い出す
直接の死因は真人なのだろうが、漏瑚も関係がある
それに、特級呪霊なのだから今のうちに殺しておくべきだろう
『煽り倒すヒマがあるなら勉強してください』
学生時代の時を思い出す
魔虚羅を一旦下がらせる
「…歌姫、西宮達救援頼むわ」
そう言って返り血を払う
歌姫が加茂を抱えて走って行く
(…殺す、まだ何もしてないやろうけど、する前に殺す)
影が蠢く
禪院直哉は強くない、そう羂索から言われたが、実際相対してみれば想像以上に強く、あの巨体の式神に関してはまるで情報になかった
(…この数日で一体何があった、奴は一級相当の実力しかないと言っておったが…情報間違いということか…)
それか嵌められたか
「!!」
頭上から禪院直哉が飛んでくる
「ッチ」
交わした漏瑚は虫を出現させ
火礫蟲
禪院直哉が受ける前に巨体の式神がそれにぶつかる
しかし、当たったは良いが再生している式神に違和感を感じとる
適応している
先ほどの炎の攻撃と言い、当たった時は応えてはいるが、2回目の攻撃ではそれに適応している。
(認識を改めんとな…此奴には)
領域展開を、と発動しようとすると…
「領域展開、ーーー」
ノイズが走るように、耳障りな雑音で聞こえなかったが、禪院直哉の領域が先に展開され
「布瑠部由良由良」
巨体が目の前に現れ、その退魔の剣を振りかざす
領域が崩壊し、漏瑚の血だけがそこにあった
「………次…殺す」
ハイになりすぎて頭が回らないが、ボーとしてられない。
魔虚羅を引っ込め振り返る
少し離れた所から地響きが聞こえて来る
木々が薙ぎ倒されて行く
甚爾の方に助けに行かなければと歩き出そうとすると、帳が外れる
空には無数の夏油の持っている呪霊がいた。
ー数時間前ー
植物の呪霊が真希と恵に攻撃をし、恵が大怪我を負ったのを見てブチギレ甚爾がマッハの勢いで植物の呪霊と戦ってんのを見た虎杖が
「…もう、伏黒センセだけでいいんじゃない?見えないよ」
「…そうだなブラザー、後で高田ちゃんの握手会に行こう!」
「いや行かないよ!?」
甚爾が花御の目から生えている木を引っ掴み
「ここ弱いんだってなぁ!?」
勢いよく引っこ抜き蹴り飛ばす
「うわぁ、すっっごい蹴り」
すっかり観戦組になってる二人
領域展開する前に殺す、その勢いでひたすらぶん殴り続けていると…
帳が壊れ、それに注意が散ると花御が消えて行こうとしていた。
特級呪具"遊雲"
地面に勢いよく振り翳して抉るが、逃してしまい舌打ちする
慢心もしていなかったが、帳が破壊される瞬間の1秒程度に気が散ってしまった。
(…後で五条にからかわれるな…)
頭を掻きながら遊雲を背負う
【直哉が漏瑚に勝てた理由】
慢心も何もせず初っ端から殺意マックスで殺しに行ったから、漏瑚からしてみれば知らん理由でなぶり殺しにされてハ?レベル
でも直哉からしてみれば『強いからこそさっさと殺さないと』という認識
もうこれ誰これと思いつつ書いてました。俺強ぇ感じ爆発してるけど、直哉です。
呪術廻戦見ながら強さの基準が分かんなくなって来て「ん??」となってしまってます。ジョジョ見てる時は理解出来たのに…