禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける 作:アルトリア・ブラック(Main)
ー姉妹校合同任務ー
「交流会間に合わなかったかぁ」
やって来た好青年に虎杖と釘崎がん?と首を傾げる
「まだ野球があるから間に合いますよ、乙骨先輩」
「よかったぁ、間に合った」
「乙骨…?」
釘崎がその言葉に殺意みなぎる
「ヒッ…」
「アンタが乙骨憂太かぁ!!去年の交流会で勝ったせいで京都行けなかっただろー!」
「ごめんって!」
ゆさゆさ揺らしてると
「野薔薇、手離した方がいいぞ」
真希の言葉にハ?となった瞬間
『憂太ヲイジメルナァア!!』
乙骨の背後から里香が出現する
その見た目にビクッとし、慌てて藁人形とトンカチを出す
「里香ちゃん、ダメだよ、後輩いじめちゃ」
乙骨が笑いながら手で制する
「こ、こわっ…」
「そうか?可愛いだろ」
↑比較対象が魔虚羅
「マジですか、伏黒サン」
パンダと狗巻がやって来る
「ほら!お前ら憂太サンのお帰りだぞ!」
「しゃけ!!」
「や、やめてよ二人とも」
「まずは自己紹介しろよお前ら」
「あ、ハイ、一年の虎杖悠仁です!」
シャキッとお辞儀する
「…釘崎野薔薇…」
「吉野順平です」
「乙骨憂太です。よろしくね」
『後輩かぁ、僕にかぁ』と凄く嬉しそうだった。
「滲み出るまともさ…!あの人らにはない」
「…いきなり人の腕切り落としたりしない…?」
↑トラウマになってる順平
「直哉さんはある意味頭おかしいからな」
即断即決してしまうあたりあの人はイカれてるからなと言う
「あ、そう言えば直哉さんって東京にいるの?」
乙骨が食い気味に言う
「さっき裏山で悟と大喧嘩してたぞ」
「…だから地響きヤバかったのか」
「え?地震だと思ったんだけど…」
「魔虚羅見たいから見て来るね!」
そう言って次の瞬間には居なくなっていた。
「瞬間移動した!?」
「乙骨先輩も特級だからな」
「…特級の人って瞬間移動しないとなれないの…?」
「うわぁ、かっこいい、見るからに強そう」
乙骨が帰って来て魔虚羅を見せて欲しいと頼まれる
出してみると目をキラキラさせながら魔虚羅を見ていた。
「里香ちゃんのほうが強そうやけど」
純愛砲とかと言うと憂太が真っ赤になりながら『忘れてください!』と赤面していた。
「夏油サンと大喧嘩して大砲飛ばすとかありえへんからな、もう一回撃って」
「直哉さん???」
「無量空処当てたから脳の情報遅れてる?」
「何してるんですか、五条先生…」
「…この二人軽いスキンシップで領域展開して暴れてたからね…」
夏油がため息をつく
「うわぁ、凄いなぁ、僕もできるようにならないと、ていうかよく無事でしたね…」
「一回前に浴びたから平気やった、能力は一度食らった攻撃に対する耐性を獲得し、相手の状態・性質に合わせて、より有効な攻撃を見舞えるように変化するというものやと思う」
「え?つまり、無量空処を食らったらある程度耐性がついて、それを上回る攻撃をできるってことですか…?」
「多分、まぁ疲れるから当分やりたくないけど」
京都校と野球をすることになり、スキップしながら乙骨が生徒達のところに向かう
「あ、それと直哉」
「ん?」
「東京に出来た心霊スポットに京都校のメンバーも含めて行かない?場所はここ」
そう言って書類を渡す
「ここって立ち入り禁止じゃなかったっけ?」
めくりながら言うと
「ここ数日、呪いの被害も半端なくてさ、肝試しスポットとして有名だからみんな入るの不法侵入で、高専が封鎖してんだけど破壊して入るバカもいるわけ」
「そういう人らは死んでええんやない?」
「はい!人でなし発言しない!」
「何せ建物は巨大だし、中にいるのは多分特級だと思うんだよね、しかも相当強い、まぁ、僕たちが言ったら現れないから弱いんだろうけど」
話を聞くには、呪霊は特級相当で確定なのだが、知能も高い可能性が高く、非術師やオカルトマニアの人間を誘き出しては呪い殺しているらしい。
しかし、乙骨が行った際には何の呪いも発生せず、廃墟に一泊もしてみたらしいが全然何もなかったらしい。
「傑と僕も行ってみたんだけど、なーんもなくてさ、でも一級呪術師が行ったら殺されるワケ、コイツは自分より強いやつには喧嘩を売らない知能がある、ちなみに葵にも昨日頼んでみて一緒に行ったんだけどなーんもなかったんだって」
ちなみにこの呪霊は豊と甚爾には不発だったらしい。
「まぁ…豊君おったら呪霊も全力で逃げるやろ」
「まぁね、問題なのは豊の危険性を本能で察知して攻撃も何もしなかった可能性は高いけど、だって悪意はみんな攻撃として跳ね返るからね」
「で、今日の夜、みんなで行こうって話になったんだよ」
学長達には許可を取ってると言う
〜数時間後〜
「はーーい!!来ましたぁ!●●観光ホテル!!」
五条の声に虎杖が『でっけぇ!!』と廃墟見て言う
「…なんで京都校と一緒なんですか?」
「合同任務だよ、ここの呪霊特級だから、みんなに強くなって貰いたくて」
「特級!?そんな案件を私達に?!」
「特級って言っても相当弱いと思うから大丈夫だよ」
ウンウンと頷く夏油
「いやアンタらからしてみれば弱いでしょ、特級瞬殺するぐらいなんだから」
こっちは人ですよという恵に『言うようになったねぇ』と五条が頷く
「ところで禪院先生はどこに…?」
三輪の言葉に『今探索中、あ、出て来た』
直哉は「なーんもなかった」とつまらなさそうにしていた。
「けどなんか楽しそうじゃん」
「探索は楽しかった」
「ガキか?」
「殺すぞ」
「すぐ喧嘩しない」
二人を宥めた後、夏油が説明し始める
「四人組で組むこと、危険だと思ったらすぐに逃げること、できるなら呪霊を見つけたら建物から出ること、私達は建物の周りにいて君らを見てる、もし呪霊が外に逃げたら私達が狩るっていう流れだね」
特級呪術師が複数外にいれば、万が一逃げ出した場合、すぐに対処できる
「なんで東堂は入らんの?てかいないし」
「東堂は入っても意味あらへんからな、うるさいし」
高田のライブに行ってるらしい。
帳を張った後、廃墟の中に入る
「ていうか、合同任務って言ってもこのメンバーなのね」
伏黒、釘崎、真希、真依の組み合わせだった。
虎杖、狗巻、加茂、メカ丸という組み合わせで当たりを索敵しているらしい。
パンダ、三輪、西宮、吉野は入口方面になっていた。
「基本的に同じメンツになっちまうのは仕方ねぇからな」
「…私は嫌なんだけど」
「あん?!こっちだって嫌だわ!」
「喧嘩すんなって」
歩きながらこの廃墟の呪霊の話になる
「五条さんの話によれば、特級呪術師かそれ相当の術師には攻撃をしないらしい。相手はビビって出てこないって話だが…」
「逆にどうして一級呪術師は瞬殺されるのかって話によるわよね」
真依が銃弾を込めながら言う
五条の話では特級の中でも弱い分類だと言っていたが、なら一級術師が瞬殺されるのも規格外過ぎる。
だが、特級術師の前には出てこない
「だから今回みたいに周りに五条さん達が居ないといけないのも頷けるな」
「数で勝ってる呪霊の場合もないか?本体がクソ弱いが、その周辺にいる呪霊はバカクソ強いとか」
ライトで照らしながら歩いていると…
「呪霊の気配!」
釘崎がトンカチと釘を出す
前方に黒い、おどろおどろしい人型のモノがいた。
「!待て!釘崎!」
嫌な予感がし、慌てて止めるが…
「ぐっ!!」
釘崎が吹っ飛ばされる
「野薔薇!」
「攻撃しないでください!!」
伏黒の言葉に「はぁ!?」と真希がなる
「…この感じ見たことあります。これは…」
真っ黒い人型呪霊の姿が見える
その影は形になり、縮む
「あれって…」
真依の言葉に伏黒は唇を噛み締める
「豊?!」
目が真っ赤に光っている豊がそこにいた。
ヘッドフォンを首に置いている豊がそこに立っていた。
「アレは偽物です…でも、攻撃の仕方が豊にそっくりです」
釘崎が腕から血を流しながらやって来る
伏黒は影から包帯を出す。
「…嫌な予感がするんだけどよ、恵」
「はい」
真希の言葉に冷や汗が止まらない
(…もし、この呪霊がここに来た人間の術式をコピーしてるんだとしたら…シャレにならねぇ…!)
ここには間違いなく五条悟や夏油傑、それについさっき直哉も入ったのだ
豊と甚爾がここに来た理由は確か、豊の友人がここに巻き込まれたからだ
「外に出ましょう。どうやっても勝てるワケ…真希さん!!」
真希の横に現れた人型にハッとなる
慌てて真希を守ろうと前に出ると…
「!?」
その影が伏黒を避けて豊の方に飛んでいく
「…親父…?!」
「洒落にならないわよ、あの二人は…」
真依の言葉に「退避しましょう」と立ち上がるが、豊(偽物)が指を指す
『おにいちゃん、なんで怖がるの?』
「耳を塞いでください!」
三人に指示を出す
『ネェオニイチャン』
【●●観光ホテルの呪霊】
特級呪霊、本体は強くない代わり、分霊?は凶悪
一度廃墟を訪れた人間の姿を真似る呪霊
本体は卑怯