禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける   作:アルトリア・ブラック(Main)

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作者が敵側で一番好きな人は真人です。あの性格の悪さがなんか良い、殺意も一周回って愛になりました。


渋谷事変
第11話『渋谷事変開幕』


ー羂索ー

 

「禪院直哉のせいで計画が派手に狂わされたし、今後の計画の上でもかなりしんどくなるのは明白だ」

 

ビーチにて横になりながら言う

 

「漏瑚が祓われるなんてね、ていうか、花御もいたのにまっすぐ漏瑚狙いに行く境界線が分かんないんだよなぁ」

 

真人がハァとため息をつく

 

「恐らくは危険性を鑑みてじゃないかな?」

 

「危険性?」

 

「漏瑚の術式は炎、いわば大量虐殺に打ってつけの術式だ。花御と真人が分かれて戦った場合、間違いなく真人の方に来るとは思うよ」

 

真人の無為転変が直哉に効かないと向こうも理解しているだろう。だからこそ、圧倒的な個として殴りかかって来る。

 

「こちらは数手、後手に回ってる。両面宿儺の受肉を早めて行かないとね」

 

五条悟を封印する、そこの基準は変わりない

 

ただ、問題は山ほどある

 

「五条悟の封印、禪院直哉を最低でも再起不能にする呪物を数個、高専から運んできた。そこで初めてこちらとトントンになるんじゃないかな」

 

問題点は山のようにあるけど、と答える

 

 

ー渋谷、禪院班ー

 

 

渋谷に帳が下り、一般人が閉じ込められたという話は京都にまできた。

 

しかも、想定を遥かに超えた人数が広範囲に降りてしまっており、外には出れないようになっていた。

 

「帳の一番外、その帳は夏油傑を入れない帳として機能しています。そして、4枚の帳があり、そのうち一つに一般市民が沢山います。それと…改造人間と呪詛師が帳の一番外にいます」

 

地図で示しながら補助監督が教えてくれる

 

「なんで帳の外側に呪詛師と改造人間がいるの?」

 

釘崎の言葉に直哉が『魔虚羅対策かもしれへんな』と言う

 

対策と言ってもほぼ意味を成していない気もするが

 

「魔虚羅の腕のソードなんやけど、コレで触れれば呪霊はほぼ即殺できる、せやから呪霊とは相性が悪いんや」

 

「つまりは直哉には改造人間と呪詛師をぶつけて他に呪霊を当てるってわけか」

 

「逃げて時間稼ぎをしようとしてるワケね」

 

「それと、帳の外側にいる改造人間と呪詛師の他に生存者もいます。推定されるだけで一万人は密集してるかと…」

 

「性格悪いわ、ホント」

 

「領域対策か?」

 

真希から質問され、頭を抑えつつ頷く

 

「基本的に誰を入れる入れないは術者の技量次第で、交流会の時よりだいぶマシになったとは思うんやけど、一万以上も密集して全員を領域外に出すのは正直骨が折れる。しかも…あれやからな、ほぼ窒息系の領域やから、大変な事になる」

 

一万人全員圧死なんて、そんなのしたくない

 

「とりあえず、中に入って改造人間と呪詛師を間引いて行くで」

 

「わかった」

 

 

 

ー冥冥班ー

 

 

虎杖は順平と共に冥冥達と合流する

 

二人の謎の絡みを見た後、目的地に向かって走る

 

地下鉄の前で構内図を見せてくる

 

「改造人間が山のようにいる。一番最下層にいるのはおそらく特級呪霊複数。その中に虎杖君が言うツギハギの呪霊がいるかもしれない」

 

「ツギハギ…!」

 

「…真人、さん」

 

「それで、問題はそのツギハギに関してなんだけど、そのツギハギに関して、もし、ツギハギを見つけたら退避する、ある程度距離が離れたら、今外から向かって来てる禪院直哉に連絡する事」

 

「な、なんで逃げなきゃなんねーんだ」

 

虎杖の言葉に冥冥は『禪院直哉はツギハギ呪霊の攻撃はほとんど効かない。仕組みは分からないけど、改造される事はない、だからこそ禪院直哉ならほぼ一撃で倒せるワケ』と言われる

 

「それと、問題はこの下、虎杖君達は弱い改造人間達と戦うか、強い呪霊を祓うのどっちがいい?」

 

「っ…」

 

「まぁ、君たちの場合、後者だよね、私たちは二手に分かれて倒し切ったら合流しよう」

 

そう言って二手に分かれる

 

虎杖と順平は階段を降りながら『学校に通い始めてすぐなのに、こんな厄介ごとに巻き込まれて最悪だよな』と順平に言う

 

「仕方ないよ、コレは…僕の罪滅ぼしだし」

 

術師になって沢山呪いを祓って行く

 

そうしなければ母に合わせる顔もないだろう。

 

「そっか、俺に出来ることあったら言ってくれよ!」

 

虎杖の言葉に「ありがとう」と返す

 

「っと、早速、呪霊の気配だ」

 

「うん!」

 

式神を展開する順平

 

 

 

 

 

 

ー真人ー

 

一方、五条悟は特級呪霊数体と相対していた。

 

しかし、誰も彼も弱くて話にならなかった。

 

直哉と稽古してた方がたのしかったよ、と呟く五条に真人は笑いを堪える

 

(…とはいえ、呪胎九相図三人を相手にしつつも余裕ってやっぱり最強だなぁ)

 

『君たちはあくまでも本気で挑んでます。という空気を出すんだ、まぁ、否が応でも本気で闘うことになるだろうけど』

 

羂索の言葉を思い出す

 

『彼はある意味最強だからこそ、慢心する、そこが狙い目だ、禪院直哉と違ってこっちを警戒もしないで嬲り殺そうとするだけだからね、最初っから本気出さない時点で勝てるよ』

 

五条のパンチを避け、天井を指差し

 

「人間のキショい所教えてあげようか?いっーぱいいる所!」

 

天井が割れ、上の階から下に落下して来る

 

花御と息を合わせ、一気に殺戮し、返り血が五条の無下限に当たった瞬間

 

五条の足元に転がって行く獄門疆が開く

 

獄門疆、開門

 

「!?」

 

「いやぁ強かった強かった。でもさぁ、俺達のことナメすぎだよね」

 

真人が花御に目を引っこ抜かれたことに『大丈夫?』と聞いていた。

 

羂索がやって来ると

 

「おやすみ五条悟、君強すぎるんだよ」

 

躊躇いなく獄門疆を閉じる

 

 

 

 

 

 

『虎杖悠仁、五条悟が封印された』

 

 




【五条悟が封印された原因】
慢心しすぎて足元にある獄門疆に気が付かなかった。
メロンパンは男性(呪力はある)に取り憑いてる。人で埋め尽くすことによって隙間を作らないようにして、1分経過させた。かなり無茶した


【渋谷事変チーム】

禪院班
直哉、真希、釘崎

七海班
七海、猪野、伏黒、真依

冥冥班
冥冥、憂憂、虎杖、吉野

日下部班
日下部、パンダ、乙骨、狗巻

待機班
家入、夜蛾。夏油(帳に入れない)、三輪


ちなみに伏黒恵は領域展開を会得していません。
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