禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける   作:アルトリア・ブラック(Main)

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五条先生封印前の話、本編書こうと思うのですが、いかんせんアニメが進んでないし、何なら作者の脳みそ最新話ショックすぎて宇宙猫、エンディングは考えてるんですけど、ちょっと作者脳みそ疲れたので休憩回を挟みます。

今回は魔虚羅調伏したあとの任務、吉野順平と虎杖、伏黒を引率する事になった直哉の話、どうして、真人に無為転変されるギリギリまで助けなかったか最後にあります


幕間の物語『人はそう簡単には変わらない』

ー引率任務ー

 

「てわけで!僕の代わりに引率してくれる禪院直哉君でーす」

 

「耳の近くで話さないでくれへん?」

 

恵が『よろしくお願いします』と言うのに我に返った虎杖と順平が挨拶して来る

 

「僕はこれから任務あるのでしっつれいしまーす」

 

そう言ってスタコラ居なくなる五条に『アイツほんま、自分の任務ぐらい把握しろや』と直哉が愚痴を言う

 

夏油は海外出張でいないため、必然的に東京に来ていた直哉が担当することになった。

 

新田が車で運転しつつ、任務の事を生徒たちに話していた。

 

「今回の場所は高校っス、行方不明になったのは…『男子高校生三人組、うち一人は死亡した状態で発見された』」

 

新田の言葉を遮るように直哉が話す

 

「呪霊に殺されたんですか?」

 

恵の言葉に「呪霊に殺された」と返す

 

「え?え?」となる新田を見ると察してくれる。

 

高校の前に着くと三人に

 

「今回の任務遂行のメインは吉野順平君、虎杖君はあくまでサポート、恵君は二人に手に負えない呪霊が現れたら対処するように」

 

「なんで順平メインなんだ?」

 

虎杖の言葉に恵が「吉野は初任務だから、場数踏んで欲しいって五条さんが言ってたんだよ」と言う

 

「特に虎杖君、宿儺に頼るのは厳禁な、声かけたら魔虚羅で殴るで」

 

笑顔で言うと「気をつけますっ!」と敬礼する

 

『なんだ、貴様は同行しないのか』

 

「あ!テメ!」

 

頬を殴る

 

「せんよ、悟君と違って術式開示するつもりあらへんし、まぁ恵君も話さんようにな」

 

「…親父と夏油先生にも毎日言われてますからしませんよ…」

 

あんまり危険なようなら引き離して京都に転校させる方針でも考えている。

 

帳が頭上から発生する、降りて来る前に出る

 

「くれぐれも命を大事に」

 

そう言って帳が降りる

 

車の近くに行くと新田が「さっき出てましたけど…大丈夫ですかね…?」と言われる

 

「…少なくとも、今は2本しか飲んでないんやろ?」

 

その言葉に「確か、そう聞かされたっス」と言われる

 

(…少なくともそれぐらいの強さなら魔虚羅出してフルボッコすれば、勝てると思いたいんやけど…)

 

自分という異分子がいる以上、想定より強くなっている可能性も否めない。

 

「…まぁ、勝てるとははっきり言えへんけど、半殺しぐらい出来るとは思うで」

 

「なら安心ですかね…」

 

新田が安心したようにため息をつく

 

「あ、禪院さん、さっき行方不明になった高校生の話、したらまずかったですか?」

 

新田の言葉に『んー、別にまずくはないんやけど、コレはある意味、吉野君への試練やな』

 

「試練…?」

 

紙の書類を見せると、新田がハッとなる

 

「行方不明の三人のうち一人が死亡、うち二人の名前は里桜高校の伊藤って学生」

 

「伊藤って…確か」

 

ハッと驚く顔をされる

 

「吉野君をいじめてた奴で里桜高校事件の被害者、ま、吉野君は死んだって事になっとるから見たら驚くんやない?」

 

「驚くなんてレベルじゃ…」

 

新田の目の前で書類をめくる

 

「で、こっちが今回の被害者の斉藤さん。呪霊で殺されたってコトになっとるし、まぁ?残穢が確認されたからそう判定されとるけど、実際はいじめによる殺人で死んだやないかと思っとる。このアザとか普通にしてたら付かん所に着いとるやろ?」

 

「ほ、ホントだ…え、じゃあ」

 

「人間って驚くほど変わらん生き物なんや、真相は分からへんよ?呪霊によって付けられた跡かもしれんし、何より証拠はない、せやけど、どう見ても気弱そうなこの子と他二人が絡んでたって事は、そういうこと」

 

車に寄りかかり「あー、発見したみたいやで吉野君」

 

「え?」

 

「視覚共有。吉野君の影に玉犬入れといたんよ、ちょっと見えとる」

 

「べ、便利ですね」と言われるが、正直疲れるのですぐに辞める

 

玉犬との視覚共有を切る前に吉野順平が落ちそうになった伊藤の腕を掴んでいるのが見えた。

 

しばらくすると、帳が破壊される

 

「…直哉さん」

 

不満そうな顔で恵が出て来る

 

「お疲れ様」

 

そう言うと恵が不満そうに『被害者の名前言わなかった理由は分かりますけど…性格悪いですね』と言われ、宿儺が愉快そうに笑っている声が聞こえる

 

そこは不満だが

 

「そ?悟君ならもっとえげつない事言うてたと思うで」

 

そう言って吉野順平の元に歩み寄るとビクッとされる

 

影から玉犬が出てきて、直哉の影に消える

 

気絶している伊藤を一瞥し

 

「吉野君、ご苦労様、それと無事で良かった」

 

「…え?」

 

頭を撫で

 

「さ、帰りになんか奢るで」

 

そう言って背を向けると

 

「…責めないんですか」

 

影から玉犬が出て行ったのが見えていた以上、吉野順平が一瞬手を離そうと迷っていたのを見てはいた。

 

「でも、殺さなかった、それでええやろ?」

 

「……」

 

不満そうな吉野順平に

 

「呪術師である以上、人の生き死には山のように見る。中には人の命を預かり、自分の采配で死なせたり生かしたりも出来る。君の手に全部命運が握られとる」

 

どんなに憎い相手でも助けないといけない時はある

 

「人を殺すのは簡単やで、そっと包丁刺せばええ話、せやけど生かすのは難しい、自分の力がなかったら無理な話やからな」

 

恵が虎杖に伊藤を運ぶように言う

 

「伊藤と違って、君は十分成長しとる。恨み言を言われても許さないと言って引き上げた。許さないのも正解!恨むのも正解!」

 

え?と驚くような顔をされる

 

そう言い、手を振りながら車の方に向かう

 

虎杖が吉野の方に走っていく

 

「…直哉さん、アイツ、反省してませんよね…」

 

そう言って新田から貰った紙を見せて来る

 

「そやな、でも大丈夫やで一回は許したけど、2回目はないからな」

 

そういって笑うと『……秘密裏に殺さないでくださいよ』と言われる

 

「一般人は殺さへんよ、ま、社会的に終わるかもしれへんけど」

 

「……」

↑意味同じだろとか思ってる恵

 

「さ、帰ろ、恵君」

 

「はい」

 

世の中には知らなくてもいい事はたくさんあるのだ

 

 




【吉野順平を真人戦のときにギリギリで助けた理由】
真人に洗脳されている上、下手に取り持ってもそう簡単には信じなかったから真人=悪だと思ってもらうためにギリギリで助けた。
真人の『君ってバカにしてる人たちの次ぐらいにはバカだから』という言葉を聞かせたのも性格をある程度変わってもらうため、呪術界で生きていく以上優しい考えなんて捨てなきゃならないので

【宿儺がどっちに興味があるか】
直哉の方に関心ありつつも、隙を見せない事に関心してはいる。
宿儺『趣味悪いなぁ』とゲラゲラ笑ってる。多分、直哉と性格合う
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