禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける 作:アルトリア・ブラック(Main)
それと、皆様の魔虚羅考察案について凄すぎて宇宙猫になってました。皆さん博識……
今回も直哉視点
ー渋谷の街ー
地下から地上に戻ると、そこは地獄絵図だった。
改造人間と呪詛師が入り乱れて戦闘、もう何が何だか分からない状態と化していた。
「とりあえず避難するで」
遠くの方からは乙骨と里香が何者かと戦っているのが見える
「コイツらを放置してか?」
真希の言葉に『帰る道にある改造人間は全員殺してく、呪詛師は後回しや』と言うと納得していない表情をする真希
しかし、補助監督の避難と大勢を立て直し、帷を破壊してから最優先で狩って行かなければならない。
よく分からない今の状態で戦闘を続けるのは困難だろう。
それに、嫌な予感がしてたまらない。
「相変わらず、合理的に判断できる男だな、お前は」
そう言って背後に現れた声に真希と七海が飛び退き、武器を構える
圧倒的な威圧感が凄まじく、瞬時に魔虚羅を出して斬りかかると宿儺が軽やかに避ける
「その躊躇せず斬りかかる判断力には素直に称賛を送るぞ」
余裕そうな顔で倒れた改造人間の上に着地する宿儺が手を叩く
(……最悪や、虎杖君のこと聞いといたらよかったわ…)
見たところ、威圧感が凄まじく、魔虚羅の退魔剣を避けたことを考えれば…
(…想定より多く指食ってる…と見た方がいいか…?ていうか…ホンマ最悪、なんで俺の所来たん?)
恵君の所行けよとか一瞬思ったが、それはそれで困るし大迷惑だからやめてほしいが
宿儺は真希と七海を交互に見て「お前はめんどくさいタイプだな」と言われる
「…アンタにだけは言われたくないんやけど」
「ケヒヒ、違いないな」
機嫌良いのか、何か企んでいるのか会話に乗ってはくれるが…
「!!」
宿儺の手の動きを読んで真希の方に飛んでいく
腹部に命中して血が噴き出る
「!?直哉!!」
舌打ちしつつ脇腹を抑えつつ
『術式反転・能力顕現』
式神を出さないで影に足を突っ込んだ状態で反転術式をかける
円鹿の反転術式で傷が治り、影から刀を出す
(…弱い方を狙った…?その代わりに高火力やったけど…)
円鹿を使ったせいでかなり呪力を使ってしまったが、戦いを続行出来るだけの余裕はまだある。
「ほぅ、そんな使い方もあるのか、しかしもったいないなお前」
「…?」
何言ってんだコイツと思っていると
「宝の持ち腐れだな」
(…なに言っとるんや?)
少なくとも、今の宿儺は七海の方は狙ってない。
何が理由だかわからないが、真希を集中的に狙っている。
(…とりあえずは…)
「!」
魔虚羅を宿儺の足元から出現させると全力で吹き飛ばす
ビルを破壊しながら飛んで行った宿儺
「七海!!退避!!」
その大声に七海は我に返り、苦しそうな顔をしつつ真希の腕を掴み走って行く
「死なないでくださいよ」
すれ違い様に言われ『死にたくはないからな』と返し、宿儺の方に向かう
「やってくれたな」
ガラガラと瓦礫が横に落ちる
魔虚羅の能力は相当厄介なものだと認識している。
伏黒恵が数回見せた式神の系統から十種神宝に由来した何かだとは思っているが、あの男が手札や切り札を頑なに見せなかったことから予想しかできていない。
魔虚羅、話から察するに十種影法術の使い手の中で誰一人として調伏した人間はいないのだろう。
あの男が伏黒恵に口止めをする前に数回口にしていたのを聞いたが、召喚している式神では倒せないと判断している。
故にこの男が調伏した方法は呪具に頼った調伏方法なのだろうが…
まだ断定は出来ない
「…本気にならねば勝てないな」
久しぶりの緊迫感に笑いつつ、術式を構える
『解』
目の前に飛んできた直哉に向けて斬撃を放つ
魔虚羅が直哉の前に出てきて斬られるが、すぐに立て直してくる
(…術者が魔虚羅のサポートか、なるほど)
2回目の斬撃を放つと、魔虚羅が斬撃を弾き飛ばしてくる
(見えているのか)
『捌』
蜘蛛の巣のように放ち、広範囲を切り刻む攻撃に切り替えると、魔虚羅がそのまま命中していたが、禪院直哉は影に入り交わしていた。
(瞬時に判断出来る能力は凄まじいな、いや?知っているのか?俺の術式を)
攻撃を分かった上で全力で避けている。
「!!」
足元に影が出来たのが見えた瞬間、巨体な蛇が飛んでくる
鋭利な歯が腕に食い込むが、その大蛇に向けて解を放つと破壊されるが…
(…完全破壊には至ってないな)
全部斬られる前に影に消えていた。
禪院直哉の表情は焦っているようだが、これだけの技術があるというのにもったいない。
この男なら領域展開をしても生きていそうだと判断し、印を組んで領域展開しようとすると…
「「!!」」
更に離れた所から魔虚羅に似た異様な気配を察知する
それに気づいたのか、禪院直哉もこちらに警戒しつつそちらを見ていた。
術式を解くと禪院直哉も驚いていた。
「一時休戦だな、貴様だってアレを止めたいだろう?」
そう笑いながら言うと心底不快そうに『あー!!もう!!』とそっちに飛んでいく
ー仮本部ー
術師たちが避難している地点に七海と真希が戻ってくる
真希がテントの中にいる人物を見て『真依!!』と叫んでそちらに走って行く
一方、夜蛾学長に宿儺が顕現し、現在直哉と交戦中だと伝える
五条悟がいない今、勝てる可能性があるのは特級術師しかいない。
すぐに乙骨と夏油を派遣するように指示を飛ばす夜蛾
何も出来ず退避してきたことに拳を握り締めつつ、伊地知たちがいる場所に行くとそこにいた灰原に驚く
「灰原!」
そう声を出すと、灰原が気づき、ベットから起き上がる
伊地知と違い、少しのかすり傷しかなかった?
「宿儺が助けた…?」
灰原曰く、地下で改造人間に襲われて死にかけた時、宿儺が反転術式をかけてここに連れてきたらしい。
ここの場所がバレてるという点においても危険だと思う反面、なぜ、灰原を助けたのか疑問に思っていると
「…お前が死んだら厄介なことになるな、とか言われたんだよね…何を意味してるか分からないけど…」
その言葉に嫌な予感がする
『恵と直哉に宿儺が異様に関心持ってるみたいなんだよね、なんか企んでるって』
以前五条から言われた言葉を思い出し、学長に『直哉と伏黒君の救助を最優先に!』と言いに行く
【直哉の能力】
術式反転『式神能力顕現』
式神の能力を術者に付与する能力
もちろん欠点はあり、能力継承だけなので、群体で増える脱兎とか舌で救出するような蝦蟇は使用できない代わりに応用は効く
例・円鹿
『円鹿の範囲には反転術式が張り巡らされており術者の治癒の他、他者の呪力を中和して術式効果等を無効化することも可能』の技術を反転して実質、反転術式。その他周りの術者の回復も出来るがかなりの呪力を使用する。別に領域展開出来る分の呪力はあるが…
【視点外の出来事】
・吉野順平、虎杖悠仁vs九相図兄弟三人の戦闘
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野薔薇が合流、真依の避難のために吉野順平離脱
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虎杖と野薔薇が九相図二人を倒し、それに激怒した脹相が野薔薇の半分の顔を抉り、野薔薇再起不能
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虎杖激昂し、脹相と互角にやり合うが脹相に敗北、気絶する。トドメを刺そうとするが真人に邪魔される
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真人が虎杖を回収し、指12本を食わせる
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宿儺覚醒、真人を無視し、直哉&恵の気配のする方向へ移動
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道中瀕死の灰原発見、それを見て家入のいる場所に灰原搬送し、直哉の方向へ
【灰原を助けた理由】
原作の恵にやった行為を直哉にすると心が折れる所か殺意MAX・絶対許さないマンになって折れる所か強化されるのでそれは面倒だから救援した。
……ホントは灰原殺そうと思ったけど、私の中の宿儺(?)がやめとけと言った