禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける   作:アルトリア・ブラック(Main)

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3日連続で直哉に移った宿儺のストーリーが頭の中に流れて『この展開にすりゃ良いんか』と悩んでます


第16話『人間の醜さ』

ー渋谷ー

 

『せいぜい噛み締めろ』

 

目の前の更地に呆気に取られる

 

と同時に脳内に駆け巡って来た宿儺が大量殺戮した光景

 

「おぇぇええ」

 

お前だけ死ねよ、なぁ、宿儺ぁと拳を握り締める

 

「…っ…」

 

目の前に違和感を感じて顔を上げると

 

「禪院先生…!」

 

血を流しながら倒れている直哉がいた。

 

慌てて駆け寄って触れると

 

「っ…!」

 

手にべっとりと血がつく

 

「ぁぁ…」

 

すると、直哉の携帯に着信が来る

 

七海と書いてあり、虎杖は震えながらその携帯を掴み

 

「ナナミン…!禪院先生が…」

 

絞り出すように言うと七海が『どこにいますか!!虎杖君!!』と言われる

 

もう、自分は帰れない

 

生きてちゃいけない、と場所だけ言って上着を破って処置だけする。

 

 

 

 

ー七海

 

虎杖からの連絡があった場所に夏油と共に行く

 

「っ…!!」

 

辺り一角更地になっており、その光景に息を呑む二人

 

夏油が横を向いた時、直哉を見つける

 

「直哉!!」

 

服で止血はされてるが、呪力がカラカラの直哉に駆け寄る

 

辺りを見渡しても虎杖君がいなかった。

 

夏油が呪力を纏った手で直哉に触れる

 

「七海、とりあえず退避しよう。虎杖君を探すのはこの後だ」

 

直哉が失血死したらシャレにならないと夏油が背負う

 

夏油と共に仮施設に戻って来ると家入の元に行く

 

「硝子!直哉が瀕死だ!」

 

その言葉に硝子が『そいつ先!!』と言って駆け寄る

 

失血死して呪霊に変貌されたら誰が倒せんだ!と硝子が言う

 

七海は運び込まれた直哉を見て、すぐに改造人間を狩っている甚爾や禪院家面々の元に行こうとするが

 

「七海!生存者の退避を頼む!」

 

夜蛾からの言葉に返事をし、走って行く

 

 

 

 

 

ー渋谷地下

 

当主の直哉が仮施設に戻って来てから帳を破壊し、呪霊、呪詛師、改造人間を殺戮して行くことになった。

 

「両面宿儺が顕現するなんて聞いてねぇけど」

 

地下に一般人を退避させている最中、とんでもない斬撃が飛んできて慌てて地下に飛び込んだ所、上が惨状と化していた。

 

「…両面宿儺に乗っ取られたと見て間違いはないだろう。虎杖悠仁は生かしておく必要なんてない」

 

後ろから聞こえて来る甚壱の声に

 

「俺に言う必要あるか?決めんのはお前らだろ」

 

そう言って呪具を拾う

 

外に出ようとした時、違和感に気づく

 

「あ?ヘリか?」

 

外に出ず、覗いてみると渋谷の上空を飛んでいるヘリが見える

 

「救助ヘリか?」

 

そう言うと甚壱が『呼んでないぞ、今この状況下で呼んで被害を増やすわけに行かないだろう』と話す

 

夜蛾の携帯に電話すると帳が破壊されたこともあってか繋がる。

 

案の定、ヘリなんて呼んでいないようだった。

 

「ちょっ、待ってください!」

 

蘭太の叫び声と共に甚壱と甚爾の後ろから人の波が襲って来る

 

「っおい!?」

 

「救助ヘリが来た!!退け!」

 

そう言って我先にと上に行こうとしていた。

 

一般人の携帯が落ち、それを見た甚爾はハッとなる。

 

渋谷の惨状を報道しているヘリがいた。

 

暴動だ、テロリストだとデマまで錯綜していた。

 

それを報道するヘリがある地点を写した瞬間、画面が切れる

 

「!!」

 

直感でヤバいと感じ、甚壱を地下に押し飛ばし、蘭太と躯倶留隊隊長の首根っこを掴み、階段を下り隠れると頭上からとんでもない爆発が発生する

 

「っ!!」

 

瓦礫が右腕に直撃する

 

 

 

 

ー同時刻、仮施設

 

家入に反転術式をかけられ、復帰した直哉

 

少し離れたところから爆発する何かに仮施設の天井が吹っ飛ばされる

 

「うわっ!」

 

家入が呆気に取られる。

 

外に出ると、少し離れた所から嫌な気配を感じる

 

目線の先、建物の影からゆっくりと歩いて来る黒いモノ

 

黒い触手のような足に真ん中に黒い球体の呪霊が現れる

 

(…さっきの爆発はアレや…)

 

「…アレ、特級じゃない?しかも呪胎で」

 

夏油が特級呪霊数体を出して攻撃を放つが、化け物の触手の一つが爆発する

 

大量に出した呪霊が一気に滅びる

 

「「っ!?」」

 

爆風が襲ってくる

 

魔虚羅を出してテントを守る

 

ガコンと方陣が動く

 

「…アレに触れたらアカン!」

 

攻撃すれば爆発・爆風なんてシャレにならなさすぎる。

 

魔虚羅を引っ込めて自分の頭上に出すと

 

「とりあえず、テントの前から動かす!」

 

大蛇兎で殴り飛ばすと大蛇兎が簡単に破壊される

 

「ふっざけんなや…!」

 

「直哉!無理はだめだ!!」

 

さっき呪力が無くなりそうなくらいだったんだと叫ぶ

 

「せやけど、アレを放置にも出来ひんやろ!!」

 

乙骨君が来るまで時間稼ぎすると言ってそちらに行く

 

夏油もテントから離れて直哉に着いて行く

 

爆弾呪霊は触れると爆発に変わる

 

何回も方陣がガコンとなる

 

(…夏油サンじゃ勝てへんなアレ…)

 

蠢く爆弾呪霊に勝つには近距離に行って魔虚羅ソードで殺さなければならない。

 

 

 

 

 

 

ー羂索ー

 

「良かったよかった、ダメ元だけど上手く行ったな」

 

離れたところから眺めていた羂索の言葉に裏梅は不満そうにしていた。

 

「宿儺は死なないように地下に向かわせたよ?なんでそんなに怒ってるんだい?」

 

裏梅はその言葉に舌打ちすると

 

「宿儺様の次に移る身体が使い物にならなくなったらどうする」

 

「伏黒恵だっけ?大丈夫だよ、避難させるだろうし」

 

よいしょと座る

 

「そちらではない」

 

「…え?禪院直哉の方に移りたいと思ってるの?」

 

『ペットにしたいんじゃないの?』と聞かれ裏梅は

 

「伏黒恵の能力よりもあちらの方が良い」

 

「まぁ確かに強いけど、やめた方が良いんじゃない?メンタルバカ強いし、まぁ一つだけ折る方法はあるけどさ」

 

「ならさっさとやれ」とイライラマックスで言われ『ホント君たちってさぁ…』と言いつつ立ち上がる

 

「彼女を受肉させても文句言わないでくれよ」

 

そう言って崩壊寸前のテントの方に移動する

 

 




【爆弾呪霊】
呪胎で特級、報道ヘリが渋谷の惨状を報道したせいで爆誕した。羂索曰く『奇跡的な確率で生まれただけ』
地面から伸びており、真ん中に球体がある見た目、特級ではあるが知能はまだない代わりに人類社会を破壊するためだけに生まれた。呪胎なので、まだ倒せる
虎杖の中で見てた宿儺が『現代は本当に人を殺すためだけの武器を作るなぁ』と笑ってる。爆弾呪霊の成長後の姿はもっと凶悪

【同時並行の戦い】

真人vs虎杖、東堂

爆弾呪霊vs夏油、直哉

【その他の状況】

伏黒・禪院班
地下に避難、現在生き埋め状態

乙骨憂太
ゴキブリ呪霊退治済み、夏油達の方へ移動中

仮施設テント
倒壊寸前、夜蛾が負傷者を避難させるために行動中

マスコミヘリ
落ちました
呼んだのは羂索
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