禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける   作:アルトリア・ブラック(Main)

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皆様の中で禪院家の扱いが想像以上に凄くてびっくりした。それと、疲れてる時に小説書いたらアカンな…


第八話『事の顛末』

ー後日ー

 

「つまり何?上層部と俺達を欺くために正気の沙汰とは思えないドッキリしたワケ?」

 

「家入先輩には伝えとったで」

 

五条に壁ドン(足で上から)されてる直哉

 

夏油の特級呪霊に照準を定められている直哉は手を挙げて降参するポーズを取る

 

「いや、そこは当たり前だろうに」

 

離れたところにいる甚爾が『うわぁ怖ぇ』と笑っていた。

 

「そもそも、そいつを使って天内には死んだフリさせれば良かったじゃねぇ?なんで俺たちを殺す必要があった?」

 

甚爾が『俺を巻き込むな』とそそくさと離れようとする

 

「特級二人死んで天内理子も死んだんなら流石の上も介入してこんやろ」

 

「究極すぎ、脳みそ(腐った)ミカン否定してんのに行動力がミカン並みにイカれてんだよお前」

 

『なんで話し合いじゃなくて殺し合いに発展して行くわけ?お前の脳みそ』とキレ始める悟

 

「最強の二人、とかいうて慢心してる君らにちょうどええやん」

 

「だから発想がサイコ過ぎんだろ」

 

「悟、乗せられてるよ」

 

夏油が五条を引っ剥がして直哉を見る

 

「悟の言うことには一理あるけど、上層部を欺くために全部一人で考えたわけだろう?そんなに私たちは信用ならないのかい?」

 

「………」

 

夏油の言葉に甚爾が直哉を見る

 

「悟君はともかく、夏油先輩は呪術界のこと知らんやろ、悟君はなんでも力で解決しようとするし、それが出来るから分からんのやろうけど」

 

世の中、話し合いで通用しない人間もいるのだ。

 

「特にウチは腐っとる家の代名詞やからな、ここまでせんとあの子ら見逃さんかったやろうし、綺麗事じゃ世の中解決しないんやで」

 

それに、原作の軌道修正も怖かったところもある。

 

かなり難癖をつけてはいるが、甚爾がいないからと言って安心できるなんてかぎらない

 

甚爾の代わりとなる人間を見つけてそれを仕向けてくる場合もあっただろう。実際問題、甚爾に声をかけてきたらしい。

 

下手したら軌道修正が働いて両面宿儺が出て来てしまう可能性もあった。

 

そう言う可能性を考えて、あくまで流れにのっといたこともあった。

 

(…そもそも、今回は甚爾君から恵君の術式について相談されたから繋げられたんやし、禪院家内部の事情もあって同時並行でやったから、それはそれで申し訳ないな二人に…)

 

甚爾から恵の術式が分かり、禪院家―もとい直毘人や扇に目をつけられたくなかったというのもあり、直哉の話に乗ってくれたというのもある

 

それに、今回の任務で扇の息がかかっている人間がいるというのは分かっていた。

 

「一回殺して逃したってわけか…宗教団体にどう言い訳したんだい?」

 

「そら、仮死状態やったわけやから本物見せて後で回収して叩き潰したわけやで、まぁ潰すために2日は徹夜したんやけどな」

 

「……だから隈か酷いのか…」

 

夏油は頭を掻きながら「うーん」と唸る

 

「納得いかねぇ、なんで俺殺されたわけ?」

 

「まだ納得行ってへんの?話し合いとか面倒に思うタイプやろ悟くんは」

 

「うぐ…そうだけど、傑と一緒に話せば…」

 

「夏油先輩は強いけど、非術師の家出身やろ?上層部誤魔化すほど伝手あらへんし」

 

「そこら辺は俺が…」

 

「聞くけど、五条家がどこまで根回しできるか知っとる?」

 

「……あー!!知らねぇ!!」

 

悟が地団駄踏みながら悔しがる

 

「禪院はクソやけど、上層部のほとんどに根を張っとるし、差別するくせに人手はおるし、あそこまで保身に走って蹴落とし合う老害もおる家やからな」

 

夏油と五条はまだ納得行ってないようだったが、夏油が我に返ったのか「理子ちゃん達は?まさか禪院にいるわけじゃ…?」と言われる

 

「甚爾君の所で匿っとるで、さすがにクソの掃き溜めには匿えへんわ」

 

「後で変更した名前教えるで」と言うと二人が渋々納得する。

 

 

 

 

 

 

「おう、前髪」

 

「誰が前髪だ」

 

夜の高専内にて、甚爾が夏油に声をかける

 

「…なんでここにいるんだ…」

 

飲み物を買って飲み始める甚爾

 

「直哉は気絶させて来た。アイツはほっといたら平気で徹夜するからな」

 

そう言ってジュースを飲み始める

 

灰原が『禪院の隈が増えてる!七海との会話も噛み合ってない、逃げ足早すぎて無理!』と甚爾に助けてーと言いに来たのを思い出す

 

「…また徹夜してたのか」

 

そうため息を漏らすと『アイツ、ブラック企業に好かれる素質あるわ』と言いつつ、缶を片手でペシャンコにする。

 

「…直哉は生まれた時からああなんですか」

 

そう聞かれ甚爾は『ガキの頃以上に酷い』と言う。

 

「他人の幸せのために自分の人生棒に振るような奴だ。今回の件、アイツは言わなかったが、お前らが天内理子を救うって選択をしたから足掻いてただけだ」

 

「…はっ?」

 

甚爾は『アイツ…茶飲むか?』と独り言言いながら自販機を押す

 

「お前らは力はあるが、知識はねぇ、なんとかなると思って救おうとしたんだろうが、力だけじゃ人は救えねぇ」

 

「…禪院家はそんなに酷いんですか…?」

 

夏油の小さい声に甚爾は『ひでぇよ、実の兄が弟を殺そうとしたり、陰口悪口を言い合ったり、呪力がない奴はゴミ以下、女は胎盤、ブラック企業の方が億倍優しいぜ』と言う

 

「……」

 

「言っておくが、特級であろうと世の中は変えられねぇ、一回禪院に行ってみるか?昔の禪院より100倍マシだがまだ酷い方だしな」

 

その言葉に『うーん』と唸る

 

「……」

 

天内理子の護衛任務の後から任務が増え、五条が一人だけ強くなって行っている状況に夏油は頭を悩ませていた。

 

悟は一人で強くなって行っている、直哉も任務が増え、過労死しそうなぐらいひどい状態になっていた。

 

夏油は生まれのせいで、悟にも直哉にも向き合えなくなっている。

 

暗い顔してる夏油が目に入ったのか、甚爾は気配を殺して近づくとデコピンをする。

 

「ッイ!!?」

 

脳天をさすりながら屈む夏油に甚爾は『クソ生真面目だなお前、思ったよりゲスじゃねぇんだな』と言う

 

「五条の坊はお前大好きすぎて気色悪いし、直哉はお前のことを尊敬してるし、もっと自信持てよバカ」

 

「う、うるさい…」

 

甚爾は背を向け『術師も非術師もどっちもクズだよ』と言って去って行く




【伏黒家】
伏黒ママが死んでいないので津美紀はいない。

伏黒莉子(旧姓、天内理子)
伏黒ママには事情を話して娘として引き取ってもらった。
お母さん出来て嬉しい!!(父親役怖すぎる!)

伏黒美里
別に姓は変える必要なかったけど、念のため直哉が変えさせた。
莉子の姉役。最近の悩みはお嬢様を名前呼びすること。伏黒ママの親戚ってことになった(変更しました)

伏黒恵
一気に姉二人出来て父親の浮気を疑った。でも、事情を聞かされて安心した。
術式は十種、直哉さんのことは尊敬してる。『善人だな』と思ってる

伏黒ママ
一気に二人娘出来てちょっと混乱したけど、甚爾君から生まれて初めて頼まれたので凄い嬉しかった。娘出来た!!やったぁ!と喜んでる。自分の娘じゃなくても凄く可愛がれる。

恵の弟
登場させようか悩み中の二人目、呪いは見える


伏黒甚爾
MVP。
原作より術師殺しから離れていたため、だいぶ鈍ってはいるが悟を半殺しには出来る。
直哉が幼い頃から何も変わってないことに『はっ?』とキレた。夏油や五条、七海達と言った仲間がいるのに全部一人で解決しようとする直哉にキレてる。恵が相伝術式を持ってた時に禪院家に目をつけられないように相談した時に察した。自分は直哉の願い通り幸せになれてるのに直哉自身が幸せになれてなくて、また呪術界に戻ろうと決意した。
直哉のストッパー(物理)、直哉が過労死しないように見張ってる
…でも、頼って来てくれたのは少しだけ嬉しい(顔には出さないが)
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