禪院直哉になったから逃げようとしたら十種影法術だったから詰みかける   作:アルトリア・ブラック(Main)

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ふと思ったんですけど、マコラで殴り合いして負けた方はどうなるんやろか?

灰原雄の死亡回避編、産土神って一級相当の強さだとは言うけど、描写ないから詳しく書けない(⌒-⌒; )、直哉(成り主)の領域展開描写は本編(一巻時点で書きたい)戦闘より青春を書きたい今日この頃


第九話『変異した歴史』

ー恵ー

 

姉が一人、母親と歳が近そうな叔母ができた。

 

そう聞かされた時に親父が浮気したのかと疑ったが、母親から説明され、納得する

 

(…まぁ、親父が浮気したら母さんが黙ってないし…)

 

そう思いつつ学校帰り歩く

 

「恵〜!駄菓子屋行こう!」

 

「おじょ…莉子!そんなに走ったら…」

 

弟や妹ができるのはわかるが突然姉ができた状況はさすがに理解するのに時間がかかったが、親父のいとこからの相談で匿っている話は聞いた

 

禪院直哉、親父のいとこで金持ちの息子らしいが、目つきはかなり悪いし徹夜することが当たり前の人だが、かなりの善人だと恵は思っていた

 

「脱兎」

 

「そうそう、恵君は覚えるの早いなぁ」

 

「……」

↑ちょっと照れてる

 

「こんな可愛いうさぎが式神なんて羨ましい!!」

 

呪霊がハッキリと見えるメガネをかけて脱兎を撫で繰り回す天内

 

「…直哉さんの式神ってこうじゃないんですか?」

 

そう言われて直哉さんは「うーん…」と視線を彷徨わせる

 

「全然ッ!可愛くない!むしろグロい!」

 

「グロいってなんやねん…」

 

「…グロい?」

 

見たいなと呟くと『精神衛生的によくない!』と天内が大声出す

 

「何が精神衛生上よろしくないねん、メガネ叩き割るぞ」

 

「事実!!」

 

ぎゃーと騒ぐ天内に黒井が苦笑いする

 

「式神は術師の精神に影響するからな…」

 

禪院家で直哉さんの父親から『十種ってこんなおっかないモンだったか?』と言われたらしい。

 

「…そんな落ち込むとは思わなかった。ごめんて…」と謝る天内

 

話していると直哉の携帯が鳴る

 

「直哉さん」

 

そう言って携帯を渡すと受け取り「あー…仕事やな」と言って立ち上がる

 

「…気をつけて」

 

そう言って手を振ると直哉が手をヒラヒラさせて玄関から出て行く

 

任務、というのはよく分からないが、術師として日々、呪力を持たない人間を助けるために戦っているという。

 

親父もしているらしいが、直哉ほどの激務ではないとのことだった。

 

誰かのために戦う背中はかっこいいなぁと心なしか思っていた。

 

その夜…

 

(…トイレ…)

 

夜中、弟と一緒に寝ていたベットから起き上がって暗い廊下を歩いていると…

 

「おう…そうか」

 

親父の声が聞こえて来る

 

「…過労が祟ったわけか…タイミング悪いな、しかも…」

 

嫌な予感がし、近くに行く

 

親父が話すことは大概仕事のことだ

 

言い終わる前に親父が会話を止める

 

我に返り、そそくさと部屋に戻って行く

 

 

 

 

 

ー数時間前

 

 

灰原雄が死んだ任務、産土神信仰の任務を突き止めるのに相当時間が掛かった。

 

禪院家の息がかかっていない腐ったミカンが灰原雄と七海建人に任務を依頼したと気づいたのは一時間前で、大慌てで彼らの元に向かう

 

「禪院さん!!」

 

一言で言おう、バカ強かった。

 

一級相当と思っていたが、不自然に強くなっていた。

 

「ここは…急いで退避しましょう」

 

七海が息を荒げながら物陰に隠れながら言う

 

産土神が咆哮する

 

本当にすんでのところで灰原を助けた

 

(…同級生の首と胴体が離れるの見なくてよかったわ…ていうか、シンド…)

 

脇腹を斬られ出血がひどい

 

「七海、退避を…」

 

灰原が声を出した瞬間、産土神の獣のような眼がこっちを向く

 

「!!」

 

嫌な予感がして灰原を突き飛ばす

 

「!禪院…―ぅ゙!」

 

強烈な痛さが全身を襲う

 

「禪院!!」

 

(…いった…)

 

思いっきり壁に叩きつけられる

 

『ーー!!』

 

攻撃が飛んで来そうになったとき、七海の攻撃が命中する

 

(…助けへんと…)

 

《死ぬ時は一人だよ、最悪一人が死ねば全て解決すると思ってる。それは君の奥の手のせいかな?》

 

原作の五条悟の声が聞こえてくる

 

恵へ言ったセリフ

 

《そんな考えじゃ七海にもなれないよ?死んで勝つと死んでも勝つは全然違うよ、もっと欲張れ》

 

『少しは私たちを信用してくれ』

 

夏油がそう絞り出すように言う言葉を思い出す

 

(…領域展開…)

 

呪力を練った側から押し出す、その言葉をイメージする

 

(…もう当たって挫けろ…)

 

空振りで終わってもいい

 

灰原を助けられて死ぬなら別に構わない

 

《禪院の指の動きはやっ!!》

 

《なんでゲームに関してそんな高度な動き出来るんですか…》

 

七海と、灰原と遊ぶのは心底楽しかった

 

「領域展開…」

 

 

そこから先は記憶になかった

 

 

 

 

―高専

 

 

「……」

 

灰原が項垂れる側に家入がやってくる

 

「灰原、七海」

 

「「!!」」

 

「ギリギリ助かったよ」

 

その言葉に二人がその場に座り込む

 

「呪力がほとんどなかったから危なかったが、悪運が強いだけはある。首の皮一枚繋がった」

 

「…良かった」

 

七海の言葉に家入は『二人には関係ないが、過労も祟ってたから本調子じゃなかったってわけだ、アイツもバカすぎるな』

 

そう言って手を振ってその場から離れる家入、夏油が『直哉もバカだな…』と呟く

 

病室にて、灰原が拳を握り締め

 

「…俺、呪術師向いてないのかな」

 

「灰原…」

 

「死にそうになるたびに禪院が助けてくれて…今回も無理させて…」

 

何のために入ったのだろう

 

「…灰原、もう休め」

 

夏油の言葉に頭を掻きながら

 

「…いっそ突き放してくれた方が良かったのに…」

 

「灰原」

 

そう言って七海が『考えたらダメです』と近づく

 

「…直哉が起きたら話をしたらいい、私も説教しないといけないしね」

 

夏油の言葉に静かに頷きながら外に出る

 

「過労のくせに領域展開して死にかけるとか…馬鹿野郎すぎるな」

 

それから一時間後に入って来た悟の言葉に『言ってやるな』と叱る

 

「明日になったら説教しよう、二人で」

 

「おう、徹夜する分叱るわ」

 

 

 

 

直哉は半年過ぎても目が覚めなかった

 

 

 

直哉が昏睡状態という話はすぐに禪院家に行き、瀕死の重傷を負わせた灰原を責める言葉が多かったが、悟がなんとか動き回り死刑なんて御託抜かす老害を黙らせていた

 

 

「俺が心労で死ぬわ…早く起きろよ、直哉…」

 

ベットに突っ伏しながら呟く悟

 

「…灰原の奴、メンタルやべぇぞ、早くお前が起きて話してやれよ…」

 

頭をガリガリ掻きながら

 

「…御三家って本当にクソだな、お前が過労で死にかけんのわかるわ…」

 

ハァァと深いため息を吐く

 

「直哉…」

 

 




【恵と直哉の十種の違い】
・恵の方が好感を持たれる(原作通り)、直哉の十種は少し歪で宿儺の十種に近い(あんな怖くはないが)
・直哉はあまり十種を使わず、影に重点を置いた戦い方をする
・奥の手は使いたくない(直哉)、奥の手に頼りがち(恵)

【直哉の領域展開】
人間特攻。必中に重点を置いている
展開した後、影が水のように押し寄せ窒息死する。呪霊に対しては原作恵がしてたような式神を使う。呪霊も人間も多分一番嫌な死に方する。
(ちなみに直哉本人の領域展開ではなく、オリ主の性格も合わさってこうなった)


地獄(バッドエンド)を作りたい
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