他の小説溜まってんのに新しいの出してるとか、恥ずかしくないの???
てへぺりんこ
とある星の研究所にて、一人の女科学者が薄暗い部屋の中で倒れていた。
周りには散らばった資料や何かの残骸があり、まともな部屋では無いのは確かだ。
そんな部屋に来客が現れた、小柄な身体に丸いポッドに乗った人物。
フリーザである。
「ショーツさん、いらっしゃいますか?……相変わらず汚い部屋ですね、ショーツさん!」
「フヒ……めちょすのねんまく……」
「起きなさいショーツさん!いつまで寝ているのです!」
「はっ!!夢!?ぬるぬるのクウラ様とフリーザ様はいずこへ!?」
「何ですかその不快な夢は、即刻記憶から消し去りなさい」
フリーザはとんでもない夢を見ていた女科学者ショーツに、少なくない殺意を抱きつつもそれが出来ない。
何せべらぼうに有能なのだ、抱えている科学者を優に超える頭脳の持ち主であり功績も相まって特別最高幹部の地位まであたえている。
メディカルマシーンの改良により無くなった手足程度の損傷ならば、1時間で元通りだしスカウターの性能向上により億を超える戦闘力すら計測できる。
更に言えば地上げした後ボロボロになってしまった星ですら、彼女の手にかかれば自然豊かな星へと変貌する。
これで昇格させなければ自身の器量も疑われ、そのままの地位にいさせるのもありえない。
有能で使える駒にはそれ相応の報酬を、基本的にはフリーザもそこら辺はしっかりしているのだ。
彼女は自身には敬意を持ちながら接しているのは伝わるし、それ故に殺そうにもいくらフリーザとはいえ後味が悪い。
それに彼女を殺すにも手間がかかる、戦闘力で言えばせいぜいラディッツを倒せる程しか無いが厄介なのはその科学力。
何とフリーザのデスビームを跳ね返し、割と本気で殴ったらその威力そのまま跳ね返ってくる謎の技術。
ではサイコキネシスはどうかと試して見たが、なんたら偏食場なるものにより効かないという始末。
これにはもうフリーザも呆れるしかない、第一形態では太刀打ちできないという事が分かってしまった。
流石に第二形態になればどうとでもなると思っているが、彼女が寝返ったら抵抗出来るのがフリーザしかいない事になる。
すると彼女からこう話された。
『この技術は門外不出です、こんなの周りに出したらフリーザ様を裏切ろうとする連中の手に渡ったらとんでもないですし。あっでもそれならフリーザ様の第二形態以上のデータがとれる……?フヒヒッ、それも良き……??』
こうである、何とまぁ自由なんだろうか。
もしフリーザがそれを止めなければ、ただの興味本位で裏切ってしまう所だっただろう。
ギニュー特戦隊並に有能でかつ技術的にこの宇宙では暫定ほぼ敵無し、それでいて悩みの種でもあり切り札のひとつでもある。
どうにか彼女を思いのまま動かしたいが、彼女の興味のない物をやらそうとしても驚く程に作業が進まない。
だから好きにやらせる他ない、このフリーザに妥協と諦めをさせる部下は彼女ただ一人だろう。
「それでフリーザ様、本日はどんなご予定で?」
「……サイヤ人のラディッツという人物は知っていますね?」
「あー、サイヤ人の中でも弱っちい人でしたっけ?」
「ええそのサイヤ人ですが、どうやら殺された様です。ベジータ達が無断で地球という星にむかうそうなので、ひと足早く向かって調査に向かってください」
「地球〜?里帰りじゃないですかヤダー!」
「はぁ……研究費1割増しと第三形態を見せましょう」
「フヒッ、いってきます!!!」
「……行ってらっしゃい」
既にそこにはショーツはいなくなっていた、スカウターにも引っかからないとなるともう地球に着いたのだろうか。
つくづく思うがその技術はどうなっているんだ、彼女に聞いても答えてはくれなかった。
……そういえば彼女は地球人である、父親であるコルド大王が子供の頃から軍にいるそうなのだが。
一体今いくつなのだろうか、見た目はどう見ても少女のままだ。
不老不死ではないみたいだが、帰ってきたら改めて尋ねてみようか。
フリーザはため息を一つ零し、自身の部屋へと戻っていくのであった。