1話
1人の、少年がいた。現代でいう古墳時代に生を受け、人々を救う、少年がいた。妖の血を流し、神をその身に宿す、少年がいた。人々は、彼を、
────英傑神と、呼んだ。
「……で、どうしたの、
「鍛錬だ。護るためのね。」
「ほんと、好きよねえ。」
「そうじゃないよ。これは義務。父様から授かった、ね。」
「朧に?ま、いいわ。じゃ、ぱぱっとやっちゃいましょ?」
「よろしくね、
「ただで負ける気はないわよ。」
「もちろんさ!」
「……毎度毎度、よく飽きないものですね。」
ここはスキマ。境界と境界の狭間である。
「そうね。彼、とっても楽しそうだもの。母親に似ているわ。」
「確かに、それはそうですね。幾つか、スペルカードも継承しているようです。」
「あら、そうなの?スペルカードの継承なんて、これまたすごいわね。」
「彼は予想外の塊のようなものですから、頷けてしまう自分が居ます。」
「慣れっていうのは恐ろしいわ。」
長閑な楽園。彼女が創り上げた、彼女の大望の証。
彼女を、烈しく、傲慢な『
「………あらまぁ。」
「どうなさいました?」
「これは一大事ね。幻想郷から、援軍を送るわ。」
「援軍?」
「そうね、やはり彼かしら。幻想郷最強だし。」
「ど、どうなさったというのです!?」
「一言でいうなら、世界の危機、かしらね。」
「いつ見ても凄まじいわね、アンタの武術は。」
「剣は我流だけど、槍、弓、魔術。それぞれに師がいる。凄いのはその人達さ。」
「いやいや、龍に乗って攻撃なんて前代未聞よ!?」
「そうなの?ま、良いじゃない。」
「あのねぇ………。」
「そこまでにしてちょうだい。」
「アンタ、紫?なんでここに。」
「陽、話があるわ。世界が、焼却された。だから、貴方にはその助力に行ってほしいの。」
「………人間は。」
「滅んでいるでしょうね。博麗大結界のおかげで今は大丈夫だけど、ここもそのうち。」
「ならば、行かない選択肢などない。行かせてください。」
「死ぬかもしれないわよ。」
「この命に誓った。全ての人々を護ると。それで十分でしょう。」
「全く、幻想郷ですら夢想と言えるその願いが、今はありがたいわ。お願い。」
「はい!」
「これより行ってもらうのは極東の島国、そのさらに一都市、2004年の冬木よ。そこに居る者と協力して、世界を護りなさい。頑張って。」
「承知っ!」
「"
視界が暗転する。目を覚ますと、そこにあったのは、一面真っ赤に燃えた、滅びの街だった。
主人公の現時点での所有スキル
神託 EX
天啓の類似スキル。彼は元々巫覡だったのでランクがEXとなっている。
対魔力 EX
幻想郷に住み、弾幕に慣れ親しんできた彼は、その出生もありかなりの対魔力を有している。また、彼は陰陽師でもあるため、呪術も無効化可能。
陣地作成 EX
これまでの生涯で陣地を作った回数は数しれず。その熟練により、EXとなるまでに成長した。
気配遮断 EX
彼はその出生のせいか、幻術を得意とする。それによる暗殺適性。
幻術 EX
上記と同じ理由。
混血EX
その出生によるもの。
カリスマ(ランク不明)
永い生涯で幾回も軍を率いた経験によるもの。なぜかランクが定まっていない。
騎乗 EX
龍種を乗りこなしたことに所以する。
原初の魔眼 EX
詳細不明。
女神の神核 EX
詳細不明。