「よし、じゃあ私も召喚しようかな?」
「お!いいなそれ!マスターの戦力が増えるに越したことはない!」
ハルがトネリコを召喚した後、名乗りをあげたのはマスターこと藤丸立香。
「うん、サーヴァントは多ければ多い程いい。まあその分大変なこともあるけど、そこは置いておこう!」
「良いのかそれで……。」
肩を落とし突っ込んだのはカドックだ。
「ふふ、どのようなサーヴァントをご希望ですか?僕と関係のある英霊であれば、大体喚ぶことができるでしょう。」
「そうだなぁ……、軍師みたいな人!」
「軍師、ですか?」
「シャルル含めたサーヴァントはどれも強い力を持ってるから、それを指揮できる人が欲しいかな。ジャンヌやトネリコは援護が出来そうだしね。」
「はい、私の宝具は援護を主とするものです。私自身もそれなりであれば戦えますが……。」
「私は思いっきり戦えますよ。
虫以外であれば。虫以外であれば!」
「君本当に
甚だ疑問なハルであった。
……それはともかく。
「軍師ですか……、ですが、まだ戦力が少ない以上、それなりに戦えるような英霊がいいですね。だとすれば、彼でしょうか。」
「ハルさん、心当たりがあるのですか?」
「はい。お任せください!」
「じゃあ行くよ!誰が来てくれるかなー?」
サークルが回転を始める。だが、バチバチと、火花が散り始めた。
「ま、まずい!今すぐ止め「サーヴァント反応があるよ、面白そうだしこのまま行っちゃおう!」ちょっダ・ビンチ!?」
光が収まり、そこにいたのは……。
────着物姿の少年だった。
「……あー…………。なんで、僕が召喚されてんですかね………?」
「貴方、軍師なの?」
「んなわけないでしょ!僕はただの人間で、英霊なんてのにはなれるはずもないんですが…………。
──そういうことかーーっ!!」
「いきなり五月蝿いな!?」
「……不本意ながら、サーヴァント、一応アーチャー。とりあえず、『紡ぎ手』、もしくは、『くらんもち』とお呼びください。擬似サーヴァントってやつですはい。なんでまた自分の世界に喚ばれるかね…………。」
「くらんもち君?でいいのかな?」
「あまあ、はい。どちらでもお好きなように。サーヴァントとしての真名は別にありますが、それはまたいつかの機会にお願いします。じゃないと押し潰されそうになるので。アーチャーとはいえ、戦闘力はキャスター以下のゴミなので前線に出さないでくれると助かります。憑依した英霊がキャスターだったら死んでましたね、はい。」
オタク特有というわけでもない早口で告げる。どうやら本当に戦闘は苦手のようだ。
「う、うん、わかった……!」
「では、よろしくお願いしますね、マスター?」
何の因果か、この世界の紡ぎ手が旅に加わったのだった……。
紡ぎ手「ンンンンンン……、マジ何で?」
ハル「仕方ないでしょ、喚ばれたものは」
紡ぎ手「いやそうなんだけどさぁ……。なんかこう、もっとあるじゃん、依代に相応しいのがさぁ。ケイネス先生とか面白そうなんに」
ハル「Zero特異点で起源弾ぶち込まれる未来が見える」
紡ぎ手「はは、違ぇねぇ」