英傑神の旅路をここに   作:くらんもち

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………どういたします?王よ。

「フン。()()放っておけ。我が民はそれ程ヤワではないわ、たわけ。」

デスヨネー。まあ、兎に角見守っててくださいますようお願い申し上げます。

………さーてこの異常事態(ストーリー)、どうしよっかなぁ。


3話

「あれ、人?あの人もレイシフトしてきたのかな?」

 

「ストップです、藤丸さん。」

 

話しかけるためか駆け出そうとする彼女を制止したのはハルだ。

 

「は、ハル?なんで?」

 

「……マシュさん。」

 

「はい……、先輩、あの人は、サーヴァントです……!!」

 

マシュも戦闘に備え盾を構える。

 

「いきますよ。攻撃は僕が受け持ちます。しっかりマスター(藤丸さん)を護ってください。」

 

「はい!」

 

「さて、始める前に………。」

 

彼の薄い蒼の瞳が、白銀(しろがね)の光を宿す。

 

──真名看破。クラス:ライダー、真名『メデューサ』。

 

「では、参るっ!」

 

とんでもない速度で駆ける。橋の上で、しかもかなり距離があるというのに、一瞬で彼の間合いへ。

 

「せいっ!」

 

剣を振るう。が、避けられた。これで決めるつもりなど無かったが、こちらに気づいていなかったのになんという反応速度。先程聞いた話によれば、ライダーは機動力に長けるらしい。恐らくは橋柱なども利用した三次元的な攻撃を仕掛けてくるはず……。そう結論付け、剣を持っていない左手で、ルーン文字を刻む。メデューサは柱を蹴ってこちらへ突撃してくる。丁度いい。

 

「喰らえ、アンサズ!」

 

「……!?」

 

完全に空中に居る時間を狙ったため直撃、しかしさすがはサーヴァント、事も無げにそのまま突っ込み、鎖のついた短剣を投げた。

 

「さすがに、これだけじゃだめか。」

 

「……何者です、貴女は。」

 

ここでようやく、メデューサが口を開いた。

 

「貴女はサーヴァントではないはず。それなのに今この瞬間、私を圧倒している。何なのですか、貴女は。」

 

彼女の声には、怒りが多分に含まれていた。

 

「通りすがりの神様だ。覚えておけ、メデューサ。」

 

「メデューサ!?」

 

「……なぜ私の真名を。」

 

「ちょっとした、トリックだよ!」

 

再び剣戟を開始。しかし真名を告げられた事による動揺のせいかメデューサの剣は鈍い。オルガマリーの話によると、サーヴァントの真名というのは最も重要な情報だという。真名が分かることで弱点も露呈する場合があるからとのこと。確かに、ジークフリートやアキレウスなどがいい例だろう。そして、メデューサの弱点。恐らくではあるが、鏡面と頸。ペルセウスがメデューサを打倒した際、アテネから拝借した鏡の盾を構えて石化の魔眼を反射させ、頸を斬り倒したから。鏡面は代用出来るが、メデューサは魔眼を使う気配がない。ならばと頸を狙う。

 

「はあっ!」

 

「くっ……!」

 

方や総てのステータスにおいて勝り、方や動揺を隠し切れない。結果は、火を見るより明らか。

 

「『騎英の(ベルレ)……」

 

(せん)っ!」

 

亜光速の居合切り。苦し紛れに宝具を使おうとしたメデューサの頸が落ち、霊基(カラダ)は金の粒子となって霧散していった。

 

「すごい、です……。」

 

『これが、英傑神の力……!』

 

「ロマニ、今の戦闘は。」

 

『記録してます。貴重な情報ですから。』

 

「貴重?」

 

「ええ、戦闘シミュレーションのためのね。貴女程強い人も居るって分かったから、かなり幅が広がるわ。」

 

「ふむふむ。とにかく、お役に立てたのなら良かった。」

 

「カルデアの代表として、戦力増強の協力に感謝します。」

 

「ふふ、素直でないお人ですね。『ありがとう』で良いのに。」

 

「べ、別に良いでしょう。」

 

「ふふふ、すみません。では、行きましょうか。」




マテリアル読み返してて気づいた。初っ端から原作ブレイクしてましたね。まあタグに付けてるんで大丈夫…………ですよね?(((((;゜Д゜))))
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