「フン。
デスヨネー。まあ、兎に角見守っててくださいますようお願い申し上げます。
………さーてこの
「あれ、人?あの人もレイシフトしてきたのかな?」
「ストップです、藤丸さん。」
話しかけるためか駆け出そうとする彼女を制止したのはハルだ。
「は、ハル?なんで?」
「……マシュさん。」
「はい……、先輩、あの人は、サーヴァントです……!!」
マシュも戦闘に備え盾を構える。
「いきますよ。攻撃は僕が受け持ちます。しっかり
「はい!」
「さて、始める前に………。」
彼の薄い蒼の瞳が、
──真名看破。クラス:ライダー、真名『メデューサ』。
「では、参るっ!」
とんでもない速度で駆ける。橋の上で、しかもかなり距離があるというのに、一瞬で彼の間合いへ。
「せいっ!」
剣を振るう。が、避けられた。これで決めるつもりなど無かったが、こちらに気づいていなかったのになんという反応速度。先程聞いた話によれば、ライダーは機動力に長けるらしい。恐らくは橋柱なども利用した三次元的な攻撃を仕掛けてくるはず……。そう結論付け、剣を持っていない左手で、ルーン文字を刻む。メデューサは柱を蹴ってこちらへ突撃してくる。丁度いい。
「喰らえ、アンサズ!」
「……!?」
完全に空中に居る時間を狙ったため直撃、しかしさすがはサーヴァント、事も無げにそのまま突っ込み、鎖のついた短剣を投げた。
「さすがに、これだけじゃだめか。」
「……何者です、貴女は。」
ここでようやく、メデューサが口を開いた。
「貴女はサーヴァントではないはず。それなのに今この瞬間、私を圧倒している。何なのですか、貴女は。」
彼女の声には、怒りが多分に含まれていた。
「通りすがりの神様だ。覚えておけ、メデューサ。」
「メデューサ!?」
「……なぜ私の真名を。」
「ちょっとした、トリックだよ!」
再び剣戟を開始。しかし真名を告げられた事による動揺のせいかメデューサの剣は鈍い。オルガマリーの話によると、サーヴァントの真名というのは最も重要な情報だという。真名が分かることで弱点も露呈する場合があるからとのこと。確かに、ジークフリートやアキレウスなどがいい例だろう。そして、メデューサの弱点。恐らくではあるが、鏡面と頸。ペルセウスがメデューサを打倒した際、アテネから拝借した鏡の盾を構えて石化の魔眼を反射させ、頸を斬り倒したから。鏡面は代用出来るが、メデューサは魔眼を使う気配がない。ならばと頸を狙う。
「はあっ!」
「くっ……!」
方や総てのステータスにおいて勝り、方や動揺を隠し切れない。結果は、火を見るより明らか。
「『
「
亜光速の居合切り。苦し紛れに宝具を使おうとしたメデューサの頸が落ち、
「すごい、です……。」
『これが、英傑神の力……!』
「ロマニ、今の戦闘は。」
『記録してます。貴重な情報ですから。』
「貴重?」
「ええ、戦闘シミュレーションのためのね。貴女程強い人も居るって分かったから、かなり幅が広がるわ。」
「ふむふむ。とにかく、お役に立てたのなら良かった。」
「カルデアの代表として、戦力増強の協力に感謝します。」
「ふふ、素直でないお人ですね。『ありがとう』で良いのに。」
「べ、別に良いでしょう。」
「ふふふ、すみません。では、行きましょうか。」
マテリアル読み返してて気づいた。初っ端から原作ブレイクしてましたね。まあタグに付けてるんで大丈夫…………ですよね?(((((;゜Д゜))))