六眼無し無下限呪術で原作終了まで生き残りたいから助けてクレメンス 作:H-13
本来二話分として書いたものでしたが両方文字数が思ったよりも伸びなかったので一話に纏めました。
ハッピーエンドにすっぞ!おら!
1:六眼無し無下限持ち六才
というわけでね。パッパに直談判して術式訓練開始します。
2: 名無しの転生者
ま?早くね?
3: 名無しの転生者
また半年意識飛ばすんか…
4:六眼無し無下限持ち六才
悟がな?護ってくれたのにガタガタ震えてたんだよ。初めて人に術式使ってもちゃんと手加減して殺さんかったのに。五才だぞ、巫山戯んな。俺が何にもしないでどうすんだよ。悟より弱いのは分かってるよ。でもな、兄がこんなんでどうすんだ!
5: 名無しの転生者
こーれは覚醒の流れ
6: 名無しの転生者
お兄ちゃんパワー全開になったか。勝ったな風呂入ってくる。
7: 名無しの転生者
これは脹相とタメ張れますわ。
8: 名無しの転生者
それで、どうする気?無策じゃ今度こそ植物人間だぞ。呪力操作力が上がってるとはいえ出力も一緒に上がってるから半年昏倒じゃ済まない筈……
9:六眼無し無下限持ち六才
この世界にはナナミンみたいな自己に課す縛りってもんが御座いましてですね。
術式発動コストくっそ重くして縛りに縛りを重ねた上で全てのメリットを術式制御に回して発動させます(迫真)
10: 名無しの転生者
頭いいなイッチ。
11:六眼無し無下限持ち六才
今考えてる縛りは取り敢えずこんな感じ
・術式発動時の消費呪力200%増加
・術式反転『赫』の封印
・虚式『茈』の封印
・領域展開の封印
・術式発動トリガーに呪詞と手印を設定→省略不可
・術式範囲、威力、継続時間の9割減衰化
知識はちゃんとパッパに許可貰って秘蔵の無下限呪術マニュアル見て頭に入れてるから使えなくても使わない縛りは使えるはず。まずは手網を握るとこから始めようと思ってる。段階を踏んで解放して行くつもりだけどミスるとアウトだから悟に付き合ってもらうつもり。
足りなかったら舞でも考えてそれも追加する。絶対術式使える様にする。
12: 名無しの転生者
おおう。イッチがガチだ。
13: 名無しの転生者
六眼あるから安心じゃね?
14: 名無しの転生者
こう見ると六眼の無い時代に産まれた無下限呪術使いほんとに綱渡りだな。イッチは六眼サポートあるから事故だけは無いだろうけど1人でやるにはリスク高すぎて無理だわ。使わないが安牌すぎる。
15: 名無しの転生者
頑張れイッチ。これを応援しないのは呪術廻戦ファンじゃねぇ
16: 名無しの転生者
死ぬんじゃねぇぞ…
縛る。縛る。縛る。縛る。当主であり父親の凪と効力の確認の為に悟の立ち会いの下、勝が術式に制限を加えて行く。
「兄ちゃん、知っていても使えないのを使えなくしても意味無い。」
「やっぱりダメか。うん、他はどうだ?」
「ちゃんとしばれてる。でも……少し足りないかも。」
「勝、取り敢えずは術式が使えれば良いんだな?」
「そうだよ。使えさえすれば鍛えられるから。」
「…術式の攻撃性を排除する縛りはどうだ?鍛えるのに何かを壊す必要もあるまい。」
「あ、良いかも。」
『我、五条勝が縛り奉る。我が術式から他を傷付けるコトを封じる。代わりましては術式の制御軽減を授け給え───』
言葉に呪力を乗せる。呪言でなくとも明確な意思表示。他者間の縛りとは違い自分に化す縛りは簡単に成立しうる。あとは雰囲気。
「悟」
「…うん、大丈夫だとおもう。」
「ふ───っ。それじゃ、行くぞ。」
『位相』
『黎明』
『持戒の祈り』
「───術式、解放!」
呪力を廻す。
撃鉄を起こす。
呪力を術式に注ぎ込み形と成す。
自ら縛った内容を一つ一つ重ねて行く。引き算を極める前に、零では無く壱に立つために。五条勝は足し算を惜しげも無く行う。
薄く、小さく。それで居て身体から抜け落ちる呪力量は大量で。されど勝の前には確かな無限を内包する盾が出来上がっていた。
湧き上がる熱が呪力に変わる。激情も、何もかも。鍛え上げた呪力操作、生まれ持った膨大な呪力量。才能すらも十二分にありながら六眼が無かっただけのお兄ちゃんが、一歩生物としての格を上げた。
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何気ない日常。肌寒いのは景色を見れば当たり前のこと。雪が降り積もり付き人に傘を差してもらいながら悟との計四人で習い事の帰り道。
不意に弟が立ち止まる。
「…んぁ?」
間抜けな自分の声が雪に吸われて地面に落ちる。
爛々と瞳を輝かせた目線の先。六眼が捉えているのは黒い男。その驚いた顔を覗かせる大男に勝の瞳が揺れる。
『禪院甚爾』
興味本位で五条家の双璧を見に来た男。因果の枠組みから外れたイレギュラー。異端の天与呪縛、相伝をも焚火に入れ最強となった唯一の男。
悟がこんなに他者を見るなんて中々無いコト。だけれど興味を失い身体を前へと向けた弟に代わり、兄が男の方へと一歩を踏み出した。
「勝様…!」
付き人が悲鳴の様な声を上げる。傍から見れば不審者に近付く宗家長男だもの。そりゃ心配もする。
「お名前、教えてくれませんか?」
「…あん?……そうだな、甚爾。とうじだ。」
「もし宜しければ、僕に雇われる気はありませんか?」
「勝様!」
「あ゛~?変わった餓鬼だな。」
「何の価値も無いのに、弟があんなに興味を示すなんてことありませんよ。」
「嗚呼、そう。」
「客室一間、三食風呂付き。給与は…どの位欲しいですか?」
「おい、五条勝。」
「なんでしょうか、甚爾さん」
「どこまで知ってる。」
「苗字と、その体質から考えられる家での扱い位は察せます。」
「......俺に何をさせたい。」
「僕と悟の稽古相手を。体術、武器術。甚爾さんだから頼みたい。」
「ただの甚爾だ。分かったな?」
「分かりました。後で縛りでも…?」
「いや、俺には縛りなんて効果は無い。バラしたら俺がお前を殺す。」
「怖いですね。それで、月どの位あれば良いですか?」
「お前が雇うんだろ?……一千万。」
「良いですよ。では、取り敢えず二年契約をお願いしたいですね。通帳の中に数億は入っている筈なので。即金も可能ですよ?」
「………本気か?」
「俺は本気だ」
奇妙な珍獣を見た様な瞳から阿呆を見るような色に変わり、最終的には呆れと天才が考える事は理解出来ないと言わんばかりの色が浮かんでいた。
あと御三家の財政事情を甘く見すぎて居るような気がした。まだ家を出奔して居ない天与の暴君、あと十年もすれば苗字が変わり、居場所も変わり、因果を吹き飛ばす存在。
一日。必要なモノを集め、家を出て五条家に甚爾がやって来るまでに掛かる必要時間として彼が出した結論。
何も無い。ただ服が少しある程度なのだろう。当主はその強さを理解した上で放し飼いにしているが、他が全て見下しているのはどうかと思う。あの家のコンセプトを忠実に表すならば強さ=偉さでは無く術式=偉さとなる。根本から歪んでいるからあの家はダメなのだ。
次の契約更新日には給与を倍にしてもまた数年食客として雇える財が手の内にあるだろう。ずっと俺達と暮らしてあわよくば絆されてくれ。
弟を護るならば何でもやってやる。吹っ切れた兄は強かった。
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