六眼無し無下限呪術で原作終了まで生き残りたいから助けてクレメンス   作:H-13

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2023.9.17
日間総合1位ありがとうございます。感謝の1日二話更新じゃぁ!(ストックがお亡くなりになりました) 勢いで書いてるから本文おかしいかも。ヤバかったら書き直します。

正直に言うと冥冥さんの年齢不詳具合がえぐい()単行本とか見返して日下部さんとかよりも年上さがあるけど流石に肌若すぎるでしょ。

五条勝高1プロフィール
・誕生日1988.6.10
・身長189cm
・体格は悟よりも横幅があり筋肉質。
・顔、良き。イケメンの遺伝子。
・髪型に頓着なし。今はスポーツ刈り。


追記:冥冥さんの学年を3→4に変更しました!



幕間・1

拳を振り抜く。膨大な呪力を纏わせた拳はなんの抵抗も無く呪霊の中心に拳型の孔を開け紫色の内臓物が液体と一緒に溢れ出す。

 

刀を片手で振り上げて、振り下ろす。勝手に呪力が吸い上げられ呪霊の消失反応時に発せられる呪力カスすらも取り込もうとする雑食な妖刀に滾る呪力を叩き込み黙らせる。

 

ただの呪力での力業。初めての任務故にやる気を出し過ぎた結果。

 

刀を扱う場合は細心の注意を払うのが定説だがコレには常識が通じない。

 

特殊な刀袋に入れていないと鞘に納めていても呪力を吸ってくる特級呪具。その代わり勝手に斬撃を吐き出したり斬れ味と耐久力を注いだ呪力に応じて強化する特級らしい特異的な性能を有する。

 

術式も使わずにただの暴力で一級相当の呪霊を祓う勝を遠目に見る高専所属の一般一級術師二人は今後の任務でも自分達の出番は無いだろうと確信を持つ。

 

一級呪霊の中でも強さの振れ幅が大きい『土着神系呪霊』

 

名無しであろうと信仰の受け皿となっている為か最悪の場合特級に片脚を入れているものも少なくない死亡率高めの高難易度な任務。

 

呪霊の周りには生得領域がせり出し呪いの濃い危険な空間を散歩のように領域内へと入って行き十数秒で完全に祓い切った姿には畏怖すら覚えた。

 

五条家の長男、六眼を持たぬ無下限呪術使い。

 

無下限呪術の詳細を知っている御三家の加茂と禪院は勝の実力を見誤っている。

 

総合的な強さは五条悟だろう。それは悟も勝も首を縦に振るだろう。

 

『六眼が無ければ無下限呪術はゴミ』

 

この定説には勝が一番首を縦に振る。6.7年の付き合いだ。それだけ鍛えまくっても未だにろくに実戦で使えない廃棄寸前の術式。事前に準備時間があって漸く無限の盾(移動不可)が作れる程度。

 

『術式がゴミの五条勝は弱い』

 

否である。そもそも英才教育の如く接近戦最強候補である甚爾と週5で殴り合いの稽古を七年余り繰り返して居たのだ。これで強くならねば体術や武術の才能が無いの一言で終わる。

 

無下限呪術を扱う為に鍛え上げた呪力操作。呪術師として活動するだけであれば過剰ともとれる練度。五条悟を大幅に上回る呪力総量と呪力出力。

 

呪力を持った暴君。無法ならざる無法。正攻法で強くなり過ぎた男。

 

五条家の中だけで留められていた努力の結晶。五条悟を基準として自分は弱いと戒めている為か驕る事無く淡々と任務をこなし、鍛錬を積み、週1の甚爾との組手と会話を楽しむ。

 

たった一人の一年生。それにしては充実した日々である。

 

冥冥さんは卒業が来年に迫り独立の下準備で忙しいのか偶に顔を見せる程度で高専自体に居ないように思える。忙しい中でも五条家との縁は大切にしようとする姿には見習えるものがあるが貯金は趣味にしたくないかな。

 

一方、庵歌姫…歌姫先輩ではあるが妙に避けられている気がしてならない。すれ違った時に挨拶をしても妙によそよそしく、すぐ目を逸らされてしまう日々。

 

一級昇格が決定したのが4月後半、自由気ままに過ごした5月6月。ベッドにも慣れ、伽藍とした一人の教室にも慣れ。毎週悟とは甚爾を通して文通とお菓子の送り合いを繰り返しているが、住めば都とはよく言ったもの。

 

そんな穏やかな日々を過ごした7月。準二級術師である歌姫先輩と一級術師である勝の合同任務が初めて行われることとなった。

 

 

 

 

 

 

 

私は五条勝が苦手だ。嫌いとか、そんな意味では無い。ただ単に顔が見れないだけ。

 

御三家の長男。闇深い世界って事は理解してるし噂で流れてくる禪院の良くないこととかうぇ…と思いながら聞き流している。

 

同じ五条家、それも東京まで出てくるって変わり者?と思っていたけれど、蓋を開けてみればただのイケメン。

 

宇宙猫顔になるのも仕方無いでしょ。仕方無いよね。遠目から初めて見た時は背高!和服似合いすぎ!だったけど一番は顔だった。

 

白髪か銀髪か。見分けがつかないけれど印象強い短く切り揃えられた髪と反対の真っ黒な瞳。

 

そのまま本人にそんな事を言える訳もなくズルズルと学生生活を過ごしていたら、組まれていた合同任務。いつの間にか一級となっていた後輩に驚きながら巫女服で補助監督の待つ集合場所まで歩いて行った。

 

「…ん、あ。今日はよろしくお願いしますね?先輩」

 

板に付いてきた制服姿。中華服の様なアレンジ。首元こそ緩めだが一切の無駄の無いかっちりとしたデザインに肉体の良さが垣間見える。刀袋を杖代わりにしながら男性の補助監督の説明を聞く彼の姿をぼんやり見ていて話は半分すら入っていない自覚がある。

 

「先輩、大丈夫です?」「先輩、飲み物飲みます?」「先輩」「先輩」

 

うはうはである。純粋(?)な優しい後輩が出来て嬉しいと歌姫はうきうきである。彼の方が等級が上だと言うのに任務に向かう車の中自慢話をしたり、そんな些細なコトにうんうんと律儀に頷いて聞いてくれる勝に脈アリ?なんて身勝手な気持ちを向けたりしていた。

 

 

歌姫の機嫌が上機嫌の儘、車は目的地に到着する。

 

術式が他者も含んだ呪力の底上げと呪力出力の強化。0.1%の差を求めるならば必要不可欠な「単独禁区」

 

今回の歌姫の任務は術式での勝の補助。上層部も危険視している「禁足地」での任務。

 

 

『八幡の藪知らず』として有名な葛飾八幡宮の竹藪。今年に入ってから多数の一般人の行方不明報告が上がっている。調査に赴いた二級術師一名準二級術師二名の未帰還を以て一級以上相当の呪霊として認定し、その任務が勝に回ってきた形となる。

 

真横の駐車場に車を停め、補助監督が帳を下ろしても呪霊が出てくる気配は無い。

 

「立ち入らない者を襲わない」縛りでも立てているか知らないが向こう側から奇襲を仕掛けてくるタイプでは無いのだろう。

 

薮の正面に回ると見れるのが鳥居と神を祀る小さな神社。その屋根の一部が吹き飛んだ様に欠損してるのが外から見える。

 

呪術師としての本能が、鳥居を潜れば既に敵の領域だと知らせてくる。逆に言えば入らなければ干渉して来ないのだ。

 

狭い空間にどうやって居るのかと思えば生得領域を展開し内部空間を拡張して住み着いているのだろう。

 

外部から侵入してきたか、悪い気を壊れかけの神社では浄化し切れなくなったか。何れにせよ厄介な相手。十中八九術式持ちの特級だろう。

 

 

刀袋の紐を解く。歌姫先輩の準備を待つ。強化を貰え次第突撃する。巧妙に隠しているかもしれないが良くない気配がむんむん漂って来る。

 

 

右手に刀、左手は空けていつでも掌印を結べる様にする。

 

反転術式のアウトプットは奥の手。楽をした瞬間に強さへの歩みは止まる。実戦で初めて術式解放すら視野に入れつつ、息を整える。

 

 

 

 

 

 

 

帳の外側に二重の帳が下りている事に気が付かない儘、準備は進行する。

 

 

 




歌姫を今後弄る為に今は後輩っぽいムーヴしながらいい子の皮被ってます。

幕間続きます。今後とも高評価お気に入り良いねよろしくお願いいたします。こんな感じにモチベが爆上がりします。
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