キヴォトスに転生したので幼なじみの聖園ミカを幸せにする話 作:グリムリーパーRS
皆さんこんばんは、阿慈谷ヒフミです。
今は合宿初日の夜で、合宿場所の掃除をしてそれで、みんなで就寝...したはずだったのですが......。
「こんな時間に先生と2人で一体ナニをしているのかな?」
「い、いえ!わ、私はただ......!」
「ふーん?」
ど、どうしてこうなったのでしょうか...。
―これからほんの少し前
「あ、えと、失礼します......。」
私は扉をノックして先生の部屋に入ります。
「その、夜中にすみません......。」
“ヒフミ?どうしたの?”
「その、何だか眠れないと言いますか......。あれこれ考えていたら、その......あうぅ......。」
このとき、ナギサ様の言葉が脳裏に浮かび上がって目が冴えてしまっていました。
“そっか、なら何か飲む?”
「ありがとうございます。では、いただきます。」
“あ、後でもう1度歯磨きはしてね。”
手渡されたココアを1口飲んで話を続けます。
「おいしいです。」
“良かった。”
「先生も、今日はお疲れ様でした。」
“ヒフミの方こそ、お疲れ様。”
「明日から本格的な合宿、なのですが......私たち、このままで大丈夫なのでしょうか......?もし1週間後の2次試験に落ちてしまったら、3次試験......。万が一、それにも落ちてしまったら......。」
その後の言葉は口にしなかったけれど、
“「全員退学」......。”
先生が補いました。
......今思えばこのときに気づくべきでした。
「やっぱり、先生も知っていたんですね。」
“一応ね......。”
「まだ誰にも言っていませんが、そもそも言っていいことなのかどうかも分からなくて...。」
私はそれから、システムの疑問点やナギサ様に「トリニティの裏切り者」を探してほしいと言われてしまったこと、そしてそんな事はできないと思っていることを話しました。
…。
“ヒフミは、優しいね”
「え、えぇ......!?」
“その件は、ヒフミは気にしなくて大丈夫。”
「せ、先生?」
“私に任せて。私が、どうにか解決するから。 だからヒフミは、ヒフミができることを頑張ってほしい。”
「私に、できること.........はい!分かりました!あ、その、私に何ができるのかは、まだ分かりませんが......ちょっと考えようとおもいm―「先生!ちょっとお話が―ん?」え。」
―そして今
ヒフミの声がする先生の部屋の扉を勢いよく開け放って声をかける。
「先生!ちょっとお話が―ん?」
あたかも今気が付きましたよみたいな顔をしてヒフミの方を見る。
「こんな時間に先生と2人で一体ナニをしているのかな?」
「え?い、いえ!わ、私はただ......!」
「ふーん?」
「ほ、本当に違うので......!!」
これ以上は可哀想なのでからかうのを止める。
「ごめんごめん、わかってるから。」
「い、いえ...?」
さっきいい感じに声をかけたのに気づかれなかったのが少し悲しかったのでちょっとイタズラしてみたけどすこーしやり過ぎちゃったみたいだ。
「ごめんね。でも、もう少しはやく気づいてほしかったかな?」
「えーと?」
「ほら、さっきの『全員退学』のところ。」
“あ、なんか”
「聞こえたような...。」
悲しいなぁ。
「あ、でも盗み聞きしちゃってごめんね、こんな事言える立場じゃない。」
「い、いえ。それは別にいいのですが......。」
「お詫びと言っては何だけどヒフミちゃんのこと、私も手伝いたいな。」
―そして次の日
「みなさん、こちらをご注目ください!」
ヒフミがみんなに追い詰められている状況ではあるが慌てること無く第2次特別学力試験で合格するのみだと力強く語る。
「というわけで......」
今から模擬試験を行います!!!
「......模擬試験?」
「なるほど......?」
「きゅ、急に試験!?なんで!?」
と、三者三様の反応を見せる。
「闇雲に勉強しても効率がいいとは言えないからね。自分ができているところやその逆もわかるからかなり参考になると思うよ。」
「はい!そういうわけで昨晩こちらを準備してきました!」
と、紙束を持ち出してくる。
「昨年トリニティで行われた試験問題とその模範解答です!まだ中途半端といいますが、集められたのは1部だけなのですが......先生とリエルさんが昨日遅くまで手伝ってくださって、第2次特別学力を想定した、ちょっとした模試試験のような形にできました!」
私は妖怪MAXの缶をプシュッと開けながらサムズアップをする。
「...なにそれ。」
「ん?これ?妖怪MAXっていうエナジードリンクで、ひと口飲むだけで眠気が吹き飛ぶ徹夜のお供だよ!先生とヒフミちゃん用に持ってきたんだけど...コハルちゃんも飲む?」
「いらない!...っていうかなんでそんな物持ってるのよ!」
「みんな、徹夜で勉強するかなって思って...。」
「わ、私は大丈夫です。」
“気持ちだけ受け取っておこうかな。”
うーんやっぱり不評だ。
「本当に眠気が無くなるのか?」
お、アズサが食らいついた。
「本当だよ。......興味ある?」
「......いや、今はいい。ヒフミの説明を聞いてからだ。」
おっとそうだった。
「ヒフミちゃんごめんね。脱線させちゃった。」
「あ、はい。で、では!こちらの模試は試験時間は試験時間は60分、100点満点中の60点以上で合格。つまり本番と一緒です。」
「さあ、まずはこれを解いてみましょう!」
第1次補習授業部、結果―
ハナコ 4点 不合格
アズサ42点 不合格
コハル14点 不合格
ヒフミ76点 合格
「...そうか。」
「......え?」
「あらまぁ。」
「......これが今の私たちの現実です。このままだと、私たちの先に明るい未来はありません。」
ここからあと1週間、みんなで60点を超えるためには残りの時間を効率的に使っていかなければならないのです!
うんうん、その通りだと頷きながらヒフミの話を聞いていると何故か隣に先生がやってきた。
“昨日言ってた話したいことって?”
「ん?あ、いや、あれは勢いで部屋に入ってくための言葉なんで特に話したい事は......もし今まで気になされてたらごめんなさい。」
“大丈夫だよ。何もないに越したことはないから。”
“でも、何かあったら言ってね。”
“その時は絶対力になるから。”
そう、話しかけてくる。
なるほど、原作内で生徒がみんな先生のことが好きになってく理由が少しわかった気がする。
「分かりました。何かあれば必ず連絡しますね。」
「頑張りましょう!きっと、頑張ればどうにか、みんなで合格できるはずです......!」
そんなヒフミの声を聞いて
「じゃあ、私たちも頑張りましょうか。」
“そうだね。”
「それだけじゃありません、なんとご褒美も用意しちゃいました!」
ん?
「ヒフミ待って、それは―」
私の静止も虚しくヒフミは例のアレを取り出す。
「こちらです!良い成績を出せた方にはこの『モモフレンズ』のグッズをプレゼントしちゃいます!」
……………。
「モモフレンズ......?」
「......何それ?」
2人に微妙な反応をされたヒフミに
「ヒフミちゃん...。だから言ったんだよ.....モモフレンズはこういう
“ヒフミ......。”
「そんな...!あの『モモフレンズ』なのに...!」
そうヒフミが嘆いていると......。
「か、可愛い......!!!」
“!?”
「!!?」
「!?」
「あら......?」
!?!?!?
「可愛すぎる......!何だこれは、この丸くてフワフワした生物は......!!」
そうだ!!!アズサはここでモモフレンズにハマるんだ!!!!!!
10人設定できるメモロビにも通常衣装のアズサを設定していたのになんで忘れていたんだ!?!?!?!いや、覚えていたけど出てこなかった?どちらにせよエデンのメインキャラの設定がすぐ出てこなかったのはマズい!!!!!!
アズサがモモフレンズに食いついてごきげんなヒフミとは対称的にやらかしを感じて凹んでいた......。
「えへ、えへへへへへ......。」
みなさんあけましておめでとうございます。
新年1発目ではありますがタイトルにもなっているミカは不在で正月編でもなく本編です。
後者はいつか間章みたいな感じで書けたらなと思っております。
以前、エデン条約を書ききるまではいなくならないということを言ったと思うのですが、それ以降も構想しているので今年はそれも含め行けるところまで行きたいなと思っております。
↑見返したら「完結するまでいなくならない」でした()
という訳で、今年もよろしくお願いします!!