キヴォトスに転生したので幼なじみの聖園ミカを幸せにする話 作:グリムリーパーRS
「ただいま。ごめんね、今日抜けちゃって...ごめんお邪魔だったみたいだね。それじゃあ私は外に出るから。」
合宿場所に帰ってきてまず、目に飛び込んできたのは水着姿の4人だった。
「待ってください!?誤解です!み、水着を着ていただけで何も―。」
「あら?ヒフミちゃん、無かった事にしてしまうのですか?暗闇の中、裸になって濃密な時間を過ごした今日を......。せっかく仲良くなれたと思ったのに......。残念です。」
ナイスハナコ!
「そんな!ひどいよヒフミちゃん!ハナコちゃんを切り捨てるだなんて!」
「待ってください!なんでそうなるんですか!?」
「きっと、ヒフミちゃんの中で私はお遊びだったんですね.....。」
「ちょっと待ちなさいよ!そんな裸になんてなってなかったでしょ!!それにの、濃密な時間なんて、そんな事してなかったでしょ!!!!」
「だがコハル、仲が深まったのは事実だろう。」
「それは...そうなんだけど......。」
私は停電+着る物無しで水着パーティーしてたって知ってるから良いんだけれど、私が転生者じゃなかったらとんでもないことになってたよね、これ。
「まあ、それはそれとして。今からどうするの?」
“今日はもう休憩にしようと思うんだ。”
「なるほど、私の方でも色々あったみたいですし賛成です。」
私は夜通し戦ってたこともあるから平気だけどね!
まあ、そんな感じで1日が過ぎて―
「いえ!ダメです!」行くことはなかった。
「どうしたの?ハナコちゃん。」
「なんというか、体の疼きが無くならないと言いますか、まだ足りないと言いますか。」
「そういうのは昼に散々やったでしょ!一体何が足りないのよ!」
「色々と、ですね。それに―。」
こっちの方を向いて...ん?私?
「リエルさんとのお話もまだ十分にできていませんしね。」
......わーお。
「......ハナコちゃんは優しいね。」
「いえ、私がやりたいだけなので。...それでもよろしいでしょうか?」
「もちろん!私もハナコちゃんやみんなの事、知りたいな。」
「それは良かったです!では―。」
「.........来ちゃった。」
―お外に出ましょう。
「この時間帯にこのあたりを歩くのは久しぶりだなぁ。」
「リエルさんもよく出歩くんですか?」
「んーそうだね。私の場合もっと静かなところを歩くことが多いかな。」
「そういうところが好みなんですね。」
「うん、まあ、そうとも言うかもね...。」
「?」
実際には真逆のことを求めているとは言えない...。
「ところで、リエルはモモフレンズが好きなのか?知っている様子だったが。」
「ん?もちろんだよ。やっぱりペロロ様だよね。」
「ですよね!!!今までペロロ様の魅力についてお話できる方とお会い出来なかったので....ぜひ語りましょう!!!!!」
「......私がおかしいのかな。」
「同じ趣味を持つもの同士が出会うと、お話に花が咲いて止まらなくなるものです。」
「...そうなの?」
「はい。」
「........ねえ。」
「はい、なんでしょう。」
「なんでこっちに近づいてきてるの?」
.............。
「ねぇ、ちょっと。」
.....................。
「ちょっとってば!!そ、それ以上近づくのはだめ!!!死刑!!!!」
「なぜですか?コハルちゃん。 私はただコハルちゃんに近づいていっただけですよ?.....もしかしてコハルちゃんは色んな事を妄そ―」
う、うるさい!!!
「.....あっちも盛り上がってるね。」
「ほ、本当にそうでしょうか?」
“ほ、程々にね。”
「ええ、わかっています。ところでリエルさん。」
「なにー?」
「リエルさんのスリーサイズ......教えていただけますか?」
お?え? はぁ!?飛ばすねぇ!!
「はぁ!何言ってんのよ!!!!!」
「ふ、ふぅ~ん。スリーサイズねぇ。」
「ほら!困ってr」
「上から85.2-60.8-86.5だよ。」
「言うの!?!?しかも細かい!!!!」
求められたからね!答えるしか無いよ!!
「ありがとうございます♡では―」
「もうダメ!喋るの禁止!!」
「ですが私も公開しないと不平等ではないでしょうか?コハルちゃん?」
「リエルが勝手に話しただけでしょ!!この話題禁止!!次!!!」
あら残念。それはそうとコハルちゃんかわいい。流石ミカが惚れた(?)女だ。
「じゃあ1つ良い?」
「アズサちゃん。何〜?」
「リエルはなんで私たちに力を貸してくれるんだ?」
「えーっとね。それはみんながみんなだからだよ。」
「? どういう事だ?」
「本当に一番最初は『手も空いてるし、立場的に力になれそうだから』っていう思いつきだった。でも合宿までの間に『この子たちの試練を乗り越える力の1つになりたい』に変わっていったの。......これだけじゃ不十分?」「ううん。ありがとう。そしてごめん、そんなに私たちのことを考えてくれていたのに訝しんだように聞いてしまって。」
「そんな!アズサちゃんが謝る必要は無いよ!言ってなかった私も悪かったしね。」
「む、そうか。」
みんな嬉しそうにしてたりするけどごめん、嘘付いた。最初から救う気満々なのとナギサの出方を詳しく見るために利用した。これはいつか謝らないとな。
「............。」
「あ、ここのスイーツ屋さん。」
“知ってるの?リエル。”
「はい、前にハスミさんから美味しいって聞いてて。」
「私も知っています!限定パフェが有名ですよね!」
「ではここで何か食べていくのはいかがでしょう?ちょうどお腹も空いてきたところですし。」
「いいなハナコ。賛成だ。私もそのパフェに少し興味が出た。」
「え、ちょっと......。誰も見てないよね.........?」
「6人でーす。」
「はい、ではカウンターでご注文の後、お好きなお席へお座りください。」
店員さんに誘導され、カウンターに行くのだけれど、
「申し訳ございません。限定パフェは先程の方で売れ切れてしまいまして...。」
うん、まぁ、うん。
「あぁ...残念だったね......。じゃあ私は...レアチーズケーキと『本日のおすすめの紅茶』をホットで。」
「あうぅ......。で、では私はドリンクは同じで...イチゴのショートケーキをお願いします。」
「じゃ、じゃあ私もイチゴのショートとミルクティーを...。」
「なら私は同じ紅茶とブルーベリーのタルトを注文する。」
「では私は『栗』が使われているモンブランとレモネードで。」
“ミルフィーユと私も『おすすめの紅茶』で。はい、支払いはカードで。”
さっと生徒分もまとめて払っちゃったよ怖いなー先生。ここまで自然にされちゃうとは思ってもなかったな。
「じゃあ、席に............。」
注文を終えた私たちの目に飛び込んできたのは―
「ハスミ....せんぱい......?」
幸せそうに3つの限定パフェを頬張るハスミの姿だった。
「.........やはりここの限定パフェ...は.......コハルにリエルさんに...先生?」
やっぱり出会ってしまう運命だったみたいだ。
いつもありがとうございます。
今日はバレンタインということでスイーツがたくさん出てきましたね。(名前だけ)
甘いものは好きな方なのですがパフェ3つは多分きついのでハスミはすごいです(小並感)
それではまた。