キヴォトスに転生したので幼なじみの聖園ミカを幸せにする話 作:グリムリーパーRS
「う...そ......。」
「リエルさんを......!?」
「セイア様も...!」
「......っ!?」
“本当なの?ミカ”
ミカから発せられた事実にその場にいる誰もが自分の耳を疑う。
「えー?これで3回目だよ?私がリっちゃん
まさしく通夜のような雰囲気の体育館に響く底なしに明るい声。
「......みんな、聞いてくれ。」
「アズサちゃん?」
「おそらくだが、最低でもミカ自身はリエルを殺していない。」
「それは本当ですか?」
そんな状態を壊したのはアズサだった。
「さっきミカが言っていたようにセイアは私を介してだった。」
『ははっ。......えっとねまず、セイアちゃんを殺したのは私だよ。そこにいるアズサちゃんを使ってね。だから、詳しい事はアズサちゃんに聞けばわかるんじゃないかな。』
「それにミカとリエルは仲がいいのだろう?あまり殺せるようには思えない。」
「......思えば先程のも自分に言い聞かせているように感じます。」
『それとね、リっちゃんも私だよ。うん、私が
「うん、だから『自らの手ではヘイローを破壊していない』。もしくは、『そもそもリエルのヘイローは無事。』のどちらかだと思う。」
それを聞いてミカは。
「ふーん。信じないんだ。まあ、うん。それでも良いよ。どうせ変わらないんだから。」
「報告です!正体不明の軍勢が大聖堂の方から!」
「大聖堂...シスターフッドか。確かに私にはあの子達の行動を止める事はできない。あなたの手引きでしょ?ハナコちゃん。」
「......。」
「あなた達なりに頑張ったのはわかるよ?でも全部無駄だから☆」
「報告です。こちら側の増員が到着しました。」
「うん、ありがとう。ツルギちゃんもハスミちゃんも抑えられていてシスターフッドによる状況の改善は見込めない。チェックメイトってやつだね☆」
絶望的な状況に誰もがうつむく。しかし、
“みんな、顔を上げて。”
「先生...?」
1人の大人だけはまだ前を向いていた。
“どれだけ確率が低くても諦めてしまったらそこで0になる。”
「でも、先生、この状況では......。」
“今までと同じだよ。試験に合格するのに諦めなかったでしょ?少し違うだけだよ。”
「す、少し違うと思います...。」
“そうかもね、でも、本質は一緒だと思う。”
“みんなはどう?”
その言葉を聞いた補習授業部は顔を上げる。
「できるのなら私は行くところまで行きたいですね♡」
「み、みんなで合格すると決めましたから...!」
「え、えっと。私は......。」
「コハル、別に無理しなくてもいい。ここでその選択をしても誰も責めない。」
「な、なんでそうなるのよ!私は正義実現委員会のエリートよ?」
“うん、わかった。”
“なら私も最後まで力を貸すよ。”
「へー、まだやるんだ。全部もう無駄なのに。」
“無駄かどうかはまだわからないよ。”
「もう遅いよ......じゃあやろっか☆」
───2日前 昼
ここがアリスクの拠点か。
ほぼノーヒントで探してるから第2次試験から2日経っちゃったよ。
「ティーパーティーのホストを襲撃している間私たちはマダムの協力者に会いにいく。」
ふーん、多分それマエストロだな。
(シュワー)
待ってアツコ手話わかんない。
「どうやら先方の都合上のようだ。これからの計画の調整をしているらしい。」
ヒエロニムス?いやユスティナ聖徒会の
「信用できるの?その大人。」
「仮にもマダムの協力者だ。計画を妨害はしないだろう。」
「これで裏切られたら私たち終わっちゃいますね......。」
「まあでも信じろって言われたなら信じるしかないんでしょ?」
「ああ。......姿を見せろ!!!」
勢いで行けないかと思ったけど無理だったか。
「まあまあ、話だけでも。」
「何をっ──!!」
「全部ほっぽってトリニティに来ない?」
「...........は?」
アリスクが味方に着いたらその後の対ベアトリーチェ戦がすっごい楽になる。ミカはストーカーしないし万全の状態で向かうか迎え撃つかできるしね。
原作?今は大まかに沿ってればどうにかなると思ってるから、うん。
まあアリスク引き入れる時点で沿って無いけど。
「絶対罠...。」
「わ、私もそう思います......。」
「姿を見せろ、話はそれからだ。」
「姿見せたら絶対攻撃するじゃん。」
「どうだろうな。」
うーんやっぱキツいか。
「でも今の環境辛くない?うちに来なよ。色々な問題は私が何とかするからさ。」
「.....信用出来るわけないだろう。それに───」
「リーダー、マズイ。まるで私たちを知ってるみたいな口ぶり。」
「っ!」
おっとそれはまずい
「逃がさないよ。」
窓枠の端に掴まった状態から体操の要領で翻って窓を蹴破る。
「あれ?」
なんか銃口向いてない?
「反応早いっ!!」
いや!もうやるしか無い!まずはサオリ!
「は?」
「頭を飛び越えて......。っ!ヒヨリ!」
より先にヒヨリ!室内でも使える可能性が高く、火力が高いスナイパーは早めに潰しておくに限る。
「え?わ、わたし───」
勢いそのままに蹴り込んで壁まで吹き飛んだヒヨリにグレネードの追撃をお見舞いする。
...すごい音したけど大丈夫だよねこれ。
「少しお話するだけでいいからさ。」
「攻撃しておいてよく言う......!」
ミサキ......は後回し。いくら火力が高くてもこんな閉所じゃまともに使えないでしょ。
それで残るはサオリとアツコだけどこれは。
「...!」
「次は姫かっ。」
サオリだと2人を離れさせて自分ごと建物を崩させるかもしれない。
やるかどうかだとやらない気もするけどやりかねないって感じかな。なんせ最終プレイが17年前だからアリスクの戦い方をあまり覚えてない。今からでもやり直させてくれ。
まあ、ゲリラ系統を仕掛けてくるっていうのを覚えてるだけでもよしとしよう。さすが私。
「はあっ!まだこんなじゃ無いでしょ!?」
銃での殴打に見せかけて回し蹴りを入れる。これは流石にガードされたけど懐から2挺目が出てくる事は予見してなかったみたい。
サオリは私との間にアツコを常に入れて援護も割り込みもできないようにしてる。ミサキは万一の為にちょくちょく視線を向けて牽制。
「白兵戦中によそ見とはいい度胸だな!!」
「ならできないぐらい追い込んで見せてよ!!」
アツコの頭上に飛んで蹴りを───
「もう一度通用するとでも思ったか!!!」
掴まれた...けど。
「どうかな。」
「なっ。グレ──この──距離でかっ!!」
いったい!でもまだ──転がった先にヒヨリ!?予想より復活が早い!!!
「っ!スコープが。ひっ!」
つき付けられたスナイパーを躱して回し蹴りでスコープを破壊しつつSeraphをワンマガジン分頭に叩き込む。でも最後のアイコンタクトは誰へのだ?っ!ミサイル!!さっきの私みたいに自爆か!!!
「いてててて。爆発受けた時の匂いって服に付くから苦手なんだよね。それ自体は好きだけど。」
「......あまり効果があるようには見えない。どうする?」
いや、痛いものは痛いけどね。
「............許可が降りた。アレをするぞ。」
許可?そんな物が必要になる物あったか?
「......了解。」
「(コクリ)」
「ヒヨリ、白。」
「わ、わかりました。」
ヒヨリ強いなぁ。というか煙幕?逃げるわけではなさそうだし何を?
「っ...ら!!!」
ミサキ!?ロケラン置いてのガン=カタ!?精度は少し戦ったサオリよりも低いけど通常戦闘なら十分すぎる!!
左からの拳は空手の受けのようにして止める。
右の拳銃はLux deiをリリースして空いた手で腕ごと逸らす。
Seraphの排莢方向を切り替えて右手モードにし、持ち替えて顎裏に銃弾を叩き込む。
まだ、耐えるか。なら顔に膝を入れて空いた左拳をみぞおちに入れて強引に弾き飛ばす。
全部終わったら死ぬほど謝ろう。両サイドからアツコサオリ、それぞれで下段と上段を攻めてくるか。
あえて丸まりつつ飛んで攻撃を誘導...っ...た、でも打撃が来た。足で飛ばされるであろう方向に飛ばしておいたLux deiを回収。飛ばされる前に転がしておいたグレも2つともこっちに投げられたから腕で弾く。
隣の建物が爆発した勢いで煙幕が吹き飛ぶ。
「追撃してこないとは余裕だね。」
「よそ見をするやつに言われたくないな。それに......お前はもう詰んでいる。」
胸に傷がありそうなやつのセリフだな。
「ふーん。ま、私は話を聞いてもらえたらそれで良いから好都合ではあるね。」
「そうか、なら聞いてもらえなかった理由を考えておけ。」
「これから聞いてもらうからいいかな!!」
床が砕けるほど強く飛び込む!
床が?
さっきのヒヨリに当てたグレのせいで床が脆くなってたか!!!いや、それにしては破砕音が大きすぎるっ!きっとこれはヒヨリによる意図的な爆破...!
まずは無事に着地してそれからすぐにアリスクの元に戻らないと!上に戻るのは容易だけどどこかに行ってしまう可能性がある。いや、無い。計画を知っている可能性が非常に高い私を放って置くわけにはいかないハズだ。なら迎撃一択!壁を登りながら煙幕を焚いて───
圧縮された時間の中で思考する私の目に写ったのはC4のような爆弾。でも何かが違う。あ、あれだ。スチルでペロロ博士のぬいぐるみに入っていた爆弾と同じやつ。あれ?それって。
───ヘイロー破壊─回避は─間に合わ─遮蔽─効果はどれほど─間に合う─?いや─爆発す────────────────────
死──────────────────────
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