キヴォトスに転生したので幼なじみの聖園ミカを幸せにする話   作:グリムリーパーRS

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1年経ってるらしいですよはやくね?


⬛︎の話

「何をしたんだ?ガワ砕け散ってるじゃねぇか。」

「爆発と建物の崩壊に巻き込まれて......。」

 

 ユイナの転校が決まったから買い物に来ていて今は最も重要とも言える銃の整備に来ているんだけど。

 

「うーん。結構時間かかるな。というか、ほぼ全てのパーツにダメージ行ってるから丸ごと買った方がいいぞ?」

「なんかそんな話、昔してたね。......大丈夫、一月半は猶予があるから。あとは店長に任せるよ。」

「全く......。」

 

 ミカが自室に保管していた私の銃は2丁とも見るも無惨な姿になっていた。

コンクリートの塊に潰されたことを考えるとまだマシなんじゃないかな?と思うぐらいだった。

 ミカがアリウスと繋がっていた証拠の1つだったから、手元に戻って来たのが昨日の夜。だからユイナのと一緒に今日、店長にもって来ているんだ。

 

「......そっちの嬢ちゃん...ユイナちゃんだったな?の方はリエルに比べたら軽症だな。」

 ...いや、ツルギにやられてるから決して軽症ではない気がするけれど。

 

SVD(ドラグノフ)黒星(ヘイシン)......SVDはともかく、黒星はなかなか渋いの選ぶね。」

「......否定。」

「ん?」

「否定。それらは貸与された物で私の意思が介入された結果ではない。」

「お、おう、そうか。でも、最近めったに見ないからちょっと嬉しいねぇ。この2つはすぐに終わるだろうからちょっと待っててくれ!」

 

 店長はそう言って奥に引っ込んでいき、店内有線の音楽を聞くのにちょうどいい空気になる。

 

「............。」

「............。」

「.........SVDってことは...狙撃手(スナイパー)......。いや、選抜射手(マークスマン)かな?」

 すごい昔、使う銃を決める時に調べた記憶を引っ張り出す。

 

「......肯定。今回は選抜射手での突入を命じられた。が、作戦によって狙撃手を命じられる事もある。」

「どっちにしろ狙撃がメインなんだ。」

「肯定。今回の敗因は離脱の遅れだ。」

 ツルギ相手だし仕方ない気もするな......実際私も強襲仕掛けられたら対応できる自信はないし。

 

「ツルギとやり合えるなら前線に行った方がいいかも。...気になったんだけど、色々話しちゃってるけどいいの?」

「回答。部隊に影響はないと判断したためだ。」

「そっか。」

 

 ユイナの方を向くと、展示用の銃を眺めているばかりでそこからなにかしようという意志は感じられない。

 

 

……….不味い、会話が続かない。

 

思えば、私がよく話してきた人は前世も含めて結構レスポンス返してくれる人ばっかりだった。

 

 ウイもよく話を返してくれてたし、ミカは言わずもがな、だ。

 

 うーん、意外と会話相手に依存してたな。肉体年齢の2倍は過ごしてきてたけど初めて気付いたな。

 

 

……

 

 

「疑問。」

「! どうしたの?」

 ずっと黙ったままだったから少し驚いた。

 

「疑問。貴方は何者だ?」

「何者...か。」

 

 転生者...言えるわけないし、先生(原作履修者)とも言うわけにはいかない。まあ普通に行ったら......

 

「んー。トリニティの3年生?」

「追求。ただの生徒にここまでの権利があるとは考え難い。」

 拘束している者との接触と釈放、転校だろう。

 

「それは、先生が説得に参加してくれたからとしか...。」

 

 

 

『何を言っているんですか!?そんな事許可する訳にはいきません!』

『それはそうだけどさ。その、あのままにしておくわけにはいかないし....。』

 

 私の言葉にナギサは渋い顔をした。

正直、私がナギサでも無理だ。攻撃を仕掛けてきた学校で得体の知れない生徒。

 

“ナギサ、リエル。それならシャーレに任せてもらって───『わかりました!やりましょう!』”

『ナギサ!』

『.....情報が確保できると見越しての処置です。......そしてその任は提案したリエルさん、あなたに任せます。』

 

 

 多分先生にこれ以上借りとか作りたくなかったんだろうね。先生はその枠すら飛び越えてる節あるから無駄だろうけど。

 

 

 

「疑問。結局貴方自身は何者だ。」

「......私は。」

「待たせたね!できたよ!」

 

 ちょうど奥から店長が出てきた。

 

「また何かあったらいつでも言ってくれ。リエルもできたらいつものとこに連絡入れておくぞ。」

「ありがとう店長!じゃ、行こっか!」

 .......私、か。

 

 

 

「質問。ここは?」

「ショッピングモールだよ。買わなきゃ行けないものは色々あるから行くよ!」

 

 そう言ってユイナを連れて行く。が、そろそろお昼時だ。

「と、その前にご飯行ったほうがいいかな。一応聞くけどなにか食べたいものとかある?」

「否定。作戦に異常をきたさなければ何でも良いです。」

「まあ、そう言うよね。」

 

 多分往来の気質が劣悪な環境で悪化しちゃったのだろう。

「まあ、栄養さえ取れればいいってのは間違いではないけどね。」

 あんまり良くないよな〜、と考えていたら

 

 

「あぁん!?じゃああたしらが悪いってか!?あ”?」

「ひ、ひいぃ!」

 

 目指していていたフードコートから怒声が聞こえてくる。見てみるとスケバンが店員さんに突っかかっていた。

「もう1度言うぞ!!!!?てめぇらの作ったうどんの汁で連れがやけどしそうになったじゃねぇかつってんだよ!!!!!」

「そ、そう言われましてもお渡しするときに注意は呼びかけましたしメニューや看板にも書いてあるので.......!」

「そんな言い訳が通じるか!さっさと慰謝料よこせや!!」

 

「あー。たまにというかしょっちゅうあるんだよね。」

といつでも撃てるように準備をする。

「疑問。なぜ戦闘に参加しようとする。」

「ここはトリニティの自治区だから正実が駆けつけて来てくれるけど、それでも来るまでに時間があるからね。それまで抑えられるならやっとかないと。」

「疑問。何の利点が。」

「強いて言うなら...経験値稼ぎ?」

 ユイナはよくわからないといった雰囲気でこちらを見ている。

「おいお前ら!もう無理やり持ってっちまえ!」

 

 その言葉と同時に銃を構える。狙うのは1番早く銃を抜いた───

 

 

 

「要求。射撃許可を。」

 

 

 

 

「やっちゃてユイナちゃん。」

 

 私が銃を構えるより早く狙撃体勢に入った。......速い。構えだけじゃない、連射もだ。ここまでの速度は多分初めて会う。

 

「命中。制圧完了。」

「......速いね。私があった中で1番ぐらいの速さ。」

「回答。この距離なら計算は必要ありません。」

 

 アリウスの強さと歪さ、その2つをこの子は兼ね揃えている.......。

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